どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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目を覚まして…

涙を流してジェシカは目を覚ました…
「……」
頬に流れる涙でどうして自分が泣いているのか分からずにいた。
涙を拭おうとしたジェシカは、右手と腕を上げた時ズキンと痛みが走った。
「い……!?……え…」
右手を見ると無数の傷があり青い痣が見えどことなく手が痩せて見えていた。
顔にも違和感があったジェシカは左頬にガーゼを当てている事に気が付きそして驚いたのは、左腕が包帯に巻かれ肩から指先まで包帯を巻かれている事に驚き左腕を動かす事が出来ずにいた。
「……な…にが……あっ…たの……」
自分の声も掠れたような声にも驚いていた。
頭を動かした時にズキンと痛みで右手で頭を触り何かを巻いているのにも気が付いた。
ぐるぐると何枚も重ねた感触で包帯を頭に巻いている事にもジェシカは驚き動揺していた。
(何があったの?どうして私は…怪我をして……)
ズキン!
「痛っ!」
ジェシカは、思い出そうとすると頭の痛みが走り「はぁ…」とジェシカは息を吐き周りを見渡した。
ベッドの側には医療品だと思われる幾つもの道具が棚に置かれ綺麗な花が花瓶に生けてあるのが見えた。
そして知らない豪華な部屋に自分が今寝ている事を知った。
「……お…父様……は?……お…母様……は?」
頭を怪我していたが家族の事を覚えていたジェシカは目を閉じた。
両親に屋敷に使用人達学園の生徒や先生幼い頃の記憶や最近の事までもジェシカは覚えている事に安堵した。
「……学園の披露宴に行って…それから……」
ズキン!
「痛っ!」
ジェシカは、披露宴で何をしていたのかその先を思い出そうとすると頭痛がした。
「……どうして…怪我をしたのかも……思い出せないなんて……」
ジェシカは、不安な気持ちになっていた。
誰もいない知らない部屋で一人ベッドの上で動けずランプの灯りだけが周りを照らし今は夜だとわかったが、どれくらい寝ていたのだろうとそれが不安だった。
もしかしたら一年以上は眠っていただろうかと…両親は健在だろうかと何も分からない今のジェシカには不安だけが残っていた。





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