大酒飲みは虎になったことを忘れてしまう

１１０、溜水ドレナージ

「やっ、あっ、あ゛あ゛っ、ん゛っ、ん゛ぅっ、ひ、ぃンンッ」

結局、カテーテルを弾いてやったところで、ちゃんと仕置きになっていたのは最初の数回だけだった。
マゾな息子からすりゃ、少し痛いくらいの仕置きなんざ、ご褒美と同じようなもんなんだろう。
気がつきゃ、嬉しそうに喘いでチンポを振ってるんだから、どうしようもねぇ。

「おい、わかってんのか。てめぇを悦ばすためにやってんじゃねぇんだぞ。俺に言うことがあんだろうよ」

カテーテルを弾くのを止め、ぷりっぷりになるまで膨らんだ金たまをぎゅっと握る。
男の本能的なものが、ケツの穴まできゅっと締めるのを感じながら、思いの外、気持ちいい手触りのそれをころころと転がした。

「は、ひっ、や、やぁ……んんっ、ぉ……っ、お…………やじ……っ」

怯えているような声をあげた息子のケツの穴は、どうしようもなく蕩けて、チンポをしゃぶるようにうねりやがる。
まだ、こんな快感もんじゃ言えねぇな、とでも言うように。
おいおい、息子のケツの穴は、どこまで底無しの淫乱なんだよ。
絶倫ゴリラなんて呼ばれてる俺のチンポに、ぴったりじゃねぇか。

「……ああ。はいはい、わかった、わかった。まだお仕置きが足んねぇってことだな」

ただでさえ気持ちいいケツの穴に、こんなエロいおねだりをされてるってのに、何もしねぇってってんじゃ男が廃る。
角度も変わって、奥の穴まで突っ込みやすくなったことだし、こりゃもう１ラウンドいくしかねぇよな？
確認するまでもなく、俺のチンポは滾りきってる。

「ひっ、ち、ちが……っ」

足を抱え直しただけで察したのか、怯えるような声をあげるくせに、ケツの穴は嬉しそうにうねってやがる。
これが、反応は淑女で体は娼婦ってやつなのか。
確かにこれは、グッとくんな。
さらに、ぐぐっと硬さを増した自分のチンポに思わず笑って、わざとゆっくり腰を引いた。
出ていかないでとすがりついてくる結腸を突き抜け、うねる肉襞を置き去りにする。
息子のケツの穴は、ちゃんとチンポが抜ける感覚を楽しんでくれてるらしい。

「ぁ、あ……っ、ああ……っ」

「早く言わねぇと、大好きなお仕置きがはじまっちまうぞ」

抜き出されるチンポで喘ぐ息子の顔を見ながら、まあ言わねぇだろうな、と思う。
とろんと蕩けた息子の目は、お仕置きへの期待できらきらと輝いてるように見えた。
ド淫乱なマゾ息子らしい蕩けた目だ。

「ぉ、おや……っ、や、やだ、も、ゆるし……っ」

「そりゃできねぇ相談だな。まっ、言いたくなったらいつでも言えよ。お前が言いたくなるまで、がっつりお仕置きしててやるから。つっても、ただのケツ穴セックスするだけなんだけど、なッッ」

「お゛ッッ」

「おうおう、こいつはよく締まる淫乱マンコだ。『お父さん、おしっこ』って上手にねだれるようになるまで、たっぷり遊んでやるからな。いまのお前にゃ、こっちの方がよく効くだろう？」

返事は待たず、がちがちになったチンポで、ケツの穴から奥の穴まで一気に貫いた。
ぎりぎりまで抜いてからの一突きはよく効いたようで、息子の体は大きく仰け反り、びくびくと絶頂に震えている。
中に出しまくった精液が、結腸の向こうから押し出されてくるのを感じながらチンポを引っこ抜き、もう一度、同じように奥の穴を一気に貫く。
今度の突き上げも気に入ったらしいケツの穴が、痙攣しながらうねるのを楽しみながらチンポを抜く。
ぐじゅっじゅぷっぐじゅっじゅぷっと腹の中から激しく聞こえる水音は、声すら出せなくなった息子の悲鳴の代わりだった。
もっと、もっと、聞かせろ、と早さよりも深さを重視したピストンで、息子の結腸を何度も貫く。

首にまわさせた手が、背中に強く爪を立て、ばりばりと引っ掻いている。
イかせすぎたのか、狂った獣のように喘いでる息子の体は、本人もどうしようもねぇって感じで暴れまくっていた。
カテーテルをうっかり引っこ抜いちまわねぇように、巻きつけた右手ごとチンポを握ってるが、それすらも息子にとっちゃ快感らしくくねくねと腰を動かしてやがる。
やりすぎたか、とも思ったが、ぐちゃぐちゃになって喘いで暴れる息子を見れば、これはこれで可愛くてたまんねぇな、としか感じねぇ。
もうちょっとだけ楽しむか、と前立腺をチンポで捏ねる作業に戻る。
結局のところ、小便が溜まりきった膀胱にまで響くこのピストンが、息子にとっちゃ最高のお仕置きになるらしい。

「や゛っ、や゛ら゛っ、ぞれ゛や゛ら゛ぁ、あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ」

前立腺に押し当てたチンポを、ぐっ、ぐぐっと捏ねるようにまわしてやれば、息子は急に人間に戻って、俺を止めようと暴れ出す。
俺からすりゃひょろひょろのこいつが暴れたところで落とすようなマヌケじゃねぇが、おとなしくさせるために、ちょっと手に力をこめて息子のチンポを握ってやる。

「ははっ、そんなおねだりじゃ、止まってやれねぇって何度も言ってんだろ？　俺を止めたきゃ、ちゃんと正解のおねだりしてみな」

ひゅっと息を飲んで止まった息子に囁いてやってから、また前立腺を捏ねまわす。
結腸まで一気に貫通させるピストンは、すぐに息子のお気に入りになった。
まあ、はじめる前から嬉しそうにしてたから、そんなに効果はないだろうと思ってはいたんだが、予想以上に蕩けてすんなり受け入れちまうとは。
お仕置きがお仕置きにならねぇんじゃ仕方ねぇよな。
悦ばせてばっかりじゃ、『お父さん』なんて一生言わせられねぇだろうと、ケツの中を探って見つけたのが、このやり方だ。
前立腺が、ってよりは、膀胱を押されてんのがつらいのかもな。

「や゛っ、あ゛っ、あ゛ッッ、ら゛め゛っ、ら゛め゛ぇえ゛え゛っ、い゛ぐっ、い゛ぐぅう゛う゛ッッ」

「ほら、いまだ言え。さっさと言っちまえ。お前が『お父さん、おしっこ』って言や、腹ん中のもん、全部出させてやる。ほら、難しくねぇだろ。『お父さん、おしっこ』って言うだけだ」

「は、はひゅッッ、ひぅッッ」

中の痙攣が強くなるのを感じながら、前立腺にチンポを押し当てて止まる。
いきなり寸止めにされて、溺れたように喘ぐ息子の耳元で何度も何度も囁いた。
我ながらどうかしてると思うが、こいつの声で、この言葉を聞きたくてたまんねぇ。
洗脳もいいところだと思いながら、言わせたい言葉を囁き続ける。

「ぁ……っ、……ぉ、とひゃ……っ、おひ……っこ……っ、おひっ、こ、ぉとぉ、ひゃ……んっ」

ぞわっと全身の産毛が逆立ったようだった。
全身を何とも言えない小波が駆け抜けていく。
可愛い。これは可愛い。たまらねぇぐらいに可愛い。

「よしよし、よく言えたな。そら、ご褒美だ。おしっこを出させてやろう」

「ふぇ……っ」

俺は息子を抱えたまま、その場にぐっとしゃがみこんだ。
子どもに小便をさせるなら、やっぱりこの体勢だろうと足を大きく開かせる。
棒のおかげで足は閉じられねぇから、太ももを膝の上に乗せてやるだけでよかった。

「やっ、あ……っ」

思わず、といった風情で、恥ずかしそうに顔を伏せる息子の手に巻きつけたカテーテルから栓を抜く。
すぐに溜まりきってたんだろう小便が、カテーテルの先からじょぼじょぼと地面に落ちはじめる。
つんっと鼻を刺激するような臭いに、青臭い雄の臭いが混じっていた。

「あっ、ああっ、でて、る……っ、おしっこっ、でてるぅ……っ」

「おう、上手に小便ができてえらいなぁ」

頭を撫でてやりながら、カテーテルの先がよく見えるように動かしてやる。
カテーテルからあふれる小便に何を感じたのか、ケツの穴がきゅっと締まった。
その瞬間、カテーテルから出ていた小便がぴたりと止まる。
いや、よく見りゃぽたぽたくらいは出てるようだな。

「ぁ、あ……っ、ぉ、おとぅ、さんっ、おしっこ、とまっちゃ……っ、いっぱい、でるのに、いっぱい、だしたぃのにぃ……っ」

「好きなだけ出していいぞ。お父さんが、応援してやるからな」

「おうえん……？」

「そうだ、こうやって、中からしっかり押し出してやる」

カテーテルの入口を、ローションゼリーが塞いでるんじゃないだろうか。
それなら、中から押してやりゃゼリーも動いてずれるはず。
俺は息子の足を抱えたまま、小さく腰を振りたくった。