秘密の閨授業

うしお

文字の大きさ
10 / 32
一日目リノ、夫役

10、琥珀色の誘惑

しおりを挟む
リノが彼の唇を貪るような口付けから、優しく舐めるような口付けに変化させると、解放された彼の唇は高くうわずったような声で喘ぎ、リノの中に僅かに残されていた理性をがりがりと削りはじめた。

「あ……っ、はいっ、てる……はいっ、て、きて……んあっ、ああっ、ふとい、ふといの、きてるぅ……っ」

「そうだよ。いま君の中に入っているのは僕の陰茎だ。僕が誰かわからなくても、君の初めてを奪う男はこの僕なんだ。いま、この中にある陰茎だけが、それを証明してくれる。だから、この形を忘れたりないように、しっかりと覚えておいて」

リノは、彼の足を自分の肩にかけさせ、太ももに右腕をまわして固定した。
片腕で自身の体重を支えながら、びくびくと震える腰に自分の腰を近付けていく。

「やっ、あっ、まだっ、まだ、くるっ、おくっ、ああっ、おくに、きちゃうぅ……っ」

洗浄に使った魔法具に奥を突かれ、彼が陰茎から蜜をあふれさせていたことは記憶に新しい。
リノはそれを、自分の陰茎で再現するつもりだった。
自身の体重のすべてを陰茎を進めることだけに使い、彼の最奥に肉槍を突き立てる。

「んあっ」

思っていたよりもなめらかに入り込んだ肉槍が、彼の最奥をどちゅりと突き上げると、白濁に濡れた彼の陰茎から新しい蜜がこぷこぷとあふれ出した。
琥珀色の瞳が快楽に蕩け、淫蕩な涙に濡れる。

「さあ、これで全部だよ。苦しくはないかな?」

彼の最奥を突き上げたまま、リノは優しく問いかける。
リノの陰茎をすべて飲み込んだ彼の秘処は、熱くうねりながら肉槍にすがりつき、言葉にならないうねりをもって更なる快楽をねだっているようだが、いまのリノはそれに答えるわけにはいかない。
淫蕩な涙に濡れた瞳をリノに向けた彼は、ゆっくりと頷き、震える唇を小さく開いた。

「……もっと、……くだ、さぃ……ッッ、んああああっ」

先程までのリノに許されていたのは、好きなように挿入するところまでだった。
受け入れてと願い、思うままにと許可されても、そこまでの言葉でしかないのだ。
だから、彼に挿入してから後の行為について新しく許可をもらわなければ、動くことができなかった。
だが、いまからは違う。
彼の許可する言葉を、やや食い気味ではあったが、しっかりと聞いたのだ。
リノは辛うじて自分を繋ぎ止めていた理性の鎖を引きちぎり、獣のように思うまま腰を振りたくった。
彼の最奥を激しく突き上げ、暴れる足を腕で押さえつけながら、またあとでと約束していた乳首にむしゃぶりつく。
すっかり乾いてしまった衣装にたっぷりと唾液を含ませ、濡れた布地を硬くしこった乳首に擦りつけながら、もう片方の乳首を思うままに吸いあげる。
もちろん、彼の尻に腰を強く打ち付けるのも忘れてはいない。
肉槍の返しが彼の中に引っかかり、抜けるのを防いでくれるおかげで、いくらでも激しく腰を振ることができた。
すでに彼の口からは、あまり意味のある言葉は聞こえなくなっているが、その代わりに陰茎を激しく滾らせる甘やかな悲鳴が止めどなくあふれてくる。
今夜行われるのが、あくまでも女性と行う性行為の実技であることから、女性役の陰茎には触れてはいけないと言われたことをしっかりと覚えていたが、リノは迷うことなく彼の濡れた陰茎に手をのばし、下着越しに愛撫を加えはじめた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 ★1000 Thank_You!!

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

復讐のゲームで少年は淫獄に堕とされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...