奴隷少女は最強魔導機に乗って勇者になりました

睦月らびっと

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追放と脱走編

脱走と地上の太陽

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 夜の闇の中を歩いてくる巨体は、収容所の誰もにとって『絶望』あるいは『死』そのものだった。ダーイフは旧型のために魔力砲が標準装備されていない。使用するにはリィハンから取り外す必要があるが、そんな事をしていれば、先程リィハンを撃ち抜いた超長距離射撃が来る。そうなれば一方的な的でしかない……事実上対抗手段が存在しないのだ。
 現状が把握できれば、収容所の兵士達が取る次の行動は明白だ……魔導機奴隷を捨て石に、自分達と領主のみ逃走を図る。
 収容所に足を踏み入れたオルティクスの前に立ちはだかる、3機のダーイフ。前に出てきた2機は、後ろのそれと比べると明らかに動きが悪い。

『ガキ共、前進しろ! この場で殺されたくなければ領主様を守れ!』
「ふざけた奴らでしょ? どうせ戦えば死ぬってのに。しかも見ての通り、自分達は後ろで喚くだけなんだ」

 クロエは怒りと侮蔑を吐き捨て、目の前の魔導機に話しかける。

『聞こえる? あたし、クロエだよ。無敵の味方を連れてきた。手を貸すから、まずはそこのクズからぶっ潰そう』
『え!?』
『クロエ? クロエなの!?』
『そうだよ。その声は、イヴォリーだね? アンタみたいな魔導機に乗ったばかりの子を引っ張り出すなんて、パールはやっぱり……』
『……うん、お姉ちゃんは死んだよ。後ろの奴に殺された』
『馬鹿だね。流石にオルティクス相手じゃどうしようもないだろうけど、少なくともダーイフ同士ならあの子はあたしとそこそこ良い勝負できるくらいの腕があったのに』
『何をごちゃごちゃ話している! 前進しろと言っているんだ!』

 喚き散らす兵士のダーイフの左腕が、閃光にもぎ取られる。

『黙ってろ。あたしは今イヴォリーと話してるんだよ、今のうちに逃げるなら止めないけど、余計な事を言ったり、あたしの邪魔をしたら即座にコクピットをぶち抜く』
『ひ、ひいい!!』
『見ての通り、オルティクスはダーイフどころか、リィハンも比べ物にならない性能をしてる……イヴォリー、好きに選びな。後ろのアイツの命令に従って攻撃してくるなら、倒す。アイツを倒したいなら手を貸す』
『……本当に?』
『勿論。アンタとパールは血の繋がった姉弟でしょ? 許せるわけないよね?』
『……うん。クロエ、手を貸して! それからコバルも!』
『任せな』
『わ、わかった!』

 もう1機のダーイフに乗るコバルもイヴォリーの頼みに機体を反転させる。ダーイフ2機がメイスを構え、その目に明確な殺意が籠もる。

『が、ガキ共が……調子に乗るな!!』

 同じダーイフでありながら、技量と整備の質が大きな差となって兵士のダーイフがイヴォリーの機体よりも素早く横薙ぎにメイスを振るう……が、その一撃は命中することなく防がれる。イヴォリーの機体側面に魔力で構成された青白い光の壁が立ちはだかり、メイスの一撃を完全に受け止めたのだ。

『左前方の魔導機を僚機と判断し、魔力シールドを展開した』
『ありがと、オルティクス』
『く、くそっ!!』
『あっ、逃げる!』
『逃がすわけないでしょ』

 魔力シールドが消失し、次にオルティクスが手をかざすと魔力砲の光に飲まれ、逃亡を図るダーイフの足が消滅する。機体を支える両足を消し飛ばされ、地面に倒れたダーイフにイヴォリーの機体がメイスを振り下ろし、それにもう一機も続く。

「後はイヴォリーがやるよ。オルティクス、先に進もう」
『や、やめっ……助けてくれぇ!!』
『うるさい! お姉ちゃんの仇だ、くたばれ!!』

『助けを求めているようだが、助けなくて良いのか?』
「イヴォリーに任せる。それにいざ追い込まれたら助けてとか、冗談じゃない。何人の魔導機奴隷がそう言って死んでいったと思ってるのさ……もしかしたらコバルが止めるかもしれないけど、機体を捨てて逃げたところでイヴォリーのダーイフに潰されて死ぬだろうね」
『止めるよう言わなくて良いのか?』
「あたしはイヴォリーの気持ちも分かるから、やらせてあげたんだよ。半端に止めるくらいならあたしがやってる……さ、始めようか。ここから、領主の邸宅を収容所ごと消す。魔導機奴隷の牢が巻き込まれないように、範囲を絞れる?」
『了解した。攻撃範囲調整』

 事前に見せられたものと同じ地図で、攻撃範囲の円が大きさを変えていく。

『クロエ、君が適切だと判断したら教えてくれ。邸宅周辺に的を絞って攻撃範囲を提示する』
「これじゃ狭すぎる……この程度じゃ、領主には逃げられる。領主は絶対に逃がしたくない」
『では、範囲を拡大する。これで逃亡は間に合わない範囲のはずだ』
「今度は広すぎる! これじゃ魔導機奴隷の牢まで消し飛んじゃうよ!」

 何度か調整し、攻撃範囲を決めたところで新手のダーイフが2機……怯えた動きはそれに魔導機奴隷が乗っていると教えていた。

『逃げな。この魔導機……オルティクスの後ろに走って。さもないと領主の邸宅ごと吹っ飛ぶことになるよ』
『え?』
『自分から後ろに回れって……どういうつもりだ!』
『その声、エンジュ!? 味方を連れて戻ってきた! あたしだよ!!』
『クロエ、なのか? よく、生きてたな……』
『アンタこそ、よく無事だったね』
『ジャンと、オレットだよ……あいつらが庇ってくれたおかげで、殴られただけで済んだんだ。でも、二人は殺された……それで、何で戻ってきた? そんな見た事も無い、すごい魔導機に乗って』
『助けに来た。エンジュ、お願いだから。邪魔しないで。別に命令に従って邪魔をしても構わないけど、その前に考えな。邪魔をしたら、そのダーイフの胴体を魔力砲でぶち抜く……まず即死だよ』
『うっ……』
『もし仮に、あたしが何もせず攻撃を止めたとして、説得したアンタは腹一杯食わせてもらえる? もう殴られない? 捨て石にされない? 有り得ないね。手柄は横取り、何一つ変わらない』
『…………』
『あたしの邪魔をしないなら、ここは領主ごと消してあげるよ。生きて逃げるか、死んで楽になるか……自分で考えて決めな』

 命の決断を迫られ、動きを止めるエンジュ……答えを決めた彼は、僚機の魔導機奴隷と共に道を開ける事を選んだ。オルティクスの後ろに向けて機体を走らせ、反転させる事なく牢の方へ向かっていく。

『……俺は牢をぶっ壊して、生き残りをできるだけ助けてくる。クロエ、領主は任せた』
『ありがとう。脅しはしたけど、エンジュは撃ちたくない』
『お前のためじゃねえ。俺自身と、ガキ共のためだ……魔導機の操縦しか能が無いお前じゃ、助けてもあいつらをまとめる事すら出来ねえだろうが』

 背を向けて牢に向かっていくダーイフを一瞥して、オルティクスが尋ねる。

『クロエ、あの機体のパイロットは?』
「友達……いや、お互い生き抜くために助け合った、仲間。命令役と見張りを兼ねた兵士も無しに魔導機奴隷だけで壁をやらせるって事は、領主を連れ出そうとしてるはず。もたもたしてたら逃げられる、やるよ」
『了解。魔力発生器、出力上昇』

 オルティクスの両腕に装備された魔力発生機から生成された膨大な魔力が、球体を形成していく。それは光の翼を形成した時よりなお強く、白く輝いて周囲を照らしていく。

『対閃光防御、起動。発射20秒前』
「これって……」

 機体カメラが黒いフィルターに覆われ、夜の闇の中更に視界が暗くなったにも関わらず、撃ち出されようとしている魔力の塊は真昼の空に輝く光を思わせた。

「たい……よう……」

『発射5秒前。4、3、2、1』

 月が照らす夜に、地上で太陽が爆ぜる。白い光が収容所を、領主の邸宅を、そこに立つ魔導機を、子供達の亡骸を、全て飲み込んでいく。光が消えた時、そこに残っていたのは白煙を上げる焼け焦げた大地だけだった。

 クロエは魔導機奴隷であるが故に、自分に学が無い事は自覚している。しかし、目の前で起きた事は知識が豊富な者でも、うまく形容できないのではないかと思った……文字通り、言葉がない。
 確かに『こんな場所は無い方が良い、消えてしまえ』と思いそれができるというオルティクスに実行するよう頼んだ。実際、その攻撃範囲も地図で把握していたし、消滅すると言われてはいた。だが、言葉で聞くのと実際目にするのではまるで違う……そのあまりの破壊力は、想像の範疇などあっけなく飛び越えてしまい恐怖と言う感情すら霧消させる。

 思考が追い付かず、呆然としてしまうクロエ……オルティクスは、これでも攻撃範囲を絞り、出力を抑えて魔力弾を放った。つまり、最大出力ともなればその気になれば町一つを簡単に消し飛ばせる。圧倒的な威力故にチャージ時間は多少かかるため現実的かと言われれば疑問は残るが、単純な威力だけを見れば、ほんの数発で帝都を灰にする事すら不可能ではないだろう。目の前の光景も相まって、素直で妥当な判断が、すとんと胸に落ちてくる。

「ありがとう、オルティクス。みんなを連れて、約束通りトゥエンに行こう……こんな力、あたしなんかが持ってちゃいけない」

 そこへ、男の叫ぶ声が飛び込んできた。視線を声の聞こえた先に向けると、そこには見覚えのある1人の兵士がいた……オルティクスと出会った時にどうやらリィハンを失い、逃げ出した兵士だ。どうやらあの後、自力でここに辿り着いたらしい。収容所ごと消滅しなかっただけ、悪運が強い男だと言える。

「こ、これ……お前が、その白い魔導機がやったのか!?」

 答える義務も義理も無いが、クロエにとっては今日は色々な事が起き過ぎた……感情が処理しきれないため、話をした方が気が紛れるように感じられてオルティクスに乗り込んだまま答える。

『そうだよ』
「何だよ、そいつ……化け物じゃねえか! お前も! 何でそんなサラッと答えられるんだよ!?」
『オルティクスがとんでもない魔導機だって事くらい、怒鳴らなくたってわかるよ。何でって言われても、目の前で起きた事を伝えてるだけ』
「それができるってわかっても、何でこんな……こんな事ができるんだよ! これが人間のやる事かよ!!」
『その言葉、そっくりそのまま返すよ』
「何……?」
『アンタ達は何をしてきた? あたし達魔導機奴隷は毎日のように殴られて、お腹を空かせて、隣にいた子が死んでいった。そんな地獄から逃げ出そうとしたら、見せしめに嬲り殺しにされた挙句死体はゴミ扱い。そんな扱いをした奴らが憎くないわけないでしょ?』
「そ、それでも……」
『あんたに綺麗ごと抜かす資格は無い。あたしは少し前にあんたに殺されかけて、押し倒されたんだから』
「ううっ……」
『あたしは約束があるから、もう行く。あんた、運が良いね……こんな気分じゃなかったら、この場で殺してたよ』

 復讐を成したというのに、クロエの気分は晴れなかった。それどころか、あまりに大きな力への困惑と虚無感を感じるばかりで眼下の兵士に対する怒りや殺意はすっかり消え失せてしまっていたのだ……本来なら嬲り殺しにしても飽き足らないだろう相手に興味を失い、去っていくクロエ。その姿を見送る兵士はただ膝を折り、うなだれて白い魔導機が去っていくその姿を見ている事しかできなかった。

 ――明朝、トゥエン皇国某所。

「トウカ様、昨夜魔力反応を検知しました。出力の大きさから判断して、オルティクスのもので間違いないかと」
「また派手にやったねえ。国境警備隊に、オルティクスが戻ったら連れ共々待機してもらうように伝えてくれ。私が迎えに行くよ」
「はっ……は!?」
「おそらく、やったのは勇者リアンではない。あの愚か者にオルティクスがそれほどの力を見せるとは思えないからね……となれば、ほぼ間違いなく新しいパイロットを連れて我が国に戻って来ようとするはずだ。どんな人物が乗っているのか、会って確かめてみたい」
「畏まりました。しかし、トウカ様が直接赴かなくても……」
「そう言わないでくれ。オルティクスと最も親しかったのは私だよ? 友の帰国を、出迎えたいのは普通の事だろう?」

 仮にも皇国の魔導機開発のトップが気軽に国境に赴くのは普通では無いのだが、部下はそれを口に出すことはできなかったのであった。
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