夫は家族を捨てたのです。

クロユキ

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女の子がいる屋敷へ

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「お世話に成りました」
おしゃれな朝ごはんを食べた私は、身支度を終えて玄関でメイド達の見送りに戸惑っていた。
「良く眠れましたでしょうか?」
「あ…はい」
「お帰りもお待ちしてます」
「えっ…帰りもこちらへ寄るのですか?」
「はい、大奥様からお帰りの日もお泊まりになりますようにと言われています」
「あ、ありがとうございます…」
「「「行ってらっしゃいませ」」」
「……」
私は、メイド達の見送りを受け昨日と同じ馬番の男性が馬車の側に立っていた。
「おはようございます。良く眠れましたか?」
「おはようございます…はい」
「それは良かった。帰りも送りますので…ここから四時間で着きますからもう少しの辛抱です」
「……」
馬車に乗った私は後四時間馬車に揺れるのねと心の中で思い別荘を離れた。
建物や木々を見ながら私は豪華な屋敷が並ぶのを見て門を入った屋敷へと着いた。
ガタンと馬車が止まり私は屋敷へ着いたのだと思った。
「お疲れ様でした」
「あ、ありがとうございました。帰りも宜しくお願いします」
「分かりました……昨日俺が愚痴を言った事は内緒にしてください」
ボソッと私に小さな声で話し私はクスッと笑った。
「はい、分かっています」
馬車に乗った馬番の男性と別れた私はドレスが入った紙袋を持って玄関の前立っていた。
キャッ、キャッ、と女の子が笑う声が聞こえこのドレスの女の子だと思った。
ビー、ビー、と屋敷のベルを鳴らし扉を開けたのは年配の男性だった。
「どちら様でしょうか?」
「あの…私は、こちらの奥様からお孫様のドレスを預かっていました」
「ああ、お話しは伺っております。中へお入りください」
「ありがとうございます」
屋敷の中へ入った私は別荘で見たとは違い広くて豪華な飾りを見て驚いていた。
「……はぁ、凄いわね……」
「こちらです」
「は、はい」
私は男性の後ろを歩き部屋へと案内された。







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