42 / 81
第三章 ウスト遺跡編
第四十一話 図書館
しおりを挟む
「ふふふ、貴様ら、我々の情報を集めようと色んな場所を回ってるみたいだな」
(君たちが何も教えてくれないからじゃないか)
ラルドは昨日見た夢の世界にいた。相変わらず空が黒い。
「今度はベッサ王国の図書館に行こうとしてるみたいだな。だが無駄だ。あんな新しい国に古代文明について記された本などない」
(なんで断定出来るんだ? もしかして君、一度ウスト遺跡から出たことがあるんじゃないか? 番人のくせに)
「ふん。我々が守っているのは古代文明の宝などではない。守っている物を教えたのは、あの女だけだ」
(あの女って……姉さんのことか?)
「さあな。何も教えてやらないよ。とにかく、我々に対処しようとか、ウスト遺跡に眠る物を探し出そうと考えるのはやめておけ。いくら探したって、答えは出ない」
(いいや、僕たちは君たちのことを知って、姉さんを見つけだす。君たちの方こそ、いちいち僕の夢に現れて諦めろ諦めろとしつこく粘着するのをやめるんだ)
ラルドがそう言うと、何かは腹を抱えて笑った。
「ハハハハ! 我々の警告を粘着と受け取るか。それならば仕方ない。いずれウスト遺跡から脱出する方法を見つけて、お前たちを殺しにいけるようになってやる」
(……お前、今、墓穴掘ったな)
「は?」
今度はラルドが腹を抱えて笑った。
(はっはっは! 変な奴だと思ってた君たちが、まさかこんな人間らしいミスをするなんてな。君たちがウスト遺跡から出られないのならば、ウスト遺跡の外から攻撃すれば良いんじゃないか)
「我々の耐久力をなめているのか? 射程の長い呪文の威力なぞたかが知れている」
ラルドはずっと笑っている。
「な、何がおかしいんだ」
(その必死な顔、めちゃくちゃ笑えるぞ、ふはははは! さて、そろそろ目覚めるか)
「ま、待て。何がそんなにおかしいんだ」
(お得意の記憶探りでもしたらどうだ? まあもう僕は目覚めちゃうけどね)
「おい、待……」
ラルドは起きた。小鳥のさえずりが聞こえる。
(とりあえず今日は図書館に行くとして、何かたちを倒す方法を考えよう)
「今日は普通に目覚めたな」
「あ、エメ、おはよう。実は今日も夢に何かが出てきたんだ。そこで、大事な情報を聞いた」
「お前の姉ちゃんの行方か?」
「それとは違うけど、とにかく大事な情報だ。レイフ様たちにもこの話をしようと思ってる」
「そうか。じゃあ、早速あの部屋へ行くぞ」
二人はいつもの部屋に向かうため、階段を降りた。いつもの部屋には、既にレイフたちが集まっていた。あいさつを済ませた後、ラルドは夢で得た情報を話した。
「なるほど。奴らは遺跡から出ないんじゃなくて、出られないんだな」
「それを知ったときは勝ちを確信しましたよ。僕たちにも勝機があるってことですから」
「だからって、どうやってあいつらを攻撃するんだ? 夢で言ってた通り、頑丈だろうし」
「実は、僕が火の呪文を覚えた本があったのは、あの図書館なんです。だから、呪文に関する本を探して、威力の高い呪文の書かれた本を見つければ良いんです。何かたちへの対処法を見つけるより、可能性があると思います」
「そんな恐ろしい呪文が書かれた本があるかしらね?」
「もしもなければ、ジシャン様が僕に一番威力の高い呪文を教えてくれれば良いですよ」
「確かに魔法学校の教師は高威力の呪文を教えてもらえるわ。でも、ラルド君の身体が持つ保証はないわよ。覚悟、出来る?」
「……ちょっと怖いです」
「あまり無理はしないでね。最悪私が撃てば良いから」
「それじゃあ、行くか」
食事を終えた一行はさっさと片付けを済ませ、図書館へ向かった。当然後ろにはカタラたちがくっついている。
(あいつら、図書館にまで入ってくるんじゃないだろうな……)
「ラルド君、初めて図書館に入るときは王の許可が必要なんだ。俺たちが案内するから、謁見の間に行って王から許可をもらってくれないか?」
「わかりました」
城へ着いた一行は、謁見の間へと向かった。
謁見の間では、王が足を組んで頬杖をつきながら座っていた。レイフたちは膝を床につけ、深々と頭を下げた。ラルドとエメもそれを真似する。
「レイフよ、何用じゃ」
「実は、ラルド君を図書館に入れたいと思いまして。あとは、ラルド君の使い魔であるエメ君とオークたちの入室許可もいただきたいです」
「ほう、その子がラルドか。ラルドよ、良く顔を見せておくれ」
「は、はい」
ラルドは立ち上がり、玉座に近づいた。
「こう見ると、本当にサフィアそっくりだな。しかし、テイマー最弱と聞いていたが、まさかオークたちを従えているとは」
「王、それだけではありません。ラルド君はダークホースや竜までテイムしています」
「ポテンシャルはあったのだな。良かろう。図書館を自由に使って良い。ただ、くれぐれも騒いだりしてはいけないぞ」
「ありがとうございます」
一行は立ち上がると、図書館の方へと向かっていった。
「お前たちは城に入る資格はない。立ち去れ」
「なんだとー! テイマーだからって差別してんのか!」
「お前たちの噂は聞いてるぞ。門番に攻撃して、脅したそうじゃないか。そんな奴、危なくて王に会わせることなど出来ない」
「ちっ! もう良い。別の入り口を探してやる。べーだ!」
図書館に着いた一行は、早速散り散りになって呪文の本を探すついでに何かについて記された本も探す。オークたちのおかげで、通常よりもかなり早く本を探すことが出来ている。しかし結果、呪文の本はそれなりに見つかったが、何かについて記された本は見つからなかった。
「これだけ探してないなら、やはり真っ向から立ち向かうしかないな。ラルド君、ジシャン、頼めるか?」
「良いけど、物理担当のあなたたちにも手伝ってもらうわよ」
ラルドとジシャンは、呪文の本を読み漁り、強力な呪文がないか探す。最後の一冊、そこにジシャンの知る最大威力の呪文より更に強い呪文が記されていた。
「ラルド君、良いニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっちから聞きたい?」
「良いニュースからお願いします」
「最強の呪文とされる【スーパーノヴァ】についての記述があったわ。悪いニュースは、この呪文、禁忌術みたい」
「禁忌術?」
「あまりにも強すぎて、存在そのものをこの世から消されてしまった呪文のことよ。この本も、使い方の部分だけやぶられてる。ほら」
ラルドはジシャンが前に出した本を見る。確かに、使用方法の欄は破られていた。
「全てを破壊する究極の呪文、スーパーノヴァ……一体どれほどの威力だったんだろう」
「こんな呪文考えるなんて、正気の沙汰じゃないわ。ラルド君、大人しく私が知ってるうちの最強の呪文を使いましょうね」
「はい(スーパーノヴァのこと、知りたかったなぁ……)」
一行は本をしまうと、すぐに城から出ていった。
レイフの家の裏庭で、ジシャンは己の知る最強の呪文をラルドに教えていた。
「良い? この呪文、連発できるようなものじゃないし、魔導機がすぐ近くにないと出せない呪文よ。まあ、私のこれがあれば良いから、場所は関係ないけど」
「はい。それじゃあ早速見せてください」
ジシャンは呼吸を整え、手を前に出し、目をつむった。そして、一瞬カッと目を開き、大爆発を起こした。裏庭に大きな穴が空くほどの威力だった。ジシャンはすぐに周りを元の状態に戻した。
「ふぅ……これはあのとき、クシーが放った呪文よりもう一段強い爆発呪文よ。ラルド君、出来るかしら?」
「やってみます」
ラルドはさっきのジシャンと同じポーズをとる。そして、ジシャンがやったように、一瞬カッと目を開き、爆発を起こす。少しジシャンには劣るが、十分な爆発だった。ジシャンはまた裏庭を元の形に戻した。ラルドは息切れしている。
「はぁ、はぁ……ジシャン様、僕にも出来ました」
「やるじゃない! 爆発の流れは読みにくいのに、上出来よ」
「それじゃあ、明日、これでいきましょう」
「でも、ラルド君、これ、あと何発撃てそう?」
「……良くて二発でしょうか」
「それまでにあの何かが倒れてくれれば良いけど。ま、とにかく明日、頑張りましょ。そろそろお昼にしましょうか」
「はい!」
ラルドとジシャンは、レイフの家へと戻った。
「なんか凄い音が聞こえたから来てみたら、ラルド、あんな呪文を使おうとしてんのか? えげつない呪文を良く教えるな、あの女……」
「カタラ、ラルドが倒れたらすぐに保護できるようにしましょ。あんな呪文、何発も撃ってたら倒れちゃうわ」
「そうだな。あいつらからラルドを奪還する口実にもなる」
(君たちが何も教えてくれないからじゃないか)
ラルドは昨日見た夢の世界にいた。相変わらず空が黒い。
「今度はベッサ王国の図書館に行こうとしてるみたいだな。だが無駄だ。あんな新しい国に古代文明について記された本などない」
(なんで断定出来るんだ? もしかして君、一度ウスト遺跡から出たことがあるんじゃないか? 番人のくせに)
「ふん。我々が守っているのは古代文明の宝などではない。守っている物を教えたのは、あの女だけだ」
(あの女って……姉さんのことか?)
「さあな。何も教えてやらないよ。とにかく、我々に対処しようとか、ウスト遺跡に眠る物を探し出そうと考えるのはやめておけ。いくら探したって、答えは出ない」
(いいや、僕たちは君たちのことを知って、姉さんを見つけだす。君たちの方こそ、いちいち僕の夢に現れて諦めろ諦めろとしつこく粘着するのをやめるんだ)
ラルドがそう言うと、何かは腹を抱えて笑った。
「ハハハハ! 我々の警告を粘着と受け取るか。それならば仕方ない。いずれウスト遺跡から脱出する方法を見つけて、お前たちを殺しにいけるようになってやる」
(……お前、今、墓穴掘ったな)
「は?」
今度はラルドが腹を抱えて笑った。
(はっはっは! 変な奴だと思ってた君たちが、まさかこんな人間らしいミスをするなんてな。君たちがウスト遺跡から出られないのならば、ウスト遺跡の外から攻撃すれば良いんじゃないか)
「我々の耐久力をなめているのか? 射程の長い呪文の威力なぞたかが知れている」
ラルドはずっと笑っている。
「な、何がおかしいんだ」
(その必死な顔、めちゃくちゃ笑えるぞ、ふはははは! さて、そろそろ目覚めるか)
「ま、待て。何がそんなにおかしいんだ」
(お得意の記憶探りでもしたらどうだ? まあもう僕は目覚めちゃうけどね)
「おい、待……」
ラルドは起きた。小鳥のさえずりが聞こえる。
(とりあえず今日は図書館に行くとして、何かたちを倒す方法を考えよう)
「今日は普通に目覚めたな」
「あ、エメ、おはよう。実は今日も夢に何かが出てきたんだ。そこで、大事な情報を聞いた」
「お前の姉ちゃんの行方か?」
「それとは違うけど、とにかく大事な情報だ。レイフ様たちにもこの話をしようと思ってる」
「そうか。じゃあ、早速あの部屋へ行くぞ」
二人はいつもの部屋に向かうため、階段を降りた。いつもの部屋には、既にレイフたちが集まっていた。あいさつを済ませた後、ラルドは夢で得た情報を話した。
「なるほど。奴らは遺跡から出ないんじゃなくて、出られないんだな」
「それを知ったときは勝ちを確信しましたよ。僕たちにも勝機があるってことですから」
「だからって、どうやってあいつらを攻撃するんだ? 夢で言ってた通り、頑丈だろうし」
「実は、僕が火の呪文を覚えた本があったのは、あの図書館なんです。だから、呪文に関する本を探して、威力の高い呪文の書かれた本を見つければ良いんです。何かたちへの対処法を見つけるより、可能性があると思います」
「そんな恐ろしい呪文が書かれた本があるかしらね?」
「もしもなければ、ジシャン様が僕に一番威力の高い呪文を教えてくれれば良いですよ」
「確かに魔法学校の教師は高威力の呪文を教えてもらえるわ。でも、ラルド君の身体が持つ保証はないわよ。覚悟、出来る?」
「……ちょっと怖いです」
「あまり無理はしないでね。最悪私が撃てば良いから」
「それじゃあ、行くか」
食事を終えた一行はさっさと片付けを済ませ、図書館へ向かった。当然後ろにはカタラたちがくっついている。
(あいつら、図書館にまで入ってくるんじゃないだろうな……)
「ラルド君、初めて図書館に入るときは王の許可が必要なんだ。俺たちが案内するから、謁見の間に行って王から許可をもらってくれないか?」
「わかりました」
城へ着いた一行は、謁見の間へと向かった。
謁見の間では、王が足を組んで頬杖をつきながら座っていた。レイフたちは膝を床につけ、深々と頭を下げた。ラルドとエメもそれを真似する。
「レイフよ、何用じゃ」
「実は、ラルド君を図書館に入れたいと思いまして。あとは、ラルド君の使い魔であるエメ君とオークたちの入室許可もいただきたいです」
「ほう、その子がラルドか。ラルドよ、良く顔を見せておくれ」
「は、はい」
ラルドは立ち上がり、玉座に近づいた。
「こう見ると、本当にサフィアそっくりだな。しかし、テイマー最弱と聞いていたが、まさかオークたちを従えているとは」
「王、それだけではありません。ラルド君はダークホースや竜までテイムしています」
「ポテンシャルはあったのだな。良かろう。図書館を自由に使って良い。ただ、くれぐれも騒いだりしてはいけないぞ」
「ありがとうございます」
一行は立ち上がると、図書館の方へと向かっていった。
「お前たちは城に入る資格はない。立ち去れ」
「なんだとー! テイマーだからって差別してんのか!」
「お前たちの噂は聞いてるぞ。門番に攻撃して、脅したそうじゃないか。そんな奴、危なくて王に会わせることなど出来ない」
「ちっ! もう良い。別の入り口を探してやる。べーだ!」
図書館に着いた一行は、早速散り散りになって呪文の本を探すついでに何かについて記された本も探す。オークたちのおかげで、通常よりもかなり早く本を探すことが出来ている。しかし結果、呪文の本はそれなりに見つかったが、何かについて記された本は見つからなかった。
「これだけ探してないなら、やはり真っ向から立ち向かうしかないな。ラルド君、ジシャン、頼めるか?」
「良いけど、物理担当のあなたたちにも手伝ってもらうわよ」
ラルドとジシャンは、呪文の本を読み漁り、強力な呪文がないか探す。最後の一冊、そこにジシャンの知る最大威力の呪文より更に強い呪文が記されていた。
「ラルド君、良いニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっちから聞きたい?」
「良いニュースからお願いします」
「最強の呪文とされる【スーパーノヴァ】についての記述があったわ。悪いニュースは、この呪文、禁忌術みたい」
「禁忌術?」
「あまりにも強すぎて、存在そのものをこの世から消されてしまった呪文のことよ。この本も、使い方の部分だけやぶられてる。ほら」
ラルドはジシャンが前に出した本を見る。確かに、使用方法の欄は破られていた。
「全てを破壊する究極の呪文、スーパーノヴァ……一体どれほどの威力だったんだろう」
「こんな呪文考えるなんて、正気の沙汰じゃないわ。ラルド君、大人しく私が知ってるうちの最強の呪文を使いましょうね」
「はい(スーパーノヴァのこと、知りたかったなぁ……)」
一行は本をしまうと、すぐに城から出ていった。
レイフの家の裏庭で、ジシャンは己の知る最強の呪文をラルドに教えていた。
「良い? この呪文、連発できるようなものじゃないし、魔導機がすぐ近くにないと出せない呪文よ。まあ、私のこれがあれば良いから、場所は関係ないけど」
「はい。それじゃあ早速見せてください」
ジシャンは呼吸を整え、手を前に出し、目をつむった。そして、一瞬カッと目を開き、大爆発を起こした。裏庭に大きな穴が空くほどの威力だった。ジシャンはすぐに周りを元の状態に戻した。
「ふぅ……これはあのとき、クシーが放った呪文よりもう一段強い爆発呪文よ。ラルド君、出来るかしら?」
「やってみます」
ラルドはさっきのジシャンと同じポーズをとる。そして、ジシャンがやったように、一瞬カッと目を開き、爆発を起こす。少しジシャンには劣るが、十分な爆発だった。ジシャンはまた裏庭を元の形に戻した。ラルドは息切れしている。
「はぁ、はぁ……ジシャン様、僕にも出来ました」
「やるじゃない! 爆発の流れは読みにくいのに、上出来よ」
「それじゃあ、明日、これでいきましょう」
「でも、ラルド君、これ、あと何発撃てそう?」
「……良くて二発でしょうか」
「それまでにあの何かが倒れてくれれば良いけど。ま、とにかく明日、頑張りましょ。そろそろお昼にしましょうか」
「はい!」
ラルドとジシャンは、レイフの家へと戻った。
「なんか凄い音が聞こえたから来てみたら、ラルド、あんな呪文を使おうとしてんのか? えげつない呪文を良く教えるな、あの女……」
「カタラ、ラルドが倒れたらすぐに保護できるようにしましょ。あんな呪文、何発も撃ってたら倒れちゃうわ」
「そうだな。あいつらからラルドを奪還する口実にもなる」
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる