大酒飲みは虎になったことを忘れてしまう

うしお

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142、救路ブロック

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「ん゛ッッ、ん゛ぅう゛ッッ、ふ、う゛ッッ、う゛ん゛ん゛ッッ」

くるりとまるまったバイブが、アナルプラグに引っかけられると、すぐにスイッチが入れられた。
バイブの振動を受け、アナルにはまったままのプラグが激しく震える。
パールとパールの間に挟まれていたアナルが、内側と外側からの同時攻撃ですぐに蕩けた。
激しく震えるアナルプラグをがっちりと咥え込んだまま、中で暴れるプラグを奥へ奥へと飲み込もうとするかのようにあやしく蠢く。

「おうおう、さすがマゾ犬の淫乱マンコだな。もっとくれって、ねだってやがるな。オモチャをがっちり咥え込んで離さねぇじゃねぇか。おら、もっとケツを高くあげろよ。低くしたら、後ろの鏡に映んねぇだろうが。もっとマンコがよく映るように、足をひろげんだよ。気がきかねぇ犬だな、お前ってやつは」

くるりと返された猫の手バイブが、尻を横からぱんっと弾いた。

「ん゛む゛ぅッッ」

右からも左からもバイブで打たれ、きゅんきゅんと締まるアナルでプラグを食い締めながら、言われた通りに足を開いて尻をさらに高くあげる。
オヤジに見られていると思えば、アナルのひくつきはひどくなる一方だ。
足をがくがくと震わせながら、尻尾をぶんぶんと振りたくる。

「下の口ばっか動かしてねぇで、さっさとこっちの口を動かせ、駄犬」

「ん゛う゛う゛ッッ」

すっかりおろそかになっていたフェラチオを叱責され、垂れ下がっていたちんぽにバイブが押し当てられる。
いつの間にかだらだらと先走りをこぼしていたちんぽが、自分の腹と掬い上げるように押し当てられたバイブで挟まれた。
もう何も出ないと思っていたちんぽが、過ぎた快感に責められて新たな蜜をとろりとこぼしはじめる。
くすぐったいような、もどかしい快感に思わず腰がゆらめいた。

「おら、さぼってんじゃねぇよ。誰が休んでいいっつったんだ」

「ん゛、ぉ゛ッッ」

ついついバイブに気を取られたおれの頭を、オヤジが乱暴に掴んで引き寄せる。
喉奥に硬くなったちんぽが捩じ込まれ、そのまま荒々しく擦り付けられた。
嘔吐いて、嘔吐いて、それでも許されなくて、涙があふれる。

「休んでんじゃねぇよ、こんぐらいはやってみせろ」

喉奥にちんぽを擦り付けられながら、尻もちんぽもバイブで責められる。
痛みと快感が交互にやってくる。
くらくらするような快楽の嵐だ。

「まさか、自分がどうしてチンポをしゃぶってんのか、忘れてるんじゃねぇだろうな」

猫の手バイブでぐいっと引かれたアナルプラグが、前立腺から遠い場所をぐぐっと押し上げる。
届かなくてもどかしいのに、もっと、とねだりたくなる気持ちよさだが、ひたっているわけにはいかなかった。
何度も何度も繰り返されると、根本のパール部分が引き出されるのか、アナルが拡げられているような気がしてくる。

「忘れちまったんなら、いますぐこいつを抜いてやろうか?」

「ん゛ぅッッ」

抜かないで、と慌ててオヤジのちんぽにしゃぶりつく。

「やっと思い出したのか。おら、もっと必死にやんねぇと、俺の気が変わっちまうぞ」

そこからは、オヤジがくれる快感と痛みとの戦いだった。
ぐりぐり、ごりごりと喉奥にちんぽを擦り付けながら、体のあちこちに押し当てられるバイブの快感や、パドルの様に肉を打たれる痛みに耐え続ける。
乳首やちんぽはもちろん、アナルプラグや金たま、蟻の戸渡など快感を感じるところは震える猫の手バイブでじっくりと撫でまわされ、尻や太もも、背中などは容赦なく叩かれた。
猫の手バイブはよくしなるものだが、鞭とは違って当たったあと抜けていくようなことはない。
当たったら、当たった場所に痛みの苗を植え付けていく。
そうなるともう、当てられなくても近くをバイブが通り抜けただけで、ぞくぞくと震える体になってしまう。

「マゾ犬は、気持ちいいより痛いのが好きか。なら、ここはどうだ」

「ん゛ぎぃい゛い゛い゛い゛ッッ」

ぱちゅんっと濡れた音を立てて弾かれたのは、おれのちんぽで。
気がつけば、おれはしゃぶっていたオヤジのちんぽを吐き出して、大きく仰け反りながら絶頂していた。
射精は、たぶん、しなかったと思う。
一瞬で終わるような快感ではなかった。
じんじんと痺れるような痛みに震えるちんぽを抱え、風呂場の床に崩れ落ちる。

「ったく、使えねぇ犬だな。オナホの代わりにもなんねぇなんてよ」

びくびくと痙攣するおれの頭を、オヤジの大きな手が掴んで、引きずり起こした。
抵抗すらできずに起こされたおれの下に、オヤジが座っていた椅子が差し込まれる。
そのまま、太ももと椅子の足がベルトでひとまとめにされ、固定されてしまった。
そこへさらに手首を繋がれてしまうと、本当にどうしようもなくなった。
椅子とまとめられてしまった体は、強制的におれの尻を高くあげさせたまま固定する。
慌てて体を起こそうとしたが、頭の上にオヤジが座ってしまって動けなかった。

「ぉ、やひ……っ」

オヤジの尻に押し潰されながらも、何とか声をあげてみたが、反応はない。
その代わり、かちゃかちゃと金属のぶつかりあう音だけが聞こえてくる。

「俺は言ったな? つまんねぇフェラしやがったら、お仕置きだ、って」

「っ、ご、ごぇんぁ、ひゃ」

「いまさら謝ってもおせぇよ。つまんねぇフェラどころか、フェラすんのを忘れるような犬にゃ、お仕置きをくれてやらねぇとな。お前が一番嫌がることをしてやるよ。その方が、ダメージがでかそうだからな」

楽しそうに嗤うオヤジの声に、ことんと何かを置く音が重なる。
軽くて、でも固そうなその音には、聞き覚えがあった。

「ひゃ、ゃらっ、おやっ、おやひぃッッ」

「お前は、言いつけも命令も守れねぇ駄犬なんだ。もう体を張ってご主人様を楽しませるしかねぇだろうよ」
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