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本編
特別な夜
何日かは、リオルディスとの噂の真相を聞きたがる人に追われるという、騒がしい日々が続いた。
それを鉄壁の無表情、仕事優先主義で乗り越え、次第に落ち着いてきた頃。
ようやく、リオルディスとの食事会が実現した。明日からは珍しく三連休だ。
終業時間ぴったりに仕事を終え寮に戻ると、ナナセは飾り気のないブラウスとスカートに着替える。
急いで寮を出ると、既に私服姿のリオルディスが門柱に寄りかかりながら待っていた。
シンプルなシャツとベストは以前から似合うと思っていたが、想いを自覚してからは桁違いの衝撃だ。心臓が痛い。
「ナナセ、お疲れ」
「お、お疲れ様です。リオルディス様」
普段通り、と頭の中で唱えつつ返した挨拶が、早速失敗してしまった。
ナナセは誤魔化すようにすぐに歩き出す。それを制したのはリオルディスだ。
「待って、ナナセ。実は、今日は少しだけ贅沢をしようと思ってるんだ」
「贅沢、ですか? 私はいつも通りで……」
「俺が祝いたいんだ。事件が解決したこと、そしてナナセが無事だったことを」
彼の微笑みに見惚れていると、車輪の音が近付いてきた。二頭立ての馬車が、ピタリと横につける。
品のいい御者が目礼したため反射的に頭を下げたが、どう考えてもナナセの身分や装いでは不釣り合いだ。
まさか、これに乗れというのか。
無言で首を横に振ると、リオルディスは優雅に微笑んだ。
普段のくだけた態度からすっかり忘れていたが、そういえば彼は貴族だった。
それ以上の有無を言わさず、ナナセを乗せた馬車はすべるように走り出した。
王都は、城門を出て真っ直ぐ進んだところにある。いつも通る道を左に逸れたので、郊外に向かっているようだ。
「今さらなんですけど、私はこの格好のままで大丈夫でしょうか……?」
「そこまで敷居の高い店じゃないから心配しないで。平民が特別な日を過ごすために利用する、そんな場所だから。あそこのローストポークが絶品で、ぜひナナセにも食べてほしかったんだ」
「ほほう、ローストポークですか」
食べものの話をされれば、現金なほど不安は小さくなる。リオルディスのはしゃいだ様子につられ、ナナセも笑った。
王都の喧騒から遠ざかった場所に建つ料理店は、高級レストランといった外観だった。
白蝶貝城をイメージしているのか、外壁は白一色。柔らかな灯りに照らされた庭園も見事なもので、どこか瀟洒な雰囲気がある。
丘の上の教会がすぐ近くに見えた。
王都民に親しまれている教会だと聞くから、礼拝ついでに立ち寄る客でも繁盛しているのだろう。
リオルディスの言った通り、そこまで堅苦しい料理店ではなかった。
笑い合う客は全員平民だし、コース料理ではないためテーブルマナーも気にしていないようだ。
食事も文句なしにおいしい。
花のサラダは見た目が美しいだけでなく、一つ一つが個性的で面白かった。黄色の小振りな花には胡椒のような辛みがあったり、紫の花からはニンニクの風味がしたり。
スープは透き通っているのにポタージュを彷彿とさせる濃厚な味わいで、この辺りでは珍しい魚料理も楽しめた。
中でも素晴らしかったのは、やはりリオルディスがお勧めしていたローストポークだ。
噛めば噛むほど旨みが増す、ヒレ肉のしっとりとした食感。芯までしっかり染みた香辛料、赤ワインとベリーで作られた酸味のあるソース。
どこもかしこもナナセの好みで、思わず感嘆の声を上げていた。
「すごい……! おいしいです!」
酔いのせいか声が大きくなりかけ、慌てて口を塞ぐ。周囲の反応を気にするナナセを、リオルディスがクスクスと笑った。
ばつが悪くなり、窓の外に視線を移す。
暗闇にうっすらと浮かび上がる幻想的な庭園、ポツリポツリと輝く星。
そのさらに上から皓々と地上を照らすのは、綺麗な満月だった。
「……あれ?」
目を凝らすと、月が少しぶれて見える。
もしかして、だいぶ酔っているのだろうか。ならばリオルディスとの楽しいデートも、ナナセの願望が作り出した幻か。
何度も目を擦っていると、向かいの席からしのび笑いが聞こえてきた。
「ナナセ、見間違いじゃないよ。何十年かに一度だけ、重なっていた月が離れるんだ。それが今夜だったみたいだね」
どこかからかうような声音だったが、説明された内容に驚きすぎたナナセには気にならなかった。
「重なった月が離れる? ということは、普段から月は二つ浮かんでたんですか?」
魔法もないし魔物もいないので中世のヨーロッパという印象が強かったけれど、こんな近くに異世界っぽさが隠れていたとは。
「こういう自然現象が起こる日って、元いた世界ならお祭り騒ぎでしたよ。皆既日食とか流星群とか、ニュースになってたし」
「特別な催しや祭りはないけど、今日みたいな日は恋人とすごすことが多いかな。こういう日に求婚をすると、いい記念になるし」
「あぁ、分かります」
道理で、やたらと親密な雰囲気の人が目に付くはずだ。
男性同士や女性同士も堂々としており、この辺りは日本より柔軟だと思う。
――んん? ということは、私達も周りの人からは恋人同士に見える……?
怖い可能性に気付いてしまったナナセに、リオルディスが微笑みかける。
「職務中じゃないんだし、今は敬語をやめていいんだよ?」
「いえ、そういうわけには」
「酒の席くらい、羽目を外していいのに」
ただでさえ、好きな人と素敵な料理店で二人きりなのだ。
十分浮かれていた自覚のあるナナセは、重々しく首を振った。
「滅相もございません、リオルディス様。どうかこのままでお許しください」
より丁寧な口調になると、彼の笑みにほんの少し苦いものが混ざった。
「……ナナセは、自分を律するのがうまいよね。部下達にも見習わせたいくらいだ」
確かにゼファルをはじめ、若手の騎士達は業務中の私語が多い。
特に後輩侍女に話しかけられると、立場的に咎めないわけにもいかなくなる。
彼らにとって婚活の一貫だと思えば罪悪感が湧くが、会話を弾ませるならぜひ終業後にしてほしいものだ。
心の中で強く同意を示していると、リオルディスがグラスを置いた。
「だけど、たまには誰かに寄りかからないと疲れてしまうよ。ずっと頑張り続けた結果、いつか潰れるんじゃないかと心配になる」
彼はもう笑っていなかった。
静かな声音や真っ直ぐな眼差しから、痛いほどの真剣さを感じる。
「だからこそ俺は、ナナセを支えられるような人間になりたいと思ったんだ。対等に、並び立てる関係に」
リオルディスの方が立場が上なのにとか、貴族と対等なんて無理に決まっているとか。
適当に笑ってかわす言葉ならいくらでも思い付くのに、どれも口にできなかった。
彼の誠実さから逃げるように、ナナセは視線を逸らした。このままでは口説かれているのではと勘違いしそうになる。
やけに喉が渇き、グラスの白ワインを飲み干した。なぜか苦みだけが口の中に残って、注がれたおかわりも間を置かず空にする。
「ナナセ、そんな勢いで飲んだら……」
「ご心配には及びません、リオルディス様。レムンド様に頼まれているからと、私の体調まで気にかける必要はないのですから」
いくら動揺しているからといって、言いすぎた。ここまで頑なでは拒絶と変わらない。
そう後悔したのは、リオルディスの表情が一気に険しくなったからだ。
怒らせてしまった。
当然だ。優しい彼のことだから、一緒にいる人間を気遣うのは普通のこと。
たとえ義務や責任感からだとしても、手を抜くはずがないのに。
「すみません、私――……」
「謝らないで、ナナセ。酔った時に建前が飛び出すなんて早々あり得ない。つまり、そういった考えが君の根底にあるということだ」
灰色の瞳が激情に燃えている。
けれどそれは怒りというより、切なさに近いかもしれない。分かってもらえないことが悲しいと。
「確かに、はじめは義務だった。でもだからといって、これまでの全てが義務だなんて、決め付けないでほしいんだ」
懇願に近い口調だった。
ナナセ達は、互いを一心に見つめ合う。
酔っているせいで頭がうまく働かない。灰色の瞳に吸い込まれそうな心地になる。
ふと、時間が動いた。
「……ごめん、押し付けがましいことを言った。俺も飲みすぎたのかもしれない」
リオルディスは目を逸らすと、銀髪をくしゃくしゃに乱して立ち上がる。
ナナセはやや覚束ない足取りで、彼の背中を追った。
それを鉄壁の無表情、仕事優先主義で乗り越え、次第に落ち着いてきた頃。
ようやく、リオルディスとの食事会が実現した。明日からは珍しく三連休だ。
終業時間ぴったりに仕事を終え寮に戻ると、ナナセは飾り気のないブラウスとスカートに着替える。
急いで寮を出ると、既に私服姿のリオルディスが門柱に寄りかかりながら待っていた。
シンプルなシャツとベストは以前から似合うと思っていたが、想いを自覚してからは桁違いの衝撃だ。心臓が痛い。
「ナナセ、お疲れ」
「お、お疲れ様です。リオルディス様」
普段通り、と頭の中で唱えつつ返した挨拶が、早速失敗してしまった。
ナナセは誤魔化すようにすぐに歩き出す。それを制したのはリオルディスだ。
「待って、ナナセ。実は、今日は少しだけ贅沢をしようと思ってるんだ」
「贅沢、ですか? 私はいつも通りで……」
「俺が祝いたいんだ。事件が解決したこと、そしてナナセが無事だったことを」
彼の微笑みに見惚れていると、車輪の音が近付いてきた。二頭立ての馬車が、ピタリと横につける。
品のいい御者が目礼したため反射的に頭を下げたが、どう考えてもナナセの身分や装いでは不釣り合いだ。
まさか、これに乗れというのか。
無言で首を横に振ると、リオルディスは優雅に微笑んだ。
普段のくだけた態度からすっかり忘れていたが、そういえば彼は貴族だった。
それ以上の有無を言わさず、ナナセを乗せた馬車はすべるように走り出した。
王都は、城門を出て真っ直ぐ進んだところにある。いつも通る道を左に逸れたので、郊外に向かっているようだ。
「今さらなんですけど、私はこの格好のままで大丈夫でしょうか……?」
「そこまで敷居の高い店じゃないから心配しないで。平民が特別な日を過ごすために利用する、そんな場所だから。あそこのローストポークが絶品で、ぜひナナセにも食べてほしかったんだ」
「ほほう、ローストポークですか」
食べものの話をされれば、現金なほど不安は小さくなる。リオルディスのはしゃいだ様子につられ、ナナセも笑った。
王都の喧騒から遠ざかった場所に建つ料理店は、高級レストランといった外観だった。
白蝶貝城をイメージしているのか、外壁は白一色。柔らかな灯りに照らされた庭園も見事なもので、どこか瀟洒な雰囲気がある。
丘の上の教会がすぐ近くに見えた。
王都民に親しまれている教会だと聞くから、礼拝ついでに立ち寄る客でも繁盛しているのだろう。
リオルディスの言った通り、そこまで堅苦しい料理店ではなかった。
笑い合う客は全員平民だし、コース料理ではないためテーブルマナーも気にしていないようだ。
食事も文句なしにおいしい。
花のサラダは見た目が美しいだけでなく、一つ一つが個性的で面白かった。黄色の小振りな花には胡椒のような辛みがあったり、紫の花からはニンニクの風味がしたり。
スープは透き通っているのにポタージュを彷彿とさせる濃厚な味わいで、この辺りでは珍しい魚料理も楽しめた。
中でも素晴らしかったのは、やはりリオルディスがお勧めしていたローストポークだ。
噛めば噛むほど旨みが増す、ヒレ肉のしっとりとした食感。芯までしっかり染みた香辛料、赤ワインとベリーで作られた酸味のあるソース。
どこもかしこもナナセの好みで、思わず感嘆の声を上げていた。
「すごい……! おいしいです!」
酔いのせいか声が大きくなりかけ、慌てて口を塞ぐ。周囲の反応を気にするナナセを、リオルディスがクスクスと笑った。
ばつが悪くなり、窓の外に視線を移す。
暗闇にうっすらと浮かび上がる幻想的な庭園、ポツリポツリと輝く星。
そのさらに上から皓々と地上を照らすのは、綺麗な満月だった。
「……あれ?」
目を凝らすと、月が少しぶれて見える。
もしかして、だいぶ酔っているのだろうか。ならばリオルディスとの楽しいデートも、ナナセの願望が作り出した幻か。
何度も目を擦っていると、向かいの席からしのび笑いが聞こえてきた。
「ナナセ、見間違いじゃないよ。何十年かに一度だけ、重なっていた月が離れるんだ。それが今夜だったみたいだね」
どこかからかうような声音だったが、説明された内容に驚きすぎたナナセには気にならなかった。
「重なった月が離れる? ということは、普段から月は二つ浮かんでたんですか?」
魔法もないし魔物もいないので中世のヨーロッパという印象が強かったけれど、こんな近くに異世界っぽさが隠れていたとは。
「こういう自然現象が起こる日って、元いた世界ならお祭り騒ぎでしたよ。皆既日食とか流星群とか、ニュースになってたし」
「特別な催しや祭りはないけど、今日みたいな日は恋人とすごすことが多いかな。こういう日に求婚をすると、いい記念になるし」
「あぁ、分かります」
道理で、やたらと親密な雰囲気の人が目に付くはずだ。
男性同士や女性同士も堂々としており、この辺りは日本より柔軟だと思う。
――んん? ということは、私達も周りの人からは恋人同士に見える……?
怖い可能性に気付いてしまったナナセに、リオルディスが微笑みかける。
「職務中じゃないんだし、今は敬語をやめていいんだよ?」
「いえ、そういうわけには」
「酒の席くらい、羽目を外していいのに」
ただでさえ、好きな人と素敵な料理店で二人きりなのだ。
十分浮かれていた自覚のあるナナセは、重々しく首を振った。
「滅相もございません、リオルディス様。どうかこのままでお許しください」
より丁寧な口調になると、彼の笑みにほんの少し苦いものが混ざった。
「……ナナセは、自分を律するのがうまいよね。部下達にも見習わせたいくらいだ」
確かにゼファルをはじめ、若手の騎士達は業務中の私語が多い。
特に後輩侍女に話しかけられると、立場的に咎めないわけにもいかなくなる。
彼らにとって婚活の一貫だと思えば罪悪感が湧くが、会話を弾ませるならぜひ終業後にしてほしいものだ。
心の中で強く同意を示していると、リオルディスがグラスを置いた。
「だけど、たまには誰かに寄りかからないと疲れてしまうよ。ずっと頑張り続けた結果、いつか潰れるんじゃないかと心配になる」
彼はもう笑っていなかった。
静かな声音や真っ直ぐな眼差しから、痛いほどの真剣さを感じる。
「だからこそ俺は、ナナセを支えられるような人間になりたいと思ったんだ。対等に、並び立てる関係に」
リオルディスの方が立場が上なのにとか、貴族と対等なんて無理に決まっているとか。
適当に笑ってかわす言葉ならいくらでも思い付くのに、どれも口にできなかった。
彼の誠実さから逃げるように、ナナセは視線を逸らした。このままでは口説かれているのではと勘違いしそうになる。
やけに喉が渇き、グラスの白ワインを飲み干した。なぜか苦みだけが口の中に残って、注がれたおかわりも間を置かず空にする。
「ナナセ、そんな勢いで飲んだら……」
「ご心配には及びません、リオルディス様。レムンド様に頼まれているからと、私の体調まで気にかける必要はないのですから」
いくら動揺しているからといって、言いすぎた。ここまで頑なでは拒絶と変わらない。
そう後悔したのは、リオルディスの表情が一気に険しくなったからだ。
怒らせてしまった。
当然だ。優しい彼のことだから、一緒にいる人間を気遣うのは普通のこと。
たとえ義務や責任感からだとしても、手を抜くはずがないのに。
「すみません、私――……」
「謝らないで、ナナセ。酔った時に建前が飛び出すなんて早々あり得ない。つまり、そういった考えが君の根底にあるということだ」
灰色の瞳が激情に燃えている。
けれどそれは怒りというより、切なさに近いかもしれない。分かってもらえないことが悲しいと。
「確かに、はじめは義務だった。でもだからといって、これまでの全てが義務だなんて、決め付けないでほしいんだ」
懇願に近い口調だった。
ナナセ達は、互いを一心に見つめ合う。
酔っているせいで頭がうまく働かない。灰色の瞳に吸い込まれそうな心地になる。
ふと、時間が動いた。
「……ごめん、押し付けがましいことを言った。俺も飲みすぎたのかもしれない」
リオルディスは目を逸らすと、銀髪をくしゃくしゃに乱して立ち上がる。
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