7 / 14
信じる者
しおりを挟む
布教活動1日目
「コレズモス教をお願いしまーす!」
「おねがいしまーす」
作戦その1! ビラ配り!
布教といったらまずは認知活動。
絵で分かりすく説明したこのビラは興味を持ってもらえるはず。
この村の人口が30人ほどだから、すぐに終わるな。
(なんだぁこの落書きは?)
ぽいっ。
布教活動1日目経過報告
信者数1人 ノアのみ
布教活動2日目
「今幸せですか?」
……
「そうなんですか、大変ですね」
「そうなのよ、うちの人はいつも野草を取るだけで他の仕事なんて一切しないのよ、この前だって……」
作戦その2! お悩み相談のコーナー!
…1時間後
「……でね、本当にしょうがないんだから」
長い!
「奥さんそんな不満がコレズモス教に入ればあら不思議! 全て解消されます。どうでしょう?」
「何かすっきりしたわ。またね」
「………」
布教活動2日目経過報告
信者数1人 ノアのみ
その後も手を替え品を替え布教活動を行ってみるのだが
布教活動3日目~9日目経過報告
信者数1人 ノアのみ
*******************************
「ふっふっふ。これがダメなら……そうだ! 特典をつけよう。入会キャンペーンとして壺を渡すのはどうだろう。あっ、紹介制度を作るのもいいかもな。ポイント制で。紹介者の紹介者が入会しても上にもポイントが入るようにすれば………」
ブツブツ。
「ダメだ。早くなんとかしないと」
アスカが俺を憐れむような目で見ている気がするが気にしていられない。
「ハヤト、何か焦りすぎていないか」
「ノア」
「ハヤトの気持ちはありがたいが、周りのみんなも不審がっているぞ。いきなりコレズモス教とか言われてもよく分からないし。そもそもコレズモス教ってどういう意味なんだ?」
「……満腹教」
「……」
「満腹? ふっ、はははっ」
ノアが腹を抱えて笑っている。
「笑うな! これでもいろいろ考えたんだぞ!」
「でも満腹教って、はぁはぁ、まぁハヤトらしいか」
「早くこの村を救いたいんだ」
「どうしてだ?」
「……ノアの笑顔が見たいから」
はっ!? 思わず本音が
「ち、違うんだノア! その」
やばい
ノアの方を見ると、昨日食べた甘いリンゴのように真っ赤になっていた。
「お前、そういうのは簡単に口にするものではないぞ。それに、あれだ、アスカというものがありながら」
「ん? アスカがなんで出てくるんだ」
「それは……お前たちはつがいなのであろう」
つがい? あぁ夫婦のことか
はっ?
「いや待て、俺とアスカそんなんじゃないぞ」
「え、そうなのか? じゃあ何なのだ」
「んー。なんだ、ともだち? 主人と下僕?」
「だーれが下僕だ」
アスカ渾身のローキックが炸裂する。
「いってーな! 何するんだよアスカ!」
「あんたが適当なこと言うからでしょ!」
ぽかぽかぽかぽか
「そっか……。つがいじゃないのか」
「ノアなんかいったか? アスカがうるさくて聞こえなくて」
「いや、なんでもないぞ」
「ノアは私のこと応援しているのよ。こぶしなんて握っちゃって!」
「あ、ああ、そうだな」
*******************************
チュンチュン
「ハヤト、朝だよ。ご飯も出来ているよ」
甘美な声で目覚ます。
「うわっ!」
ノアの顔が……ち、近い。
「どうしたの?そんな声をだして」
クスリと笑うノア。とてもかわいい。というかこんな口調だったっけ。
それにいつもよりなんかいい香りがするような…
すっかり見とれてしまっている俺に気づき頬を赤らめながら話すノア
「な、何をずっと見ているのだ。ほ、ほら、ご飯だぞ」
そそくさと俺の部屋から出ていくノア。
口調が違うと思ったのは気のせいか……
ノアがぴょこっと顔だけ出してきた。
「今日もよろしくね。ハーヤト」
不意打ちを食らいいろいろな感情がこみ上げてくる!
うおおおおおおおおおおお!
「!」
「リュカ! エレナ! カイン! こっち来てーー!」
ドタドタ
「わあーー!! ヒカッテルーーー!!!!」
布教活動10日目
信者数4名 ノア・リュカ・エレナ・カイン
「コレズモス教をお願いしまーす!」
「おねがいしまーす」
作戦その1! ビラ配り!
布教といったらまずは認知活動。
絵で分かりすく説明したこのビラは興味を持ってもらえるはず。
この村の人口が30人ほどだから、すぐに終わるな。
(なんだぁこの落書きは?)
ぽいっ。
布教活動1日目経過報告
信者数1人 ノアのみ
布教活動2日目
「今幸せですか?」
……
「そうなんですか、大変ですね」
「そうなのよ、うちの人はいつも野草を取るだけで他の仕事なんて一切しないのよ、この前だって……」
作戦その2! お悩み相談のコーナー!
…1時間後
「……でね、本当にしょうがないんだから」
長い!
「奥さんそんな不満がコレズモス教に入ればあら不思議! 全て解消されます。どうでしょう?」
「何かすっきりしたわ。またね」
「………」
布教活動2日目経過報告
信者数1人 ノアのみ
その後も手を替え品を替え布教活動を行ってみるのだが
布教活動3日目~9日目経過報告
信者数1人 ノアのみ
*******************************
「ふっふっふ。これがダメなら……そうだ! 特典をつけよう。入会キャンペーンとして壺を渡すのはどうだろう。あっ、紹介制度を作るのもいいかもな。ポイント制で。紹介者の紹介者が入会しても上にもポイントが入るようにすれば………」
ブツブツ。
「ダメだ。早くなんとかしないと」
アスカが俺を憐れむような目で見ている気がするが気にしていられない。
「ハヤト、何か焦りすぎていないか」
「ノア」
「ハヤトの気持ちはありがたいが、周りのみんなも不審がっているぞ。いきなりコレズモス教とか言われてもよく分からないし。そもそもコレズモス教ってどういう意味なんだ?」
「……満腹教」
「……」
「満腹? ふっ、はははっ」
ノアが腹を抱えて笑っている。
「笑うな! これでもいろいろ考えたんだぞ!」
「でも満腹教って、はぁはぁ、まぁハヤトらしいか」
「早くこの村を救いたいんだ」
「どうしてだ?」
「……ノアの笑顔が見たいから」
はっ!? 思わず本音が
「ち、違うんだノア! その」
やばい
ノアの方を見ると、昨日食べた甘いリンゴのように真っ赤になっていた。
「お前、そういうのは簡単に口にするものではないぞ。それに、あれだ、アスカというものがありながら」
「ん? アスカがなんで出てくるんだ」
「それは……お前たちはつがいなのであろう」
つがい? あぁ夫婦のことか
はっ?
「いや待て、俺とアスカそんなんじゃないぞ」
「え、そうなのか? じゃあ何なのだ」
「んー。なんだ、ともだち? 主人と下僕?」
「だーれが下僕だ」
アスカ渾身のローキックが炸裂する。
「いってーな! 何するんだよアスカ!」
「あんたが適当なこと言うからでしょ!」
ぽかぽかぽかぽか
「そっか……。つがいじゃないのか」
「ノアなんかいったか? アスカがうるさくて聞こえなくて」
「いや、なんでもないぞ」
「ノアは私のこと応援しているのよ。こぶしなんて握っちゃって!」
「あ、ああ、そうだな」
*******************************
チュンチュン
「ハヤト、朝だよ。ご飯も出来ているよ」
甘美な声で目覚ます。
「うわっ!」
ノアの顔が……ち、近い。
「どうしたの?そんな声をだして」
クスリと笑うノア。とてもかわいい。というかこんな口調だったっけ。
それにいつもよりなんかいい香りがするような…
すっかり見とれてしまっている俺に気づき頬を赤らめながら話すノア
「な、何をずっと見ているのだ。ほ、ほら、ご飯だぞ」
そそくさと俺の部屋から出ていくノア。
口調が違うと思ったのは気のせいか……
ノアがぴょこっと顔だけ出してきた。
「今日もよろしくね。ハーヤト」
不意打ちを食らいいろいろな感情がこみ上げてくる!
うおおおおおおおおおおお!
「!」
「リュカ! エレナ! カイン! こっち来てーー!」
ドタドタ
「わあーー!! ヒカッテルーーー!!!!」
布教活動10日目
信者数4名 ノア・リュカ・エレナ・カイン
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティを追放されてしまったおっさん冒険者37歳……実はパーティメンバーにヤバいほど慕われていた
秋月静流
ファンタジー
勇者パーティを追放されたおっさん冒険者ガリウス・ノーザン37歳。
しかし彼を追放した筈のメンバーは実はヤバいほど彼を慕っていて……
テンプレ的な展開を逆手に取ったコメディーファンタジーの連載版です。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる