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第四話 世間一般で言うところのいわゆるデート
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わたし――藤咲ひなたは、ルームメイトのミサちゃんのことが好きなんだと思う。
今まで男の子を「好き」になったことはなかった。
でも女の子を「好き」になったことも、たぶんなかった。
好きっていう感情は、まだよく分からない。
舞鶴ミサちゃんとは、今年の四月から同室になった。気づけば彼女を目で追っていた。わたしはレズビアンだったのかもしれない。
きっかけは、おそらくゴールデンウィーク明けのあの日。
実家から戻ってきたわたしたちを待ち受けていたのは、一匹のクモだった。全長四~五センチくらいのものだけど、部屋でそんな大きな虫を見たのは初めてだった。ミサちゃんは虫が苦手らしく、泣きそうな悲鳴を上げていた。わたしも、虫は得意なわけじゃないけど、ミサちゃんよりは大丈夫なのでやっつける役を担った。
なんとかクモを退治して、手を洗って部屋に戻ると、ミサちゃんが抱きついてきて涙声で言った。
「ありがとう、任せちゃってごめんね」
彼女はふだんボディタッチはしない方なので、本当に怖かったんだなと思った。そして、そのときに感じた彼女の胸の膨らみの感触は、わたしの脳みその中でリフレインされていた。
それ以降、共同生活をしてる中で、朝あいさつするミサちゃんに、触りたいと思ってしまう。何気なく目が合うミサちゃんを、抱きしめたいと思ってしまう。となりで寝てるミサちゃんに、キスしたいと思ってしまう。
去年のルームメイトとも仲良くはなったけど、こんなふうじゃなかった。うまく言えないけど、違う感覚。ミサちゃんに対して、特別な感情を抱いている。
毎日いっしょにいるので、たまに無防備な姿を目にしてしまうこともある。本当は目をそらさないといけないのに、頭に焼き付けてしまう。そのたびに嬉しく思う気持ちと、それに対する罪悪感がごちゃまぜになっている。
最初は、寝てるミサちゃんを眺めてるだけだった。だんだんエスカレートして、服の上から触れ、脱がし、直接触るようになってしまった。
一度タガが外れたら、もうやめられない。こんなことしちゃダメだ。
そんな日々を送っていたら、驚くべきことが起こった。
昨晩、ミサちゃんの方が寝てるわたしを触りに来たのだった。あのミサちゃんが、わたしのパジャマを脱がし、胸を触り、乳首を吸っていた。――わたしがするのと同じように。
思わず寝たフリを続けてしまったけど、彼女はわたしに抱きつき、さらに攻め立てた。快楽の波に抗えず、わたしはそのまま絶頂して意識を失ってしまった。
――そして今に至る。
ミサちゃんは自分のベッドで寝ている。リアルな夢だったのかな? パンツの中は染みが乾いていて気持ち悪い。触られた胸の感触、彼女の吐息、抱きしめられた腕。すべて覚えている。夢なわけない。
いつからか分からないけど、バレていたんだ。起きていたんだ。ふだんの生活は、変わった様子はなかった。今まで通りに接していたはず。昨晩のあれは仕返しのつもりなんだろうか。もしかして、オーケーの返事だったんだろうか。
時計を見ると、午前六時。今日は日曜日で、部活もない。いつも通り、食堂で誰かと居合わせたらどこかに出かけてもいいかな、などと予定とも言えない予定を立てていたけど、それどころじゃなくなってしまった。
――と、ミサちゃんがもぞもぞとし始めた。どうしよう、まだ心の準備ができてない。とりあえず、居室から出てトイレに逃げた。ミサちゃんに、ちゃんと話そう。彼女は、寝てるわたしに対して、わたしと同じことをした。意図は分からないけど、わたしも答えなければ。まずは、寝込みを襲ってしまったことを謝ろう。
トイレから戻ると、ミサちゃんは起きて着替えている最中だった。下着姿を目撃。
「ご、ごめん……!」
謝ることはできたが、意味が違う。ミサちゃんは、慌てることもなくこちらを見た。
「おはよう、ひなたさん。日曜日なのに早いね」
「おはよ……。目、覚めちゃって……」
昨晩のこと、ミサちゃんはおくびにも出さない。
「食堂行く?」
着替え終わったミサちゃんが、いつも通りに聞いてきた。今日は日曜なので、わたしも彼女も私服だ。
「うん……。あ、えっと、ちょっと待って」
このままだと、話ができずに日常生活が始まってしまう。この機を逃したくない。
「その、ちょっとですね……。話を、ミサちゃんにその、話したいことがあるのですが」
「ふふっ。なんで敬語?」
まったく緊張してしまって、言葉が出てこない。
「今日、どっか、出かけない? 都合よければだけど……」
「それが話したいこと?」
「ううん、えっと。どこかで落ち着いて話がしたい……です」
「いいよ。じゃあ、朝食べながら決めようか」
なんだか、リードされているような気がする。でもこれで逃げられなくなった。
朝食の後、寮監に外出届を出して出かけることにした。
わたしたちが来たのは、大型ショッピングモール。学園からバスで二十分くらいのところにある。
お金をそんなに持っていないので、昼食以外はウィンドウショッピングのつもりで来た。
ミサちゃんと二人で出かけるのは初めてだった。寮部屋が同じだから食堂や教室には一緒に行くけど、ふだん遊んでる友達関係は別々で、わたしは彼女の趣味をあまりよく知らない。
これって、世間一般で言うところの、いわゆるデートというものなのでは?
「ひなたさんは、なにか見たいところある?」
「うーん、ミサちゃんは?」
「じゃあ、付き合ってもらおうかな」
今日のミサちゃんは、声のトーンも上がってて、ちょっとテンション高めに見える。あと、何だろう……お姉さんっぽい感じ?
「ミサちゃんって、妹か弟いるんだっけ」
「妹がね。四つ下の」
「道理で……」
ミサちゃんが来たのは雑貨屋だった。小さい手帳やペンを見て、あれこれ迷っている。そういえば、ミサちゃんはふだんからいろんなことをメモしている。やることリストや、読んだ本の感想なんかを書いてるみたい。授業のノートまとめもキレイだし、マメだなあと思う。わたしには、とても出来ない。
ミサちゃんは手帳を買った。わたしが買ったのは、ミサちゃんにオススメされた、ゆるキャラモチーフのボールペン。かわいい上に、インクの出が良くて書き味がいいらしい。ミサちゃんも、同じのを持ってるってことかな。お揃いかな、なんて乙女チックなことを思う。
わたしはと言うと、薬局で制汗剤と日焼け止めクリームを買った。ほんとにただの日用品でしかないけど……。
「ひなたさんの匂いの正体はこの制汗剤か」
「に、匂い……する?」
「部活帰りとかにしてる匂い」
……あんまり嗅がないで欲しい。
その後は、喫茶店で休憩することにした。お昼も近いので、ここで良いのがあれば食べてもいいかな、と。
ミサちゃんは迷わずブレンドコーヒーを頼んだ。やっぱり、ちょっと大人っぽいところあるなあ。わたしも紅茶でも頼もうかな。アールグレイなら飲めると思うけど……。
「アップルジュースください」
カッコつけて背伸びしたってしょうがない。飲みたいものを飲むのがいいに決まってる。
注文を待ってる間、なんとなく沈黙が続いた。手持ち無沙汰で店内を見回し、視界の端でミサちゃんを見たら、彼女もわたしから視線を外して窓の外を見ていた。二人のドリンクは同時に来た。
「……話したいことって?」
ミサちゃんがブレンドコーヒーにシロップとミルクを混ぜながら聞いてきた。わたしの目をしっかりと見ているけど、威圧感があるわけじゃない。小さな子供のような、純粋な目だった。またもや主導権を握られてしまった。わたしは、年貢の納め時か、と思い用意していた答えを口にする。
「わたし、ミサちゃんのこと全然知らなかった。今日はこうやって、いっしょに遊べてよかった」
デートとお出かけの違いは何だろう。
「私のこと、少しは分かった?」
ミサちゃんは、二人でいるとなんだか大人っぽく感じる。教室では、静かでおとなしい子だと思っていたし、みんなもだいたいそんなイメージだと思う。今日の感じだと、静かというより落ち着いている、おとなしいというよりも気遣いがある、という印象だ。教室での感じとも少し違う気がする。もしかして、わたしに対してだけの振る舞いなんだろうか。
「ミサちゃんの、分からないことはまだまだたくさんある。でも、分かっていきたい。もっと知りたい。だから……」
「ごめんなさい」
――これが、言いたいことの一つ目。
今まで男の子を「好き」になったことはなかった。
でも女の子を「好き」になったことも、たぶんなかった。
好きっていう感情は、まだよく分からない。
舞鶴ミサちゃんとは、今年の四月から同室になった。気づけば彼女を目で追っていた。わたしはレズビアンだったのかもしれない。
きっかけは、おそらくゴールデンウィーク明けのあの日。
実家から戻ってきたわたしたちを待ち受けていたのは、一匹のクモだった。全長四~五センチくらいのものだけど、部屋でそんな大きな虫を見たのは初めてだった。ミサちゃんは虫が苦手らしく、泣きそうな悲鳴を上げていた。わたしも、虫は得意なわけじゃないけど、ミサちゃんよりは大丈夫なのでやっつける役を担った。
なんとかクモを退治して、手を洗って部屋に戻ると、ミサちゃんが抱きついてきて涙声で言った。
「ありがとう、任せちゃってごめんね」
彼女はふだんボディタッチはしない方なので、本当に怖かったんだなと思った。そして、そのときに感じた彼女の胸の膨らみの感触は、わたしの脳みその中でリフレインされていた。
それ以降、共同生活をしてる中で、朝あいさつするミサちゃんに、触りたいと思ってしまう。何気なく目が合うミサちゃんを、抱きしめたいと思ってしまう。となりで寝てるミサちゃんに、キスしたいと思ってしまう。
去年のルームメイトとも仲良くはなったけど、こんなふうじゃなかった。うまく言えないけど、違う感覚。ミサちゃんに対して、特別な感情を抱いている。
毎日いっしょにいるので、たまに無防備な姿を目にしてしまうこともある。本当は目をそらさないといけないのに、頭に焼き付けてしまう。そのたびに嬉しく思う気持ちと、それに対する罪悪感がごちゃまぜになっている。
最初は、寝てるミサちゃんを眺めてるだけだった。だんだんエスカレートして、服の上から触れ、脱がし、直接触るようになってしまった。
一度タガが外れたら、もうやめられない。こんなことしちゃダメだ。
そんな日々を送っていたら、驚くべきことが起こった。
昨晩、ミサちゃんの方が寝てるわたしを触りに来たのだった。あのミサちゃんが、わたしのパジャマを脱がし、胸を触り、乳首を吸っていた。――わたしがするのと同じように。
思わず寝たフリを続けてしまったけど、彼女はわたしに抱きつき、さらに攻め立てた。快楽の波に抗えず、わたしはそのまま絶頂して意識を失ってしまった。
――そして今に至る。
ミサちゃんは自分のベッドで寝ている。リアルな夢だったのかな? パンツの中は染みが乾いていて気持ち悪い。触られた胸の感触、彼女の吐息、抱きしめられた腕。すべて覚えている。夢なわけない。
いつからか分からないけど、バレていたんだ。起きていたんだ。ふだんの生活は、変わった様子はなかった。今まで通りに接していたはず。昨晩のあれは仕返しのつもりなんだろうか。もしかして、オーケーの返事だったんだろうか。
時計を見ると、午前六時。今日は日曜日で、部活もない。いつも通り、食堂で誰かと居合わせたらどこかに出かけてもいいかな、などと予定とも言えない予定を立てていたけど、それどころじゃなくなってしまった。
――と、ミサちゃんがもぞもぞとし始めた。どうしよう、まだ心の準備ができてない。とりあえず、居室から出てトイレに逃げた。ミサちゃんに、ちゃんと話そう。彼女は、寝てるわたしに対して、わたしと同じことをした。意図は分からないけど、わたしも答えなければ。まずは、寝込みを襲ってしまったことを謝ろう。
トイレから戻ると、ミサちゃんは起きて着替えている最中だった。下着姿を目撃。
「ご、ごめん……!」
謝ることはできたが、意味が違う。ミサちゃんは、慌てることもなくこちらを見た。
「おはよう、ひなたさん。日曜日なのに早いね」
「おはよ……。目、覚めちゃって……」
昨晩のこと、ミサちゃんはおくびにも出さない。
「食堂行く?」
着替え終わったミサちゃんが、いつも通りに聞いてきた。今日は日曜なので、わたしも彼女も私服だ。
「うん……。あ、えっと、ちょっと待って」
このままだと、話ができずに日常生活が始まってしまう。この機を逃したくない。
「その、ちょっとですね……。話を、ミサちゃんにその、話したいことがあるのですが」
「ふふっ。なんで敬語?」
まったく緊張してしまって、言葉が出てこない。
「今日、どっか、出かけない? 都合よければだけど……」
「それが話したいこと?」
「ううん、えっと。どこかで落ち着いて話がしたい……です」
「いいよ。じゃあ、朝食べながら決めようか」
なんだか、リードされているような気がする。でもこれで逃げられなくなった。
朝食の後、寮監に外出届を出して出かけることにした。
わたしたちが来たのは、大型ショッピングモール。学園からバスで二十分くらいのところにある。
お金をそんなに持っていないので、昼食以外はウィンドウショッピングのつもりで来た。
ミサちゃんと二人で出かけるのは初めてだった。寮部屋が同じだから食堂や教室には一緒に行くけど、ふだん遊んでる友達関係は別々で、わたしは彼女の趣味をあまりよく知らない。
これって、世間一般で言うところの、いわゆるデートというものなのでは?
「ひなたさんは、なにか見たいところある?」
「うーん、ミサちゃんは?」
「じゃあ、付き合ってもらおうかな」
今日のミサちゃんは、声のトーンも上がってて、ちょっとテンション高めに見える。あと、何だろう……お姉さんっぽい感じ?
「ミサちゃんって、妹か弟いるんだっけ」
「妹がね。四つ下の」
「道理で……」
ミサちゃんが来たのは雑貨屋だった。小さい手帳やペンを見て、あれこれ迷っている。そういえば、ミサちゃんはふだんからいろんなことをメモしている。やることリストや、読んだ本の感想なんかを書いてるみたい。授業のノートまとめもキレイだし、マメだなあと思う。わたしには、とても出来ない。
ミサちゃんは手帳を買った。わたしが買ったのは、ミサちゃんにオススメされた、ゆるキャラモチーフのボールペン。かわいい上に、インクの出が良くて書き味がいいらしい。ミサちゃんも、同じのを持ってるってことかな。お揃いかな、なんて乙女チックなことを思う。
わたしはと言うと、薬局で制汗剤と日焼け止めクリームを買った。ほんとにただの日用品でしかないけど……。
「ひなたさんの匂いの正体はこの制汗剤か」
「に、匂い……する?」
「部活帰りとかにしてる匂い」
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その後は、喫茶店で休憩することにした。お昼も近いので、ここで良いのがあれば食べてもいいかな、と。
ミサちゃんは迷わずブレンドコーヒーを頼んだ。やっぱり、ちょっと大人っぽいところあるなあ。わたしも紅茶でも頼もうかな。アールグレイなら飲めると思うけど……。
「アップルジュースください」
カッコつけて背伸びしたってしょうがない。飲みたいものを飲むのがいいに決まってる。
注文を待ってる間、なんとなく沈黙が続いた。手持ち無沙汰で店内を見回し、視界の端でミサちゃんを見たら、彼女もわたしから視線を外して窓の外を見ていた。二人のドリンクは同時に来た。
「……話したいことって?」
ミサちゃんがブレンドコーヒーにシロップとミルクを混ぜながら聞いてきた。わたしの目をしっかりと見ているけど、威圧感があるわけじゃない。小さな子供のような、純粋な目だった。またもや主導権を握られてしまった。わたしは、年貢の納め時か、と思い用意していた答えを口にする。
「わたし、ミサちゃんのこと全然知らなかった。今日はこうやって、いっしょに遊べてよかった」
デートとお出かけの違いは何だろう。
「私のこと、少しは分かった?」
ミサちゃんは、二人でいるとなんだか大人っぽく感じる。教室では、静かでおとなしい子だと思っていたし、みんなもだいたいそんなイメージだと思う。今日の感じだと、静かというより落ち着いている、おとなしいというよりも気遣いがある、という印象だ。教室での感じとも少し違う気がする。もしかして、わたしに対してだけの振る舞いなんだろうか。
「ミサちゃんの、分からないことはまだまだたくさんある。でも、分かっていきたい。もっと知りたい。だから……」
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