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第26話
その後は、戻りが遅いことに違和感を抱いたクロードに見つかり大騒ぎになった。
かろうじて抱き合っている場面は見られずに済んだが、頬の怪我に気付かれ大号泣されたためだ。
そして慌ただしく歓迎パーティは閉幕し、翌日。
朝食の席についたクロードは、昨晩の疲れが残っているのかいつもより老け込んで見えた。
シルフィアは父を労るように微笑みかける。
「そんな顔をしないで、お父様。痛みもほとんどないし、跡も残らず治るとモクレンのお墨付きよ」
蜂蜜レモンデニッシュの爽やかな風味を噛み締めていると、父の物言いたげな眼差しを感じた。
「……何か?」
「いや、別に。いつの間にか、私の前でも彼を呼び捨てにするようになったんだなー、と」
じとっとまとわりつくような視線に耐えきれず、シルフィアは頬を引きつらせた。
やはりミーナがこれまでの経緯も報告しているのか、何だか色々ばれている。
「お父様ったら。含みのある言い方をしないで、気になることがあるならはっきり聞いてほしいわ」
遠回しな追及はあまりにじれったく、ついつっけんどんな態度を取ってしまう。
それを受けクロードは葛藤の末、重々しく顔を上げた。
「……では聞かせてもらうが、エニシダ殿から求婚をされているというのは本当かい?」
「はい?」
「ユキノシタ殿とも密会を重ねている上、普段無表情なシオン殿がシルフィアにだけは笑いかけていて、なかなかいい雰囲気だとか」
「ーーはいぃ?」
思いもよらない角度からの詰問に絶句する。
どのようにしてそんな勘違いが生まれたのか。
それが専属メイドの仕業であるとは気付かないまま、シルフィアはしばらく呆然とするのだった。
「シルフィア様、元気がないですね。やはり昨日の疲れが残ってるんじゃないですか?」
「いえ、単に色々と目まぐるしかっただけよ」
顔を曇らせるモクレンに、シルフィアは乾いた笑みで返す。朝から壮大な妄想を聞かされ正直ヘトヘトだ。
事実無根の誤解はきっぱり否定しておいたが、果たして信じてもらえたかどうか。
ともかく、気を取り直してお出かけだ。
シルフィアは少年と面会するため、南街区にあるフィソーロ本部に来ていた。
安全面での不安がないとは言い切れないため、ミーナには屋敷に残ってもらっている。
自らを囮にする作戦で散々心配させたばかりだったため心苦しかったが、少年と腹を割って話すには連れて行くこともできない。
「ごめんなさいね。あなたを利用してしまって」
「構いません。こういう時のための権限ですから」
シルフィアは、代表であるモクレンに案内をお願いしていた。彼が計らってくれるおかげでクシェルだった頃の顔見知りと会わないで済む。
フィソーロ本部は、前世と変わっていなかった。
砂色の壁面に、素っ気ない外観。
一歩足を踏み入れてみても、事務的なもの以外見当たらない武骨さは昔のままだ。
シルフィアは込み上げる感慨が溢れ出さないよう堪えながら、人目につかない道を選び階段へと向かった。
少年は地下の留置所にいる。
ひんやりした空気が漂う石段を下りながら、モクレンが口を開いた。
「ところでボスは、先代ボスのヴェルダさんとどういう関係だったんですか?」
「どちらもボスだとややこしいわね」
「先代のことはヴェルダさんと呼んでましたよ。俺にとってボスは、あなただけですから」
薄暗い階段に、彼の恥ずかしい台詞が反響する。
間違いなく顔が赤くなっているため暗さに感謝していると、モクレンがクスリと笑った。黙ったところで筒抜けだったようだ。
「ヴェルダ……彼の何が気になるの?」
「あの人、未だにボスのことを悪く言うんですよ。腹が立つんですけど、反論できないほど的を射てるからいちいち微妙な気持ちになるんです」
クシェルの死から十六年という歳月が過ぎてなお、憎まれ口を叩いているというのか。しかもそれを養い子であるモクレン相手に。
「あんのクソジジイ……」
「ジジイ、という年齢ではないと思うんですけど」
「あいつ全然年食って見えないだけで、実際は五十歳過ぎだぞ? 化け物みたいなもんだ」
吐き捨てるように告げると、彼は驚き歩みを止めた。
「い、言われてみれば出会った頃から三十代後半みたいな外見ですけど……まさか五十歳越え……」
モクレンの驚きぶりを見ていれば、今もほとんど変わらぬ容貌をしていることは容易に想像がつく。
心の中で若作りめ、と罵らずにいられない。
「まあとはいえ、クシェルにとっては恩人でもある。あいつは……『リュクセ』って家名を与えてくれた、親代わりみたいなものなんだ」
少し肌寒く感じる地下に、シルフィアの声がしんと広がっていく。やけに透明に響いたのは、無意識に感情を込めまいと努めたためだろうか。
「会いたいと……思わないんですか?」
気遣うモクレンの声は労しげだ。
まるで訊ねること自体に罪悪感を抱いているような、無神経さを悔いているような横顔に苦笑をこぼす。
「馬鹿野郎。会ったって話すことなんかないだろ」
「そう……なんですが……」
しばらく、沈黙が落ちる。
あまり腫れ物のように扱われるのも落ち着かず、シルフィアはそわそわと彼を見上げた。
「おい、無理にあいつの認識を改める必要はないからな? 俺の親代わりだとしても、ヴェルダがお前のじいちゃんをしてくれてたわけじゃないんだし」
「なぜそんなおかしな気遣いに行き着いたのか、俺には理解できないんですが」
間髪入れずに否定したモクレンは、そっと吐息のような笑みを浮かべた。
「まあ、何にしろ安心しました。あなたとヴェルダさんが特別な関係だったのではと、不安だったので。仮にそうだったとしても、シルフィア様とでは年齢的に釣り合わないですもんね」
とんでもない発言に、シルフィアは瞠目した。
特別な関係という単語に含まれているのは、明らかに色恋にまつわるあれこれだ。
「おおおおお、お前こそどういう理屈でそんな思考に行き着いたんだよ!? 俺が、ヴェルダのおっさんと!? 俺は異性愛者だぞ!」
「そんなこと、恋愛経験のないボスに断言できるわけないでしょう。現に俺だってこうして、あなたを好きになったんですから」
「っ、ぐう……」
サラリと告げられる愛の言葉に、どうしても慣れない。
シルフィアは逃げ出したくなるような恥ずかしさに意識を囚われ、段差でつまずいてしまった。
「ヒャッ」
「大丈夫ですか?」
素早くモクレンに支えられ難を逃れたけれど、堪えきれていない忍び笑いが耳元に響く。
「ーーこの野郎、からかってるだろ!? 俺に余裕がないからって……ああもう、また品のない口調になってるし!」
「ずいぶん前からなってましたよ」
今さら遅いと知りながら慌てて口を塞ぐも、追い討ちをかけるような指摘をされる。
「……あなたのせいだもの」
「え?」
立ち止まると、間近から顔を覗き込まれる。
こうして大人の余裕を見せ付けられるたび頼もしく感じると同時に、憎らしくなる。
薄々気付いていたが、モクレンの好きとシルフィアの好きには大きな隔たりがあるように思う。
彼にとっては元養い親だし、元男。好きというのも親愛に近い感情かもしれない。
比べてシルフィアは交流を持つようになる以前から、観賞対象として彼を見ていたのだ。ずっと先に好きになったとも言える。
だから動揺するのも緊張するのも、シルフィアばかり。
ーーこればかりは、諦めるしかないのよね……。
想いを返してくれただけでも、奇跡に等しい幸運なのだ。十分だと思うしかない。
その代わり、八つ当たりには余念がなかった。
「絶対あなたのせいだもの。あなたと話していると、乱暴な口調になってしまう。直したいのに、そうやってどんな私でも受け入れてくれるから、つい甘えてしまうんだわ」
恨みを込めてじろりと睨み上げると、なぜかモクレンは硬直していた。ふと心配になるが、また何かからかおうとしているのではと勘づく。
「こ、こんなことをしている場合じゃなかったわね! さあ、早く行きましょう!」
今度こそ騙されまいと、シルフィアは慌てて歩き出す。
モクレンは荒っぽく髪を掻き上げながら、ずんずん進んでいく後ろ姿に息をついた。
「全く。どんなに余裕がないか、知りもしないで……」
そもそもヴェルダとの関係に疑念を抱き、嫉妬しかけたのが事の発端だというのに。
とはいえ必死で余裕ぶっていることに気付かれていないのなら、それが救いか。
モクレンは一度天を仰ぐと、地下牢という物騒な場所でも単独で突き進んでしまう愛しい人の背中を追った。
かろうじて抱き合っている場面は見られずに済んだが、頬の怪我に気付かれ大号泣されたためだ。
そして慌ただしく歓迎パーティは閉幕し、翌日。
朝食の席についたクロードは、昨晩の疲れが残っているのかいつもより老け込んで見えた。
シルフィアは父を労るように微笑みかける。
「そんな顔をしないで、お父様。痛みもほとんどないし、跡も残らず治るとモクレンのお墨付きよ」
蜂蜜レモンデニッシュの爽やかな風味を噛み締めていると、父の物言いたげな眼差しを感じた。
「……何か?」
「いや、別に。いつの間にか、私の前でも彼を呼び捨てにするようになったんだなー、と」
じとっとまとわりつくような視線に耐えきれず、シルフィアは頬を引きつらせた。
やはりミーナがこれまでの経緯も報告しているのか、何だか色々ばれている。
「お父様ったら。含みのある言い方をしないで、気になることがあるならはっきり聞いてほしいわ」
遠回しな追及はあまりにじれったく、ついつっけんどんな態度を取ってしまう。
それを受けクロードは葛藤の末、重々しく顔を上げた。
「……では聞かせてもらうが、エニシダ殿から求婚をされているというのは本当かい?」
「はい?」
「ユキノシタ殿とも密会を重ねている上、普段無表情なシオン殿がシルフィアにだけは笑いかけていて、なかなかいい雰囲気だとか」
「ーーはいぃ?」
思いもよらない角度からの詰問に絶句する。
どのようにしてそんな勘違いが生まれたのか。
それが専属メイドの仕業であるとは気付かないまま、シルフィアはしばらく呆然とするのだった。
「シルフィア様、元気がないですね。やはり昨日の疲れが残ってるんじゃないですか?」
「いえ、単に色々と目まぐるしかっただけよ」
顔を曇らせるモクレンに、シルフィアは乾いた笑みで返す。朝から壮大な妄想を聞かされ正直ヘトヘトだ。
事実無根の誤解はきっぱり否定しておいたが、果たして信じてもらえたかどうか。
ともかく、気を取り直してお出かけだ。
シルフィアは少年と面会するため、南街区にあるフィソーロ本部に来ていた。
安全面での不安がないとは言い切れないため、ミーナには屋敷に残ってもらっている。
自らを囮にする作戦で散々心配させたばかりだったため心苦しかったが、少年と腹を割って話すには連れて行くこともできない。
「ごめんなさいね。あなたを利用してしまって」
「構いません。こういう時のための権限ですから」
シルフィアは、代表であるモクレンに案内をお願いしていた。彼が計らってくれるおかげでクシェルだった頃の顔見知りと会わないで済む。
フィソーロ本部は、前世と変わっていなかった。
砂色の壁面に、素っ気ない外観。
一歩足を踏み入れてみても、事務的なもの以外見当たらない武骨さは昔のままだ。
シルフィアは込み上げる感慨が溢れ出さないよう堪えながら、人目につかない道を選び階段へと向かった。
少年は地下の留置所にいる。
ひんやりした空気が漂う石段を下りながら、モクレンが口を開いた。
「ところでボスは、先代ボスのヴェルダさんとどういう関係だったんですか?」
「どちらもボスだとややこしいわね」
「先代のことはヴェルダさんと呼んでましたよ。俺にとってボスは、あなただけですから」
薄暗い階段に、彼の恥ずかしい台詞が反響する。
間違いなく顔が赤くなっているため暗さに感謝していると、モクレンがクスリと笑った。黙ったところで筒抜けだったようだ。
「ヴェルダ……彼の何が気になるの?」
「あの人、未だにボスのことを悪く言うんですよ。腹が立つんですけど、反論できないほど的を射てるからいちいち微妙な気持ちになるんです」
クシェルの死から十六年という歳月が過ぎてなお、憎まれ口を叩いているというのか。しかもそれを養い子であるモクレン相手に。
「あんのクソジジイ……」
「ジジイ、という年齢ではないと思うんですけど」
「あいつ全然年食って見えないだけで、実際は五十歳過ぎだぞ? 化け物みたいなもんだ」
吐き捨てるように告げると、彼は驚き歩みを止めた。
「い、言われてみれば出会った頃から三十代後半みたいな外見ですけど……まさか五十歳越え……」
モクレンの驚きぶりを見ていれば、今もほとんど変わらぬ容貌をしていることは容易に想像がつく。
心の中で若作りめ、と罵らずにいられない。
「まあとはいえ、クシェルにとっては恩人でもある。あいつは……『リュクセ』って家名を与えてくれた、親代わりみたいなものなんだ」
少し肌寒く感じる地下に、シルフィアの声がしんと広がっていく。やけに透明に響いたのは、無意識に感情を込めまいと努めたためだろうか。
「会いたいと……思わないんですか?」
気遣うモクレンの声は労しげだ。
まるで訊ねること自体に罪悪感を抱いているような、無神経さを悔いているような横顔に苦笑をこぼす。
「馬鹿野郎。会ったって話すことなんかないだろ」
「そう……なんですが……」
しばらく、沈黙が落ちる。
あまり腫れ物のように扱われるのも落ち着かず、シルフィアはそわそわと彼を見上げた。
「おい、無理にあいつの認識を改める必要はないからな? 俺の親代わりだとしても、ヴェルダがお前のじいちゃんをしてくれてたわけじゃないんだし」
「なぜそんなおかしな気遣いに行き着いたのか、俺には理解できないんですが」
間髪入れずに否定したモクレンは、そっと吐息のような笑みを浮かべた。
「まあ、何にしろ安心しました。あなたとヴェルダさんが特別な関係だったのではと、不安だったので。仮にそうだったとしても、シルフィア様とでは年齢的に釣り合わないですもんね」
とんでもない発言に、シルフィアは瞠目した。
特別な関係という単語に含まれているのは、明らかに色恋にまつわるあれこれだ。
「おおおおお、お前こそどういう理屈でそんな思考に行き着いたんだよ!? 俺が、ヴェルダのおっさんと!? 俺は異性愛者だぞ!」
「そんなこと、恋愛経験のないボスに断言できるわけないでしょう。現に俺だってこうして、あなたを好きになったんですから」
「っ、ぐう……」
サラリと告げられる愛の言葉に、どうしても慣れない。
シルフィアは逃げ出したくなるような恥ずかしさに意識を囚われ、段差でつまずいてしまった。
「ヒャッ」
「大丈夫ですか?」
素早くモクレンに支えられ難を逃れたけれど、堪えきれていない忍び笑いが耳元に響く。
「ーーこの野郎、からかってるだろ!? 俺に余裕がないからって……ああもう、また品のない口調になってるし!」
「ずいぶん前からなってましたよ」
今さら遅いと知りながら慌てて口を塞ぐも、追い討ちをかけるような指摘をされる。
「……あなたのせいだもの」
「え?」
立ち止まると、間近から顔を覗き込まれる。
こうして大人の余裕を見せ付けられるたび頼もしく感じると同時に、憎らしくなる。
薄々気付いていたが、モクレンの好きとシルフィアの好きには大きな隔たりがあるように思う。
彼にとっては元養い親だし、元男。好きというのも親愛に近い感情かもしれない。
比べてシルフィアは交流を持つようになる以前から、観賞対象として彼を見ていたのだ。ずっと先に好きになったとも言える。
だから動揺するのも緊張するのも、シルフィアばかり。
ーーこればかりは、諦めるしかないのよね……。
想いを返してくれただけでも、奇跡に等しい幸運なのだ。十分だと思うしかない。
その代わり、八つ当たりには余念がなかった。
「絶対あなたのせいだもの。あなたと話していると、乱暴な口調になってしまう。直したいのに、そうやってどんな私でも受け入れてくれるから、つい甘えてしまうんだわ」
恨みを込めてじろりと睨み上げると、なぜかモクレンは硬直していた。ふと心配になるが、また何かからかおうとしているのではと勘づく。
「こ、こんなことをしている場合じゃなかったわね! さあ、早く行きましょう!」
今度こそ騙されまいと、シルフィアは慌てて歩き出す。
モクレンは荒っぽく髪を掻き上げながら、ずんずん進んでいく後ろ姿に息をついた。
「全く。どんなに余裕がないか、知りもしないで……」
そもそもヴェルダとの関係に疑念を抱き、嫉妬しかけたのが事の発端だというのに。
とはいえ必死で余裕ぶっていることに気付かれていないのなら、それが救いか。
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※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。