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第三話 転機
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そして、自分の人生に希望を抱いた途端、僕の人生はみるみる拓けていきました。
どうやら、おにいさまが来てくださってから、発作による体力の消耗が少なくなり、少しずつ、その体力を、魔力反応への適応に割くことができていたようなのです。
生死を彷徨ったあの夜が最後の一山だったようで、昏睡から目覚めてから、僕はめっきり発作を起こさなくなりました。
それでも、発作によって長年消耗し続けた身体は、一昼夜で健康体になるような容易いものではありませんでした。
発作が起きた時ほどではないにしろ、少しでも無理のラインを越せば、すぐに熱を出して倒れたり、食事を受け付けなくなったりして、たちまち寝込むと言ったような日々がしばらく続きました。
魔力供給が必要なくなってからも、おにいさまは、変わらず僕の看病を請け負ってくださいました。
言ってしまえば、ただの体調不良で、命に関わるようなものではありません。
お手伝いさんに任せても問題はなかったのですが、おにいさまはこの点決して譲りませんでした。
申し訳ないとは思いましたが、僕は素直にそれを嬉しく思いました。
おにいさまが傍にいてくださるだけで、雲の上にいるかのように、心も体も軽やかなのです。
臥せっていても、僕は以前ほど悲観せずにいられました。すべては、おにいさまのおかげです。
やがて、そういった体調不良もそうそう起こらなくなり、おにいさまに寄り添ってもらいながら少しずつ体力づくりを積み重ねていった結果、平均よりも多少体力がないくらいで、ほかには特に問題のない体を手に入れるに至りました。
お父様もお母様も大層喜んでくださいました。特に、僕の体質を常日頃憂いていらしたお母様は、僕がおにいさまと馬で敷地内の森をトレッキングして何事もなく帰ってきた日、僕とおにいさまを抱きしめて涙を流されるほどでした。
おにいさまが公爵家にやってきて、ちょうど二年ほどが経ったころには、僕の健康体も当たり前のように受け入れられるようになりました。
僕が中庭を散歩していると、邸内の誰もが心配そうに見つめてきて、地面に咲いている花を見るためにその場にしゃがめば、一斉に飛んでやってくるような時期もあったので、見違えるような変化であると言えましょう。
おにいさまは、公爵家に、かけがえのない喜びを齎してくださいました。もはや、おにいさまは、決して公爵家に欠かせない存在として、誰からも信頼され、慕われているのです。
そうして、おにいさまは、威風堂々と、公爵家の名を背負って、王立学院の入試を受け、前代未聞の満点首席合格を果たしました。
王立学院のなかでも最難関の、総合教養科で、学科と実技どちらも、文句のつけようがない、完全無欠の成績をおさめたのです。
お父様は「アウレールはイェントの誇りだ」と仰いました。僕も全くの同意見でした。
学院に入学なさってからも、おにいさまの活躍は止むところを知りませんでした。
一年生にして、既に王国騎士団からの内定を獲得している最高学年五年生の実力者を公式騎馬戦で倒し、史上最年少で学院の年度代表エスクワイアに選ばれた時には、さしものお父様も少々顔を引き攣らせたほどでした。
因みに、それまでの最年少記録を持っていたのは他でもないお父様です。末恐ろしいな、とどこか底知れない表情で呟くお父様は、悔しそうにも、嬉しそうにも見えました。
僕は、そんなおにいさまの破竹の活躍を、この目で見たいと思いました。
全寮制で、限られた行事以外では、学校関係外の人間の立ち入りを魔法で禁じている学院です。
それを叶えるには、生徒として学院に入学するほかに方法はありません。
僕は一念発起しました。何より、おにいさまと出会ってから二年間、僕はおにいさまの存在をずっと感じて生活してきたのです。長期休みの帰省でしかおにいさまと会えない状況が続くのは我慢なりませんでした。
お父様にお願いして、家庭教師をつけて頂きました。そして、それからの二年弱、僕は必ずや学院に合格するため、毎日飽き足らずに魔法の修練と座学をひたすら繰り返しました。
たまに魔力の酷使が祟って二カ月に一度ほど体調を崩し、寝込んでお母様を涙ながら心配させてしまいましたが、努力をすればするだけ、実力がついてくることに、僕は底知れない感動を覚え、没頭を抑えることは出来ませんでした。
そんなことで、僕はどうにか必死で後れを取り戻し、学院の魔法科に補欠合格からの繰り上げ入学を果たしました。
おにいさまと同じ総合教養科は、まず間違いなく実技で落とされるので受験はかないませんでしたが、僕なりに最善を尽くせたのではないかと思います。
僕は夢の学院合格が叶い、すっかり舞い上がりました。ようやく、おにいさまの勇姿をこの目で見ることができるのだと、新生活に思いを馳せては口元が緩むのを止められませんでした。
しかし、僕の学院合格は、思いもよらない事態を引き起こしました。
「僕を、イェントの後継に、戻す……?」
「ああ、そうだ。アウレールの尽力あって、お前は虚弱体質を克服した。成人するまでも、それからも、今のお前には健康に生きていける確証があるからな。イェントの当主にお前を据えて、アウレールにはその右腕として活躍してもらうのがいいのではないかと考えているところだ」
入学を目前に控えたある日の夕食時、お父様は雑談の延長のような口ぶりで、とんでもないことを言い出したのです。僕がおにいさまを差し置いて当主になるなんて、全く現実味がなく、僕は呆然としてしまいました。
「あなた……やはり、わたくしは反対です。いくら健康になったからと言っても、無理が出来ない体であることに変わりはありませんわ。イェントは我が国随一の軍勢を率いる王権の剣。その当主が剣も振るえないなんて、騎士たちに示しがつかないではありませんか」
「そこを補うのがアウレールだ。文と武を分け、それぞれを補いながら、ともに支え合っていく――そんなイェントがあってもいいと思うんだ。まあ、とにかく、リエルも、そう言うこともあるかもしれないと思って、真剣に考えておいてくれ」
それ以上の異論を拒むように、お父様は席をお立ちになりました。ここまですげなく頑ななお父様の姿など見たことが無く、更に僕は混乱の坩堝に叩き落とされました。
「リエル……どう、思いましたか」
「僕は……僕には、無理です。そんな、今までのおにいさまの努力を台無しにするようなこと……おにいさまは、お父様のお考えをご存知なのでしょうか」
「もう、既にお話なさったと仰っておりました。アウレール……酷なこと。ですが、お父様のお考えも、やむを得ないことではあるのでしょう。いくら分家筋から養子に取ったとはいえ、健康問題を解消した実の息子を差し置いて、遠縁の子を当主の座に据えるとなると、どうしても他の家門からの反発は避けられません。公爵家の威信に関わることなのです」
「そんな……でも、僕なんかより、よほど、おにいさまの方がイェントの当主に相応しい方です。実力よりも血筋を重んじるなんて、お父様らしくありません……」
「ええ、わたくしも、同意見です」
他でもない、おにいさまのことを、「イェントの誇り」だと嬉しそうに仰って、実の息子のように信頼を寄せていたお父様が、どうしてそんなことをお考えになるのか、どうしても僕には理解できないのでした。
どうやら、おにいさまが来てくださってから、発作による体力の消耗が少なくなり、少しずつ、その体力を、魔力反応への適応に割くことができていたようなのです。
生死を彷徨ったあの夜が最後の一山だったようで、昏睡から目覚めてから、僕はめっきり発作を起こさなくなりました。
それでも、発作によって長年消耗し続けた身体は、一昼夜で健康体になるような容易いものではありませんでした。
発作が起きた時ほどではないにしろ、少しでも無理のラインを越せば、すぐに熱を出して倒れたり、食事を受け付けなくなったりして、たちまち寝込むと言ったような日々がしばらく続きました。
魔力供給が必要なくなってからも、おにいさまは、変わらず僕の看病を請け負ってくださいました。
言ってしまえば、ただの体調不良で、命に関わるようなものではありません。
お手伝いさんに任せても問題はなかったのですが、おにいさまはこの点決して譲りませんでした。
申し訳ないとは思いましたが、僕は素直にそれを嬉しく思いました。
おにいさまが傍にいてくださるだけで、雲の上にいるかのように、心も体も軽やかなのです。
臥せっていても、僕は以前ほど悲観せずにいられました。すべては、おにいさまのおかげです。
やがて、そういった体調不良もそうそう起こらなくなり、おにいさまに寄り添ってもらいながら少しずつ体力づくりを積み重ねていった結果、平均よりも多少体力がないくらいで、ほかには特に問題のない体を手に入れるに至りました。
お父様もお母様も大層喜んでくださいました。特に、僕の体質を常日頃憂いていらしたお母様は、僕がおにいさまと馬で敷地内の森をトレッキングして何事もなく帰ってきた日、僕とおにいさまを抱きしめて涙を流されるほどでした。
おにいさまが公爵家にやってきて、ちょうど二年ほどが経ったころには、僕の健康体も当たり前のように受け入れられるようになりました。
僕が中庭を散歩していると、邸内の誰もが心配そうに見つめてきて、地面に咲いている花を見るためにその場にしゃがめば、一斉に飛んでやってくるような時期もあったので、見違えるような変化であると言えましょう。
おにいさまは、公爵家に、かけがえのない喜びを齎してくださいました。もはや、おにいさまは、決して公爵家に欠かせない存在として、誰からも信頼され、慕われているのです。
そうして、おにいさまは、威風堂々と、公爵家の名を背負って、王立学院の入試を受け、前代未聞の満点首席合格を果たしました。
王立学院のなかでも最難関の、総合教養科で、学科と実技どちらも、文句のつけようがない、完全無欠の成績をおさめたのです。
お父様は「アウレールはイェントの誇りだ」と仰いました。僕も全くの同意見でした。
学院に入学なさってからも、おにいさまの活躍は止むところを知りませんでした。
一年生にして、既に王国騎士団からの内定を獲得している最高学年五年生の実力者を公式騎馬戦で倒し、史上最年少で学院の年度代表エスクワイアに選ばれた時には、さしものお父様も少々顔を引き攣らせたほどでした。
因みに、それまでの最年少記録を持っていたのは他でもないお父様です。末恐ろしいな、とどこか底知れない表情で呟くお父様は、悔しそうにも、嬉しそうにも見えました。
僕は、そんなおにいさまの破竹の活躍を、この目で見たいと思いました。
全寮制で、限られた行事以外では、学校関係外の人間の立ち入りを魔法で禁じている学院です。
それを叶えるには、生徒として学院に入学するほかに方法はありません。
僕は一念発起しました。何より、おにいさまと出会ってから二年間、僕はおにいさまの存在をずっと感じて生活してきたのです。長期休みの帰省でしかおにいさまと会えない状況が続くのは我慢なりませんでした。
お父様にお願いして、家庭教師をつけて頂きました。そして、それからの二年弱、僕は必ずや学院に合格するため、毎日飽き足らずに魔法の修練と座学をひたすら繰り返しました。
たまに魔力の酷使が祟って二カ月に一度ほど体調を崩し、寝込んでお母様を涙ながら心配させてしまいましたが、努力をすればするだけ、実力がついてくることに、僕は底知れない感動を覚え、没頭を抑えることは出来ませんでした。
そんなことで、僕はどうにか必死で後れを取り戻し、学院の魔法科に補欠合格からの繰り上げ入学を果たしました。
おにいさまと同じ総合教養科は、まず間違いなく実技で落とされるので受験はかないませんでしたが、僕なりに最善を尽くせたのではないかと思います。
僕は夢の学院合格が叶い、すっかり舞い上がりました。ようやく、おにいさまの勇姿をこの目で見ることができるのだと、新生活に思いを馳せては口元が緩むのを止められませんでした。
しかし、僕の学院合格は、思いもよらない事態を引き起こしました。
「僕を、イェントの後継に、戻す……?」
「ああ、そうだ。アウレールの尽力あって、お前は虚弱体質を克服した。成人するまでも、それからも、今のお前には健康に生きていける確証があるからな。イェントの当主にお前を据えて、アウレールにはその右腕として活躍してもらうのがいいのではないかと考えているところだ」
入学を目前に控えたある日の夕食時、お父様は雑談の延長のような口ぶりで、とんでもないことを言い出したのです。僕がおにいさまを差し置いて当主になるなんて、全く現実味がなく、僕は呆然としてしまいました。
「あなた……やはり、わたくしは反対です。いくら健康になったからと言っても、無理が出来ない体であることに変わりはありませんわ。イェントは我が国随一の軍勢を率いる王権の剣。その当主が剣も振るえないなんて、騎士たちに示しがつかないではありませんか」
「そこを補うのがアウレールだ。文と武を分け、それぞれを補いながら、ともに支え合っていく――そんなイェントがあってもいいと思うんだ。まあ、とにかく、リエルも、そう言うこともあるかもしれないと思って、真剣に考えておいてくれ」
それ以上の異論を拒むように、お父様は席をお立ちになりました。ここまですげなく頑ななお父様の姿など見たことが無く、更に僕は混乱の坩堝に叩き落とされました。
「リエル……どう、思いましたか」
「僕は……僕には、無理です。そんな、今までのおにいさまの努力を台無しにするようなこと……おにいさまは、お父様のお考えをご存知なのでしょうか」
「もう、既にお話なさったと仰っておりました。アウレール……酷なこと。ですが、お父様のお考えも、やむを得ないことではあるのでしょう。いくら分家筋から養子に取ったとはいえ、健康問題を解消した実の息子を差し置いて、遠縁の子を当主の座に据えるとなると、どうしても他の家門からの反発は避けられません。公爵家の威信に関わることなのです」
「そんな……でも、僕なんかより、よほど、おにいさまの方がイェントの当主に相応しい方です。実力よりも血筋を重んじるなんて、お父様らしくありません……」
「ええ、わたくしも、同意見です」
他でもない、おにいさまのことを、「イェントの誇り」だと嬉しそうに仰って、実の息子のように信頼を寄せていたお父様が、どうしてそんなことをお考えになるのか、どうしても僕には理解できないのでした。
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