大酒飲みは虎になったことを忘れてしまう

うしお

文字の大きさ
107 / 161

107、心執アラート

しおりを挟む
「……ん、んぅっ、ぅ……っ、ふ、ぁ……ッッ、ゃ、ぁ……っ、ん、ふぅッッ」

キスをねだった息子の唇を、じっくり味わう。
震えながら逃げようとする舌をすすり上げ、歯列を確かめるようにじっくりと舐め、あごの裏や舌の下などまであますところなく舌でなぞった。
甘く蕩けるような声で啼く息子の唇は、その声と同じくらい甘く感じる。

「……おい。こら、逃げんな。もっと食わせろ。ほら、もっとだ。舌を出せ」

「……ぁ、ふ、ぁ……んぅ……っ」

唇を合わせたまま囁けば、震えながら逃げていた息子が舌を差し出し、俺の唇をちろりと舐めてきた。
あまりにも可愛らしく、どこまでも妖艶なその仕草に、俺の体は簡単に煽られる。
奥まで突っ込んだチンポが、一気に硬さを取り戻した。
我ながら、驚異の回復力だ。
しっかりと抱き締めた腕の中で、息子の体がびくりと跳ね上がった。
ゆるく重ねた唇から、甘やかで艶かしい吐息が漏れはじめる。
熱く蕩けた肉襞が、硬くなったチンポをやわらかく包んで、やわやわと揉みこむように小さな痙攣を繰り返していた。
差し出された舌を見失う前に噛みついて固定し、さっさと舌を絡める。
腕の中の体が、大きく仰け反った。

壁の外を歩くサラリーマンをだしに、羞恥プレイを楽しんでいたはずが、途中から息子の関心を奪われたことに対する嫉妬で狂いそうになった。
こいつは俺のものだという独占欲が激しくわき起こり、もっと焦らすつもりだった何もかもを忘れて貪ってしまった。
立ちションというには少し無理があるが、そろそろ突っ込んだカテーテルから小便を出させてやるつもりだったのに。
タイミングよくやってきた聞き役は、壁の外で吐いた挙げ句、さっさと立ち去ってしまっていた。
明日、壁の外には早めに起きて水をかけに行こう。
心の中でそう決めながら、息子の口の中をぐちゅぐちゅと舌で犯し、ひくつくケツの穴をゆるやかにかき混ぜる。

ああ、カテーテルから小便を漏らす音を聞かれて、恥ずかしそうにしながら快感に震えるこいつの鳴き声を聞きたかった。
もちろん、小便を出させたあとは、ぐすぐすと泣く息子のケツの穴からチンポを引っこ抜いて、たっぷり注いだ精液も漏らさせるつもりだったんだがなぁ。
いや、どうせなら、チンポとケツから同時に漏らさせる方がこいつは悦ぶだろうか。
ケツから空気を漏らしただけで、あんなに恥ずかしがってやがったんだ。
空気どころか、精液を漏らさせてやったら、どれだけ可愛らしく啼くんだろう。

「ん゛っ、ん゛、ふっ、ふう゛ぅっ、ん゛ぅう゛う゛ッッ」

やりたかったことをぼんやりと思い浮かべていたら、びくびくと震えながら可愛らしく啼く息子に腕をぺちぺちと叩かれていた。
気がつけば、俺は息子を壁に押しつけた状態で、がんがん腰を振っている最中だった。
少し休ませてやるつもりだったんだが、体が無意識にピストンを再開してたとはな。
道理で気持ちいいわけだ。
それはそれとして、さっきっからぺちぺちと腕を叩く息子の手が止まる気配がねぇ。
なんだよ、抵抗するふりなんかしやがって……可愛いじゃねぇか。
ああ、くそ、どこまでも可愛いな、俺の息子は。
ますますチンポが滾って、振ってる腰が止めらんねぇわ。
可愛らしく抵抗するふりを続ける息子の手をひとまとめにして壁に押しつけ、もう一方の手でカテーテル入りのチンポを握り締める。
さっきもちょっと扱いてやったら大悦びだったし、こっちも可愛がってやんねぇとな。
握っただけできゅうっと締まったケツの穴に、もう一発出してやるべく腰を振りながら手を激しく動かしてやる。
淫乱な息子のケツの穴は、それだけで痙攣を繰り返し、俺に息子がちゃんとイきはじめたことを教えてくれた。
可哀想になるくらいよくイくケツの穴だ。
すっかりケツイキもうまくなったし、なにより俺のチンポにぴったりってところがたまんねぇよな。
喉に舌が詰まるような無様な真似も、これ以上俺を煽るような嫌がるふりも、やらせねぇつもりで息子の舌をきつく吸いあげた。

少しやりすぎなくらいが好みらしくて、ちょっと激しくしてやりゃ、こいつはケツん中をびくびく震わせて大悦びしてくれる。
あー、本当に可愛くてたまんねぇ。
うねる肉襞でチンポを扱かせながら、俺は俺で息子のチンポを扱いてやる。
ケツもチンポも気持ちいいらしい息子は、腰をへこへこと振りながら嬉しそうに啼く。こりゃ、もっと張りきってやってやんねぇとな。
とりあえず、ひとまとめにしていた手を解放してやって、あいた手で乳首を摘まむ。
しっかりと勃起した乳首は、摘まんだ指の間でその硬さを主張した。
いまは片方しかいじってやれねぇけど、ここも好きだからたっぷりと、な。

「ん゛ん゛ふう゛ぅっ、ん゛ぅう゛う゛ッッ」

乳首をきゅっと押し潰しただけで、がくがくがくっと震えながら大きく仰け反った息子の中に、本日何回目かもわからない精液をぶちまける。
いけねぇ、気持ちよすぎてもう出ちまった。
ごくりごくりと飲み込むように蠢くケツの穴は、間違いなく俺専用のメス穴だ。
こんなにもチンポにぴったりハマっていやらしくうねる穴が、ウンコをするためだけの穴だなんて思えねぇだろ。
ゆるっゆるっと腰を振って、最後の一滴まで注ぎ込む。
はあ、本気で孕ませちまいてぇな。

そうすりゃ、こいつは一生俺のでいてくれるだろうしな。

いずれ離ればなれになることを思うと、胸の奥が軋むように痛む気がした。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

処理中です...