46 / 81
第三章 ウスト遺跡編
第四十五話 創造神の憂鬱
しおりを挟む
「さあ、着いたな。お前たち、体力はまだ残ってるか?」
「チンピラ三人相手しただけだ。大した疲れじゃない」
「僕たちが離れる頃にはオークたちが集まってきてたし、きっともうウスト遺跡も安泰だな」
「そうか。それなら良い。ここの道は相変わらず長いからな」
一行は城へ歩き始めた。以前よりも慣れてきたのか、休憩なしで例の階段を登ることまで出来た。門から城の中へ入り、ニキスがボタンを押す。前と同じ轟音が下から聞こえる。
「そろそろ創造神様も上がってこよう。服装は正しておけよ」
一行はこぞって服装を確認する。レイフはマントを深々とつけ、ウォリアは鎧のズレを直し、ジシャンはローブのほこりを水の呪文で洗浄し、ラルドとエメはお互いを見つめあって、服装がきちんとしているか確かめた。全員準備万端のようだ。それからすぐに、創造神が現れた。
「ふー。あら、コクリュウ、ラルド君たちをまた連れてきたのね」
「ウスト遺跡にいた奴からの紹介で参りました。どうやら、聞きたいことは創造神に聞けと言われたようで……」
「あら? どんな内容かしら。ラルド君、教えてくれますか?」
ラルドは唾を飲んで、心臓をバクバクさせながら質問した。
(下手したら殺されるんだよな……怖い、怖いよ……)
「ラルド君……?」
「あっ、はい、あの、えっと、そのー……」
「何でしょうか?」
ラルドは覚悟を決めた。
「こ、古代文明の時代にあった世界が崩壊するような出来事を教えてください!」
「……あぁ。そうですか。その話ですか」
一瞬にして微笑んでいた創造神の口角が下がる。心なしか眉間にしわがよっているようにも見える。なんとなく血管が浮き出ているようにも見える。その様子を見たラルドは、顔面蒼白になった。
(やばい! 僕、殺されるかも……)
「……」
「あの! すみません! 今言ったことは忘れてください!」
(へへっ、ラルドのやつ、怯えてやがる。そうだよな。微笑んでいた創造神が急にこんな顔になったらビビるよな。でも、そんなに怯えないでも、サフィアの弟だから許されると思うがな)
「……いいえ、良いです。古代文明に何があったのか、私がなぜそれを話したがらないのかをお教えします」
「ようやく、私もその話を聞けるときがきましたか」
「随分長い話になりますけど、大丈夫でしょうか?」
「はい。姉さんを見つける手がかりになれば」
創造神が杖で床をトントンすると、空間が入れ替わり、空へ出た。
「う、うわー! 落ちるぅ! ……あれ? 全然大丈夫だ」
「ここははるか昔、古代文明が栄えていた頃の空です。あそこに見えるのが、当時の最高の都、ウスト王国です。今回は末期のウストなので、文明レベルはかなり進んでいます。二千年以上は続いている大国です。他の場所に王国はなく、村や町がバラバラに存在している感じです」
「本当に平和そうな世界ね……どうやったらこの世界が崩壊するのかしら」
「皆様をこの時代の天界にお送りいたします」
また場面が切り替わり、今度は天界の城に着いた。そこには一人の男性と一人の女性がいた。
「おっきい……まるでそうぞうしん様みたいだ」
「右の女性が私の母、一個前の創造神で、左の男性が私の父、破壊神です」
「はかいしん……?」
「今の世にはいない、もう一人の神です。この時期の二人は、毎日のように喧嘩をしていました」
「どうしてですか? 子宝にも恵まれたと言うのに……」
ラルドの言う通り、創造神の腹が膨らんでいる。その中にきっと今の時代の創造神がいるのだろう。
「二人は人間という存在を消すかどうかで揉めていたのです」
「なぜ消そうとしているのですか?」
「では、ここでもう一度空へ戻ってみましょう」
また場面が空に戻った。そして、創造神は杖でウスト王国の方とその南にあるもう一つの王国をさす。
「先程は王国はウスト一つだけだと言いましたが、例外が一つだけあります。それが、あのサウス王国です」
「ほぉ、サウス王国はこんな昔から存在していたのか」
「サウスとウストの間の道を良く見てみてください」
一行は言われるがままそこを見る。すると、人間同士で殺し合いをしていた。
「なるほど。サウス人とウスト人が何かしらの理由で争っていると」
「はい、そうです。私の母は創造しか出来ないため、人間の争いを止める物を生み出すのに必死になっていました。しかし、何を与えど人間は争いをやめませんでした。そこで、創造とは反対の、破壊の力を持つ父が人間という存在を破壊しようとしていたのです。人間を残したい母と人間を消したい父は、さっきのようにいつまでも喧嘩をしていました。まるで人間のように」
「しかし創造神様、それくらいのことなら私に教えてくれても良かったのでは? わざわざ隠す必要があるようには思えないのですが」
「ここからよ。ちょっと時を進めるわね」
創造神は時間を進めた。すると、破壊神が地上へと降りていた。破壊の限りを尽くしている。
「なるほど。これが世界の崩壊……あれだけ栄えていたウスト王国が、ボロボロにされている……」
「サウスなんか、跡形も無くなってるじゃない。はかいしんさんの力は恐ろしいほど強いわね」
「村も町も消えちまってるよ。おっそろしい……」
「上を見てください。こちらに母が向かってきています。私がお腹の中にいるのに、無理して動いています」
「そうか。破壊神を止めるために頑張って地上へ降りてきたんだな」
破壊神と創造神が衝突し、光と闇が交互に世界に広がる。ウスト王国の者たちはその隙に、急いで地中に何かたちを隠している。
「あ、変なのたちが地面に埋められている」
「彼らは機械と呼ばれる物です。まだ今の文明がたどり着いていないところの作り物です」
「なんだか、知ってはいけないことを知ってしまった気がする」
「サフィアちゃんと仲良しだったあなたたちにだけ、特別に見せています。絶対に他の人たちには喋らないでくださいね?」
「はい(もしも逆らったら……あぁ、恐ろしい)」
「あ、見て! 破壊神が……」
ジシャンが指差した方で、創造神が破壊神にとてつもなく強力な光を放っていた。太陽よりも眩しく、直視できない。
「創造神様、あれはなんですか! 眩しくて何をしてるのかわかりません!」
「父を止める手段を色々使いましたが、いよいよ最後の手段に出たのです。それは、父の封印。そうすることで、世界が壊れることを防いだのです」
「悲しいですね。愛し合っていた夫婦がたった一つの生物のせいで、そこまで仲違いするなんて」
眩しくてずっと目をつむり手で覆っていた一行だったが、光がおさまってきて、目が開けるようになった。目を開いたところに、破壊神はいなかった。役目を終えた創造神は、腹を抱えながら急いで天界へと戻っていった。
「昔のそうぞうしん様、涙を流していましたね。夫を封印するのが苦しかったのでしょうか」
「それもあると思います。しかし、何よりも涙を流していた理由は……」
創造神がまた場面を切り替える。天界の城の中のようだ。股を開き、腹をさすりながら苦しそうな表情をしている。やがて、創造神から今の創造神が生まれた。
「なるほど。生まれそうで痛みに堪えていたのか」
「でも、私を生んで喜ぶのではなく、対になる破壊の力を持つ者を失った世界を憂いていました。もし、私が破壊神だったら、母を悲しませることはなかったでしょう。でも、唯一残った家族だから、母は私にとても優しくしてくれました。しかし、父に関することは死んでも教えてくれませんでした」
「お父さんの存在はどこで知ったのですか?」
「母亡き後、死者を司る部分を担当することになって初めて知りました。その場所にあった本の中に、母の遺書があり、この映像も入れてありました。そして、破壊の力の無くなった世界はろくなことにならないことも記されていました。私、とてもショックで……」
「創造神様!」
創造神がその場に倒れ込む。映像が終わり、一行は現代の天界の城に戻ってきた。
「私が死ねば、この世界は終わりです。だから、死なないためにたくさんの努力をしました。そのおかげで、今は魔王のいなくなったそこそこ平和な世界に戻すことが出来たのです」
「まあ確かに、国レベルでの争いは今のところ起きていませんね」
「この映像を見せた人がもう一人だけいるのです」
「! それって……」
「ええ、あなたの姉、サフィアちゃんです。私亡き後に創造神になってもらうために話したのです。それは、あなたたちがトーナメントに優勝したその日です」
「じゃあ、姉さんはウストに王国があったことを知っていたのですね」
「ええ。彼女、好奇心旺盛だから、きっとそこへ行ったんじゃないかと思ったのです」
「そこにいた奴……僕はダイヤと名付けましたが、あいつは姉さんにあったと言っていました。どこかへ去ってしまったようですが……」
「そうでしたか。この話をしてしまった以上、隠していても損するだけです。これを、ラルド君に渡します。どうかサフィアちゃんを見つけてください」
ラルドは創造神からコンパスをもらった。
「これは……?」
「その中にサフィアちゃんのデータを入れてます。サフィアちゃんのいる場所がそれでわかるはずです。どうか天界から出られない私の代わりに見つけてください」
「創造神様、ここにきて凄い反則なアイテムを渡しましたね」
「次の創造神候補ですもの。そのくらい本気を出すわよ」
「でも、そうぞうしん様。僕は、姉さんを家に連れて帰ります。そうぞうしんにはさせられません」
「……そこの話は彼女が見つかってからにしましょう。さあ、コンパスの示す方向に行ってみてください」
「わかりました。そうぞうしん様、何から何までありがとうございました」
「ごきげんよう」
一行は城を出ていった。
「チンピラ三人相手しただけだ。大した疲れじゃない」
「僕たちが離れる頃にはオークたちが集まってきてたし、きっともうウスト遺跡も安泰だな」
「そうか。それなら良い。ここの道は相変わらず長いからな」
一行は城へ歩き始めた。以前よりも慣れてきたのか、休憩なしで例の階段を登ることまで出来た。門から城の中へ入り、ニキスがボタンを押す。前と同じ轟音が下から聞こえる。
「そろそろ創造神様も上がってこよう。服装は正しておけよ」
一行はこぞって服装を確認する。レイフはマントを深々とつけ、ウォリアは鎧のズレを直し、ジシャンはローブのほこりを水の呪文で洗浄し、ラルドとエメはお互いを見つめあって、服装がきちんとしているか確かめた。全員準備万端のようだ。それからすぐに、創造神が現れた。
「ふー。あら、コクリュウ、ラルド君たちをまた連れてきたのね」
「ウスト遺跡にいた奴からの紹介で参りました。どうやら、聞きたいことは創造神に聞けと言われたようで……」
「あら? どんな内容かしら。ラルド君、教えてくれますか?」
ラルドは唾を飲んで、心臓をバクバクさせながら質問した。
(下手したら殺されるんだよな……怖い、怖いよ……)
「ラルド君……?」
「あっ、はい、あの、えっと、そのー……」
「何でしょうか?」
ラルドは覚悟を決めた。
「こ、古代文明の時代にあった世界が崩壊するような出来事を教えてください!」
「……あぁ。そうですか。その話ですか」
一瞬にして微笑んでいた創造神の口角が下がる。心なしか眉間にしわがよっているようにも見える。なんとなく血管が浮き出ているようにも見える。その様子を見たラルドは、顔面蒼白になった。
(やばい! 僕、殺されるかも……)
「……」
「あの! すみません! 今言ったことは忘れてください!」
(へへっ、ラルドのやつ、怯えてやがる。そうだよな。微笑んでいた創造神が急にこんな顔になったらビビるよな。でも、そんなに怯えないでも、サフィアの弟だから許されると思うがな)
「……いいえ、良いです。古代文明に何があったのか、私がなぜそれを話したがらないのかをお教えします」
「ようやく、私もその話を聞けるときがきましたか」
「随分長い話になりますけど、大丈夫でしょうか?」
「はい。姉さんを見つける手がかりになれば」
創造神が杖で床をトントンすると、空間が入れ替わり、空へ出た。
「う、うわー! 落ちるぅ! ……あれ? 全然大丈夫だ」
「ここははるか昔、古代文明が栄えていた頃の空です。あそこに見えるのが、当時の最高の都、ウスト王国です。今回は末期のウストなので、文明レベルはかなり進んでいます。二千年以上は続いている大国です。他の場所に王国はなく、村や町がバラバラに存在している感じです」
「本当に平和そうな世界ね……どうやったらこの世界が崩壊するのかしら」
「皆様をこの時代の天界にお送りいたします」
また場面が切り替わり、今度は天界の城に着いた。そこには一人の男性と一人の女性がいた。
「おっきい……まるでそうぞうしん様みたいだ」
「右の女性が私の母、一個前の創造神で、左の男性が私の父、破壊神です」
「はかいしん……?」
「今の世にはいない、もう一人の神です。この時期の二人は、毎日のように喧嘩をしていました」
「どうしてですか? 子宝にも恵まれたと言うのに……」
ラルドの言う通り、創造神の腹が膨らんでいる。その中にきっと今の時代の創造神がいるのだろう。
「二人は人間という存在を消すかどうかで揉めていたのです」
「なぜ消そうとしているのですか?」
「では、ここでもう一度空へ戻ってみましょう」
また場面が空に戻った。そして、創造神は杖でウスト王国の方とその南にあるもう一つの王国をさす。
「先程は王国はウスト一つだけだと言いましたが、例外が一つだけあります。それが、あのサウス王国です」
「ほぉ、サウス王国はこんな昔から存在していたのか」
「サウスとウストの間の道を良く見てみてください」
一行は言われるがままそこを見る。すると、人間同士で殺し合いをしていた。
「なるほど。サウス人とウスト人が何かしらの理由で争っていると」
「はい、そうです。私の母は創造しか出来ないため、人間の争いを止める物を生み出すのに必死になっていました。しかし、何を与えど人間は争いをやめませんでした。そこで、創造とは反対の、破壊の力を持つ父が人間という存在を破壊しようとしていたのです。人間を残したい母と人間を消したい父は、さっきのようにいつまでも喧嘩をしていました。まるで人間のように」
「しかし創造神様、それくらいのことなら私に教えてくれても良かったのでは? わざわざ隠す必要があるようには思えないのですが」
「ここからよ。ちょっと時を進めるわね」
創造神は時間を進めた。すると、破壊神が地上へと降りていた。破壊の限りを尽くしている。
「なるほど。これが世界の崩壊……あれだけ栄えていたウスト王国が、ボロボロにされている……」
「サウスなんか、跡形も無くなってるじゃない。はかいしんさんの力は恐ろしいほど強いわね」
「村も町も消えちまってるよ。おっそろしい……」
「上を見てください。こちらに母が向かってきています。私がお腹の中にいるのに、無理して動いています」
「そうか。破壊神を止めるために頑張って地上へ降りてきたんだな」
破壊神と創造神が衝突し、光と闇が交互に世界に広がる。ウスト王国の者たちはその隙に、急いで地中に何かたちを隠している。
「あ、変なのたちが地面に埋められている」
「彼らは機械と呼ばれる物です。まだ今の文明がたどり着いていないところの作り物です」
「なんだか、知ってはいけないことを知ってしまった気がする」
「サフィアちゃんと仲良しだったあなたたちにだけ、特別に見せています。絶対に他の人たちには喋らないでくださいね?」
「はい(もしも逆らったら……あぁ、恐ろしい)」
「あ、見て! 破壊神が……」
ジシャンが指差した方で、創造神が破壊神にとてつもなく強力な光を放っていた。太陽よりも眩しく、直視できない。
「創造神様、あれはなんですか! 眩しくて何をしてるのかわかりません!」
「父を止める手段を色々使いましたが、いよいよ最後の手段に出たのです。それは、父の封印。そうすることで、世界が壊れることを防いだのです」
「悲しいですね。愛し合っていた夫婦がたった一つの生物のせいで、そこまで仲違いするなんて」
眩しくてずっと目をつむり手で覆っていた一行だったが、光がおさまってきて、目が開けるようになった。目を開いたところに、破壊神はいなかった。役目を終えた創造神は、腹を抱えながら急いで天界へと戻っていった。
「昔のそうぞうしん様、涙を流していましたね。夫を封印するのが苦しかったのでしょうか」
「それもあると思います。しかし、何よりも涙を流していた理由は……」
創造神がまた場面を切り替える。天界の城の中のようだ。股を開き、腹をさすりながら苦しそうな表情をしている。やがて、創造神から今の創造神が生まれた。
「なるほど。生まれそうで痛みに堪えていたのか」
「でも、私を生んで喜ぶのではなく、対になる破壊の力を持つ者を失った世界を憂いていました。もし、私が破壊神だったら、母を悲しませることはなかったでしょう。でも、唯一残った家族だから、母は私にとても優しくしてくれました。しかし、父に関することは死んでも教えてくれませんでした」
「お父さんの存在はどこで知ったのですか?」
「母亡き後、死者を司る部分を担当することになって初めて知りました。その場所にあった本の中に、母の遺書があり、この映像も入れてありました。そして、破壊の力の無くなった世界はろくなことにならないことも記されていました。私、とてもショックで……」
「創造神様!」
創造神がその場に倒れ込む。映像が終わり、一行は現代の天界の城に戻ってきた。
「私が死ねば、この世界は終わりです。だから、死なないためにたくさんの努力をしました。そのおかげで、今は魔王のいなくなったそこそこ平和な世界に戻すことが出来たのです」
「まあ確かに、国レベルでの争いは今のところ起きていませんね」
「この映像を見せた人がもう一人だけいるのです」
「! それって……」
「ええ、あなたの姉、サフィアちゃんです。私亡き後に創造神になってもらうために話したのです。それは、あなたたちがトーナメントに優勝したその日です」
「じゃあ、姉さんはウストに王国があったことを知っていたのですね」
「ええ。彼女、好奇心旺盛だから、きっとそこへ行ったんじゃないかと思ったのです」
「そこにいた奴……僕はダイヤと名付けましたが、あいつは姉さんにあったと言っていました。どこかへ去ってしまったようですが……」
「そうでしたか。この話をしてしまった以上、隠していても損するだけです。これを、ラルド君に渡します。どうかサフィアちゃんを見つけてください」
ラルドは創造神からコンパスをもらった。
「これは……?」
「その中にサフィアちゃんのデータを入れてます。サフィアちゃんのいる場所がそれでわかるはずです。どうか天界から出られない私の代わりに見つけてください」
「創造神様、ここにきて凄い反則なアイテムを渡しましたね」
「次の創造神候補ですもの。そのくらい本気を出すわよ」
「でも、そうぞうしん様。僕は、姉さんを家に連れて帰ります。そうぞうしんにはさせられません」
「……そこの話は彼女が見つかってからにしましょう。さあ、コンパスの示す方向に行ってみてください」
「わかりました。そうぞうしん様、何から何までありがとうございました」
「ごきげんよう」
一行は城を出ていった。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる