幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

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曇りと晴れ

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「……はぁ…婚約か…」
ルシアンは勉強机に座り手を止めては書きの繰り返しで勉強が進まなかった。
お互い好きだと言っていた時は婚約したいとは思っていなかった…快楽を覚えそれで良いと思っていた。
「…お父さん…ジェニに会えただろうか…ジェニなら婚約は喜んで引き受けるかもしれない…いつもルナと別れて彼女にしてと言っていたから……ルナ…」
ルシアンは、ルナの名前を声に出し落ち込む姿を見せていた。
何処の学校に行っているのかも知らない…自分とジェニファーを思い出して泣いているかもしれない…会って謝りたい…もしかしたら許してくれるかもしれない…ルナの気持ちを聞いていない…
「……っ」
ルシアンは、頭を抱えて俯いた。
「今、帰った」
ルシアンは父親の声を聞き顔を上げた。
「お帰りなさい…お話しは出来たの?」
「ああ…」
「お父さん…」
ルシアンが部屋から出て両親の側に来た。
「……ソファーに座って待ってなさい」
「はい…」
ルシアンは、落ち着かない様子でそわそわとしていた。
父親が服を着替えソファーに座った。
じっと返事が気になるルシアンを見て父親は婚約の話しをした。
「…婚約の話しだが…返事は待って欲しいと言われた。ジェニファーさんと話しをして返事を貰う事になった」
「……」
ルシアンは、保留と聞いてスッキリとはしなかった。
「学校に行く前に返事を貰いに行くつもりだ」
「……」
「話しは以上だ。部屋に戻って勉強の続きをしなさい」
「はい…」
ルシアンは言えなかった…ジェニファーの婚約を高校卒業まで待って欲しいと…その間ルナに会えるかもしれない、直接ルナの口から許す許さないかを聞きたいからと…ルシアンの心は晴れる事はなかった。
その頃、ルナは町の学校で友達と歓迎会をすると言われ町の中にあるクレープ屋に来ていた。
「おしゃれの店で素敵よね」
「初めて来た…」
「クレープの種類が沢山ある~」
「この前は、チョコを食べたからクリームが良いかな」
「迷う~っ」
「なあ、クレープってどんな菓子なんだ?」
「さあ?僕も初めてだから…ジンなら知っているんじゃないかな?サリーさんが食べたいと言っていた店だからって」
「……」
「「「「「!!」」」」」
「は?それ初耳だぞ、お前こんなしゃれた店へ行ったのか?」
ジャンが聞いていないと声に出しジンを見ていた。
「…別に隠した訳じゃないが自分から言わないだろう」
「いや、言わないだろうってお前彼女と別れたと言っていただろう?」
「この店に入ったのは別れる前の話しだ…」
ルナは、この店にも行ってクレープを食べたんだとジンを見ていた。





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