プティカリーノ

うしお

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30、リラックスとゆるやかな挿入

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「は、ぁ……っ、あ、ふぅ……っ」

くるくるとアナルを撫でている三田村くんの指先が、まるで吸い込まれるようにくぷくぷとアナルにはまりはじめる。
ローションのおかげか、アナルが少しずつゆるんできているのだろう。
だが、本当に指先だけで、それ以上深くは入ってこないようだった。

「間宮さん、そのまま、今度はリラックスしてみましょうか。震えているマッサージ機に、すべてを任せて力を抜いてみてください。より深く、体の内側を震わせていきましょう。全身の力を抜いて、しっかりと椅子に体重をあずけ、寄りかかってください。そうです、そう。さあ、そのままゆっくり、深呼吸をしてみましょう」

三田村くんに言われるまま、がっしりとした椅子に全身をあずけて力を抜く。
だが、震え続けるマッサージ機のせいで、それだけのことがなかなか難しく、深呼吸をしようとしてもどこか浅いままだ。

「深呼吸ができていないみたいですね。ああ、すみません。首の角度がよくなかったですね。下向きにしたままでした。全体的に少しリクライニングさせましょう。まずは、しっかりとリラックスすることが大切ですよ」

少し仰向けに近い角度で上を向かされる。
座っている椅子が全体的にリクライニングされ、まるで床屋で髪を洗われる時のような姿勢になる。
見上げた天井は、少し無機質な白色で、全面が鏡という壁に比べればかなりおとなしい雰囲気だ。

「集中しやすいように、少し目隠しをします。今度は、前から慣らしていきますね」

それもすぐに隠され、目の前が真っ暗になった。
三田村くんの宣言通り、今度は浮いた足の方から指が差し込まれ、アナルをゆっくりと撫ではじめる。

「さあ、息をゆっくり吐き出しましょう。息をしっかりと吐いたら、今度はゆっくりと吸ってください。ゆっくり、ゆっくりですよ。ほら、リラックスして、目を閉じてください。さあ、いまからは深呼吸のことだけ考えましょう。はい、ゆっくりと吸って……ゆっくりと吐く……はい、とても上手にできていますよ」

三田村くんの声と同時に、ペニスの中で震えていたマッサージ機がゆっくりと動きを弱めていき、そのまま完全に停止してしまう。
目隠しの下で、さらに目を閉じ、暗くなった世界の中で呼吸のことだけを考えていく。
ゆっくり、ゆっくりと繰り返していくうちに、アナルを撫でていた三田村くんの指が、さっきよりも深く体の中に少しずつ入り込んできているのを感じる。

「……ぁ、あぁ……ゆび、が……はぃ、って……っ」

「ええ、そうですね。ここから、だんだん奥に入っていきますよ。でも、痛くはないですよね。僕の指がここに入っていくということは、間宮さんがいま上手にリラックスできているという証明ですよ。おかしいことではないですから、安心してくださいね」

濡れた指先が、アナルから体内にするりと入り込み、何もせずにゆっくりと出ていく。
何もされなくても、指という異物が入り込んでくるというだけで違和感がすごくある。
アナルは出口であって、入口ではないということなのだろうが、指がアナルから入ってくる度に、ぞくぞくしてしまうのは何故なのだろう。
アナルなんて、拡げられてはいけないところだと思うのに、指が抜けた瞬間から次の挿入を待ち望んでしまうのはどうしてだろう。

「ん……ぅっ」

「間宮さん、どうしました? もしかして、どこか痛みますか?」

思わず出てしまった声に、三田村くんが反応した。
俺のことを気遣ってくれたのだろう指を、アナルに入れたまま止まっている。
長くいてくれる指に、アナルが勝手にひくひくとひくついてしまうのがわかった。
必死に力をいれて、ひくつかないようにアナルを締める。

「ぃ、たくは、ない……っ、けど……っ」

「もしかして、違和感がある、とか?」

「は、ぃ……っ」

もうそれはただの違和感ではなかったが、そう答えるより他にない。
三田村くんの声をきゅっと締め付けたまま、平静をよそおってそう答える。

「では、少しジェルを足しておきましょう。すぐに馴染むと思いますから、もう少しリラックスしたままでいてくださいね。ほら、待っている間に、深呼吸をしておきましょうか。大丈夫、大丈夫、上手にリラックスできていますよ」

俺が締め付けているはずのアナルから、三田村くんの指が出ていく。
きゅっと力を入れているからか、ゆっくりと抜けていく指に、アナルがめくられていくのを感じる。
ぞくぞくが止まらない。
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