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虜の虎-5
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「う"、ぁあ、はあぁ」
涎が溢れる。
毛皮の上からでも分かるほどに全身が赤く染まっているのを感じる。筋肉が収縮し、びくびくと痙攣してしまう。鼓動はやかましく鳴り脳みその中でがんがんと響く。
そして、ちんぽだ。体格に相応しい虎の一物は今にも弾けそうなほどに昂ぶっている。
「あぁ、はーっ。ふっ、うぅぅ…」
――話を始めて一刻程経過した頃。虎は完全に「出来上がって」いた。
「おいオルド、どうしたんだよ?早く続き話してくれよう」
そんな様子を見て鮫はもっと話せとせかす。
鮫への土産話を初める前から異変は起きていた。肉体はどんどん加熱し続け、異様な程に熱くなっていた。酒のせいにはできぬほどに昂ぶって、身体の中で火の玉が暴れているような感覚。
話すどころか座っていることすら苦しい。服を脱ぎ捨てて少しでも熱を逃がしたい衝動に駆られてしまう。だが虎は平静を装うとする。恋人に無様な姿を見せられないと自分を奮い立たせた。
「すっ、すまない。それでな、通り魔が出たということで街を巡回し、そこに、っあぁ」
どんどんと息が荒くし熱気で身体を纏う虎を鮫はおかしそうに見つめる。虎はいつも自分から求めようとしない。淫らな行いをする為の場であるというのに、紳士のように振る舞い続けるのだ。ちんぽをぎんぎんに勃たせながら。
上半身は愛しい恋人を相手にしている壮年の男。しかし下半身は性欲に支配されたケダモノの物。傍から見れば異様な姿。
虎はこの淫らな肉体を恥じていた。この館に囚われている鮫に微笑んで欲しい、喜んで欲しい。純粋な想いのはずなのに肉体は逞しく青い男を求めてしまうのだ。必死に隠して貞潔で毅然とした態度を取り続ける。
「あ"っ、くうぅ。結局犯人は下水道を使って。はぁ、その後、が」
滑稽極まりない姿だ。縞々の毛皮の下で淀んでいる欲情なんて、鮫には丸分かりだというのに。いや鮫でなくても誰だって虎が発情していると分かるだろう。少し鼻をひくつかせればこの部屋の臭いに混じってむわりとするケダモノの臭いが虎から感じられるのだから。
「んー?それからどうしたんだよ。続けてくれよ、早く早く」
この獣欲は鮫が仕組んだ事だ。酒へと仕込んだ黒い粉末は身体を壊す毒。
元々は不感症となった男性を治療する目的で作られた医療品。しかしすぐに禁制品となった。
あまりにも強力すぎたのだ。精子の生成量を異常なまでに増大させ、性器の働きが活発になるように血管に常時働きかける。それだけではなく全身の感覚の鋭敏化、快楽神経の活発化。そして、肉体が性を貪るのに相応しいものへと変わる。
普通の人間が少量口にしただけですぐに理性を失い腰を振るだけのケダモノに堕ちるだろう。しかし虎は堪えていた。
本人の屈強な肉体と強靭な精神のおかげでもあるが、大きな理由は耐性ができている為だ。虎はこの薬物をこの部屋に来る度に投与されている。そのせいで肉体が薬に慣れてきているのだ。通常の人間ならばとっくに狂乱状態になっているだろう。
「はーっ、はぁぁあ…」
しかし、耐性はあくまで耐性。耐える事ができるだけ。堕ちるのは時間の問題でしかない。
「どうしたよ旦那ぁ。顔赤くしちまって、もう酔ったのか?」
「ひゃいぃいっ!?」
鮫が耳元で囁いただけで全身にゾクゾクとした快感が走った。耳道から脳の中まで鮫の言葉が撫であげていったような感覚が襲う。ズボンの中では射精していないのが不思議な程にちんぽがいきりたってたいた。
耐性を得た代償に虎の肉体そのものが変質している。薬を使わずともモロ感になった乳首とまんこは常に疼いて快感を求め、毎日数回はザーメンをぶちまけないと収まりが付かない淫乱なちんぽへと変えられたのだ。
恋人ができて昂ぶっているのだろう、虎は恥ずかしがりつつもそう結論付けていつもこっそりと自分で慰めていた。
自らの肉体が、性器がすっかり変貌しているとはまるで思わない。そこに更に薬を足され、愛しい鮫の芳香を感じれば山吹色の獣はどんどん性欲で塗りつぶされていく。
――ちんぽが破裂しそうだ。身体が熱くて服が煩わしい。下着の中は既にベトベトだ。涎が溢れてきて抑えられない。肌がシャツにこすれる度にイキそうになる。肛門がクパクパと息をするように開閉する。
早く、早く出したい早く早く早く。だめなのに、こんな気持ちは抑えなければならないのに。このまま鮫に襲い掛かったらまるでケダモノじゃないか。彼は自分の愛する人なんだ。ああでも、鮫の汗の臭いが。甘い香りがきもちよくて。抱きしめられて、犯してほしくて。
なのに、同時に怖くて仕方がない。恋人とセックスをする。当たり前の欲求なのに脳のどこかがいけないと叫んでいる。
「はぁっ、何で、だ…何でこんな」
虎を縛り付けているのは理性。そして恐怖。鮫とこのままセックスをしてはいけないと、脳が警告を発しているのだ。
虎はこの部屋に来る度に鮫とセックスをしている。優しく愛を確かめ合うだけのごく普通のものであり、何も恐れる理由などない――虎の記憶の上では、だが。
何かがおかしいと思い出そうとしても頭の中では甘い香りが霧のように思考を阻む。肉体は蕩けるように熱く、頭を茹だらせる。
「すま、ないっ酒に酔ってしまったのか頭がぼんやりするんだ。ちょっと手洗いに行かせてくれ…」
息も絶え絶えに立ち上がろうとした。このままいれば間違いなく理性の壁は弾ける。どうにか落ち着かなければと少しの間でも離れようと考えたのだ。しかし、鮫はそれを許さない。
無意味な抵抗は許すまいと逞しい腕が虎の喉へと伸びる。顎の下のふわふわとした毛をかき回すようになで上げると陶酔した声が猫科の口からこぼれ出た。
「あっ!?ひぃい!」
「旦那の毛って柔らかくてさわり心地いいよなぁ。もっと触らせてくれよ」
「ま、待ってくれ。身体がおかしいんだ、今触られたら……」
「おかしいって何がだよ。あー胸の毛もフカフカだな」
「んっ!ひぁあああぁあっ!あぁぁ!」
服に手を突っ込み胸毛を撫で回すついでにムッチリした雄の胸も揉みしだく。びりびりした快感が雌虎の全身を走り体をくねらせる。ちんぽは完全に怒張しズボンを押し上げていた。
抑えきれない欲情は下半身から上半身へと昇り、口から生臭い呼吸となって排出される。口の端からわずかにヨダレをこぼし、ぜいぜいと息が吐き出される。
「ひゅっ、ひい"ぃぃぃ……やべ、でえぇ」
「どうした旦那、息が荒いぜ。そんなに気分悪いのか?」
にやつきながら虎に問いかける。答えなど最初から分かりきっていると言わんばかりの顔だ。実際鮫はこの虎の事など全て分かっているのだ。
今何を考えているのかも、何故自分をこんなにも崇めるように見るのかも。今何が欲しいのかも。
しかし、虎から言葉を引き出す為に。もっともっと乱れて欲しいが為にこうして問いかける。愚かな肉食獣は意図を理解せず必死に理性を保とうとする。
「いや大丈夫だ。少し休んでいれば治るからぁんぐぅっ!?」」
虎の言葉を断ち切って鮫の舌がぬるりと口内へ侵入した。猫科のざらついた舌に海獣の肉厚の舌がずるずると絡み付いていく。
「んっ!?んんーっ!ふぁ、んっひゃめ」
「んーー、じゅるっ」
虎は抵抗するが熟練男娼の動きは巧みだった。ざらついた舌の表面をなぞるように刺激したかと思ったら、尖った牙の裏側を丁寧に舐め取っていく。口蓋をつうとなぞると全身が震えた。
どうにか舌を押し返そうと触れてくる舌を簡単に巻き取るとじゅるじゅると吸い上げる。涎ごと自分の舌を強引に吸引される快感に虎の瞼がぴくぴくと痙攣した。
「んん~~~っ!んちゅ。んむぅ、ちゅぷ」
だんだんと虎の口から出る声が甘くなっていく。背はおずおず凹凸の激しい背中へと伸ばされる。気をよくした鮫は舌を乱暴に動かして水音をわざと立てていく。蛞蝓の交尾のように舌は絡み付いて互いの唾液を交換しあう。吸い上げきれない唾はこぼれお互いの口元を汚していった。
口元の毛がびしょびしょになっていくたびに虎のなけなしの理性も溶けていく。恐怖なんて逞しい腕で抱きしめられて口を吸われれば消えてしまう。優れた肉体を持つ雄に身体を委ねる快感のなんと素晴らしい事か。
「ぷはぁ」
「お"っお"おぉお…」
やがて、虎が快感でぐったりと蕩けてきた頃になってようやくお互いの口は離れた。淫らなアーチがかかり薄闇の中きらりと輝く。
「ん、ふぅあぁあ。あっぁ……」
アーチが途切れる頃には虎の目はすっかり潤んでいた。発せられる体臭はより濃く淫らなものへとなっている。もう我慢できないと五感から鮫に訴えかけてくる。
だが鮫の目は逆に鋭くなっている。狩人が獲物を見ているような眼だ。
「ノ、ノア。頼む、我慢できないんだ…」
「我慢できないって何がだよ?前も約束したよな。して欲しい時はハッキリ言えって」
「ま、前?すまない、よく覚えていなくて…」
鮫が口にした約束について虎は全く覚えが無かった。そもそも虎が自分からセックスを求めたことが無い。
愛しい恋人と身体を重ねあわせたい欲求は当然あるが、それ以上に普段身体を乱暴に扱われ、抱かれている鮫を慈しんでやりたかったのだ。
いつもセックスをする時は鮫から誘い、虎が応えて愛を確かめ合う。それが彼等の関係だ。だから、虎の方からセックスを求めるなどという約束をするなんておかしい。ありえない。
それが、虎の偽りの記憶から生み出された結論。しかしそんな疑念は何の役にも立たない。肉体の疼きと鮫の高圧的な言葉は虎から反発する力を奪う。
「いいから早く言えよ。おれとナニしてんだ」
「セ、セックスだ」
「おいおい、いい年したオッサンが話してるだけでちんぽ勃たせてんのかよ情けねえ」
「う……すまない」
もはや鮫は嘲る態度を隠しもしない。自分を滑稽に求めるがおかしくてたまらないと虎を罵る。しかし、虎は怒りもしない。
普段の優しい恋人とは違う態度に少しは違和感を覚えてはいる。しかし情けない自分への嫌悪感が隠してしまうのだ。
40を超えた中年親父が性器に触られてもいないのに欲情しセックスをおねだりしている。こうして罵倒されて当然だ。嘲笑されて当然だ。そう思っている。
自分を恥じ、快感に耐える苦悶の表情に反して鮫の目は少し和らいでいた。飼い犬が芸を覚えた時とおなじくお利口だと虎の頭を撫でる。
「大分素直になってきたぁオルド。これなら今日こそ合格できるかもしれねえな」
「ごうかく……?」
「ああ、こっちの話だ。気にしねえでくれ」
鮫はいよいよ最後の確認を行う。火の玉を抱いているような体温の虎を抱き寄せると、ぐりぐりと頬ずりをして囁きかける。
それだけで虎は背筋をゾクゾクと震わせて身体の力が抜けた。しっかりと背中に手を回されていなかったらベッドに倒れてしまっただろう。
全身が熱に冒され満足に指も動かせない。そんな状況で鮫の言葉だけが染みこんでいく。
「なあオルド。おれの事すきだよな?」
「もっもちろんだ!君の事は愛している!」
「だよな。じゃあ、じゃあさ」
虎の背中へと回す力を強く。尖った鼻先を擦りつけながら囁く。
その顔は虎からは見えない。ただ、どことなく湿った声。いつもの明るく笑う自分の恋人とも、さきほどのセックスをねだる虎を嘲る獰猛な雄とも違う、おなかが空いた子どものような声だった。
「息子や、死んだ奥さんよりもか?」
「……」
そこで虎が言葉に詰まった。鮫の事は心の底から愛している。
けれど、家族だって愛しているのだ。
決められないのならば嘘を吐けば良い。君が一番大切だと、囁いてやれば幸せになれる。甘く優しい嘘だ。囁いてやればきっとこのはちきれそうな性欲を解消してくれるに違いない。
「おれが一番大事だよな?おれさえいれば他のやつらなんていらないよな?」
虎を抱きしめる手に更に力こもる。鮫の甘ったるい香り、自分にも負けぬ熱を強く感じて虎の興奮は加速する。
鮫が愛おしい。抱きしめてどうしようもなく乱れて、求めたい。肉体が破裂しそうなぐらいに熱い。
「何か」が頭の中で囁く。鮫を受け入れろ。誰よりも愛せ。抱きしめろ。それこそが幸福であり、お前の役割であるとやかましく響く。正常な思考を捻じ曲げ、愛を囁かせようとする。
だが
「……だめだ」
虎にはできなかった。正しく誠実に接するのが愛情だと信じ込んでいたからだ。嘘だって愛情だなんて認められるほど賢くは無かった。どうしようもなく、愚かだったのだ。
虎は自らの獣欲を抑え付けると、鮫の肩を掴んでそっと引き剥がす。
引き剥がして、しまった。
「オルド……なんで、だよ」
身体を離された鮫は今にも泣き出しそうな目になった。それを見るだけで心がずきずきと痛む。
しかし眼をしっかりと見据えて虎は言葉を搾り出す。心の痛みに耐えて、身体を蝕む性欲に耐えて。
「ノア、そんな事を聞いちゃいけない」
「なんで、なんでだよ。おれの事嫌いなのか」
「違う。そうじゃないんだ」
先ほどとは逆に今度は虎が鮫を抱きしめる。自分の気持ちが通じるようにと願って力強く。
虎は、目の前でべそをかいている鮫の心を理解しているつもりだった。
彼は怖いのだろう。自分を愛しているあまりに、愛されているのか怖くなっている。自分を愛しているから、愛情を疑ってしまうのだろう、と。
自分がふがいないばかりに生まれた恐怖と疑心であり、取り除いてやらなければならないと、強く強く鮫を抱きしめる。
「君は大事な恋人だ。でも、私の息子も死んだ妻も、愛する家族なんだ」
「かぞ、く……」
「そうだ。いつか、君の家族になるかもしれないんだ」
だから、と虎は鮫の目を見つめて言葉を続ける。
「そんな悲しい事聞かないでくれ。家族で誰が一番なんて、決める必要無いだろう?」
虎は愛情深く、誠実で、強く、優しかった。
愛は人を幸せにするものであると信じていて、愛し合っていれば心のすれ違いなんてものはすぐに解消できて、恐怖や疑心は抱きしめあっていればすぐに溶けてしまうと信じ込んでいる。
強く正しく幸せな男には、弱く醜く歪んだ人間がどうなるかなんて想像もできなかった。
「いらねえ」
虎は理解していない。鮫が自分の想像以上に歪められていた事を。
鮫の目は異様なまでに凍り付いていた。暗く淀み、虚ろな眼で虎を睨みつけている。
その眼は憎しみも怒りも、嫉妬すら越えたおぞましいもの。涙をこぼしていた弱々しい子どものような瞳から変貌して、飢えた獣と化した瞳。
「ノ、ア……?」
「家族なんていらねえよ。おれが愛しているのはオルドだけで、オルドに必要なのはおれだけだ。また、その身体に教えてやるよ」
虎は記憶していない。このやり取りを幾度もしてきた事を。
虎が覚えていないだけで、何回も鮫を説得しようとしてきた。しかし言葉は届かない。想いは届かない。届いても理解していても拒絶されている。
拒絶される度、鮫によって肉体だけではなく心も記憶もぐしゃぐしゃにされた事を、記憶していない。
鏡台に置いてある小瓶――今度は飴玉入りのものを手に取ると、固まっている虎を押し倒す。
「ノアッ!?何をするんだ!やめてくれ!」
虎は薬物で茹る肉体を必死に動かす。鮫の腕は逞しいものだ。とはいえ虎は長年実戦を経験してきた。こうして組み伏せられた事だって何度もあった。力ではなく技術をもって拘束から抜け出そうとする。しかし
「『ご主人様の命令だ』動くんじゃねえ雌野郎」
「な、ぁっ!?」
鮫が一言発した瞬間、虎の肉体はぴたりと固まった。丸太のような足から太い指の一本まで、尻尾すらぴくりとも動かせない。例外なのは口と目だけだ。
もう一つだけまともに動いている部位、脳ミソでこの異常事態に対処しようとする。どれだけ力をこめても全く動かない。既に鮫の手は自分から離れている。神経を圧迫して動けなくするとかそういった領域の話ではない。
薬を盛られたにしてもおかしい。鮫が命令した瞬間に丁度動かなくなるなんてそんな事がありえるわけがない。
加えて意識は明瞭なのだ。強い薬物なら意識にだって影響が出るはず。とすればおかしくなっているのは肉体ではなく
「ノア!私に何をしたんだッ!」
「すぐに分かるよ。『ご主人様の命令だ』黙ってろ」
「―――ッ!?」
鮫が黙れと命令すると口すら動けなくなる。寝そべったまま動けぬ肉体を掴むと筋肉の感触を確かめるように揉む。胸も足も、脂肪の詰まった腹もぐにぐにと。脂といっても自堕落な生活をして得たものではない。剣を振るってきた自然に付いた男の脂肪。食って、闘って、寝て。そんな生活を何十年としてきたのだろう。雄らしさを凝縮した身体だ。
自分の所有物となったそれを抱きしめると首筋に鼻先を突っ込んで臭いまでも堪能する。発情によって汗を流し続けている肉体からは脳髄まで侵す刺激臭がした。
「あーくっせえ!鼻曲がりそうだ。何でこんなに雄くせえんだ?」
「……」
「なあ、無視しねえで答えてくれよ。おれたち恋人だろ?隠し事されると悲しくなっちまうよ」
恐怖を篭らせた目で睨み付ける虎とは対照的に鮫の目は愉悦で歪む。筋肉が凍りついた虎の両腕を掴むと、人形遊びをするように動かしていった。両手は開いてバンザイをするように。足は高くあげて大股開きに。虎の意思は抵抗したがっている。しかし肉体は鮫の手にかかると実に協力的に動いてしまう。
あっという間にひっくり返った蛙のような体勢に変えられてしまった。この体勢になると筋肉が一層浮き出て服がぱつぱつになる。はちきれそうな太腿。股の所から破けそうな尻。ボタンを弾き飛ばしそうな胸。
その全身に鼻先を突っ込んで嗅いで回る。首筋から胸元。太腿。そして腹。腋に鼻先を突っ込むとそれまでで一番の雄の臭いがした。
最高に興奮する香りであるにも関わらず、わざと顔をしかめて虎を罵倒する。
「腋の臭いが特にすげえなあ。ちゃんと風呂入ってんのかよ?セックスするんだから清潔にするのはマナーじゃねえ?」
「……」
「なんとか言えよ…ああ、おれが黙れって言ってたんだな。悪い悪い」
鮫になじられる度、身体を嗅ぎまわれる度に疑念が胸の中で湧き上がる。自分の身体はどうしてしまったのか、何故こんな事をするのかと。愛おしい男はさきほど語らっていた時の無垢な笑顔を捨てて獰猛に口角を吊り上げている。
恐怖によって全身をぶわりと逆立たせて全身から脂汗を流す。それは鮫の黒い欲求を昂ぶらせるもの。汗を舐め取り、毛に指を埋めていく。
「大人しくしてりゃ可愛いのになぁ。ずっとこのままにしとくか?」
動く事のできない口は浅く呼吸を繰り返し、涎を口の端から溢していた。鮫はそれを目ざとくみつけると舌を這わせて啜っていく。そのまま口の端から口内へと舌を割り込ませると、尖った牙を一本一本舐めとる。
全身を動かせないかわりに眼球は激しく痙攣している。薬物によって感度を増幅させた肉体はこの程度の口づけでも感じてしまうのだ。
その証にズボンを押し上げる怒張は震えて涙を流す。この場の支配者はにたつきながら尖った鼻面をおしつけるとすんすんと臭いを堪能する。茹るような空気と発情する肉体によって蒸されたちんぽからは腋とはまた違った雄の臭いがした。
ちんぽに押し付けられる鼻の感触だけでもまた感じてしまう。ちんぽからは我慢汁が一層分泌され動けぬ身体の代わりにちんぽが大仰に反応する。
「んっ、なんだよちんぽヒクヒクさせちまって。舐められるだけじゃ物足りないかぁ?もっと可愛がって欲しいのかよ」
「……」
「ああそんなにおれが好きなら仕方ねえなあ。『ご主人様の命令だ』喋っていいぞ」
「っぷはっ!ノア!私に何をした!頼むからやめてくれ!」
「あーうるせえ。『ご主人様の命令だ』舌噛むんじゃねえぞ」
「んむーっ!?」
鮫はぎゃあぎゃあと喚きたてる口を再びキスで塞ぐ。さきほどの技巧をこらしたキスではなくめちゃくちゃに口を暴れさせていく。ぶ厚く長い舌を口のすみずみまで這い回らせて唾液を流し込んでいく。
軽く噛み付き舌を追い出そうと思っても全く歯が動かない。舌は自由に動くのに噛み付くという行為に及ぼうとすると口が固まってしまう。
どうにか離れさせようとしても手は全く動かない。しかも薬物に加えて口内を蹂躙される快感で身体がふやけてしまうのだ。
その間に舌の動きはどんどん激しくなっていく。舌を喉奥まで差し込んではまた引っ込めてすぐにまた差し込む。時折喉奥をぐちゃぐちゃと舌先で円を回すように掻き混ぜるのだ。肉厚の舌でイマラチオをされるような口技に虎は目をぐるんと裏返して悲鳴をあげる。
「お"ごぉっ!?お"げえ"え"ぇぇええェえええ!」
マズルをあわせている隙間から胃液とも涎ともつかないものを溢すが鮫は口を離さない。がくがくと震える山吹色の身体は窒息しかけている事をしめすが知った事ではない。
むしろ意識が飛んでしまえば好都合だと瓶から黒い飴玉を取り出すと虎のズボンの中へ手を滑り込ませる。
「んぶゥッ!?お"お"ごぉお"ぉぉ!お"っ!ゴボォッ!」
危険を感じてはいる。このままではいけないと理解しているが肉体は反射で痙攣するばかりだ。酸欠でぼやけた脳みそは必死に酸素を取り込むことだけを考えて鼻をピスピス鳴らし鮫の舌と唾液と共に酸素を吸引する。
その間に青い手は肉と脂がみっちりと詰まったでかけつ、その中央。蕾と呼ぶには変質しすぎているドス黒く肉を盛り上げたトロマンへとたどり着く。
そして、黒い飴玉を一気にケツマンコの奥へと突っ込んだ。
「あ"あぁっ!?ゴボッ、な"、なにをぉぉっ!?ひゃっひゃめ"え"!」
「何回もキメてんだ。すぐ慣れるから大人しくしてろ」
薬をケツマンコに突っ込んだまま、排出されないように指でグリグリと押し込み続ける。ついでに既にトロトロの内壁をこそげ取るように引っかいて刺激を与える。薬物によって敏感になっている肉壁は大げさに反応してきゅっと指を締め付けた。
「モロ感まんこはもう素直になったな。どうだ?脳ミソも素直になったか?」
「だべぇっ!ノア"!もういいやめ"でぐれ"ええ"ぇぇ――ほお"っ!?」
「なってきたみてえだな『ご主人様の命令だ』動いていいぞ。動けるならな」
「へえ"っ!?あぁあ"あ"ぁあ?」
ニタニタと鮫が見つめるケダモノに更なる異変が起きていた。既に全身は蕩けるように熱く鮫が触れる箇所全てに快感を感じる。しかし尻に薬を突っ込まれた直後から新たな感覚が生じているのだ。
突っ込まれている指が異様に熱く感じる。マンコがうねってもっと奥へくわえ込もうとするのを止められない。
「あぁぁあぁああぁあぁああぉぁあぁぁ?なんっ?なんでぇぇええ」
虎は明確な異常を感じていた。今までの肉体を蝕む灼熱のような欲情ではない。何かが自分の脳みそを食らい尽くしていくような喪失感だ。自分を自分で制御できない。
「いやだ、いやだいやだいやだぁあぁぁ!ノア、たすけて、たすげて!おねがいだがらぁあぁあぁあ!」
悲鳴が迸る。それは恋人へ救いを求めて縋る声だ。
虎は、この状況でも恋人を信じていた。今はおかしくなっているけれど、すぐにいつもの優しくにこにこと笑う愛おしい鮫に戻ってくれるはずだと、この状況でも信じていたのだ。
しかし、そんな微かな希望はすぐに無くなった。虎の頭の中からは恐怖も理性も愛情も、何もかもが消えうせていく。
「あっあ"あぁあぁぁ!?おがじぃいい!こんなのだめだ、だめだめだめだんおぉぉおお❤❤❤」
「だめだめうるせえんだよ。ケツマンコ擦っただけでバカ面しやがって。何が駄目なのか言ってみろ」
「あ"っ❤だべっ❤だめだめ❤尻さわるな"あ"あぁぁ❤❤❤尻きもちいぃいい❤❤」
指先が内壁をこすりあげられると甘ったるい声が出てしまう。ガタガタと震える肉体がアナルからの快感でさらに煮えたぎる。
だめだこのままではいけない。そう思っているのに快感だけが頭を埋め尽くしていく。
目がぐるんと裏返り、鼻からだくだくと鼻水が出ている。涎も、涙もだ。滂沱のように流れて顔面もふわふわした白い毛も汚していく。
何より酷いのは下半身だ。ちんぽからもけつからも淫液がだらだらと流れっぱなしで下半身の毛皮もズボンもグショグショにしていく
「とま"んな"い"いぃいいい❤❤なんれっなんでえぇぇえええ❤❤❤こんなの"おがじぃのにぃぃい❤❤」
「何でって薬キメたに決まってんだろ。いつもみたく頭ぶっとんじまえよ」
「ひいぃぃぃいん❤❤しょれっしょれきもひぃぃいいい❤❤❤」
鮫が丸い耳をちゅうちゅう吸って耳道に舌を突っ込まれるとそれだけで電撃のような快感が走った。さきほどとは明らかに違う感覚だ。快感が大きくなっているのもそうだが自分を抑えられない。大声を出して喘いでしまう。まるで理性という防波堤ががらがらと崩れていくかのようだ。
ケツマンコが指にこすれあうたびに下半身が蕩けてもっともっととおねだりしてしまいそうになる。変貌していく自分が恐ろしく鼻水をだくだく流すアヘ顔で許しを乞うた。
「はひゃぁぁあああ❤❤ゆるじでっ❤❤ゆびっゆびうごかさないでぇぇえ❤❤❤」
「おれは動かしてねえよ。てめえでケツ振ってんだろ」
言葉の通り既に指は動くのをやめている。ただ突っ込まれているだけなのだ。にも関わらず尻から生じる悦楽がどんどん増していく。アナルを精一杯しめつけて肉の詰まった尻をくねくねと動かす。いいところに指が当たるように自分から動いてしまう。
動かなかったはずの手足はいつの間にか鮫に絡み付き媚びるように身体をすりよせている。どう見てもこの行為を迎合している。虎の脳内はおかしいと叫び続けているにも関わらずだ。
「ぬいでぇ❤❤おねがいりゃからぬいでぐれぇ❤❤」
「ヘコヘコ腰振って何ぬかしてんだよ。ちんぽもこんなおったたせやがってよぉ」
「んぎぃぃぃぁぁあ❤❤❤つぶれ"っ❤つ"ぶ"れる"うぅぅぅううううう❤❤❤」
テントを張っている股間を掴むとグリグリと握りつぶすように愛撫する。万力かペンチで潰されているかのような痛みが走っているはずなのに虎ちんぽは萎えるどころか白く濁ったガマン汁をどんどん漏らし始める。
明らかに自分の肉体が異常なのは理解している。おそらく薬物を使われたであろう事も。しかしそれが全く気にならないほどに気持ちが良いのだ。
尻がきもちいい。ちんぽがきもちいい。全身がきもちいい。
「ちんぽっ❤おちんぽもおまんごもきもちいぃぃぃ❤❤❤」
太い足と舌をぴんと伸ばしてつばと嬌声を撒き散らす。完全に白眼を向き全身が汗を始めとした体液でべちゃべちゃだ。鮫の体臭をも吹き飛ばすほどの雄臭であり近くでかげば喉や鼻にまとわりつきまともに呼吸もできないだろう。
だが鮫にとってこの臭いは最高の興奮剤だ。自らのちんぽを勃起させてちんぽをいじめる手を休めない。
「おら、さっきの説教もっかい言ってみろよ。亀頭弄られてひぃひぃしてねえでよ」
「ほお"おほぉぉおおおおお❤❤❤いぐいぐいぐぅぅうう❤❤いぎいぃいいぃいいぐぅううう❤❤いっひゃうのおぉぉおお❤❤❤」
そして凄惨な状態の淫臭虎に新たな臭いが加わった。亀頭を捏ね潰していた鮫の手の平に生暖かい感触が拡がったのだ。
でかい金玉にふさわしい特濃ザーメンを巨根から大量に噴出し、下着もズボンも突きぬけて鮫の手にザーメンを飛ばしていく。
舌をだらりと伸ばして痙攣する虎を見て鮫は小さく舌打ちすると手のひらとケツマンコに入った指を先ほどより激しく動かし始める。
「勝手にザーメンぶちまけやがって。堪え性の無えメス猫だな」
「あ"ががあ"あ"ぁああ"ああぁあ❤❤❤イっだ❤❤いっだのにまだいぐぅう"うぅぅう❤❤❤」
「まだイク気かよ淫乱。手だけでこんなザーメンぶっ放して恥ずかしくねえのか」
「はじゅかしぃいいい❤❤でもきもぢいいんだよぉ❤おまんこがりがりっでざれ"るどぉおおおぉおおお❤たまらんん"んんん❤❤❤」
射精したばかりだというのにまた快感を与えられるとびりびりとした感覚が下半身に広がる。ちんぽは壊れた噴水のように射精をし続けてズボンと下着を再起不能にしてしまっていた。
上半身をピンと仰け反らせ上に乗っている鮫までも持ち上げている。虎の鍛え上げた肉体の素晴らしさの証明であるが、その反面舌を伸ばしきって淫液まみれの顔面はその反対に知性も精悍さも抜けたバカ面だ。
「もうザーメン出ないのにぃ❤ちんぽ❤ちんぽとまんにゃぃいい❤❤❤」
やがてザーメンは打ち止めとなる。過剰生産されているとはいえ一気に射精を続けて金玉が空になったのだ。しかしザーメンがちんぽから出なくなっても手は止まらない。虎のちんぽからは今度はぷしゅぷしゅと透明な潮を吐き出し続けている。
ケツマンコの方は指にまとわりついて締め上げ、ちんぽは自らへこへこと手にこすり付けている。手足も尻尾も鮫にまとわり付かせ淫語を喚き散らす。
だめだと思う気持ちは脳ミソからどんどん死んでいく。ちんぽとマンコが快感を受ける度に鮫の甘ったるい香りを吸い込む度に声を聞くたびにどんどん愛おしくなっていく。
「もっどぉ❤❤❤もっとぉ❤もっとちんぽとけつグチャグチャしてぇぇえ❤❤」
「けつじゃねえよマンコだろ。指2本も咥えこんでる淫乱マンコだ」
「んあぁぁあぁああぁああん❤❤はいっ❤おまんこです❤まんこ❤雄まんこです❤❤おまんことおちんぽもっといじめでぐれぇ❤びくびくしてイクのとまんにゃいのほぉおお❤❤」
「壊れるぐらいにされるとマゾ猫ちゃんの役立たずちんぽは気持ちいいんだもんな?ほら」
「はひぃいいぎい"いぃぃい"ぃぃ❤❤ぞれ"っ❤イキっぱなしのおちんぽシコシコきもひいぃいいい❤❤❤」
射精直後のちんぽを乱暴にしごかれても虎は快感を得る。通常ならば耐え難い苦しみが生まれ悲鳴をあげる。だが痛みと共に爆発的な快楽が脳に叩きつけられる。
肉体に異常を感じてはいる。鮫に薬物を使われた事を理解している。早く逃げなければ壊れてしまうと脳は警告を発している。
だが
「ちんぽだけじゃねえだろ気持ちいいのは。一番気持ちいいのはどこか言ってみろ」
「あ"~~~っ❤❤❤おまんこまんこまんこマンコぉぉ❤❤こりぇ❤この手マンしゃいこぉおおおお❤❤❤❤」
かき集めた理性は指をズボズボと手マンされるだけで消し飛んでしまう。太くごつい指はただ抜き差しするだけでなく時折イイところを引っかくのだ。虎の弱い箇所全てを理解した鮮烈な愛撫はメスイキを更に加速させ虎の視界はちかちかと点滅する。潮すら出なくなってちんぽはぶるぶる痙攣するだけだ。
「じぬ"うぅううう❤❤おちんぽいきしずぎでじぬ"うぅううう❤❤❤」
「死ぬだぁ?じゃあ止めてやろうかマゾ猫」
「やめ"らいでぇ❤❤じんでいいがらもっどズボズボしでぇええええ❤❤」
絶頂が常時続く。もはや空撃ちを繰り返すだけのちんぽになっても性欲が収まらない。このまま続ければ快感で死にかねない。
わかっていても、絶頂をやめられない。
これが黒い飴玉の効力。粉末が肉体を壊す薬ならばこちらは脳を壊す薬。
一応は医療目的であった粉末とは違い、当初から人を壊す目的で作られた。尋問・洗脳用に創られたこの飴玉は体内に取り込まれるとまず脳を冒し思考力や理性を担当する部分マヒさせていく。反面本能や欲求を司る脳の部位を活性化させ、自分を抑えこむ事ができなくする。黒い粉末の発情効果と合わせればこの虎のように、快感を我慢することができなくなるのだ。
「もうッ❤もう出な"い"ぃぃ❤❤❤でないのにいぐのやべらんない"いぃい❤❤」
加えて痛みや苦痛を司る神経回路を快楽神経へと合流させる。苦痛に比例した快楽が脳へ叩きつけられるのだ。今の虎は爪を剥がされても悲鳴をあげながら絶頂するだろう。
強すぎる快楽は痛みになりうるがこの飴はそれすらも打ち消してしまう。粉末を合わせる事で止まない魔悦によって人を蕩かす恐ろしき毒となる。
思考力は殆ど失われ、微かに残っている理性も絶頂のたびに打ち消される。ここにいるのは国一と謳われる剣士でも、民に慕われる騎士団長でも、理想の雄たる肉体を持った猛虎でもない。ひたすらに鮫に溺れる淫獣だ。
「おちんぽっ❤おまんこ❤もっともっどぉ❤もっとどっちもいかせでぐれぇ❤❤」
自らを客観視する余裕なんて消えうせてしまっている。あったとしてもこの快感の前では何の意味もない。虎の脳ミソにあるのはただひたすらに快感を享受する事だけ。
鮫に汚らしい毛皮をこすり付けて媚びるように何度もバードキスを繰り返す。鮫がその気になればこの色狂いは干からびるまでイき続ける事ができる。
「まるで発情期のメス猫だな。キリがねえや」
「んおうっ❤」
しかし、鮫はアナルに突き刺した指とちんぽを愛撫しべとべとになった両手をゆっくりと虎から引き剥がした。手を離す際何本もの淫らな銀糸がネットリと手のひらにまとわりつく。それはまるで鮫の手を逃すまいとしているかのようだった。
「んあぁぁあああ!なんでぇえええ!?もっとおまんこいじっでえ❤❤」
「手だけじゃ我慢できねえくせによぉ。てめぇが欲しいのはこいつだろ」
「あっ❤❤ちんぽぉ❤ちんぽすごいあっつぃいい❤❤」
押し倒したまま鮫ちんぽをこすり付けると虎の知能が更に低下した。脳ミソと肉体両方に叩き込まれた快楽はちんぽの熱を感じた瞬間に激しく疼きだす。
鮫に抱きついたままたくましい腰をくねらせて鮫ちんぽを自分になすりつけ、キスだけではなくべろべろと舐めて鮫の顔を唾液だらけにしていく。
溢れる欲情は手を動かし、ズボンの上からでも煮えたぎるように熱い鮫のデカマラを掴み手コキを開始した。
クチュクチュ、ニチャニチャと自身の淫液をローション代わりにしながらうっとりとしごきあげる。
「ああぁ鮫ちんぽおっきぃ❤❤すんごい固くなってる❤」
固いだけではない。怒張しきったちんぽは雄のフェロモンをどんどん分泌し虎の優れた嗅覚を刺激し続けている。脳を蕩かす甘い香りも素晴らしいが雄を煮詰めたようなこの臭いには到底かなわない。時折手コキしていた手を鼻へと近づけると雄臭ちんぽの臭いだけでちんぽとまんこがびくりと反応した。
直接ちんぽに触れてもいないのに全身を興奮で滾らせ、奉仕をしているだけで絶頂をしてしまいそうになる。
この有様は初めてではない。この部屋に来る度に、虎はこうしてニンゲン以下の存在へと堕ちている。
「んんぅうん❤おちんぽすっごぃびくびくしてる❤❤おちんぽシコシコしてるとどんどん雄臭ちんぽのにおいしゅごくなってくる❤」
ズボンの上からでも精一杯丁寧に、丹念に、竿をしごきあげては鈴口のあたりを爪でクリクリとほじくる。その技量は熟練の娼婦そのもの。
初心で清廉潔白とした騎士であった虎にふさわしくないその手つきの全ては鮫に教え込まれものだ。この部屋を訪れる度に調教され、開発されている。普段の虎は薬物によって記憶と思考を弄繰り回されて記憶をしていないだけで、その肉体と精神は完全に鮫のちんぽに隷属している。
「ね❤生ちんぽ欲しいぃ❤❤生ちんぽいーっぱいご奉仕するからぁ❤だいすきなサメちんぽ生でハメてぇ❤❤はやくはやぐぅうう❤」
「そうだ。お前はおれのちんぽが大好きなんだよな」
「はいぃ❤❤このでっかいおちんぽ専用おまんこでずっ❤❤だからおちんぽ❤淫乱マンコにちんぽ早くっ❤はやく❤❤はやくちんぽくれ"えぇ❤❤」
今は薬によって封じられたものをまた薬によって取り戻しつつあるだけ。鮫ちんぽに狂った本性だけではない。理性を蕩かされ肉体を発情させられた結果、脳ミソは深く刻み込まれた調教の成果までもだんだんと思いだしてきている。
「おまんこ疼いて我慢でぎないぃ❤デカマラハメてもらいたくってまんこからメス汁とまんにゃいんだよぉ❤❤ハメハメしてぇ❤❤」
さきほどセックスという言葉すら口にすら精一杯だった男はどこにもいない。金色に輝く瞳は濁りきっており鮫の盛り上がった股間から離れない。恥知らずな淫語を吐き続けデカマラを精一杯しごきあげる。巧みに動き回る指はカリ首から裏筋まで鮫の悦ぶ所全てを愛撫する。
鮫のズボンの先端に先走りが滲む度に歓喜で全身が震えた。自分の奉仕でこのちんぽが悦んでくれている。ちんぽに身も心も奉げた淫獣はそれが嬉しくてたまらない。
「はやぐっ❤このままじゃおかじくなっちゃうからぁ❤❤はやくちんお"ひぃっ❤❤」
ちんぽを求めてもじもじとする豊満な尻肉が打ち据えられた。その痛みだけでも軽いメスイキをして瞼を震わせる虎の蕩けた相貌とは反して、鮫の目は冷たい。自らが壊して便器へと落としたケダモノを品定めするような目で見下ろしている。
テントを張った股間を虎の下半身にグリグリと押し付けると甘い声が淫乱虎の口から漏れた。
「おっ❤おぉおおお~❤❤ふへへ❤ちんぽだぁ❤❤ちんぽがマンコに当たっでるぅ❤」
「お前はおれもおれのちんぽも大好き。そうだな?」
「はひ❤このぶっといおちんぽあればずーっと幸せです❤❤」
「お前を幸せにしてやるおれは何だ?」
「ご主人様でずぅ❤❤ひっ❤へひひ❤❤デカマラでおまんこごりごりしてくれるごしゅじんしゃまだーいしゅき❤❤❤❤」
ちんぽの熱をけつに感じてどんどんと馬鹿になっていく頭で愛を叫ぶ。自分の頭をこれだけ幸せにしてくれるもの愛しているに決まっている。ちんぽの主である鮫の事も。身体をくねらせて媚びて愛しているとのたまう事に何の恥も躊躇も無い。
鼻水を涎を合わせべとべとになった口で叫ばれる愛。それを聞いた鮫はぎらついた目をほんの少し柔らかくして虎の汚らしい口元をべろりと舐める。
「だよな。お前はご主人様の事が大好きだもんな。じゃあ何でもできるよな?おれの為なら何でもしてくれるよな」
「する❤しゅるぅ❤❤ご主人様のちんぽもらえるならなんでもしますぅううう❤❤❤愛じてるからはやくハメハメじでぇぇええ❤❤あいしてましゅぅ❤」
間もなく成人となる息子がいるとは思えぬほどに知性も品性も投げ捨てた男は顔を砕いて唾を飛ばす。鮫のちんぽを激しく手コキするだけではなく肉厚の太腿までも絡ませて縞々の尻尾を青い尻尾へと巻きつける。
鮫が喜べばちんぽがもらえる。そんな卑しい思考で愛していると喚いているに過ぎない。しかし鮫のちんぽはより一層固く大きくなり目は陶酔と蕩けていく。鮫と虎。支配者と被支配者という反する立場であるにも関わらずその目は同じものだった。
節くれだった指を虎へと伸ばそうとしては止める事を幾度か繰り返した後、息を吐くと虎の上から降りてごろりと寝そべる。
「ああ"あぁぁぁ!なんでぇちんぽぐだしゃいぃ!」
鮫が上から退いた事で虎の肉体は解放されたが何の意味もない。虎の精神は完全に鮫の虜になっているのだから。すぐさま青い足に這い寄りすがりつく。
薬をキメられる前はやめろと喚いていた口は舌をはみ出させ、睨みつけていた目は濁りまなじりは下がっている。
凛々しかった肉食の顔は汚れていない箇所がない汚物と化しいたが、精神は更に汚された。鮫を諭していた高潔な精神は消えうせてもっと快感を求めるメス猫に成り果てた。
鮫は不出来な飼い犬に対するような目でそれを見つめながら、虎の前へとでかい足を差し出した。鼻先へと突きつけられた足からは甘い香りと共に愛する男の臭いも感じられ、黒い鼻がひくひくと拡がる。
「おれの事を愛してるなら証拠見せてくれよ。分かるよな?」
それだけで虎には伝わった。
すがりついていた手で足を何でも撫で回す。自分の赤子にするようにだ。ごつごつとした手を器用に動かしながら黒い鼻を近づけてすんすんと臭いを堪能する。一応手ぬぐいで拭いたとはいえ蒸し暑い夜の中風呂にも入っていない男の足だ。きつい刺激臭は獣人の敏感な嗅覚を焼いてしまう程に濃い。
だが、虎にとっては何より愛おしいちんぽの持ち主の臭いだ。忌避するどころかまなじりを緩ませ嬉しくてたまらないと言わんばかりに鼻をこすりつけ、キスをする。
「ん、ふぅう❤」
爪先から土踏まずまで余す所なくキスの雨を降らせる。その間もちらちらと鮫とちんぽを上目遣いで見上げるのだ。喜んでくれているか、ご褒美をもらえそうか気になってしかたがない。
「んっちゅぷ、ご主人様ぁ……❤」
やがてキスは舐める動きへと変わる。足の指を一本一本含んで、愛おしい我が子にするように顔をこすりつける。無様な姿だ。奴隷同然の姿。しかし今、山吹色の獣には恥じる様子が微塵も無い。
元々国に仕えてきた男だ。誰かに跪いてその身を剣としてきた。だからこうして鮫にその身を奉げる事がとてもよく馴染む。
足の指に舌を這わせれば少し塩辛い味と共に雄の匂いがする。愛おしい主人の味を感じる度に薬に侵された脳と肉体はこうして奉仕する事こそ快楽であると認識していくのだ。
「ご主人様、あぁあ幸せです。お慕いしています。ご主人様。あぁぁぁ❤」
指の一本を口に含む度に。爪の間にまで舌を這わせるたびに精悍であった顔つきがまた崩れていく。
何時間も足の指を舐めていたような錯覚に陥った頃。ようやく舐め終えた頃にはその顔は元の色狂いへと戻っていた。
彼の脳へと刻み込まれた調教の成果が主の臭いによって刺激され、また蘇ってきているのだ。
「んひゃぁぁああぁあ❤❤❤」
牙の間に穢れたアーチを何本もかけながら、未だ物足りぬのか舌をねっとりと動かして残った足の味と香りを反芻していた。鼻もぴくぴくとひくつかせて鼻水を垂らしている。尻のあたりが痙攣あたり濃厚な雄の臭いで軽いメスイキをしたのだろう。恍惚とした表情で喜びと感謝を唄う。
「っはぁぁ…❤ごしゅじんしゃまぁ❤❤ご主人様の臭いしゅんごぃいいい❤御身足を綺麗にさせてくださってありがとうございますぅ❤とーっても幸せです❤」
「よしよし、少しはご主人様への態度は思い出したみてえだな。ちんぽが欲しい時はどうすればいいか分かるな?」
「はひ❤ちゃーんと思い出しました❤わたしはご主人様専用のまんこ穴ですからぁ❤❤使ってくださるようにがんばっておねだりしましゅぅ❤❤❤」
言うが早いかベッドから床へと降りるとカチャカチャとベルトを外し始める。ザーメンと潮で使いもにならなくなったズボンと下着を脱ぎ捨てると、べちゃりという音を立てて床へと落ちた。
そうすればむわりとする雄の臭いと共に淫液で塗れた下半身が露わになる。縞の毛皮がはりついたぶっとい足も鶏卵ほどはありそうなでかい金玉も立派に勃起した皮かむりの巨砲も、全て。男らしさを濃縮したような下半身だ。
しかし、今の虎には似つかわしくない。下半身を露出させた途端に更に欲情し息を荒く吐き始めちんぽとマンコから汁を流す。
「なんだ脱いだだけで漏らしてんじゃねえか。淫乱なだけじゃなく見られて興奮すんのかよこの変態」
「あい❤ド変態です❤❤ご、ご主人様に見ていただいてぇ❤ちんぽとまんこ疼いてます❤」
変態となじられただけでも嬉しいのか腰をよがらせる。すっかり回復したちんぽは合わせてブルンブルンと揺れて雄汁を撒き散らした。ご主人様、と鮫への呼び方が変わっている事にも疑問を持たない。
虎にとって鮫は仕えるべき人、すばらしい人なのだから。すばらしい人には従わないといけない。だから鮫はご主人様で、ご主人様に触ってもらうのも見てもらうのもなじってもらうのも、全部気持ちいい。
そう思うように、変えられたのだ。普段の虎では思いもしない思考であるが、薄っぺらい理性を引き剥がし調教された記憶を取り戻せば調教された脳と肉体がその本性を表す。
膝立ちになると両腕は頭の後ろに組んで大股を開く。虎の全身を眺める事ができる体勢だ。ガチムチの肉体も、天井に向けて突き出される立派なちんぽも。見せ付けるように股間を突き出しながらおねだりをする。
「わっ❤わたひはこの国の騎士団長で!おっきい息子までいるのにおまんこトロトロになってます❤❤」
知性が完全に蕩けた声が薄暗い部屋に響き渡る。恥ずかしげもなく大声発せられるおねだりはこの部屋だけではなく下手をすれば娼館中にまで響きかねないほどだ。
しかしそんな事を気にする脳ミソなんてあるはずもなく、誇らしげにソーセージのようなちんぽをブルンブルンと揺らし声を張り上げる。
「鮫ちんぽでおまんこガン堀りしてもらわないとぉ❤❤頭おかしくなっちゃいぞうな❤い、淫乱雌野郎です❤❤」
自らを罵倒する事で興奮のボルテージは高まっていきちんぽからまたガマン汁を飛ばした。下半身だけ露出して上半身だけきちんとした服を纏っているその姿は全裸よりも淫猥だ。それを理解してこの格好をしている。今はちんぽをねだることしか頭にない虎でもどうすれば男が、鮫が喜んでくれるかを考える脳は正常に働いている。
だから鮫がもっとちんぽを固くするよう、更に背を仰け反らせブリッジの体勢になると片手で肉体を支え、大股開きになったら股間へともう片方の手を伸ばしでかいけつたぶを引っつかみアナルが丸見えになるようにする。開発済みの虎マンコは空気が触れるだけで開閉し、鮫を誘い込もうと淫液を溢れさせる。周囲の肉がすっかり盛り上がってしまっているアナルは完全な性器だ。
「だから❤だからおまんこしてくださいぃいい❤❤おまんこしてぐれないともう"もう我慢でぎないですぅうう❤❤❤」
おねだりをしているだけで乳首とちんぽはうずうずとしてアナルは収縮を繰り返す。ちんぽは何度も割れた腹筋を叩いて滑稽なダンスをする。
こうして痴態を晒している自分を鮫は見てくれている。それが虎にはたまらない。薬物に支配された肉体と精神は羞恥と屈辱さえも快感と認識している。
ちんぽとまんこからぽたぽたと恥汁を漏らす姿を見て鮫のちんぽはバキバキに固くなっていたが、表情には全く表さずに余裕綽々とした態度でもっと言葉を引き出そうとする。
「さてどうするかな。おれが調教してやった事も覚えてねえメス猫にちんぽくれてやりたくねえなぁ」
「ちゃ、ちゃんど覚えでまずぅうう❤ちゃんとご主人様との約束も全部覚えでまずがらぁ❤だからちんぽぉ❤」
がに股になるとくねくねとでかいけつをゆさぶっておねだりをする。ヨダレと涙だけではなく鼻水も漏らし首下のふわふわした白毛が汚されて行く。その顔は正気を完全に失っており性欲に支配されたケダモノが一匹いるだけだ。
この国の要人であり、雄として最高峰の肉体を誇る虎は鮫のちんぽによって完全に壊されてしまっている。
本当ならば今すぐにでもちんぽにしゃぶりつきたいのだが、許可無しちんぽに直接触れてはならないときつく調教されている。ちんぽが欲しければさきほどのようにズボン越し奉仕するかこうして痴態を晒しておねだりをするしかない。
以前勝手にちんぽをしゃぶった際はちんぽをはめてもらえないままに一晩中焦らされた。青く太い手と肉食の口で責められて潮を吹き、射精寸前で愛撫を止められ地獄の苦しみと快感を味わったのだ。
だから、こうして必死に媚びるしかできない。早く、早くちんぽをが欲しい。ただそれだけを考えてけつを無様に揺らす。
「おねがい、おねがいしましゅぅう……❤❤」
剣を長年振るい鍛えた足腰はふとましく強靭だ。子どもが腰に抱きついても手が回りきるか怪しい。ふくらはぎだって棍棒のようにたくましい。
しかし今その屈強な肉体でやっている事は淫乱なメス穴を犯してくださいというおねだり。必死に腰をヘコヘコと上下させ、円を描くようにまわしてでかいけつを鮫へとアピールする。
「おまんこ、おまんこうずうずして我慢でぎにゃいんだよぉ、おまんこおまんこぉ❤」
顔面からも下半身からも全ての穴という穴から汚らしい汁を垂れ流すその様は人しての尊厳というものを投げ捨てている。
虎の下には水たまりができていた。ちんぽと度重なるオマンコで完全に性器へと変貌したメス穴から垂れた淫液である。
だがいくらメス穴が疼こうとも自分でいじくることはしない。鮫からは自慰すら禁じられている。ちんぽもまんこも、ザーメンの一滴までも。虎の全ては鮫のものなのだ。普段の虎は自覚なくこの命令を遵守している。自分の意思であると思い込んで。
しばらく無様なおねだりを目で楽しんだ後、満足したかのように頷くと次の命令を出した。
「んじゃ、命令をちゃんと守ってやるか確かめてやる。服脱げ」
鮫の言葉に迷い無く服を脱ぎ始める。庶民では到底手が届かない値段である高価なダブレットも下の肌着も無造作に投げ捨てた。
露わになった虎の上半身はまさに戦士のそれであった。いくつか傷が走った肉体は惚れ惚れする程美しい。さっき鮫を戦神などと言ったが虎の方がふさわしいだろう。
腹も腕も足腰も脂肪がたっぷりと付き太い。大胸筋も大きく張り出しており、下手な女のそれよりよほどでかい。鮫は久々に会った自分の雌の全裸をじっくりと眺める。そして、毛皮の中心を見た時鮫はくつくつと笑い始めた。
「オイオイ、乳首に絆創膏なんてつけてんのかよ」
「は、はひ❤服着てるいてるだけで乳首こすれちゃってぇ❤❤もうこれつけてないとぉ表も歩けなくっで❤❤」
「あーあーおれと会うまではちっこい乳首だったのによぉ。数ヶ月でメス乳首になっちまうなんてとんでもねぇ淫乱だな」
そう嘲笑うが虎に乳首イキの快感を教えたのも鮫なのだ。ハメるたびにじっくりと乳首を肉厚の舌でなぶり、吸い、鋸のような歯で甘噛みを続けた結果乳首だけでも達する事ができるようになった。
一度乳首絶頂の快感を覚えこませれば後は勝手に開発してくれる。ちんぽとケツ穴での自慰は禁止したが乳首でのメスイキでなら好きにして良いと暗示をかけたのだ。
自慰を禁じられ、ザーメンをため続けている発情虎が少しでも性欲を発散しようと乳首いじりが常習になるのは当然の結果だった。
今でも十字に貼った絆創膏の上から乳首を捏ね潰し快感を貪っている。あわ立つ涎を休み無く垂れ流し白目をむくその顔は乳首が完全な性器と化した事を示している。
「こ、こりぇつけてないとぉ❤乳首きもぢよくでぇ❤❤すぐバカになっちゃうのぉ❤」
「もうバカになっちまってるけどな。こんなもん付けてもメス乳首もっと淫乱になるだけだぞ、剥がしてやるよ」
「だっだめっ!ん!あ"ぎぃい"いぃいいいい❤❤❤」
鮫は乳首を弄繰り回すメス虎の手をのけると乳首を保護する絆創膏を一枚引き剥がした。急激な痛みが敏感な乳首に走るが、薬漬けの雌肉はそれすら快感に変換し脳へと電流のように伝える。虎は拳をくらったかのように仰け反るとがくりと膝を付く。ちんぽはいっそうびくびくと震えた。メスイキをしたのだ。
「あ"っ❤❤ぢぐび❤わだじのちくびおがじぃいい❤❤いづもよりかんじでるぅう❤」
「こんなもん付けてるから雌肉が柔っこくなるんだよ。おら2枚目行くぞ」
「だべっ❤❤ぞれやばいがらやべでぐだしゃぉおぉおごおおおぉおお❤❤❤乳首ぎもぢぃい"いいぃいいい❤❤」
「ははっ片方しか剥がしてねえのにメスイキしまくってんじゃねえか。面倒くせえからもう片方は2枚いっぺんに剥がすぞ。気絶すんなよ」
「ま、待っでぇ❤」
主人であるはずの鮫に抵抗しごつい手を掴んだ。鮫に調教され快楽に溺れたといっても本能や欲求までも消えたわけではない。
絆創膏によってふやかされてしまった乳首からの快感は今までの乳首弄りとは比べ物にならなかった。これで2枚いっぺんにはがされてしまったらと未知への快感に防衛反応が働いた結果だ。
しかし
「待つわけねえだろ。バカ面見せてみろ雌野郎」
鮫は肉食の歯を見せ付けると、虎の抵抗など意にも介さず絆創膏を引き剥がした。べりべりと。なんの躊躇いも無く。
「あ゛ッ!ぎ、ぃいぃいっ❤やぁあ"あぁぁあ"あぁぁああああぁぁァ❤❤❤❤❤」
勢い良くはがされた絆創膏に乳首は追いすがり、一瞬長く引き伸ばされる。そして限界を迎えた時、乳首周りの毛をぶちぶちと抜き取りながら皮膚の表面を引きちぎるように刺激する。
それは、虎の限界を超える快感だった。目に極彩色の火花が飛び散り視界がぼやけていく。どさりと倒れこむと背を弓なりに反らし、全身をガクガクと痙攣させて悲鳴と喘ぎ声と判別つかないものを叫び続けている。ちんぽからは勢いよく潮が噴出して白く美しい腹の毛皮も汚していくが、もはや虎にとっても鮫にとってもどうでもいい事だろう。
「ほっ❤❤ほひょぉお"おぉ❤❤とまっ❤とま"んにゃい"❤❤ふひぃ❤」
絶頂している間も快感の波は収まらずまたメスイキする。乳首によるアクメから逃れる事ができずちんぽだけを高く掲げて小便のような潮を噴出し続けている。舌をぴんと伸ばして鼻水と涎と涙をこぼし続ける顔も合わせて、知らぬ者が見れば気狂いにしか見えない。
実際鮫という雄に狂っている。妻が生きている間は娼館に通うなんて考えた事すら無かった。男は生涯一人の女性のみを愛するべきだと思っていた。
それが鮫に会ってから全てが変わってしまった。
妻が死んで10年以上経ったある日、部下からこの娼館に誘われた。遊びなんてとんと知らぬ虎でも楽しく話せる娼夫がいる店だと。
「この前見つけたんですがね、良い男と遊べる店があるんですが行ってみやせんか」
男色の趣味が無かった虎だ。当然最初は断ったがしつこく誘われた。「ただの遊びですよ」「奥方が亡くなってどれだけたつと思ってるんです」「セックスしろってわけじゃありませんよ。男同士なら気楽に話せるでしょう。話の合いそうなのがいるんですよ」「団長、息子さんとうまく話せないって悩んでたじゃねえですか。若い奴にいろいろ相談してみたらどうです?」
その日の猪は不可思議なほどしつこかった。普段は無理に虎を誘ったりはしない。普段から娼館に通いつめ遊び呆けている男であり、虎も良くは思っていない男。職務以外で話す事すら無かった。
「本当に、隊長でも気楽に話せそうな奴がいるんですよ。元傭兵らしくってですね、媚売るしかできねえ娼婦とは違います。だから、一回だけでも行ってやせんか?」
あまりにもしつこい部下の懇願が虎を狂わせた。一度だけ。気に食わぬ男ではあるが部下の顔を立てて行ってみよう。
自分が確かに息子とうまくいっていない。まともに会話もできていない。若い娼夫と言葉を交わせばこのつまらぬ自分でも変われるかもしれない。
そう思ってしまった。
虎を根本から変えてしまう出会いが待っているとも知らずに。
涎が溢れる。
毛皮の上からでも分かるほどに全身が赤く染まっているのを感じる。筋肉が収縮し、びくびくと痙攣してしまう。鼓動はやかましく鳴り脳みその中でがんがんと響く。
そして、ちんぽだ。体格に相応しい虎の一物は今にも弾けそうなほどに昂ぶっている。
「あぁ、はーっ。ふっ、うぅぅ…」
――話を始めて一刻程経過した頃。虎は完全に「出来上がって」いた。
「おいオルド、どうしたんだよ?早く続き話してくれよう」
そんな様子を見て鮫はもっと話せとせかす。
鮫への土産話を初める前から異変は起きていた。肉体はどんどん加熱し続け、異様な程に熱くなっていた。酒のせいにはできぬほどに昂ぶって、身体の中で火の玉が暴れているような感覚。
話すどころか座っていることすら苦しい。服を脱ぎ捨てて少しでも熱を逃がしたい衝動に駆られてしまう。だが虎は平静を装うとする。恋人に無様な姿を見せられないと自分を奮い立たせた。
「すっ、すまない。それでな、通り魔が出たということで街を巡回し、そこに、っあぁ」
どんどんと息が荒くし熱気で身体を纏う虎を鮫はおかしそうに見つめる。虎はいつも自分から求めようとしない。淫らな行いをする為の場であるというのに、紳士のように振る舞い続けるのだ。ちんぽをぎんぎんに勃たせながら。
上半身は愛しい恋人を相手にしている壮年の男。しかし下半身は性欲に支配されたケダモノの物。傍から見れば異様な姿。
虎はこの淫らな肉体を恥じていた。この館に囚われている鮫に微笑んで欲しい、喜んで欲しい。純粋な想いのはずなのに肉体は逞しく青い男を求めてしまうのだ。必死に隠して貞潔で毅然とした態度を取り続ける。
「あ"っ、くうぅ。結局犯人は下水道を使って。はぁ、その後、が」
滑稽極まりない姿だ。縞々の毛皮の下で淀んでいる欲情なんて、鮫には丸分かりだというのに。いや鮫でなくても誰だって虎が発情していると分かるだろう。少し鼻をひくつかせればこの部屋の臭いに混じってむわりとするケダモノの臭いが虎から感じられるのだから。
「んー?それからどうしたんだよ。続けてくれよ、早く早く」
この獣欲は鮫が仕組んだ事だ。酒へと仕込んだ黒い粉末は身体を壊す毒。
元々は不感症となった男性を治療する目的で作られた医療品。しかしすぐに禁制品となった。
あまりにも強力すぎたのだ。精子の生成量を異常なまでに増大させ、性器の働きが活発になるように血管に常時働きかける。それだけではなく全身の感覚の鋭敏化、快楽神経の活発化。そして、肉体が性を貪るのに相応しいものへと変わる。
普通の人間が少量口にしただけですぐに理性を失い腰を振るだけのケダモノに堕ちるだろう。しかし虎は堪えていた。
本人の屈強な肉体と強靭な精神のおかげでもあるが、大きな理由は耐性ができている為だ。虎はこの薬物をこの部屋に来る度に投与されている。そのせいで肉体が薬に慣れてきているのだ。通常の人間ならばとっくに狂乱状態になっているだろう。
「はーっ、はぁぁあ…」
しかし、耐性はあくまで耐性。耐える事ができるだけ。堕ちるのは時間の問題でしかない。
「どうしたよ旦那ぁ。顔赤くしちまって、もう酔ったのか?」
「ひゃいぃいっ!?」
鮫が耳元で囁いただけで全身にゾクゾクとした快感が走った。耳道から脳の中まで鮫の言葉が撫であげていったような感覚が襲う。ズボンの中では射精していないのが不思議な程にちんぽがいきりたってたいた。
耐性を得た代償に虎の肉体そのものが変質している。薬を使わずともモロ感になった乳首とまんこは常に疼いて快感を求め、毎日数回はザーメンをぶちまけないと収まりが付かない淫乱なちんぽへと変えられたのだ。
恋人ができて昂ぶっているのだろう、虎は恥ずかしがりつつもそう結論付けていつもこっそりと自分で慰めていた。
自らの肉体が、性器がすっかり変貌しているとはまるで思わない。そこに更に薬を足され、愛しい鮫の芳香を感じれば山吹色の獣はどんどん性欲で塗りつぶされていく。
――ちんぽが破裂しそうだ。身体が熱くて服が煩わしい。下着の中は既にベトベトだ。涎が溢れてきて抑えられない。肌がシャツにこすれる度にイキそうになる。肛門がクパクパと息をするように開閉する。
早く、早く出したい早く早く早く。だめなのに、こんな気持ちは抑えなければならないのに。このまま鮫に襲い掛かったらまるでケダモノじゃないか。彼は自分の愛する人なんだ。ああでも、鮫の汗の臭いが。甘い香りがきもちよくて。抱きしめられて、犯してほしくて。
なのに、同時に怖くて仕方がない。恋人とセックスをする。当たり前の欲求なのに脳のどこかがいけないと叫んでいる。
「はぁっ、何で、だ…何でこんな」
虎を縛り付けているのは理性。そして恐怖。鮫とこのままセックスをしてはいけないと、脳が警告を発しているのだ。
虎はこの部屋に来る度に鮫とセックスをしている。優しく愛を確かめ合うだけのごく普通のものであり、何も恐れる理由などない――虎の記憶の上では、だが。
何かがおかしいと思い出そうとしても頭の中では甘い香りが霧のように思考を阻む。肉体は蕩けるように熱く、頭を茹だらせる。
「すま、ないっ酒に酔ってしまったのか頭がぼんやりするんだ。ちょっと手洗いに行かせてくれ…」
息も絶え絶えに立ち上がろうとした。このままいれば間違いなく理性の壁は弾ける。どうにか落ち着かなければと少しの間でも離れようと考えたのだ。しかし、鮫はそれを許さない。
無意味な抵抗は許すまいと逞しい腕が虎の喉へと伸びる。顎の下のふわふわとした毛をかき回すようになで上げると陶酔した声が猫科の口からこぼれ出た。
「あっ!?ひぃい!」
「旦那の毛って柔らかくてさわり心地いいよなぁ。もっと触らせてくれよ」
「ま、待ってくれ。身体がおかしいんだ、今触られたら……」
「おかしいって何がだよ。あー胸の毛もフカフカだな」
「んっ!ひぁあああぁあっ!あぁぁ!」
服に手を突っ込み胸毛を撫で回すついでにムッチリした雄の胸も揉みしだく。びりびりした快感が雌虎の全身を走り体をくねらせる。ちんぽは完全に怒張しズボンを押し上げていた。
抑えきれない欲情は下半身から上半身へと昇り、口から生臭い呼吸となって排出される。口の端からわずかにヨダレをこぼし、ぜいぜいと息が吐き出される。
「ひゅっ、ひい"ぃぃぃ……やべ、でえぇ」
「どうした旦那、息が荒いぜ。そんなに気分悪いのか?」
にやつきながら虎に問いかける。答えなど最初から分かりきっていると言わんばかりの顔だ。実際鮫はこの虎の事など全て分かっているのだ。
今何を考えているのかも、何故自分をこんなにも崇めるように見るのかも。今何が欲しいのかも。
しかし、虎から言葉を引き出す為に。もっともっと乱れて欲しいが為にこうして問いかける。愚かな肉食獣は意図を理解せず必死に理性を保とうとする。
「いや大丈夫だ。少し休んでいれば治るからぁんぐぅっ!?」」
虎の言葉を断ち切って鮫の舌がぬるりと口内へ侵入した。猫科のざらついた舌に海獣の肉厚の舌がずるずると絡み付いていく。
「んっ!?んんーっ!ふぁ、んっひゃめ」
「んーー、じゅるっ」
虎は抵抗するが熟練男娼の動きは巧みだった。ざらついた舌の表面をなぞるように刺激したかと思ったら、尖った牙の裏側を丁寧に舐め取っていく。口蓋をつうとなぞると全身が震えた。
どうにか舌を押し返そうと触れてくる舌を簡単に巻き取るとじゅるじゅると吸い上げる。涎ごと自分の舌を強引に吸引される快感に虎の瞼がぴくぴくと痙攣した。
「んん~~~っ!んちゅ。んむぅ、ちゅぷ」
だんだんと虎の口から出る声が甘くなっていく。背はおずおず凹凸の激しい背中へと伸ばされる。気をよくした鮫は舌を乱暴に動かして水音をわざと立てていく。蛞蝓の交尾のように舌は絡み付いて互いの唾液を交換しあう。吸い上げきれない唾はこぼれお互いの口元を汚していった。
口元の毛がびしょびしょになっていくたびに虎のなけなしの理性も溶けていく。恐怖なんて逞しい腕で抱きしめられて口を吸われれば消えてしまう。優れた肉体を持つ雄に身体を委ねる快感のなんと素晴らしい事か。
「ぷはぁ」
「お"っお"おぉお…」
やがて、虎が快感でぐったりと蕩けてきた頃になってようやくお互いの口は離れた。淫らなアーチがかかり薄闇の中きらりと輝く。
「ん、ふぅあぁあ。あっぁ……」
アーチが途切れる頃には虎の目はすっかり潤んでいた。発せられる体臭はより濃く淫らなものへとなっている。もう我慢できないと五感から鮫に訴えかけてくる。
だが鮫の目は逆に鋭くなっている。狩人が獲物を見ているような眼だ。
「ノ、ノア。頼む、我慢できないんだ…」
「我慢できないって何がだよ?前も約束したよな。して欲しい時はハッキリ言えって」
「ま、前?すまない、よく覚えていなくて…」
鮫が口にした約束について虎は全く覚えが無かった。そもそも虎が自分からセックスを求めたことが無い。
愛しい恋人と身体を重ねあわせたい欲求は当然あるが、それ以上に普段身体を乱暴に扱われ、抱かれている鮫を慈しんでやりたかったのだ。
いつもセックスをする時は鮫から誘い、虎が応えて愛を確かめ合う。それが彼等の関係だ。だから、虎の方からセックスを求めるなどという約束をするなんておかしい。ありえない。
それが、虎の偽りの記憶から生み出された結論。しかしそんな疑念は何の役にも立たない。肉体の疼きと鮫の高圧的な言葉は虎から反発する力を奪う。
「いいから早く言えよ。おれとナニしてんだ」
「セ、セックスだ」
「おいおい、いい年したオッサンが話してるだけでちんぽ勃たせてんのかよ情けねえ」
「う……すまない」
もはや鮫は嘲る態度を隠しもしない。自分を滑稽に求めるがおかしくてたまらないと虎を罵る。しかし、虎は怒りもしない。
普段の優しい恋人とは違う態度に少しは違和感を覚えてはいる。しかし情けない自分への嫌悪感が隠してしまうのだ。
40を超えた中年親父が性器に触られてもいないのに欲情しセックスをおねだりしている。こうして罵倒されて当然だ。嘲笑されて当然だ。そう思っている。
自分を恥じ、快感に耐える苦悶の表情に反して鮫の目は少し和らいでいた。飼い犬が芸を覚えた時とおなじくお利口だと虎の頭を撫でる。
「大分素直になってきたぁオルド。これなら今日こそ合格できるかもしれねえな」
「ごうかく……?」
「ああ、こっちの話だ。気にしねえでくれ」
鮫はいよいよ最後の確認を行う。火の玉を抱いているような体温の虎を抱き寄せると、ぐりぐりと頬ずりをして囁きかける。
それだけで虎は背筋をゾクゾクと震わせて身体の力が抜けた。しっかりと背中に手を回されていなかったらベッドに倒れてしまっただろう。
全身が熱に冒され満足に指も動かせない。そんな状況で鮫の言葉だけが染みこんでいく。
「なあオルド。おれの事すきだよな?」
「もっもちろんだ!君の事は愛している!」
「だよな。じゃあ、じゃあさ」
虎の背中へと回す力を強く。尖った鼻先を擦りつけながら囁く。
その顔は虎からは見えない。ただ、どことなく湿った声。いつもの明るく笑う自分の恋人とも、さきほどのセックスをねだる虎を嘲る獰猛な雄とも違う、おなかが空いた子どものような声だった。
「息子や、死んだ奥さんよりもか?」
「……」
そこで虎が言葉に詰まった。鮫の事は心の底から愛している。
けれど、家族だって愛しているのだ。
決められないのならば嘘を吐けば良い。君が一番大切だと、囁いてやれば幸せになれる。甘く優しい嘘だ。囁いてやればきっとこのはちきれそうな性欲を解消してくれるに違いない。
「おれが一番大事だよな?おれさえいれば他のやつらなんていらないよな?」
虎を抱きしめる手に更に力こもる。鮫の甘ったるい香り、自分にも負けぬ熱を強く感じて虎の興奮は加速する。
鮫が愛おしい。抱きしめてどうしようもなく乱れて、求めたい。肉体が破裂しそうなぐらいに熱い。
「何か」が頭の中で囁く。鮫を受け入れろ。誰よりも愛せ。抱きしめろ。それこそが幸福であり、お前の役割であるとやかましく響く。正常な思考を捻じ曲げ、愛を囁かせようとする。
だが
「……だめだ」
虎にはできなかった。正しく誠実に接するのが愛情だと信じ込んでいたからだ。嘘だって愛情だなんて認められるほど賢くは無かった。どうしようもなく、愚かだったのだ。
虎は自らの獣欲を抑え付けると、鮫の肩を掴んでそっと引き剥がす。
引き剥がして、しまった。
「オルド……なんで、だよ」
身体を離された鮫は今にも泣き出しそうな目になった。それを見るだけで心がずきずきと痛む。
しかし眼をしっかりと見据えて虎は言葉を搾り出す。心の痛みに耐えて、身体を蝕む性欲に耐えて。
「ノア、そんな事を聞いちゃいけない」
「なんで、なんでだよ。おれの事嫌いなのか」
「違う。そうじゃないんだ」
先ほどとは逆に今度は虎が鮫を抱きしめる。自分の気持ちが通じるようにと願って力強く。
虎は、目の前でべそをかいている鮫の心を理解しているつもりだった。
彼は怖いのだろう。自分を愛しているあまりに、愛されているのか怖くなっている。自分を愛しているから、愛情を疑ってしまうのだろう、と。
自分がふがいないばかりに生まれた恐怖と疑心であり、取り除いてやらなければならないと、強く強く鮫を抱きしめる。
「君は大事な恋人だ。でも、私の息子も死んだ妻も、愛する家族なんだ」
「かぞ、く……」
「そうだ。いつか、君の家族になるかもしれないんだ」
だから、と虎は鮫の目を見つめて言葉を続ける。
「そんな悲しい事聞かないでくれ。家族で誰が一番なんて、決める必要無いだろう?」
虎は愛情深く、誠実で、強く、優しかった。
愛は人を幸せにするものであると信じていて、愛し合っていれば心のすれ違いなんてものはすぐに解消できて、恐怖や疑心は抱きしめあっていればすぐに溶けてしまうと信じ込んでいる。
強く正しく幸せな男には、弱く醜く歪んだ人間がどうなるかなんて想像もできなかった。
「いらねえ」
虎は理解していない。鮫が自分の想像以上に歪められていた事を。
鮫の目は異様なまでに凍り付いていた。暗く淀み、虚ろな眼で虎を睨みつけている。
その眼は憎しみも怒りも、嫉妬すら越えたおぞましいもの。涙をこぼしていた弱々しい子どものような瞳から変貌して、飢えた獣と化した瞳。
「ノ、ア……?」
「家族なんていらねえよ。おれが愛しているのはオルドだけで、オルドに必要なのはおれだけだ。また、その身体に教えてやるよ」
虎は記憶していない。このやり取りを幾度もしてきた事を。
虎が覚えていないだけで、何回も鮫を説得しようとしてきた。しかし言葉は届かない。想いは届かない。届いても理解していても拒絶されている。
拒絶される度、鮫によって肉体だけではなく心も記憶もぐしゃぐしゃにされた事を、記憶していない。
鏡台に置いてある小瓶――今度は飴玉入りのものを手に取ると、固まっている虎を押し倒す。
「ノアッ!?何をするんだ!やめてくれ!」
虎は薬物で茹る肉体を必死に動かす。鮫の腕は逞しいものだ。とはいえ虎は長年実戦を経験してきた。こうして組み伏せられた事だって何度もあった。力ではなく技術をもって拘束から抜け出そうとする。しかし
「『ご主人様の命令だ』動くんじゃねえ雌野郎」
「な、ぁっ!?」
鮫が一言発した瞬間、虎の肉体はぴたりと固まった。丸太のような足から太い指の一本まで、尻尾すらぴくりとも動かせない。例外なのは口と目だけだ。
もう一つだけまともに動いている部位、脳ミソでこの異常事態に対処しようとする。どれだけ力をこめても全く動かない。既に鮫の手は自分から離れている。神経を圧迫して動けなくするとかそういった領域の話ではない。
薬を盛られたにしてもおかしい。鮫が命令した瞬間に丁度動かなくなるなんてそんな事がありえるわけがない。
加えて意識は明瞭なのだ。強い薬物なら意識にだって影響が出るはず。とすればおかしくなっているのは肉体ではなく
「ノア!私に何をしたんだッ!」
「すぐに分かるよ。『ご主人様の命令だ』黙ってろ」
「―――ッ!?」
鮫が黙れと命令すると口すら動けなくなる。寝そべったまま動けぬ肉体を掴むと筋肉の感触を確かめるように揉む。胸も足も、脂肪の詰まった腹もぐにぐにと。脂といっても自堕落な生活をして得たものではない。剣を振るってきた自然に付いた男の脂肪。食って、闘って、寝て。そんな生活を何十年としてきたのだろう。雄らしさを凝縮した身体だ。
自分の所有物となったそれを抱きしめると首筋に鼻先を突っ込んで臭いまでも堪能する。発情によって汗を流し続けている肉体からは脳髄まで侵す刺激臭がした。
「あーくっせえ!鼻曲がりそうだ。何でこんなに雄くせえんだ?」
「……」
「なあ、無視しねえで答えてくれよ。おれたち恋人だろ?隠し事されると悲しくなっちまうよ」
恐怖を篭らせた目で睨み付ける虎とは対照的に鮫の目は愉悦で歪む。筋肉が凍りついた虎の両腕を掴むと、人形遊びをするように動かしていった。両手は開いてバンザイをするように。足は高くあげて大股開きに。虎の意思は抵抗したがっている。しかし肉体は鮫の手にかかると実に協力的に動いてしまう。
あっという間にひっくり返った蛙のような体勢に変えられてしまった。この体勢になると筋肉が一層浮き出て服がぱつぱつになる。はちきれそうな太腿。股の所から破けそうな尻。ボタンを弾き飛ばしそうな胸。
その全身に鼻先を突っ込んで嗅いで回る。首筋から胸元。太腿。そして腹。腋に鼻先を突っ込むとそれまでで一番の雄の臭いがした。
最高に興奮する香りであるにも関わらず、わざと顔をしかめて虎を罵倒する。
「腋の臭いが特にすげえなあ。ちゃんと風呂入ってんのかよ?セックスするんだから清潔にするのはマナーじゃねえ?」
「……」
「なんとか言えよ…ああ、おれが黙れって言ってたんだな。悪い悪い」
鮫になじられる度、身体を嗅ぎまわれる度に疑念が胸の中で湧き上がる。自分の身体はどうしてしまったのか、何故こんな事をするのかと。愛おしい男はさきほど語らっていた時の無垢な笑顔を捨てて獰猛に口角を吊り上げている。
恐怖によって全身をぶわりと逆立たせて全身から脂汗を流す。それは鮫の黒い欲求を昂ぶらせるもの。汗を舐め取り、毛に指を埋めていく。
「大人しくしてりゃ可愛いのになぁ。ずっとこのままにしとくか?」
動く事のできない口は浅く呼吸を繰り返し、涎を口の端から溢していた。鮫はそれを目ざとくみつけると舌を這わせて啜っていく。そのまま口の端から口内へと舌を割り込ませると、尖った牙を一本一本舐めとる。
全身を動かせないかわりに眼球は激しく痙攣している。薬物によって感度を増幅させた肉体はこの程度の口づけでも感じてしまうのだ。
その証にズボンを押し上げる怒張は震えて涙を流す。この場の支配者はにたつきながら尖った鼻面をおしつけるとすんすんと臭いを堪能する。茹るような空気と発情する肉体によって蒸されたちんぽからは腋とはまた違った雄の臭いがした。
ちんぽに押し付けられる鼻の感触だけでもまた感じてしまう。ちんぽからは我慢汁が一層分泌され動けぬ身体の代わりにちんぽが大仰に反応する。
「んっ、なんだよちんぽヒクヒクさせちまって。舐められるだけじゃ物足りないかぁ?もっと可愛がって欲しいのかよ」
「……」
「ああそんなにおれが好きなら仕方ねえなあ。『ご主人様の命令だ』喋っていいぞ」
「っぷはっ!ノア!私に何をした!頼むからやめてくれ!」
「あーうるせえ。『ご主人様の命令だ』舌噛むんじゃねえぞ」
「んむーっ!?」
鮫はぎゃあぎゃあと喚きたてる口を再びキスで塞ぐ。さきほどの技巧をこらしたキスではなくめちゃくちゃに口を暴れさせていく。ぶ厚く長い舌を口のすみずみまで這い回らせて唾液を流し込んでいく。
軽く噛み付き舌を追い出そうと思っても全く歯が動かない。舌は自由に動くのに噛み付くという行為に及ぼうとすると口が固まってしまう。
どうにか離れさせようとしても手は全く動かない。しかも薬物に加えて口内を蹂躙される快感で身体がふやけてしまうのだ。
その間に舌の動きはどんどん激しくなっていく。舌を喉奥まで差し込んではまた引っ込めてすぐにまた差し込む。時折喉奥をぐちゃぐちゃと舌先で円を回すように掻き混ぜるのだ。肉厚の舌でイマラチオをされるような口技に虎は目をぐるんと裏返して悲鳴をあげる。
「お"ごぉっ!?お"げえ"え"ぇぇええェえええ!」
マズルをあわせている隙間から胃液とも涎ともつかないものを溢すが鮫は口を離さない。がくがくと震える山吹色の身体は窒息しかけている事をしめすが知った事ではない。
むしろ意識が飛んでしまえば好都合だと瓶から黒い飴玉を取り出すと虎のズボンの中へ手を滑り込ませる。
「んぶゥッ!?お"お"ごぉお"ぉぉ!お"っ!ゴボォッ!」
危険を感じてはいる。このままではいけないと理解しているが肉体は反射で痙攣するばかりだ。酸欠でぼやけた脳みそは必死に酸素を取り込むことだけを考えて鼻をピスピス鳴らし鮫の舌と唾液と共に酸素を吸引する。
その間に青い手は肉と脂がみっちりと詰まったでかけつ、その中央。蕾と呼ぶには変質しすぎているドス黒く肉を盛り上げたトロマンへとたどり着く。
そして、黒い飴玉を一気にケツマンコの奥へと突っ込んだ。
「あ"あぁっ!?ゴボッ、な"、なにをぉぉっ!?ひゃっひゃめ"え"!」
「何回もキメてんだ。すぐ慣れるから大人しくしてろ」
薬をケツマンコに突っ込んだまま、排出されないように指でグリグリと押し込み続ける。ついでに既にトロトロの内壁をこそげ取るように引っかいて刺激を与える。薬物によって敏感になっている肉壁は大げさに反応してきゅっと指を締め付けた。
「モロ感まんこはもう素直になったな。どうだ?脳ミソも素直になったか?」
「だべぇっ!ノア"!もういいやめ"でぐれ"ええ"ぇぇ――ほお"っ!?」
「なってきたみてえだな『ご主人様の命令だ』動いていいぞ。動けるならな」
「へえ"っ!?あぁあ"あ"ぁあ?」
ニタニタと鮫が見つめるケダモノに更なる異変が起きていた。既に全身は蕩けるように熱く鮫が触れる箇所全てに快感を感じる。しかし尻に薬を突っ込まれた直後から新たな感覚が生じているのだ。
突っ込まれている指が異様に熱く感じる。マンコがうねってもっと奥へくわえ込もうとするのを止められない。
「あぁぁあぁああぁあぁああぉぁあぁぁ?なんっ?なんでぇぇええ」
虎は明確な異常を感じていた。今までの肉体を蝕む灼熱のような欲情ではない。何かが自分の脳みそを食らい尽くしていくような喪失感だ。自分を自分で制御できない。
「いやだ、いやだいやだいやだぁあぁぁ!ノア、たすけて、たすげて!おねがいだがらぁあぁあぁあ!」
悲鳴が迸る。それは恋人へ救いを求めて縋る声だ。
虎は、この状況でも恋人を信じていた。今はおかしくなっているけれど、すぐにいつもの優しくにこにこと笑う愛おしい鮫に戻ってくれるはずだと、この状況でも信じていたのだ。
しかし、そんな微かな希望はすぐに無くなった。虎の頭の中からは恐怖も理性も愛情も、何もかもが消えうせていく。
「あっあ"あぁあぁぁ!?おがじぃいい!こんなのだめだ、だめだめだめだんおぉぉおお❤❤❤」
「だめだめうるせえんだよ。ケツマンコ擦っただけでバカ面しやがって。何が駄目なのか言ってみろ」
「あ"っ❤だべっ❤だめだめ❤尻さわるな"あ"あぁぁ❤❤❤尻きもちいぃいい❤❤」
指先が内壁をこすりあげられると甘ったるい声が出てしまう。ガタガタと震える肉体がアナルからの快感でさらに煮えたぎる。
だめだこのままではいけない。そう思っているのに快感だけが頭を埋め尽くしていく。
目がぐるんと裏返り、鼻からだくだくと鼻水が出ている。涎も、涙もだ。滂沱のように流れて顔面もふわふわした白い毛も汚していく。
何より酷いのは下半身だ。ちんぽからもけつからも淫液がだらだらと流れっぱなしで下半身の毛皮もズボンもグショグショにしていく
「とま"んな"い"いぃいいい❤❤なんれっなんでえぇぇえええ❤❤❤こんなの"おがじぃのにぃぃい❤❤」
「何でって薬キメたに決まってんだろ。いつもみたく頭ぶっとんじまえよ」
「ひいぃぃぃいん❤❤しょれっしょれきもひぃぃいいい❤❤❤」
鮫が丸い耳をちゅうちゅう吸って耳道に舌を突っ込まれるとそれだけで電撃のような快感が走った。さきほどとは明らかに違う感覚だ。快感が大きくなっているのもそうだが自分を抑えられない。大声を出して喘いでしまう。まるで理性という防波堤ががらがらと崩れていくかのようだ。
ケツマンコが指にこすれあうたびに下半身が蕩けてもっともっととおねだりしてしまいそうになる。変貌していく自分が恐ろしく鼻水をだくだく流すアヘ顔で許しを乞うた。
「はひゃぁぁあああ❤❤ゆるじでっ❤❤ゆびっゆびうごかさないでぇぇえ❤❤❤」
「おれは動かしてねえよ。てめえでケツ振ってんだろ」
言葉の通り既に指は動くのをやめている。ただ突っ込まれているだけなのだ。にも関わらず尻から生じる悦楽がどんどん増していく。アナルを精一杯しめつけて肉の詰まった尻をくねくねと動かす。いいところに指が当たるように自分から動いてしまう。
動かなかったはずの手足はいつの間にか鮫に絡み付き媚びるように身体をすりよせている。どう見てもこの行為を迎合している。虎の脳内はおかしいと叫び続けているにも関わらずだ。
「ぬいでぇ❤❤おねがいりゃからぬいでぐれぇ❤❤」
「ヘコヘコ腰振って何ぬかしてんだよ。ちんぽもこんなおったたせやがってよぉ」
「んぎぃぃぃぁぁあ❤❤❤つぶれ"っ❤つ"ぶ"れる"うぅぅぅううううう❤❤❤」
テントを張っている股間を掴むとグリグリと握りつぶすように愛撫する。万力かペンチで潰されているかのような痛みが走っているはずなのに虎ちんぽは萎えるどころか白く濁ったガマン汁をどんどん漏らし始める。
明らかに自分の肉体が異常なのは理解している。おそらく薬物を使われたであろう事も。しかしそれが全く気にならないほどに気持ちが良いのだ。
尻がきもちいい。ちんぽがきもちいい。全身がきもちいい。
「ちんぽっ❤おちんぽもおまんごもきもちいぃぃぃ❤❤❤」
太い足と舌をぴんと伸ばしてつばと嬌声を撒き散らす。完全に白眼を向き全身が汗を始めとした体液でべちゃべちゃだ。鮫の体臭をも吹き飛ばすほどの雄臭であり近くでかげば喉や鼻にまとわりつきまともに呼吸もできないだろう。
だが鮫にとってこの臭いは最高の興奮剤だ。自らのちんぽを勃起させてちんぽをいじめる手を休めない。
「おら、さっきの説教もっかい言ってみろよ。亀頭弄られてひぃひぃしてねえでよ」
「ほお"おほぉぉおおおおお❤❤❤いぐいぐいぐぅぅうう❤❤いぎいぃいいぃいいぐぅううう❤❤いっひゃうのおぉぉおお❤❤❤」
そして凄惨な状態の淫臭虎に新たな臭いが加わった。亀頭を捏ね潰していた鮫の手の平に生暖かい感触が拡がったのだ。
でかい金玉にふさわしい特濃ザーメンを巨根から大量に噴出し、下着もズボンも突きぬけて鮫の手にザーメンを飛ばしていく。
舌をだらりと伸ばして痙攣する虎を見て鮫は小さく舌打ちすると手のひらとケツマンコに入った指を先ほどより激しく動かし始める。
「勝手にザーメンぶちまけやがって。堪え性の無えメス猫だな」
「あ"ががあ"あ"ぁああ"ああぁあ❤❤❤イっだ❤❤いっだのにまだいぐぅう"うぅぅう❤❤❤」
「まだイク気かよ淫乱。手だけでこんなザーメンぶっ放して恥ずかしくねえのか」
「はじゅかしぃいいい❤❤でもきもぢいいんだよぉ❤おまんこがりがりっでざれ"るどぉおおおぉおおお❤たまらんん"んんん❤❤❤」
射精したばかりだというのにまた快感を与えられるとびりびりとした感覚が下半身に広がる。ちんぽは壊れた噴水のように射精をし続けてズボンと下着を再起不能にしてしまっていた。
上半身をピンと仰け反らせ上に乗っている鮫までも持ち上げている。虎の鍛え上げた肉体の素晴らしさの証明であるが、その反面舌を伸ばしきって淫液まみれの顔面はその反対に知性も精悍さも抜けたバカ面だ。
「もうザーメン出ないのにぃ❤ちんぽ❤ちんぽとまんにゃぃいい❤❤❤」
やがてザーメンは打ち止めとなる。過剰生産されているとはいえ一気に射精を続けて金玉が空になったのだ。しかしザーメンがちんぽから出なくなっても手は止まらない。虎のちんぽからは今度はぷしゅぷしゅと透明な潮を吐き出し続けている。
ケツマンコの方は指にまとわりついて締め上げ、ちんぽは自らへこへこと手にこすり付けている。手足も尻尾も鮫にまとわり付かせ淫語を喚き散らす。
だめだと思う気持ちは脳ミソからどんどん死んでいく。ちんぽとマンコが快感を受ける度に鮫の甘ったるい香りを吸い込む度に声を聞くたびにどんどん愛おしくなっていく。
「もっどぉ❤❤❤もっとぉ❤もっとちんぽとけつグチャグチャしてぇぇえ❤❤」
「けつじゃねえよマンコだろ。指2本も咥えこんでる淫乱マンコだ」
「んあぁぁあぁああぁああん❤❤はいっ❤おまんこです❤まんこ❤雄まんこです❤❤おまんことおちんぽもっといじめでぐれぇ❤びくびくしてイクのとまんにゃいのほぉおお❤❤」
「壊れるぐらいにされるとマゾ猫ちゃんの役立たずちんぽは気持ちいいんだもんな?ほら」
「はひぃいいぎい"いぃぃい"ぃぃ❤❤ぞれ"っ❤イキっぱなしのおちんぽシコシコきもひいぃいいい❤❤❤」
射精直後のちんぽを乱暴にしごかれても虎は快感を得る。通常ならば耐え難い苦しみが生まれ悲鳴をあげる。だが痛みと共に爆発的な快楽が脳に叩きつけられる。
肉体に異常を感じてはいる。鮫に薬物を使われた事を理解している。早く逃げなければ壊れてしまうと脳は警告を発している。
だが
「ちんぽだけじゃねえだろ気持ちいいのは。一番気持ちいいのはどこか言ってみろ」
「あ"~~~っ❤❤❤おまんこまんこまんこマンコぉぉ❤❤こりぇ❤この手マンしゃいこぉおおおお❤❤❤❤」
かき集めた理性は指をズボズボと手マンされるだけで消し飛んでしまう。太くごつい指はただ抜き差しするだけでなく時折イイところを引っかくのだ。虎の弱い箇所全てを理解した鮮烈な愛撫はメスイキを更に加速させ虎の視界はちかちかと点滅する。潮すら出なくなってちんぽはぶるぶる痙攣するだけだ。
「じぬ"うぅううう❤❤おちんぽいきしずぎでじぬ"うぅううう❤❤❤」
「死ぬだぁ?じゃあ止めてやろうかマゾ猫」
「やめ"らいでぇ❤❤じんでいいがらもっどズボズボしでぇええええ❤❤」
絶頂が常時続く。もはや空撃ちを繰り返すだけのちんぽになっても性欲が収まらない。このまま続ければ快感で死にかねない。
わかっていても、絶頂をやめられない。
これが黒い飴玉の効力。粉末が肉体を壊す薬ならばこちらは脳を壊す薬。
一応は医療目的であった粉末とは違い、当初から人を壊す目的で作られた。尋問・洗脳用に創られたこの飴玉は体内に取り込まれるとまず脳を冒し思考力や理性を担当する部分マヒさせていく。反面本能や欲求を司る脳の部位を活性化させ、自分を抑えこむ事ができなくする。黒い粉末の発情効果と合わせればこの虎のように、快感を我慢することができなくなるのだ。
「もうッ❤もう出な"い"ぃぃ❤❤❤でないのにいぐのやべらんない"いぃい❤❤」
加えて痛みや苦痛を司る神経回路を快楽神経へと合流させる。苦痛に比例した快楽が脳へ叩きつけられるのだ。今の虎は爪を剥がされても悲鳴をあげながら絶頂するだろう。
強すぎる快楽は痛みになりうるがこの飴はそれすらも打ち消してしまう。粉末を合わせる事で止まない魔悦によって人を蕩かす恐ろしき毒となる。
思考力は殆ど失われ、微かに残っている理性も絶頂のたびに打ち消される。ここにいるのは国一と謳われる剣士でも、民に慕われる騎士団長でも、理想の雄たる肉体を持った猛虎でもない。ひたすらに鮫に溺れる淫獣だ。
「おちんぽっ❤おまんこ❤もっともっどぉ❤もっとどっちもいかせでぐれぇ❤❤」
自らを客観視する余裕なんて消えうせてしまっている。あったとしてもこの快感の前では何の意味もない。虎の脳ミソにあるのはただひたすらに快感を享受する事だけ。
鮫に汚らしい毛皮をこすり付けて媚びるように何度もバードキスを繰り返す。鮫がその気になればこの色狂いは干からびるまでイき続ける事ができる。
「まるで発情期のメス猫だな。キリがねえや」
「んおうっ❤」
しかし、鮫はアナルに突き刺した指とちんぽを愛撫しべとべとになった両手をゆっくりと虎から引き剥がした。手を離す際何本もの淫らな銀糸がネットリと手のひらにまとわりつく。それはまるで鮫の手を逃すまいとしているかのようだった。
「んあぁぁあああ!なんでぇえええ!?もっとおまんこいじっでえ❤❤」
「手だけじゃ我慢できねえくせによぉ。てめぇが欲しいのはこいつだろ」
「あっ❤❤ちんぽぉ❤ちんぽすごいあっつぃいい❤❤」
押し倒したまま鮫ちんぽをこすり付けると虎の知能が更に低下した。脳ミソと肉体両方に叩き込まれた快楽はちんぽの熱を感じた瞬間に激しく疼きだす。
鮫に抱きついたままたくましい腰をくねらせて鮫ちんぽを自分になすりつけ、キスだけではなくべろべろと舐めて鮫の顔を唾液だらけにしていく。
溢れる欲情は手を動かし、ズボンの上からでも煮えたぎるように熱い鮫のデカマラを掴み手コキを開始した。
クチュクチュ、ニチャニチャと自身の淫液をローション代わりにしながらうっとりとしごきあげる。
「ああぁ鮫ちんぽおっきぃ❤❤すんごい固くなってる❤」
固いだけではない。怒張しきったちんぽは雄のフェロモンをどんどん分泌し虎の優れた嗅覚を刺激し続けている。脳を蕩かす甘い香りも素晴らしいが雄を煮詰めたようなこの臭いには到底かなわない。時折手コキしていた手を鼻へと近づけると雄臭ちんぽの臭いだけでちんぽとまんこがびくりと反応した。
直接ちんぽに触れてもいないのに全身を興奮で滾らせ、奉仕をしているだけで絶頂をしてしまいそうになる。
この有様は初めてではない。この部屋に来る度に、虎はこうしてニンゲン以下の存在へと堕ちている。
「んんぅうん❤おちんぽすっごぃびくびくしてる❤❤おちんぽシコシコしてるとどんどん雄臭ちんぽのにおいしゅごくなってくる❤」
ズボンの上からでも精一杯丁寧に、丹念に、竿をしごきあげては鈴口のあたりを爪でクリクリとほじくる。その技量は熟練の娼婦そのもの。
初心で清廉潔白とした騎士であった虎にふさわしくないその手つきの全ては鮫に教え込まれものだ。この部屋を訪れる度に調教され、開発されている。普段の虎は薬物によって記憶と思考を弄繰り回されて記憶をしていないだけで、その肉体と精神は完全に鮫のちんぽに隷属している。
「ね❤生ちんぽ欲しいぃ❤❤生ちんぽいーっぱいご奉仕するからぁ❤だいすきなサメちんぽ生でハメてぇ❤❤はやくはやぐぅうう❤」
「そうだ。お前はおれのちんぽが大好きなんだよな」
「はいぃ❤❤このでっかいおちんぽ専用おまんこでずっ❤❤だからおちんぽ❤淫乱マンコにちんぽ早くっ❤はやく❤❤はやくちんぽくれ"えぇ❤❤」
今は薬によって封じられたものをまた薬によって取り戻しつつあるだけ。鮫ちんぽに狂った本性だけではない。理性を蕩かされ肉体を発情させられた結果、脳ミソは深く刻み込まれた調教の成果までもだんだんと思いだしてきている。
「おまんこ疼いて我慢でぎないぃ❤デカマラハメてもらいたくってまんこからメス汁とまんにゃいんだよぉ❤❤ハメハメしてぇ❤❤」
さきほどセックスという言葉すら口にすら精一杯だった男はどこにもいない。金色に輝く瞳は濁りきっており鮫の盛り上がった股間から離れない。恥知らずな淫語を吐き続けデカマラを精一杯しごきあげる。巧みに動き回る指はカリ首から裏筋まで鮫の悦ぶ所全てを愛撫する。
鮫のズボンの先端に先走りが滲む度に歓喜で全身が震えた。自分の奉仕でこのちんぽが悦んでくれている。ちんぽに身も心も奉げた淫獣はそれが嬉しくてたまらない。
「はやぐっ❤このままじゃおかじくなっちゃうからぁ❤❤はやくちんお"ひぃっ❤❤」
ちんぽを求めてもじもじとする豊満な尻肉が打ち据えられた。その痛みだけでも軽いメスイキをして瞼を震わせる虎の蕩けた相貌とは反して、鮫の目は冷たい。自らが壊して便器へと落としたケダモノを品定めするような目で見下ろしている。
テントを張った股間を虎の下半身にグリグリと押し付けると甘い声が淫乱虎の口から漏れた。
「おっ❤おぉおおお~❤❤ふへへ❤ちんぽだぁ❤❤ちんぽがマンコに当たっでるぅ❤」
「お前はおれもおれのちんぽも大好き。そうだな?」
「はひ❤このぶっといおちんぽあればずーっと幸せです❤❤」
「お前を幸せにしてやるおれは何だ?」
「ご主人様でずぅ❤❤ひっ❤へひひ❤❤デカマラでおまんこごりごりしてくれるごしゅじんしゃまだーいしゅき❤❤❤❤」
ちんぽの熱をけつに感じてどんどんと馬鹿になっていく頭で愛を叫ぶ。自分の頭をこれだけ幸せにしてくれるもの愛しているに決まっている。ちんぽの主である鮫の事も。身体をくねらせて媚びて愛しているとのたまう事に何の恥も躊躇も無い。
鼻水を涎を合わせべとべとになった口で叫ばれる愛。それを聞いた鮫はぎらついた目をほんの少し柔らかくして虎の汚らしい口元をべろりと舐める。
「だよな。お前はご主人様の事が大好きだもんな。じゃあ何でもできるよな?おれの為なら何でもしてくれるよな」
「する❤しゅるぅ❤❤ご主人様のちんぽもらえるならなんでもしますぅううう❤❤❤愛じてるからはやくハメハメじでぇぇええ❤❤あいしてましゅぅ❤」
間もなく成人となる息子がいるとは思えぬほどに知性も品性も投げ捨てた男は顔を砕いて唾を飛ばす。鮫のちんぽを激しく手コキするだけではなく肉厚の太腿までも絡ませて縞々の尻尾を青い尻尾へと巻きつける。
鮫が喜べばちんぽがもらえる。そんな卑しい思考で愛していると喚いているに過ぎない。しかし鮫のちんぽはより一層固く大きくなり目は陶酔と蕩けていく。鮫と虎。支配者と被支配者という反する立場であるにも関わらずその目は同じものだった。
節くれだった指を虎へと伸ばそうとしては止める事を幾度か繰り返した後、息を吐くと虎の上から降りてごろりと寝そべる。
「ああ"あぁぁぁ!なんでぇちんぽぐだしゃいぃ!」
鮫が上から退いた事で虎の肉体は解放されたが何の意味もない。虎の精神は完全に鮫の虜になっているのだから。すぐさま青い足に這い寄りすがりつく。
薬をキメられる前はやめろと喚いていた口は舌をはみ出させ、睨みつけていた目は濁りまなじりは下がっている。
凛々しかった肉食の顔は汚れていない箇所がない汚物と化しいたが、精神は更に汚された。鮫を諭していた高潔な精神は消えうせてもっと快感を求めるメス猫に成り果てた。
鮫は不出来な飼い犬に対するような目でそれを見つめながら、虎の前へとでかい足を差し出した。鼻先へと突きつけられた足からは甘い香りと共に愛する男の臭いも感じられ、黒い鼻がひくひくと拡がる。
「おれの事を愛してるなら証拠見せてくれよ。分かるよな?」
それだけで虎には伝わった。
すがりついていた手で足を何でも撫で回す。自分の赤子にするようにだ。ごつごつとした手を器用に動かしながら黒い鼻を近づけてすんすんと臭いを堪能する。一応手ぬぐいで拭いたとはいえ蒸し暑い夜の中風呂にも入っていない男の足だ。きつい刺激臭は獣人の敏感な嗅覚を焼いてしまう程に濃い。
だが、虎にとっては何より愛おしいちんぽの持ち主の臭いだ。忌避するどころかまなじりを緩ませ嬉しくてたまらないと言わんばかりに鼻をこすりつけ、キスをする。
「ん、ふぅう❤」
爪先から土踏まずまで余す所なくキスの雨を降らせる。その間もちらちらと鮫とちんぽを上目遣いで見上げるのだ。喜んでくれているか、ご褒美をもらえそうか気になってしかたがない。
「んっちゅぷ、ご主人様ぁ……❤」
やがてキスは舐める動きへと変わる。足の指を一本一本含んで、愛おしい我が子にするように顔をこすりつける。無様な姿だ。奴隷同然の姿。しかし今、山吹色の獣には恥じる様子が微塵も無い。
元々国に仕えてきた男だ。誰かに跪いてその身を剣としてきた。だからこうして鮫にその身を奉げる事がとてもよく馴染む。
足の指に舌を這わせれば少し塩辛い味と共に雄の匂いがする。愛おしい主人の味を感じる度に薬に侵された脳と肉体はこうして奉仕する事こそ快楽であると認識していくのだ。
「ご主人様、あぁあ幸せです。お慕いしています。ご主人様。あぁぁぁ❤」
指の一本を口に含む度に。爪の間にまで舌を這わせるたびに精悍であった顔つきがまた崩れていく。
何時間も足の指を舐めていたような錯覚に陥った頃。ようやく舐め終えた頃にはその顔は元の色狂いへと戻っていた。
彼の脳へと刻み込まれた調教の成果が主の臭いによって刺激され、また蘇ってきているのだ。
「んひゃぁぁああぁあ❤❤❤」
牙の間に穢れたアーチを何本もかけながら、未だ物足りぬのか舌をねっとりと動かして残った足の味と香りを反芻していた。鼻もぴくぴくとひくつかせて鼻水を垂らしている。尻のあたりが痙攣あたり濃厚な雄の臭いで軽いメスイキをしたのだろう。恍惚とした表情で喜びと感謝を唄う。
「っはぁぁ…❤ごしゅじんしゃまぁ❤❤ご主人様の臭いしゅんごぃいいい❤御身足を綺麗にさせてくださってありがとうございますぅ❤とーっても幸せです❤」
「よしよし、少しはご主人様への態度は思い出したみてえだな。ちんぽが欲しい時はどうすればいいか分かるな?」
「はひ❤ちゃーんと思い出しました❤わたしはご主人様専用のまんこ穴ですからぁ❤❤使ってくださるようにがんばっておねだりしましゅぅ❤❤❤」
言うが早いかベッドから床へと降りるとカチャカチャとベルトを外し始める。ザーメンと潮で使いもにならなくなったズボンと下着を脱ぎ捨てると、べちゃりという音を立てて床へと落ちた。
そうすればむわりとする雄の臭いと共に淫液で塗れた下半身が露わになる。縞の毛皮がはりついたぶっとい足も鶏卵ほどはありそうなでかい金玉も立派に勃起した皮かむりの巨砲も、全て。男らしさを濃縮したような下半身だ。
しかし、今の虎には似つかわしくない。下半身を露出させた途端に更に欲情し息を荒く吐き始めちんぽとマンコから汁を流す。
「なんだ脱いだだけで漏らしてんじゃねえか。淫乱なだけじゃなく見られて興奮すんのかよこの変態」
「あい❤ド変態です❤❤ご、ご主人様に見ていただいてぇ❤ちんぽとまんこ疼いてます❤」
変態となじられただけでも嬉しいのか腰をよがらせる。すっかり回復したちんぽは合わせてブルンブルンと揺れて雄汁を撒き散らした。ご主人様、と鮫への呼び方が変わっている事にも疑問を持たない。
虎にとって鮫は仕えるべき人、すばらしい人なのだから。すばらしい人には従わないといけない。だから鮫はご主人様で、ご主人様に触ってもらうのも見てもらうのもなじってもらうのも、全部気持ちいい。
そう思うように、変えられたのだ。普段の虎では思いもしない思考であるが、薄っぺらい理性を引き剥がし調教された記憶を取り戻せば調教された脳と肉体がその本性を表す。
膝立ちになると両腕は頭の後ろに組んで大股を開く。虎の全身を眺める事ができる体勢だ。ガチムチの肉体も、天井に向けて突き出される立派なちんぽも。見せ付けるように股間を突き出しながらおねだりをする。
「わっ❤わたひはこの国の騎士団長で!おっきい息子までいるのにおまんこトロトロになってます❤❤」
知性が完全に蕩けた声が薄暗い部屋に響き渡る。恥ずかしげもなく大声発せられるおねだりはこの部屋だけではなく下手をすれば娼館中にまで響きかねないほどだ。
しかしそんな事を気にする脳ミソなんてあるはずもなく、誇らしげにソーセージのようなちんぽをブルンブルンと揺らし声を張り上げる。
「鮫ちんぽでおまんこガン堀りしてもらわないとぉ❤❤頭おかしくなっちゃいぞうな❤い、淫乱雌野郎です❤❤」
自らを罵倒する事で興奮のボルテージは高まっていきちんぽからまたガマン汁を飛ばした。下半身だけ露出して上半身だけきちんとした服を纏っているその姿は全裸よりも淫猥だ。それを理解してこの格好をしている。今はちんぽをねだることしか頭にない虎でもどうすれば男が、鮫が喜んでくれるかを考える脳は正常に働いている。
だから鮫がもっとちんぽを固くするよう、更に背を仰け反らせブリッジの体勢になると片手で肉体を支え、大股開きになったら股間へともう片方の手を伸ばしでかいけつたぶを引っつかみアナルが丸見えになるようにする。開発済みの虎マンコは空気が触れるだけで開閉し、鮫を誘い込もうと淫液を溢れさせる。周囲の肉がすっかり盛り上がってしまっているアナルは完全な性器だ。
「だから❤だからおまんこしてくださいぃいい❤❤おまんこしてぐれないともう"もう我慢でぎないですぅうう❤❤❤」
おねだりをしているだけで乳首とちんぽはうずうずとしてアナルは収縮を繰り返す。ちんぽは何度も割れた腹筋を叩いて滑稽なダンスをする。
こうして痴態を晒している自分を鮫は見てくれている。それが虎にはたまらない。薬物に支配された肉体と精神は羞恥と屈辱さえも快感と認識している。
ちんぽとまんこからぽたぽたと恥汁を漏らす姿を見て鮫のちんぽはバキバキに固くなっていたが、表情には全く表さずに余裕綽々とした態度でもっと言葉を引き出そうとする。
「さてどうするかな。おれが調教してやった事も覚えてねえメス猫にちんぽくれてやりたくねえなぁ」
「ちゃ、ちゃんど覚えでまずぅうう❤ちゃんとご主人様との約束も全部覚えでまずがらぁ❤だからちんぽぉ❤」
がに股になるとくねくねとでかいけつをゆさぶっておねだりをする。ヨダレと涙だけではなく鼻水も漏らし首下のふわふわした白毛が汚されて行く。その顔は正気を完全に失っており性欲に支配されたケダモノが一匹いるだけだ。
この国の要人であり、雄として最高峰の肉体を誇る虎は鮫のちんぽによって完全に壊されてしまっている。
本当ならば今すぐにでもちんぽにしゃぶりつきたいのだが、許可無しちんぽに直接触れてはならないときつく調教されている。ちんぽが欲しければさきほどのようにズボン越し奉仕するかこうして痴態を晒しておねだりをするしかない。
以前勝手にちんぽをしゃぶった際はちんぽをはめてもらえないままに一晩中焦らされた。青く太い手と肉食の口で責められて潮を吹き、射精寸前で愛撫を止められ地獄の苦しみと快感を味わったのだ。
だから、こうして必死に媚びるしかできない。早く、早くちんぽをが欲しい。ただそれだけを考えてけつを無様に揺らす。
「おねがい、おねがいしましゅぅう……❤❤」
剣を長年振るい鍛えた足腰はふとましく強靭だ。子どもが腰に抱きついても手が回りきるか怪しい。ふくらはぎだって棍棒のようにたくましい。
しかし今その屈強な肉体でやっている事は淫乱なメス穴を犯してくださいというおねだり。必死に腰をヘコヘコと上下させ、円を描くようにまわしてでかいけつを鮫へとアピールする。
「おまんこ、おまんこうずうずして我慢でぎにゃいんだよぉ、おまんこおまんこぉ❤」
顔面からも下半身からも全ての穴という穴から汚らしい汁を垂れ流すその様は人しての尊厳というものを投げ捨てている。
虎の下には水たまりができていた。ちんぽと度重なるオマンコで完全に性器へと変貌したメス穴から垂れた淫液である。
だがいくらメス穴が疼こうとも自分でいじくることはしない。鮫からは自慰すら禁じられている。ちんぽもまんこも、ザーメンの一滴までも。虎の全ては鮫のものなのだ。普段の虎は自覚なくこの命令を遵守している。自分の意思であると思い込んで。
しばらく無様なおねだりを目で楽しんだ後、満足したかのように頷くと次の命令を出した。
「んじゃ、命令をちゃんと守ってやるか確かめてやる。服脱げ」
鮫の言葉に迷い無く服を脱ぎ始める。庶民では到底手が届かない値段である高価なダブレットも下の肌着も無造作に投げ捨てた。
露わになった虎の上半身はまさに戦士のそれであった。いくつか傷が走った肉体は惚れ惚れする程美しい。さっき鮫を戦神などと言ったが虎の方がふさわしいだろう。
腹も腕も足腰も脂肪がたっぷりと付き太い。大胸筋も大きく張り出しており、下手な女のそれよりよほどでかい。鮫は久々に会った自分の雌の全裸をじっくりと眺める。そして、毛皮の中心を見た時鮫はくつくつと笑い始めた。
「オイオイ、乳首に絆創膏なんてつけてんのかよ」
「は、はひ❤服着てるいてるだけで乳首こすれちゃってぇ❤❤もうこれつけてないとぉ表も歩けなくっで❤❤」
「あーあーおれと会うまではちっこい乳首だったのによぉ。数ヶ月でメス乳首になっちまうなんてとんでもねぇ淫乱だな」
そう嘲笑うが虎に乳首イキの快感を教えたのも鮫なのだ。ハメるたびにじっくりと乳首を肉厚の舌でなぶり、吸い、鋸のような歯で甘噛みを続けた結果乳首だけでも達する事ができるようになった。
一度乳首絶頂の快感を覚えこませれば後は勝手に開発してくれる。ちんぽとケツ穴での自慰は禁止したが乳首でのメスイキでなら好きにして良いと暗示をかけたのだ。
自慰を禁じられ、ザーメンをため続けている発情虎が少しでも性欲を発散しようと乳首いじりが常習になるのは当然の結果だった。
今でも十字に貼った絆創膏の上から乳首を捏ね潰し快感を貪っている。あわ立つ涎を休み無く垂れ流し白目をむくその顔は乳首が完全な性器と化した事を示している。
「こ、こりぇつけてないとぉ❤乳首きもぢよくでぇ❤❤すぐバカになっちゃうのぉ❤」
「もうバカになっちまってるけどな。こんなもん付けてもメス乳首もっと淫乱になるだけだぞ、剥がしてやるよ」
「だっだめっ!ん!あ"ぎぃい"いぃいいいい❤❤❤」
鮫は乳首を弄繰り回すメス虎の手をのけると乳首を保護する絆創膏を一枚引き剥がした。急激な痛みが敏感な乳首に走るが、薬漬けの雌肉はそれすら快感に変換し脳へと電流のように伝える。虎は拳をくらったかのように仰け反るとがくりと膝を付く。ちんぽはいっそうびくびくと震えた。メスイキをしたのだ。
「あ"っ❤❤ぢぐび❤わだじのちくびおがじぃいい❤❤いづもよりかんじでるぅう❤」
「こんなもん付けてるから雌肉が柔っこくなるんだよ。おら2枚目行くぞ」
「だべっ❤❤ぞれやばいがらやべでぐだしゃぉおぉおごおおおぉおお❤❤❤乳首ぎもぢぃい"いいぃいいい❤❤」
「ははっ片方しか剥がしてねえのにメスイキしまくってんじゃねえか。面倒くせえからもう片方は2枚いっぺんに剥がすぞ。気絶すんなよ」
「ま、待っでぇ❤」
主人であるはずの鮫に抵抗しごつい手を掴んだ。鮫に調教され快楽に溺れたといっても本能や欲求までも消えたわけではない。
絆創膏によってふやかされてしまった乳首からの快感は今までの乳首弄りとは比べ物にならなかった。これで2枚いっぺんにはがされてしまったらと未知への快感に防衛反応が働いた結果だ。
しかし
「待つわけねえだろ。バカ面見せてみろ雌野郎」
鮫は肉食の歯を見せ付けると、虎の抵抗など意にも介さず絆創膏を引き剥がした。べりべりと。なんの躊躇いも無く。
「あ゛ッ!ぎ、ぃいぃいっ❤やぁあ"あぁぁあ"あぁぁああああぁぁァ❤❤❤❤❤」
勢い良くはがされた絆創膏に乳首は追いすがり、一瞬長く引き伸ばされる。そして限界を迎えた時、乳首周りの毛をぶちぶちと抜き取りながら皮膚の表面を引きちぎるように刺激する。
それは、虎の限界を超える快感だった。目に極彩色の火花が飛び散り視界がぼやけていく。どさりと倒れこむと背を弓なりに反らし、全身をガクガクと痙攣させて悲鳴と喘ぎ声と判別つかないものを叫び続けている。ちんぽからは勢いよく潮が噴出して白く美しい腹の毛皮も汚していくが、もはや虎にとっても鮫にとってもどうでもいい事だろう。
「ほっ❤❤ほひょぉお"おぉ❤❤とまっ❤とま"んにゃい"❤❤ふひぃ❤」
絶頂している間も快感の波は収まらずまたメスイキする。乳首によるアクメから逃れる事ができずちんぽだけを高く掲げて小便のような潮を噴出し続けている。舌をぴんと伸ばして鼻水と涎と涙をこぼし続ける顔も合わせて、知らぬ者が見れば気狂いにしか見えない。
実際鮫という雄に狂っている。妻が生きている間は娼館に通うなんて考えた事すら無かった。男は生涯一人の女性のみを愛するべきだと思っていた。
それが鮫に会ってから全てが変わってしまった。
妻が死んで10年以上経ったある日、部下からこの娼館に誘われた。遊びなんてとんと知らぬ虎でも楽しく話せる娼夫がいる店だと。
「この前見つけたんですがね、良い男と遊べる店があるんですが行ってみやせんか」
男色の趣味が無かった虎だ。当然最初は断ったがしつこく誘われた。「ただの遊びですよ」「奥方が亡くなってどれだけたつと思ってるんです」「セックスしろってわけじゃありませんよ。男同士なら気楽に話せるでしょう。話の合いそうなのがいるんですよ」「団長、息子さんとうまく話せないって悩んでたじゃねえですか。若い奴にいろいろ相談してみたらどうです?」
その日の猪は不可思議なほどしつこかった。普段は無理に虎を誘ったりはしない。普段から娼館に通いつめ遊び呆けている男であり、虎も良くは思っていない男。職務以外で話す事すら無かった。
「本当に、隊長でも気楽に話せそうな奴がいるんですよ。元傭兵らしくってですね、媚売るしかできねえ娼婦とは違います。だから、一回だけでも行ってやせんか?」
あまりにもしつこい部下の懇願が虎を狂わせた。一度だけ。気に食わぬ男ではあるが部下の顔を立てて行ってみよう。
自分が確かに息子とうまくいっていない。まともに会話もできていない。若い娼夫と言葉を交わせばこのつまらぬ自分でも変われるかもしれない。
そう思ってしまった。
虎を根本から変えてしまう出会いが待っているとも知らずに。
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