モブなので恋愛よりドラゴン育成したいです ~どハマりしたゲームの世界に転生したけど、モブに恋愛はムリなので赤ちゃん白竜を育ててみる~

メソポ・たみあ

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第3章 モブだけど、ヒロインを救ってもいいよね?

第31話 モヤッと?

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「ああ、そんなにへりくだらないで。私、階級を意識して話すの好きじゃないの」

 ロゼは苦笑してソリンの頭を上げさせようとする。

 そう、彼女は高嶺の花ってイメージを持たれがちだが、案外フレンドリーな性格をしているのだ。

 あとドラゴン限界オタクっていう隠れた趣味の持ち主な。

「……ノエル、今なにか失礼なこと考えたでしょ」

「いや、別にー?」

「オホン! ともかく、私が正式にアリッサム家を継ぐって決まったワケじゃないわ。だから普通に話しましょ?」

「ですが……」

「このノエルなんて最初からタメ語だったのよ? 辺境貴族のくせに」

「へいへい、辺境で悪かったな」

「……そう言って頂けるのであれば。よろしくお願いしますね、ロゼ」

「ええ、よろしくねソリン」

 なんとか打ち解けたロゼは、ソリンとスピカを交互に見る。

 そして「ははーん?」と気付いた様子で、

「もしかしてソリン、あなたもスピカちゃんに会いに来たの?」

「え? それは――」

「わかるわ。スピカちゃん、とってもかわいいものね! 私も彼女に会うためだけにノエルの部屋行くくらいだもの!」

「きゅーん♪」

 私もお姉ちゃん大好きー!
 と返事するスピカ。

 ……年頃の少女が男の部屋に入り浸るは止めろと、正直今でも言いたいが。

 でもスピカと仲良しだからなにも言えん。

「え、あ、その……」

 ソリンは一瞬言いよどむ。
 そしてやや顔を俯かせ、

「わ、私は、スピカちゃんにも会いたいですけど……今日は、ノエルさんとお話したくて……!」

 しどろもどろな口調で言った。

「――え?」

 小さく驚くロゼ。
 ソリンは頬を赤らめ、

「だ、だからノエルさんに会いに来たんです! ノエルさんと一緒にいたくて……や、やだ、なに言ってるんだろう……!」

「え、あ、えっと……そう、なんだ?」

 その言葉を聞いて、ロゼの笑顔が強張る。

 リアクションに困った様子で、口をパクパクさせ始める彼女。

 ――あれ?
 なに、その反応?

 なんか意外だな。

「はぁ? どうしてノエルなんかに?」とでも言うかと思ったけど。

 いや、それ以上にソリンも本当なに言ってるんだよと突っ込みたいが。

 ダメでしょ、メインヒロインの一角がモブと親密になり過ぎちゃ……。

 世界観壊れちゃうよ……。

「そ、そっかそっか! 確かにノエルもいい奴だもんね?」

 ロゼはアハハ!と笑うと、

「私はスピカちゃんと遊べれば満足だけど! ほらおいで、スピカちゃん!」

「きゅーん!」

 スピカと戯れ始める。

 これまでと同じように。

 ……あれ?
 なんだろう?

 なんで俺、微妙に胸がモヤッとしてるんだ……?
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