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02 勇者の加護
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(筆者です。編集中に誤って投稿してしまいました。以後気を付けます)
目が覚めると、白い空間の中に、どこかで見たことのある青年と二人、座っていた。
「やあ。アルベルト君だね。」
青年は気兼ねなく話しかけてくるが、自分の置かれた状況が呑み込めないアルは、「えっ、あっ、こ、こんにちは・・」と人見知りのようにしどろもどろに返していた。
「自己紹介がまだだったね。僕はシリウス。かつて勇者と呼ばれていたよ。今は転生魔法を使って霊体になっているけどね。」
「あ、アルベルトです。アルって呼んでください。・・・って、シリウス!?何で・・って霊体と話しているってことは僕死んだの!?」
「いやいや、違うよ。転生魔法を使っているから、今は君の魂の一部になっている。」
「そーなのか・・・。ということは勇者の生まれ変わりになった?」
「その通り。ステータスにも変化が出てるよ。”ステータス”って念じてみて」
「うん。<ステータス>」
__
name:アルベルト
species:人族
age:7
LV:3
HP:651
MP:680
ATK:579
DEF:702
LUK:593
SPD:811
active skill:全魔法適正 身体強化 索敵 浮遊 障壁 予知 分析 錬金術 隠蔽
passive skill:魔眼 並列思考 治癒
unique skill:必要経験値1/100 詠唱破棄・無詠唱
divine protection:勇者シリウスの加護
__
「こんな感じだね。引き継いでるとはいえ、全体的に弱体化したかな?」
シリウスはそう言っているが、アルはありえないステータスに唖然としている。
そして、アルは現実世界に引き戻された。
目が覚めると、白い空間の中に、どこかで見たことのある青年と二人、座っていた。
「やあ。アルベルト君だね。」
青年は気兼ねなく話しかけてくるが、自分の置かれた状況が呑み込めないアルは、「えっ、あっ、こ、こんにちは・・」と人見知りのようにしどろもどろに返していた。
「自己紹介がまだだったね。僕はシリウス。かつて勇者と呼ばれていたよ。今は転生魔法を使って霊体になっているけどね。」
「あ、アルベルトです。アルって呼んでください。・・・って、シリウス!?何で・・って霊体と話しているってことは僕死んだの!?」
「いやいや、違うよ。転生魔法を使っているから、今は君の魂の一部になっている。」
「そーなのか・・・。ということは勇者の生まれ変わりになった?」
「その通り。ステータスにも変化が出てるよ。”ステータス”って念じてみて」
「うん。<ステータス>」
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name:アルベルト
species:人族
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active skill:全魔法適正 身体強化 索敵 浮遊 障壁 予知 分析 錬金術 隠蔽
passive skill:魔眼 並列思考 治癒
unique skill:必要経験値1/100 詠唱破棄・無詠唱
divine protection:勇者シリウスの加護
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「こんな感じだね。引き継いでるとはいえ、全体的に弱体化したかな?」
シリウスはそう言っているが、アルはありえないステータスに唖然としている。
そして、アルは現実世界に引き戻された。
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