おもちゃの剣で異世界を救う東京住みの勇者はダメですか?

PoH

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2章 パーティーメンバー募集中

11話 ニートという職業が生まれた日

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俺達はこのヴァンガードタウンに仲間が集まりきるまで留まることになった。


「なぁなぁ2人とも、今更なんだけどさ自分の職業ってどう確認するの?」
凄い基本的なことが未だに分からなかったので仲間2人に聞いてみた。
「そういえばキョースケさんの職業ってなんなんですか?」
「確かに!私も恭介は勇者として転生したって神様から聞いたけど、勇者なんて職業この世界にはないし、一体なんの職業なのか気になってたのよね。」


この世界では俺達のような冒険者ギルドに登録している人間にはいくつかの職業が割り振られている。

まずは基本職である冒険者。
これは別に誰にでも就ける職業なので特徴はない。

切歌が今職業にしている賢者。
賢者は攻撃魔法がとても強力なので、高い魔法の素質を持ったものしか就くことができない。

ケイさんの職業であるソードマスター。
この職業は剣の扱いに長けた者が就くことができる。
ソードマスターに就いた者だけが習得できる剣術スキルもあるらしい。

この他にも
支援魔法に長けた僧侶。
防御力に長けたクルセイダー。
潜伏や索敵に長けている盗賊。
幸運値に長けている商人。
といった職業が存在している。


俺や切歌は転生した時に神様が色々とやってくれていたので、ギルドに登録して職業を選ぶということはなかったのだが、俺は未だに神様が設定してくれた自分の職業を把握していない。
最初はてっきり勇者として転生したんだから、職業は勇者なんだろうと思っていたが、勇者なんて職業は存在せず、俺は自分の職業が分からなくなっていた。


「職業を確認したいのでしたら自分のステータスデバイス…お2人の場合はスマホで確認出来ますよ?」
知らんかった。
とりあえず確認の仕方を教わったのでなんの職業なのか見てみよう。


キョースケ
レベル200
職業︰

という風に記載されていた。
「あのー…職業なんも記載されてないんだけど。」
あれ?これってもしかして。
「アンタこれ無職ってことじゃないの?」
切歌が俺の職業の欄を見てそんなことを言ってきたが、流石にそんなことはないだろう。
「とりあえず1回ギルドに行って職業聞いてきたら?」
「それもそうだな。」


というわけで、ギルドにやって来ました。
「あのー…俺の職業ってどう設定されてますか?」
俺は早速受付のお姉さんに聞いた。
「えーとまずお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「キョースケって言います。」
「キョースケさんですね…少々お待ちください。」


しばらくして受付のお姉さんが戻ってきた。
「大変申し訳ないのですが、キョースケさんの職業は何も登録されていませんでした。」
え?え?ええええ?
「それってつまり…無職ってことですか?」
「左様でございます。もし、職に就くのであれば、向こうにあるギルドの就職案内の受付に行ってみてください。」


「どうだったの?」
切歌が心配そうに聞いてきた。
「やべー…俺無職だった。」
「ぷっ…!」
この女今笑いやがったな。
「なに笑ってんだよ!」
「こんな強いのに無職って笑えるわーwww」
それは俺も思ったけどさ…自分のことだから自然に笑えなくなったわ。


ん?待てよ?強いのに無職…なら基本どんな職業にも就き放題なんじゃないか?
「どうしたんですか?急に嬉しそうな顔して。」
「今思ったんだけど俺のチートステータスなら、今無職でも就職しようと思えばどんな職業にでも就けるんじゃないかなーって。」
「確かにそうですね!」
とりあえず就職案内に行ってみよう。


「えーと今無職なんで何か職業に就きたいんですけど…」
俺は職業案内の受付にいるお兄さんに声をかけた。
「そうですかでは、この石板に触ってください。」
何だこのノーパソみたいな石板は…?
「これは?」
「この石板に触ると、石板が触った人の能力値を解析してその人にオススメの職業を石板の面に刻んでくれるんです!」


こんなんが俺らの世界にあったら今頃無職はどれほど少なくなっているんだろう。
「これでいいですかね?」
とりあえず石板に触った。
「はい!これで大丈夫です!」
石板に触れていると石板の面に、文字が刻まれだした。
ん?あれ?これって…

NEET
とそこには刻まれていた。
すると受付のお兄さんが
「これってなんて読むんですかね?一応ちゃんと計測は出来ていたんですけど、しっかしお兄さん凄いですねー!こんなステータス初めて見ましたよ!」
この様子を見ていたであろう切歌がお兄さんにこう言った。
「それ、ニートって読むんですよ!」


馬鹿やろぉぉぉぉ!
「お、お前!」
「あんたニートだったのねwやっぱし無職w」
「あのー…ニートってなんですか?」
衝撃の発言。
この世界にはニートという言葉がないらしい。
つまりだ今この世界にはニートという新しい職業が生まれたということになる。
恐らくこの職業は、俺のようなチートステータスじゃなければ就くことができないから今になって初めて出てきたんだと思う。


この世界ではニートが最強職という事だ。
ニート最高!!!

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