【完結】【R18】女騎士はクールな団長のお役に立ちたい!

misa

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本編

名前で呼んで ★

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「んっ……」



 少し深く口づけられた。体中にじわりと熱が広がっていく。だんだんと深くなりゆく口づけにアマーリエは身をゆだねる。少し苦しいほどの長く深い口づけへと変化していくにしたがって、フリードリッヒはアマーリエを欲しているのだと感じた。じんと疼くように熱くなる体と心に従ってフリードリッヒになお身を寄せる。

 フリードリッヒはもっと欲しいと強請るように唇を重ねてくる。唇を重ねて離す間も惜しいとばかりに角度を変えて続けて口づけられた。アマーリエは下腹部が疼いて身を捩るがフリードリッヒはアマーリエがのがれることを許さない。腰に回した手が優しく腰を撫でる手に簡単に動きを制限される。



「んっ……ん、んっ、ぁは……ぁ……」



 名すら呼ばせてもらえない。それどころか名を呼ぼうと口を開きかけたところで余計に深く口づけられた。舌を差し入れられ、口腔をなぞられてアマーリエは体の芯に強く甘い疼きを覚えて身もだえた。



「んぅ……んっ、んぁ……ふっ……」



 息継ぎも間に合わずに苦しいながらも与えられる熱と感触の心地よさにアマーリエは感じ入っていた。

 肩が少し肌寒いと思ったら、口付けながら器用に前ボタンを外し身ごろを肩から外すようにおろされた。最初に抱かれた夜もフリードリッヒは口付けながら器用にアマーリエを脱がせた。

 口付けたままアマーリエをベッドに横たえてアマーリエの体を愛撫しながら耳窩にも指を這わせて愛撫を止めない。耳が弱いことはフリードリッヒは把握しているのだろう。



「ぁは……ぁっあ……団長……」



 唇を離されたと思ったら、今度は耳輪から耳朶へと舌を這わせられる。耳を軽く咥えて吸い上げるとリップ音が呼気とともに耳をくすぐって、下腹部が熱く疼いてしまい、もじもじと太腿をこすって熱い疼きをやり過ごす。

 アマーリエが悶えている間にフリードリッヒはシャツまで脱いでしまったようだ。



「ひっ……ぁっ、んっ……団長……あぁっ……」



 むき出しの乳房を大きな手で触れられると柔らかな乳房はフリードリッヒの手で簡単に形を変えられる。淡く染まった頂は指で捏ねられると得も言われぬ快楽をもたらし、アマーリエは喘ぎながら身を捩った。口に含まれ舌で嬲ると堪らずシーツを握って身悶えた。

 下着もズボンも身悶えているうちに、するりと脱がされてしまう。脱がされるタイミングがいまだにつかめない。



(こういう事も頑張って覚えないと……エリーゼお姉さまにも詳しく聞かなきゃ)



 フリードリッヒは淡く色づいた秘所に口付ける。



「ひぅっ」



 考え事をしていたせいで、悲鳴のような変な声が出た。びくりと反応するアマーリエには構わず、フリードリッヒは舌で淡く色づいた花弁をたどる。蜜を湛えた花弁の合間を舌でたどり、蜜口を軽く吸い上げる。舌先で蜜口をほぐすように舐めるとそこが熱くひくついて蜜がさらに溢れてくるのを自覚した。柔らかな花弁を口に含み、指で花芯を転がすとアマーリエは甲高い嬌声をもらしてのけぞった。



「っぁあ……んっ、ぁ、ゃ団長っ……ぁっ……」



 ひくひくと身も花弁も震わせ、アマーリエはフリードリッヒの舌から逃れるように仰け反った。泣くような嬌声をあげて右手を伸ばす。

 伸ばした右手はフリードリッヒの髪を乱すように撫でる。アマーリエとしては撫でているつもりはなく、感じすぎて力が入らないためだ。内腿をフリードリッヒにすり合わせて身もだえる。



「っ……団長っ……ぁっ……」

「今夜は名前で呼んで」

「……名前? フリードリッヒさま?」

「そう。「さま」もいらないけど、とりあえず名前で呼ばれたい」

「でも……」

「素直に呼べるようになるまで、いつまでもしてあげる」

「はぁっ……ぁっ団長っ……」



 再び花芯に口づけられアマーリエは息を呑むように甘い声を漏らした。フリードリッヒは何度も口づけをし、軽く吸い上げて舌で愛撫する。味わうように深く吸い上げると身を捩って嬌声をあげる。花芯を軽く吸いながらも花弁の合間を舌で擽るとアマーリエは喘ぎながら



「ぁっ……ぁあっ……団長……っゃっだめ……っぁは……」

「フリードリッヒ……言ってごらん、アマーリエ」



 フリードリッヒはアマーリエの右手を取って掌を合わせた。合わせたままアマーリエの秘部に舌を這わせ続ける。腰を少し持ち上げて舌をアマーリエの密口に忍ばせて擽るとアマーリエは蜜を溢れさせて悲鳴のような声をあげて仰け反った。

腰は先程から小刻みに震えており、また先程から身を捩る度にフリードリッヒの頭に擦りつけるようにうごめかす腿も小刻みに震えている。そろそろ達しそうだ。



「団長っ……」

「駄目だよ、アマーリエ。名前で呼びなさい。じゃないと意地悪するよ」



 懇願するも、フリードリッヒは舌で中をほぐすのをやめて意地悪く囁く。達する直前だというのに愛撫をやめられてしまい、体の火照りが治まらない。



「フリードリッヒさま」



 名を呼ぶとフリードリッヒは口の端を引き上げる。満足げな顔も美しい。



「うん。アマーリエは声も可愛い。続けて呼んで」

「っぁ……フリード、リッヒさっ……っさまぁ……ぁぁっ……フリードリッヒっ……ぁあっんっぁぁっ……」



再び花芯や花弁への愛撫を始められるとアマーリエは蕩けるような甘い声をあげて身を捩り始める。感じる部分を執拗に愛撫するとアマーリエは甲高い声をあげて達した。握り込んだアマーリエの右手が汗ばむ。



「ぁ……はぁ…………ぁっ、フリードリッヒっ……さま……」



 体中が熱くて気だるいが、アマーリエは繋いだ手を引き寄せる。



「団長」



フリードリッヒは逆らわず、口の端を引き上げる。顔を寄せて上気した頬に軽い口づけを落とす。



「……フリードリッヒさま」



『じゃないと意地悪するよ』



宣言通りの意地悪なのだと気づいて名を呼ぶと、フリードリッヒは合わせた指を撫でるように動かして笑む。



「よく言えたね。愛しているよ、アマーリエ」

「わ、私も……愛しています」



 愛していると言うのは少し気恥ずかしいが、言うと胸の中がほんのり温かくなる。

手を合わせたまま、唇にも口づけを落とし、しばし堪能するように重ね合わせていた。

唇を離すとフリードリッヒは手を合わせたまま、アマーリエの足を支えて屹立した雄茎を蜜口から花芯にかけてを辿るように擦り付ける。淡い快楽がじわりと広がったのを確認したように、硬く太いそれをあてがい、腰を推し進める。隘路を割裂いて進んでくる感覚にアマーリエは身悶えた。最奥までフリードリッヒの雄茎が満たし、フリードリッヒのものが当たるとじんと気持ちよく疼いた。喜ぶような甘い疼きにアマーリエは熱く吐息を漏らした。



「ぁは……ぁぁ、団長……フリードリッヒさま……」

「アマーリエ」



 重ねた手と指を確かめ合うように握り直しながら見つめ合う。



「っぁ……あぁ……ぁむっ……ん、んっ……」



 緩やかに動きだされ、軽い口付けを交わしながら浅く深く中を掻き回される。中を掻き回すフリードリッヒの熱い雄茎の快楽だけでなく、見つめ合いながら交わっていると本当に愛されているよう――いや、愛されていると感じられて心も満たされて、全てが気持ちよくてたまらない。

 口づけを深めていく。舌を絡めて、擽られてアマーリエはくぐもった声すら甘やかなものに染まる。すべてをフリードリッヒにゆだねて、アマーリエは体の力を抜いてフリードリッヒに身を任せている。



「んぅっ……っぁっ……んっ……」



 舌を絡められるとフリードリッヒに攻め立てられた下腹部が熱く悲鳴を上げるように疼いて、アマーリエは口付けられながらも、くぐもった声に甲高い嬌声が混じる。

 何度か角度を変えて中を掻き回されると下腹部が喜ぶような疼きに腰が抜けそうになる。



(駄目、もういっちゃいそう……もっとフリードリッヒさまを感じたいのに)



 空いている手をフリードリッヒの背に回す。少しでもフリードリッヒを感じていたい。



「ぁっ……ぁあっ……団長っ、っき……んっ、好き、好き……ぁっ、団長っ……」

「っ……アマーリエっ……」



 少し驚いたようだったが、構わず注挿を続ける。中を掻く動きは激しくなってきている。もうそろそろ達しそうなのだろう。アマーリエももう少し耐えれば達することができる。



(フリードリッヒさまと一緒がいい)



 左腕でフリードリッヒの背に縋り、合わせた右手でフリードリッヒの手を握りしめて耐える。法悦に震える両足をフリードリッヒの腰にまわしてしがみつく。



(もうちょっと……頑張らなきゃ……)



 達する寸前のぼんやりとした思考でフリードリッヒを見あげた。薄明の眼差しは焔が翻って熱く熾っている。



「はぁっ……ぁっむっ、んっ、んぅ……ぁっ、んっ、フリードリッヒ……さまぁっ……っぁあっ……」

「っ……アマーリエ」



 アマーリエが達するとほぼ同時にフリードリッヒも達したのだろう。フリードリッヒの熱い飛沫の感触を中で感じた。

 身体を法悦の余韻に震わせ、意識も朦朧としつつも、フリードリッヒが目尻に溜まった涙を唇で拭う感触が嬉しかった。



 



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