モブなので恋愛よりドラゴン育成したいです ~どハマりしたゲームの世界に転生したけど、モブに恋愛はムリなので赤ちゃん白竜を育ててみる~

メソポ・たみあ

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第4章 モブなので、婚約破棄された悪役令嬢をドラゴン調教師にします。……え、どういうこと?

第60話 女神フレイヤにあやかって

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「な……名前、ですの……?」

「そうだ。親が子供に名前を付ける。自然なことだろ?」

 ――個人的に、この”名付け”をするか否かで愛情の持ち様は変わってくると思っている。

 自分で名前を考え、責任を持って呼んであげる。

 これはとても大事なことだと。

 事実モンスターに愛情を注げなかった見本として、いい例なのがマシューだ。

 モンスターをあくまでモンスターとしてしか見ようとせず、最後まで心を通わせることができなかった。

 ――育成するモンスターは道具じゃない。

 その認識を持てるようになるため、やっぱり名付けは重要。

 最初は形からってね。

「と言われましても……私モンスターに名前なんて付けたこと……」

「そう深く考える必要はない。その子も人間だと思えばいいのさ」

「人間……」

 そう言われて、クローディアは少しハッとする。

「そ、そういうことでしたら、ベルメール家の眷属として相応しい名を付けねばなりませんわね! 私に仕えるワケですし、セバスチャンとかクロードなんて――」

「……」

「……じょ、冗談、冗談ですわ! そんな怒らないでくださいまし!」

 育成するドラゴンは執事とちゃうぞコラ。

 むしろ育成に力を注ぐ間は、立場的には飼い主が執事で、ドラゴンが主人になるまである。

 彼らのために多大な時間を割かねばならないワケだから。

 そう考えると猫を飼う感覚に近いかもな。

 お猫様より色々と大変な部分は多いが。

 クローディアはしばし「う~ん……」と頭を悩ませる。
 そして、

「……よし、決めましたわ」

「きゅわっ?」

 クローディアは優しい声で「降りてらっしゃい」と手を差し出す。

 するとワイバーンの赤ちゃんはようやく頭から降りて、彼女の手の平にちょこんと乗った。

「あなたは男の子ですものね。では大いなる女神フレイヤのご加護があらんことを願って……”フレン”と名付けましょう」

「きゅわっ? きゅわわっ♡」

「わあっ、喜んでくれたみたいですね! よかったです!」

「ふふ、よろしくね。フレンくん」

「きゅーん♪」

「きゅわ~!」

「ふ、ふんだ……精々ベルメール家の役に立ってちょうだいな!」

 相変わらず素直じゃない照れ方をするクローディア。

 ――なるほど、フレイヤにあやかって”フレン”、か。
 うん、いい名前だ。

 きっとクローディアも愛着を持てることだろう。

「さて……それじゃクローディア、フレンを連れて少し外に出ないか?」

「え? どこに行くんですの?」

「調教場。――見ておきたいだろ? モンスターとしての、彼の実力ってヤツを」


==========

名前:フレン
種族:ワイバーン
性別:おす
年齢:0歳
レベル:1

体力:5
攻撃力:2
防御力:1
素早さ:5
知能:10

属性レベル
〔炎〕Lv:0
〔水〕Lv:0
〔風〕Lv:1
〔土〕Lv:0
〔光〕Lv:0
〔闇〕Lv:0

親密度:10(クローディアとの)
魅力:10

性格:勇敢

==========
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