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第4章 モブなので、婚約破棄された悪役令嬢をドラゴン調教師にします。……え、どういうこと?
第52話 相談してみよう
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クローディアからの逃走に成功した俺とスピカであったが、
「お待ちなさい! 今日こそ婚約してもらいますわ!」
「逃がさないから! 大人しく婚約なさい!」
「どうして逃げるの!? 婚約者ができて嬉しいですわよねぇ!」
――それ以降も、クローディアが俺に婚約を迫って来る事案は続いた。
何故かは知らん。
理由を聞く前に俺が逃げ出すから。
だって怖すぎるだろ、普通に考えてさ……。
モブに婚約を強要してくる悪役令嬢なんて聞いて事ないって……。
で、そんな出来事が数日間続き――
「……もう嫌、疲れた」
「きゅーん……」
「だ、大丈夫、二人共……?」
「なんだか随分お疲れのご様子ですねぇ……」
ロゼとソリンの前で、俺とスピカはぐったりとうなだれていた。
今日も庭園の中で四人一緒に昼食を取る約束をしていたのだが、疲れて食べ物が喉を通りそうにない……。
「なにかあったの? ノエルがそんな姿見せるなんて珍しいけど」
「いや……えっと……」
……言ってもいいのかなぁ?
クローディアに婚約を迫られてるって。
ちなみに、彼女たちはこの件のことをなにも知らない。
なにせクローディアは俺が一人(スピカとは一緒)のタイミングを狙って会いに来てるからな。
目撃者も極力少ない場所も選んでるっぽいし。
それにさあ、一応”婚約”って繊細なワードじゃん?
ロゼとソリンは愛情ランクが上がってしまっているし、おいそれと話題に出すべき内容じゃない気がするんだよな。
"いやー、最近クローディアに婚約を迫られてて困ってるんだよね、ハハハ!"
……なんて言い方したらクズ男みたいだよ。
それに友人との会話の笑いの種にするのは、いくらなんでもクローディアに失礼過ぎると思うし。
うーん……。
「……ノエルさん、私たち隠し事していますね?」
「へ?」
「顔に書いてあるわよ。悩みがあるって」
ロゼとソリンは、「ふぅ」とため息がちに言った。
「いいから言ってみなさいよ。その方が少しは楽になるでしょ」
「いや、でも……」
「酷いです……ノエルさんは私たちを信用してくれないんですかぁ……」
ひっくひっくと泣き始めるソリン。
あれ、なんで?
なんで俺が悪いことしたみたいになってるの?
「……きゅーん」
「え、スピカ……?」
「きゅーん、きゅきゅーん」
二人に話してみようよ!
と俺に鳴き声で伝えてくれるスピカ。
……そうか、キミがそう言ってくれるなら――。
俺は全て話すことを決め、ここ数日に起きた出来事を彼女たちに打ち明けた。
「「――ク、クローディア・ベルメールに婚約を迫られたぁ!?」」
「……うん、そうなんだ」
――瞬間、二人は血相を変えて俺に詰め寄ってきた。
「お待ちなさい! 今日こそ婚約してもらいますわ!」
「逃がさないから! 大人しく婚約なさい!」
「どうして逃げるの!? 婚約者ができて嬉しいですわよねぇ!」
――それ以降も、クローディアが俺に婚約を迫って来る事案は続いた。
何故かは知らん。
理由を聞く前に俺が逃げ出すから。
だって怖すぎるだろ、普通に考えてさ……。
モブに婚約を強要してくる悪役令嬢なんて聞いて事ないって……。
で、そんな出来事が数日間続き――
「……もう嫌、疲れた」
「きゅーん……」
「だ、大丈夫、二人共……?」
「なんだか随分お疲れのご様子ですねぇ……」
ロゼとソリンの前で、俺とスピカはぐったりとうなだれていた。
今日も庭園の中で四人一緒に昼食を取る約束をしていたのだが、疲れて食べ物が喉を通りそうにない……。
「なにかあったの? ノエルがそんな姿見せるなんて珍しいけど」
「いや……えっと……」
……言ってもいいのかなぁ?
クローディアに婚約を迫られてるって。
ちなみに、彼女たちはこの件のことをなにも知らない。
なにせクローディアは俺が一人(スピカとは一緒)のタイミングを狙って会いに来てるからな。
目撃者も極力少ない場所も選んでるっぽいし。
それにさあ、一応”婚約”って繊細なワードじゃん?
ロゼとソリンは愛情ランクが上がってしまっているし、おいそれと話題に出すべき内容じゃない気がするんだよな。
"いやー、最近クローディアに婚約を迫られてて困ってるんだよね、ハハハ!"
……なんて言い方したらクズ男みたいだよ。
それに友人との会話の笑いの種にするのは、いくらなんでもクローディアに失礼過ぎると思うし。
うーん……。
「……ノエルさん、私たち隠し事していますね?」
「へ?」
「顔に書いてあるわよ。悩みがあるって」
ロゼとソリンは、「ふぅ」とため息がちに言った。
「いいから言ってみなさいよ。その方が少しは楽になるでしょ」
「いや、でも……」
「酷いです……ノエルさんは私たちを信用してくれないんですかぁ……」
ひっくひっくと泣き始めるソリン。
あれ、なんで?
なんで俺が悪いことしたみたいになってるの?
「……きゅーん」
「え、スピカ……?」
「きゅーん、きゅきゅーん」
二人に話してみようよ!
と俺に鳴き声で伝えてくれるスピカ。
……そうか、キミがそう言ってくれるなら――。
俺は全て話すことを決め、ここ数日に起きた出来事を彼女たちに打ち明けた。
「「――ク、クローディア・ベルメールに婚約を迫られたぁ!?」」
「……うん、そうなんだ」
――瞬間、二人は血相を変えて俺に詰め寄ってきた。
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