おもちゃの剣で異世界を救う東京住みの勇者はダメですか?

PoH

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2章 パーティーメンバー募集中

15話 侵入者というか迷子

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俺の部活の先輩と切歌は仲が悪いらしい。


「よし!全員集まったな!今日はイブのレベル上げに行きたいんだけど、どうかな?」
「さんせーい。」
「異論なしです!」
「うん!レベルアップする!」
全員賛成だったので俺と切歌が初めて異世界で寝泊まりした村、ワイドビレッジの付近のフィールドに来ていた。
イブの職業である僧侶は基本的に支援がメインなのでイブは直接戦わず、見ているだけでレベルが上がる。
だったら経験値の入りやすい場所がいいと思ったので、このフィールドに来た。


イブのレベルが150ぐらいまで上がったので一旦終了にはするが、俺は町に戻らずザックさんのところに顔を出そうと思ったので、他のみんなを先に帰らせた。
「こんにちは~。お久しぶりですザックさん!」
そう言って俺はザックさんの店によった。
「お!キョースケじゃねぇか!久しぶりだな!」
なんだろうこの実家のような安心感は。


「お前がくれたこの板便利だなー!このフォトってところを押すとその場の景色とかを一瞬で絵にすることができるんだもんな!」
あー写真はこの世界にはないのか。
「喜んでもらえたなら良かったです!」
ピロリンと急に俺のスマホにメールが届いた。
神様からだ。
『久しぶりじゃな~恭介君!仲間も増えたようでワシは安心したよ。今回メールをしたのは君に探してもらいたい人物がいるんじゃ。』
ほう人探しか珍しい。
『その人の名前は神田 真美。君の部活の先輩じゃ。』


何ぃぃぃぃぃぃ!?
え?なんで真美先輩!?
『どういう訳か知らんが彼女はこの世界に迷い込んでしまったらしくてな、彼女の身に危険が及ぶ前に発見、そして保護してもらいたい。多分君が初めて寝泊まりした村とかの方にいると思う。』
「どうしたキョースケ、そんな驚いた顔して。」
「ザックさん、最近この辺でこの板持ってる巨乳の女の人いませんでした?」
「どうした?また人探しか?」
俺は無言で頷いた。


いや、マジでなんで先輩がおるん?
神様のメールを読む感じ、今回は手違いで殺しちゃったとかそういうタイプじゃないみたいだな。
そんな時、扉がガチャりと音を立て開いた。
「あのー…すみません。」
扉を開けたのは、真美先輩だった。
「え?恭介くん?」
「ま、真美先輩!なんでこんな所にいるんですか!」


そう言って俺が真美先輩に近づくと先輩は
「ごめんなさい!あなたと望月さんが一緒に帰っている時に、あなた達が変な光に吸い込まれるのを見て私もそこへ飛び込んだの!」
つまりだ、真美先輩は俺と切歌が異世界へディメンション・ワープを使って移動している所を見てしまったというわけだ。
別にバレても問題はなさそうなのだが、多分これは神様的には不味いのだろう。


「先輩、とりあえずここで待っててください。」
どう対応したらいいか分からなかったので神様に電話をした。


「もしもし、神様ですか?恭介です。」
『おぉ。恭介くん。例の女の子は見つかったようじゃの。』
「えぇ。まさかホントにいるとは思いませんでしたよ。ところで、先輩をこれからどうしたらいいですか?」
『そうじゃな~、わしの手違いの君が原因となっている以上、あの娘もわしの手違いのようなもんじゃからな~。君のパーティーに加えたらどうじゃ?』
「先輩をパーティーにですか?」
『まぁ本人の意思を確認してみてくれ。』
「わかりました。」


「先輩…凄い突然の事で動揺してると思うんですけど、俺のパーティーに入りませんか?」
「よくわかんないけど良いわよ!」


あ、この人全然分かってねぇな。
でもとりあえず、真美先輩が5人目のパーティーメンバーになりました。
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