捨てられた侯爵夫人の二度目の人生は皇帝の末の娘でした。

クロユキ

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お披露目②

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「お父様!」
「ソフィー」
二人の皇子が着飾った姿で入ると、貴族の大人達の会話が始まった。
「まぁ、ご覧になってアルフォンス皇子のお姿を…まだ七歳とは思われませんわ…素敵になられて…」
「ジェラルド皇子も大きくなられて…駆け足が速いと聞きましたわ。将来騎士団にお入りになるのでは?」
「まだ、二人の皇子は婚約していないと聞いたが…」
「え!?」
「まあ!?」
二人の皇子は婚約者がいないと聞いた貴婦人達は、お互いの顔を見て笑みを見せていた。
「ほ、ほほほ、主人の元へ戻りますわ」
「あら、わたくしもですの、では…」
二人の貴婦人は挨拶を交わし夫の元へと急いで行った。
「おおっ、二人とも来たのか似合うぞ」
「久しぶりの正装ですから緊張しています」
「う~ん、動きにくいからイヤだ」
「ははは、今日だけの辛抱だ」
「ソフィー、可愛いいよ」
「あい」
(ありがとう、二人ともよくお似合いよ)
陛下の側には正装姿のアルフォンス皇子とジェラルド皇子、そして皇女ソフィアの姿を見て貴族達は和む者もいた。
「はぁ、見てください皇子と皇女を…大きくなりました姿が目に浮かびますわ。どのような方と婚約いたしますのか楽しみですわ」
皇子と皇女の話で賑わう貴族達の側を一組の家族の姿が、皇女ソフィアは目を見開いて見ていた。
(…お父様…お母様…エミリー…)
「陛下…この度は皇女殿下のお披露目おめでとう御座います…ささやかな物では御座いますがお納めください」
他の貴族とは比べ物にはならないが、メイドがソフィアの父親から受け取り、贈り物を置く場所へと運びその様子を皇女ソフィアはじっと見ていた。
贈り物を渡す家族を陛下は見て何かを思い出していた。
「……そなた達の後ろにいる娘は確か…アレック・パルリス侯爵と一緒にいたご令嬢ではないのか?」
顔をまだ上げていないエミリーに陛下が、ソフィアの夫アレックと披露宴に一緒に来ていたと話をしていた。
「…は、はい…この度は皇女様のお披露目おめでとう御座います…」
(…エミリー…練習したのかしら…久しぶりに貴女の声と姿を見れて良かったわ…お腹の子供は…貴女が旦那様と一緒にいない姿を見て本当に貴女は旦那様と別れたの?信じられないわ…私の目の前で貴女は旦那様に甘える姿をいつも見ていたのに…)
ソフィアは、久しぶりに会う両親とエミリーを陛下の膝の上から見ていた…
その頃城の外で馬車から降りるアレックの姿があった。





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