いっしょに遊ぼう

うしお

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44、種明かし

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顔面にたぱたぱと落ちてくる精液。
それと同時に、はっきりとしてくるおれの意識。
どうやら、本当にここまでらしい。

「ぉ、いあ」

狐面の男に犯されながら、案内人を見ているおじさんに声をかける。
ちゃんとした言葉にならないのは、ハメられたままの開口具のせいなので許して欲しい。

「おや、どうかしたかね?」

おじさんは、おれが呼んでいることにすぐに気がついて、おれの近くまできてくれる。
おれは、おじさんに向かって、鎖に繋がれている手をぎゅっと握ってぱっと広げる動作を三回繰り返した。
それが、事前に決めておいた合図だと、おじさんにもわかったらしい。
おれの顔に落ちた案内人の精液を、タオルでそっと拭いてくれた。

「すまないね。もうしばらく、君をメインにした催しにするつもりだったんだけれど、君のことを気にしないようにしながら嫉妬している姿が可愛らしくてね。我慢ができなくなってしまったよ」

お疲れ様、と言いながら、おじさんがおれの鎖を外してくれた。
ベルトの下にリストバンドのようなものを挟んでもらっていたおかげで、手も足も特に痺れが残っているようなこともなく、普通に動かせるのを確認しながら頷く。
それから、口にハメらていた開口具とちんこにハメられっぱなしだった機械を回収してもらって、晴れておれは自由の身だ。

「んっ、あっ、ああっ、い、いいですよ、おれも、ちゃんと、きもち、よくしてもらってる、からぁっ、んあッッ」

自由になった手足で、狐面の男に抱きつきながら、お尻の穴でちんこをきゅうっと締めつける。
変な小細工をしなくても、腹の奥まで届く長さのちんこは貴重だ。
もっと奥まで欲しいと足癖悪く、腰を強く引き寄せる。
せっかくだから、結腸までぶち抜いて腹の奥に種付けしてもらわなきゃ。

おれは、淫乱になるという催眠術をかけられた大学一年生の『狗井敦人』として乱行パーティーに混じり、主役となるべく雇われた男だった。
依頼主は、もちろん『校長』のおじさん。
仲間内だけで繰り返している乱交パーティーが少々マンネリ化してきたということで、飽きるのを防ぐためのスパイス役としておれを雇いたい、ということだった。
まあ、乱交パーティーといっても、いまは主にひとりの男をみんなでマワすだけのものだったらしいから、どうにもワンパターンになりがちだったのだとか。
ひとりのネコに九人のタチじゃあ、やれることも限られてくるだろうし、当然だな。
そこで、新しい人間を増やしつつ、催眠術で遊ぼうなんて思いつくあたり、本当にやれることはやり尽くしているのかもしれない。
すべての事情を知っているのはおじさんだけ。
他の八人には、たまにはごっこ遊びでも、と提案しただけで、催眠術にかかっている獲物のおれが、本当は催眠術をかけにきた側だなんてことまでは説明していないはず。
まあ、おれもそれにはさっき気がついたばかりなのだけれど。
実際、さっきまでおれは催眠術にかかっていたのだ。
催眠術をかける側として、普段は催眠術にかからないように対策をしているのだけれど、今回の依頼を受けるためにおれは自己暗示をかけてきていた。
それは、自分が催眠術にかかりやすい人間である、というものだ。
まんまとおれは、あの適性検査の名目で見させられた映像で軽い催眠状態になり、案内人に肩を叩かれる度に、深く術の中に堕ちていた。
自己暗示の解除キーは、『顔射』にしておいたから、無事に乱交パーティーに混じることができれば解除される仕掛けだったんだが、思っていたよりも早く解けたようだ。
念のため、おじさんには最後にみんなでおれにぶっかけて終わって欲しいとお願いしていたのだけれど、さっきのあれで顔に精液がかかったのが、解除キーとして認められたらしく、おれの催眠タイムは終わっている。
とはいえ、おれもセックス自体は好きな方なので、このまま楽しませてもらうつもりだ。
それにまだ、催眠術師として腕を振るう機会もありそうだし、仕事は継続中ということでいいだろう。

他の人たちも、なかなか癖が強そうで、遊びがいがありそうなのだ。
まずは、この狐面の男から。
いっしょに遊んでもらわなきゃ。
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