おもちゃの剣で異世界を救う東京住みの勇者はダメですか?

PoH

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1章 日帰り勇者誕生

4話 幼馴染、転生するってよ。

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私の名前は望月 切歌(もちづき きりか)東京都江東区に住む高校2年生。
茶髪のツインテールがトレードマークのJKだ。


今日は幼馴染の津田 恭介が急に階段から落ちて意識不明になったそうなので病院までお見舞いに行こうかと思ってる。
恭介のお母さん曰く、恭介は階段から落ちた時心臓が止まっていて、呼吸もしていなかったそうなのだが、急に心臓が動き出し呼吸もちゃんとしだしたそうだ。脳にも異常はないらしく、いつ意識が戻ってもおかしくないらしい。


「えーと…確か恭介の入院してる病院はあの坂道を下ってからすぐの角を右に曲がればいいのかな。」
そして坂道を下ろうとした瞬間である。
「危ない!」
急にそんな声が聞こえてきた。
振り向くと自転車が私の後ろにいた。
そして…私の記憶はそこで止まっている。

目が覚めると、私は小汚い和室にいた。
「あれ?ここどこ?」
「目が覚めたか。」
襖の奥から老人の声がした。
襖が開き、老人は顔を見せた。


「あのー…お爺さんが私をここに連れてきたんですか?というかここどこですか?」
「ここは神界、神の世界じゃ。」
このお爺さん、認知症が悪化して厨二病にでもなっちゃったのかしら。
「今ワシのこと厨二病患者とか思ったじゃろ?残念ながら違うんじゃのぉ~。つーか前にもこんな下りやった気がするわ。」
「は、はぁ…っていうか!そんなことはどうでもいいんです!なんで私がその神界とやらにいるんですか!」
「そりゃあだって…君死んだからね。」
ん?このお爺さんなんて言ったんだろう。
「ごめんなさい!もう一回言ってもらっても良いですか?」
「だから、君は死んだんじゃよ。」


はぁぁぁぁ!?なんじゃそりゃ!?
「でもよく聞いて欲しい。」
お爺さんは申し訳なさそうな声で喋りだした。
「君が死んだのは実は手違いだったんじゃ。」
「手違いってどういうことですか!?じゃあ今すぐ元の場所に戻れるんですか!?」
「すまんがワシの力じゃそれは無理じゃ。申し訳ない…。」
嘘でしょ!?なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないの…。


「だが一つだけ、元の世界に戻る方法がある。」
「ホント!?良かった~。ちなみにその方法って言うのは?」
なんだろうとても嫌な予感がするわ。
「実は君の他にも手違いで死んでしまった男の子がいてね、今現世でその子はワシの裏工作によってとりあえず生きてる扱いではあるんじゃが、元の世界に戻るには君もその子も同じあるステップを踏んでもらうことになる。」
恐る恐る私は聞いた。


「そのステップってなんなんですか?」
「それは…君が異世界に転生し、異なる世界間を移動する魔法を習得することじゃ!」
めっちゃ話が飛躍しすぎてて笑う。
「ちなみにさっき言った男の子は今さっき転生し勇者としての活動を始めたようじゃよ。」
その手違いで死んだ男の子度胸あるなー、いきなりこんな突拍子もない話を持ちかけられてそれに乗っちゃうんだもんな。
でもこれしか選択肢がないんだったら私もこの話に乗るしかないよね。


「しかし転生したと同時に君にはとある使命が課せられる。それは…迫り来る災いから異世界を救うことじゃ。」
うわーほんとに突拍子もねー。
「でもやらなきゃ元に戻れないですよね。私やります。」
「そうか。お詫びと言っちゃアレだが、この装備を使うといい。」
そう言って渡されたのはファンタジー風の服と杖だった。


「これは?」
「その服は防御力だけで言ったらトップクラスのレア装備で杖もある程度の魔法なら使えるレア装備じゃよ。実はさっき転生した男の子を間違えていきなり高難易度のエリアに送ってしまってね。君たちを合流させるまではこれで何とか生き延びて欲しい。一応こっちからその子に連絡は取れるから一番近くの村で待機するようには言っておくよ。」
「とりあえず着替えてきますね。」
着替え終わりお爺さんの元へ戻った。


「あ、そうそう。君のスマホで君のステータスや装備品の詳細を見れるようにしておいた。あとはワシとの連絡も可能にしておいたぞ。」
と急に説明されたので驚いたが大体は把握した。


「では君を今から異世界に送る。無事を祈るぞ。」
そして私の異世界ライフ(仮)は始まった。
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