どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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デュラン家の家族

「昨日は、遅かったな」
朝食を食べるグレスに父親が昨日帰りが遅いとグレスに聞いていた。
「……まだ、話せないけど…昨日、いろいろあったんだ…」
グレスは食卓で一緒に朝食を食べる両親に話しをした。
「またあのジェシカ・リシャールが関わっているのか?」
グレスの手がピクッとフォークを持っ手が止まった。
「ハハハハ、モテるお前も大変だなシャーロット嬢も不安だろう身分が高い彼女がお前に言い寄っているからな」
「父さん、俺は爵位は関係なしでシャーロットと付き合いをしているんだ父さん達も婚約を許したじゃないか…婚約者の彼女の前ではジェシカ嬢の事を言わないでくれ」
グレスとシャーロットは学園内での恋愛だった。
同じクラスになり係員が一緒になった時、初めて話しをしてそれから二人は会う度に話しをするようになった。
カチャとフォークとナイフを皿の上に置いた母親がグレスの話しを聞いて話しをした。
「シャーロットさん、手芸は上手ね上品な身の振る舞いはさすが伯爵令嬢と言われます…ただ積極性が足りないかしら…貴方の妻になるのでしたら公爵として貴方の後ろを支えてくれないと…」
「……」
「まあ…お前達はまだ若い、分からない事が多いだろう…お前も社会に出れば付き合いもある…時には貴婦人から声をかけられるかもしれないその時は楽しむのも良いだろう」
「……」
グレスは父親が浮気をしてはと言っているのが分かっていた…両親は爵位を気にする方で、シャーロットを紹介した時伯爵と聞いて驚いたような顔を見せていたのを思い出した。
「俺は、他に女は要らないシャーロットは将来デュラン家を支える公爵夫人になる」
グレスは、食卓の席を立ち学園へ行く準備をした。
グレスの両親は苦笑いをしていた。
「グレスを怒らせてしまったな」
「あなた、グレスに他の方の話しをしてもグレスの意思は変わらないわ。学園を卒業しましたらシャーロットさんと結婚が決まっているの」
「ああ、分かってはいる…グレスの心変わりを試しただけだ」
馬車の中に入ったグレスはため息を吐いていた。
グレスの願いはデュラン家を出てシャーロットと二人で生活を考えていた…だがそれが叶わないかもしれないと…ジェシカの今の状態が分からない今、自分はどうしたらいいのか不安が頭から離れずにいた。



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