幼なじみと再会したあなたは、私を忘れてしまった。

クロユキ

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再会…会えて嬉しいよ

ルナはジンと婚約する事になった。ルナは町の図書館で働く事が決まり結婚するまでは叔父達の家で生活する事になった。
「ルナちゃんがまた一緒に住んでくれるなんて嬉しくて…」
「婚約はしたが式は二十歳からと二人で決めていたそうだな」
「うん、まだわからないけど…二十歳過ぎるかもしれないけど」
「どうせだ、このままジンとルナが私達と同居してはどうだ?」
「私もその事を考えていたのよ」
「ジン君のお父さんも同じ事を言っていました」
「何!?」
クスクスと笑うルナは、両親に街で就職しなかった事に謝った。
両親は苦笑いを見せて帰りたい時に帰っておいでと言ってくれた。
アンヌからルシアンがジェニファーと別れたと聞いて驚いた。
「…何があったの?」
「詳しくはわからないけど…ルシアン君、ルナの名前を出したからじゃないかしら?」
「えっ!?私?」
「うん、広場の時にルシアン君ルナの名前を出していたから後悔したんじゃないかしら?」
「……」
「まぁ、自業自得だけどね」
ルシアンが家を出たと聞いた…何処で何をしているのかもわからなかった。
広場で涙を流すルシアンは、自分と別れて後悔してくれたのかもとルナは思い出話しのように笑顔を見せていた。
数年後、ルナとジンは結婚して二人の子供にも恵まれた。
二人の子供を連れて久しぶりにルナは実家へ帰る所だった。
「パパ、ママ、早く~っ」
「リリィ、走ったら転ぶぞ」
ジンは下の息子を抱っこして、姉のリリィは先に行き走っていた。
「大丈夫…あ!」
ドサッと前を歩く男性にぶっかりリリィは地面にお尻を着いた。
「…大丈夫かい?」
地面にお尻を着いて座るリリィを男性が起こし上げた。
「ごめんなさい…」
男性は謝るリリィの頭を撫でルナが慌てて走って来た。
「リリィ」
「あ、ママ」
「もう、走っては危ないと言ったばかりでしょう…すみません、娘が……」
「……ルナ…」
「えっ!?」
「おい、大丈夫か?」
「パパ」
リリィは、後から来るジンの側へと駆け寄りルナは娘にため息を吐いて思い出したように男性の方へ顔を向けた。
「……いない…名前を…」
ルナが振り向いた時には男性の姿はなかった。
「どうした?」
「え、ううん、なんでもない行きましょう、じいじとばあばが待ってるわ」
ルナは、懐かしい声で名前を呼ばれたが気にはしなかった。
男性は、建物に隠れ親子の姿をじっと見ていた。

「……ルナ…君に会えて嬉しいよ…」


おわり

最後まで読んでいただきありがとうございました。




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