夫は家族を捨てたのです。

クロユキ

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夫婦になった日

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夕方になりエリックさんが帰って来た。
「ただいま」
「お帰りなさい」
「おかえりーっ」
二人の姿を見てエリックは笑顔を見せた。
「今日は、何をして遊んだんだ?」
「友達とかけっこして遊んだ」
「そうか、良かったな」
エリックとアランはテーブルの椅子に座りシェリーは料理を並べた。
「おっ、クリームのスープかい」
「ええ、野菜を貰ったのよ」
「美味しそうな匂いだ」
「ふふっ、沢山作ったからおかわりして良いわよ」
「わーい、いただきまーす」
三人で食べるようになって食事が楽しくなった。
時々、三人で食べる事はあったけれど夫の兄として気遣い泊まる事はなかった。
「アラン、食べ終わったら風呂に入ろう」
「うん」
「着替え置いておくわね」
「ああ」
二人でお風呂に入り話し声と笑い声はいつもと変わらない
アランが眠り私はエリックさんに書類を見せた。
「……離婚が決まったんだな……」
「ええ…」
「アイツは…弟は…後悔するだろう…大切な家族を手離した事に……」
「……」
エリックさんは、書類を暫く見ていた。
次の日の夜、お義父さんとお義母さんを呼んだ。
「おじいちゃん、おばあちゃん」
「ハハハハ、じいちゃんに会えて嬉しいか?」
「うん」
「ふふふ、この人早くアランに会いたくて、まだか、まだかと急かすのよ」
夜も深まりアランが眠った頃私達はアルバートの離婚の書類を両親に見せた。
「……はぁ…馬鹿な奴だ……」
「…シェリーさん、今までありがとう…」
「お義母さん…」
「彼女と結婚してアランは俺の息子として籍に入れる…父さん、母さん…明日、シェリーと一緒に役所へ婚姻届を出すつもりだ…」
「お前達が決めた事だ…エリック、シェリーさんとアランを頼んだぞ…」
「シェリーさん…エリックを…選んでくれてありがとう…」
「お義父さん、お義母さん…これからも嫁として宜しくお願いします」
私は、エリックさんの妻としてお義父さん、お義母さんに挨拶をした…そして、私とエリックさんは本当の夫婦になった。







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