プティカリーノ

うしお

文字の大きさ
38 / 49

38、排出不可

しおりを挟む
「ゃっ、や、あっ、あぅっ、ぅンンッ、れなっ、れなぃっ、もっ、れなぃからぁっ」

「まだお腹にちゃんと力が入っていませんよ。ほら、もう少しがんばってみましょう」

「あ゛っ、あ゛ぐぅっ」

トレーニングをしていても、まだまだやわらかいままな俺の腹を、三田村くんの手がぐにぐにと揉んでいる。
奥まで入れられたマッサージ機が、外からの刺激でぐいぐいと押されているのか、アナルの中で暴れていた。
五個のボールは、繋がっていることを忘れてしまうくらいアナルの中でぐねぐねと好き勝手に動きまわり、俺の気持ちいいところを何度も責め立ててくる。
特に気持ちいい場所であることが判明している前立腺は、ふたつのマッサージ機でしっかりと挟まれ、前後からごりごりと擂り潰されていた。
どちらも内側からのことだから、俺の前立腺に逃げられる場所なんてない。
むしろ、気持ちよくなればなるほど、尿道もアナルもマッサージ機を強く締めつけてしまうから、挟まれた前立腺はさらにごりごりと擂り潰されてしまうのだ。
あまりにも快感が強すぎて、俺は助けて欲しいと悲鳴をあげながら頼んでいるはずなのだが、三田村くんの手が止まる気配はどこにもない。
それどころか、もっとがんばれとばかりに腹をぐにぐに揉み続けている。

「間宮さん、ほら、もっとがんばってみましょう。しっかりがんばらないと、確認がいつまでも終わりませんよ」

「ん゛ぎぃッッ」

ぎゅっと強く押し込まれた指先に、全力で腰を突き出した。
目の前がちかちかするような感覚に、いつの間にか忘れていた呼吸を再開する。
そこから、何度も三田村くんの指先に責められながら、腹に力を入れ続けた。
三田村くんは、排泄するみたいに腹に力を入れればいい、と教えてくれたけれど、いまの俺にはどうしていいかわからない。
普段、自分がどうやって排泄をしているのかすら思い出せなくなってしまった。
それに、こんなにアナルが気持ちよくてはマッサージ機を追い出すどころか、出ていかないでと締め付けることしかできない。
そもそも、どうして俺はマッサージ機を追い出そうとしているのだろう。
わからない。
いまの俺には、跳ね上がる腰を止める方法すら思いつかないのだ。
アナルが気持ちよすぎて、蕩けた思考も浮いた腰も元のようには戻らなかった。

「うーん、もうこのくらいで大丈夫かな? 間宮さん、マッサージ機がちゃんと固定されて、もう抜けなくなってるんですが、わかりますか?」

「ぁ、ひっ、んっ、んぅっ、わ、かぅ……ぅうっ、ぬけぁぃっ、まっひゃ、じぃ……っ、もっ、もぉ、ぬけぁい、ょぉ……っ」

「そう、そうですね。このマッサージ機は、もう抜けませんよね。うん、大丈夫そうですね。間宮さんが、このマッサージ機が抜けなくなったってことをしっかりと理解できたようなので、確認はこのくらいで終わりにしますね」

言われるまま、繰り返すように答えれば、三田村くんの満足そうな声が聞こえる。
どうやら確認というのは、アナルからマッサージ機が抜けなくなったことを、改めて俺に自覚させることだったようだ。
自覚した瞬間から、ぞくぞくと体が震えて止まらなくなる。
もう俺は、アナルからも、ペニスからも、自分の力では異物を取り除くことができない体になってしまったのだ。
それどころか、三田村くんの助けがなければ、俺はもうなにもできない。
何故かはわからないが、自分の体が自分の思い通りにならないものにされたことに対して、俺は興奮しているようだった。

「ふふっ、やっぱりこのトレーニングは、間宮さんにぴったりみたいですね。しっかり塞いだはずなのに、隙間からよだれがこぼれてきてますよ。初めてのマッサージ機を、楽しんでくれているんですね」

ペニスをゆっくりと撫で上げる指先が、くちゅりといやらしい音を立てる。
三田村くんの言う通りなら、それはきっと俺の先走りで、触れられてもいないのにひとりで気持ちよくなっていたことを示すものだ。
もしかして、いやらしいと責められてしまうのだろうか。

「ぁ……それ、は……」

「間宮さん、これはまだ準備しているだけですからね。いまからそんなに水分をこぼしていたら、最後まで体がもたなくなってしまいますよ。このままだとトレーニングが本格的にはじまったら干からびてしまうかもしれので、いまのうちに水分をしっかり取っておきましょうね」

リクライニングが起こされて、唇にストローが当てられる。
優しく促されるままに水分を補給しながら、これが終わったら俺はこれからどうなるのだろうかとぼんやりと思った。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

ふたなり治験棟 企画12月31公開

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司と俺のSM関係

雫@不定期更新
BL
タイトルの通りです。読む前に注意!誤字脱字あり。受けが外面は一人称私ですが、砕けると僕になります。

処理中です...