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【4】少しずつ慣らされる-②
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(こいつの手は、労りに満ちている)
それはもう何度も感じたことだった。
彼は汚れたままの自分にも躊躇せずに触れてきた。
滋養のある温かい料理を提供し、ギターを弾いて歌を歌い、噛み付くことしか出来ない野良犬のような自分に優しく手を差し伸べた。
(どうしてそこまでしてくれるんだ? 俺なんかの為に)
幾ら自分の父親の会社の社員だからと言って、折原が自分の手を煩わせる必要はない。
同情したなら上層部に手を回せば良いし、単なる気紛れならさっさと抱いてしまえば良かった。
でも折原は時間と手間を割いて、わざわざこんなまどろっこしいことをしている。
日影の中の疑問と戸惑いは大きかったけれど、与えられるものの心地よさに目を瞑ってしまった。
例えこの先奪われることがあるとしても、今だけは愉しんでもいいんじゃないだろうか?
(滅多に無い幸運に、当たったのかもしれない)
日影はそう思って、そっと折原の指先を掴んだ。
「な、キス……」
日影に控えめに強請られて折原の唇が降りてきた。
しっとりと包み込むような口付けも、繰り返し唇を吸われるのも、舌先を擦り合わせる癖も日影は直ぐに馴染んだ。
可愛いと囁かれ、反論することなく目を瞑った。
(今だけは、全部受け入れよう)
そう決心して、日影はここにいる間は与えられるものを全部、素直に受け取ろうと思った。
期間限定なら難しく考える必要もない。
「日影さん、何を考えているの?」
「ん……もう一度、ギュッてされたいって、思ってた」
「あまり可愛いことを言わないでよ」
日影はスルスルとバスタオルを剥がされ、大きな身体でギュッと抱き締められた。
触れ合った素肌が温かくて、体にかかる重みが心地よく、心から安らいだ。
「翔太……」
名前を呼んだら直ぐに唇が合わさって、日影はこんなに自然にキスって出来るんだなと感心した。
「なあ……お前のしたいこと、全部して?」
そう言われて一気にことを進めなかった自分を、折原は褒めて欲しいと思った。
「日影さん、だからあまり可愛いことを言ったらダメだってば」
「なんで?」
「俺が優しく出来なくなっちゃうから」
「フハッ……」
日影は折原の言葉を聞いて思わず笑った。
「お前が優しくないなんて、そんなことは絶対にねぇよ」
「……俺を信用しすぎ」
「え?」
「いや、練習がいるなーって言ったんだ」
「練習?」
不思議そうに長い睫毛を瞬かせる日影を見て、折原は背徳感にゾクゾクしてしまう。
色事なんて殆ど経験のない日影に、自分が一から教えていく。
低俗だとは思いつつも興奮する。
「日影さんのペースに合わせるから、無理な時はちゃんと言ってね」
「無理なことなんてない!」
そう言いつつも日影は最初のお願いでもう挫けかけた。
「け、けつを上げるって、下着を穿いてないのにかっ!?」
折原は日影に自分のシャツを着せ、それ以外は身に付けることを禁じた。
なのにベッドに四つん這いになり、頭を下げ尻を高く掲げろと言う。
「練習だって言ったでしょう? ちゃんと見せてくれないと」
「うぅぅ、でも……」
「無理なら良いけど――」
「無理じゃない!」
何をムキになっているのか、日影はブルブルと震えながらも言われた通りに四つん這いになった。
尻を上げたらシャツが背中の方にスルスルと滑って溜まり、剥き出しになった白い尻に折原の顔が近付いて中心に息が掛かった。
「っ!」
日影は折原に奥まで見られていると思うと、顔から火を噴きそうに熱くて涙が出た。
更に肉を掻き分けられ、尾てい骨から谷間を指でなぞられて、日影の背中がブルブルと震える。
そんなところを触られるのは初めてで、窄まりを押されて身体が大きく跳ねた。
「痛い?」
「へ……き……」
痛いわけじゃない。ただ恥ずかしくて、情けなくて、みっともなくて。日影は何をされるのかわからず、恐怖にぶるぶると震えた。
「そんなに怯えなくても、痛いことはしない。ただちょっと、くすぐるだけ」
ゆっくりとそこを撫でられ、指先の温かさに日影の身体がふと緩む。ほんのちょっと、触られるだけだ、そうホッとしたのに――。
「日影さん、もうちょっとだけ、ナカを触ってもいい?」
興奮を抑えて上ずった声でお願いされ、日影は無言のまま頭をベッドに押し付けた。
僅かに開いたそこにぬるりとした指が入ってきて、日影は必死に声を堪えた。
(うわ、せま……)
折原は慎重に指を沈めながら、みちみちとしたナカの感触と指をきつく締め付けてくる圧迫感に喉の乾きを覚えた。
意外と抵抗がないことに驚きながら指を付け根まで押し込み、軽く掻き回してみたら日影がビクビクと派手に身体を跳ねさせた。
「ごめん、余り動かさないようにするから」
「ん……」
折原は日影が落ち着くのを待ってからゆっくりと指を出し入れし始めた。
優しく内側を擦るようにしていたら、日影の強張りが解けてリラックスしてきた。
「ここ……気持ちイイね?」
「うん……でも、膝が痛い」
体勢が辛いという日影を横にして、正面から抱き締めて手を後ろから回した。
「これで平気?」
「ん……ありがとう」
はにかんだ表情で礼を言う日影が可愛い。
酷いことをしている男に、少し優しくされただけでありがとうと言う日影がいじらしい。
「日影さん、今日はこれ以上しないから、安心してね」
折原は指を締め付ける感触に胸を熱くしながらも、日影の様子だけを気にした。
日影が自分の指に戸惑い、全身の神経を集中させ受け入れようとする様子を嬉しく思う。
(後ろなんて、初めてだろうに)
折原は胸の内でそう呟き、 自分の為にその身を差し出す日影をしっかりと抱き寄せた。
それはもう何度も感じたことだった。
彼は汚れたままの自分にも躊躇せずに触れてきた。
滋養のある温かい料理を提供し、ギターを弾いて歌を歌い、噛み付くことしか出来ない野良犬のような自分に優しく手を差し伸べた。
(どうしてそこまでしてくれるんだ? 俺なんかの為に)
幾ら自分の父親の会社の社員だからと言って、折原が自分の手を煩わせる必要はない。
同情したなら上層部に手を回せば良いし、単なる気紛れならさっさと抱いてしまえば良かった。
でも折原は時間と手間を割いて、わざわざこんなまどろっこしいことをしている。
日影の中の疑問と戸惑いは大きかったけれど、与えられるものの心地よさに目を瞑ってしまった。
例えこの先奪われることがあるとしても、今だけは愉しんでもいいんじゃないだろうか?
(滅多に無い幸運に、当たったのかもしれない)
日影はそう思って、そっと折原の指先を掴んだ。
「な、キス……」
日影に控えめに強請られて折原の唇が降りてきた。
しっとりと包み込むような口付けも、繰り返し唇を吸われるのも、舌先を擦り合わせる癖も日影は直ぐに馴染んだ。
可愛いと囁かれ、反論することなく目を瞑った。
(今だけは、全部受け入れよう)
そう決心して、日影はここにいる間は与えられるものを全部、素直に受け取ろうと思った。
期間限定なら難しく考える必要もない。
「日影さん、何を考えているの?」
「ん……もう一度、ギュッてされたいって、思ってた」
「あまり可愛いことを言わないでよ」
日影はスルスルとバスタオルを剥がされ、大きな身体でギュッと抱き締められた。
触れ合った素肌が温かくて、体にかかる重みが心地よく、心から安らいだ。
「翔太……」
名前を呼んだら直ぐに唇が合わさって、日影はこんなに自然にキスって出来るんだなと感心した。
「なあ……お前のしたいこと、全部して?」
そう言われて一気にことを進めなかった自分を、折原は褒めて欲しいと思った。
「日影さん、だからあまり可愛いことを言ったらダメだってば」
「なんで?」
「俺が優しく出来なくなっちゃうから」
「フハッ……」
日影は折原の言葉を聞いて思わず笑った。
「お前が優しくないなんて、そんなことは絶対にねぇよ」
「……俺を信用しすぎ」
「え?」
「いや、練習がいるなーって言ったんだ」
「練習?」
不思議そうに長い睫毛を瞬かせる日影を見て、折原は背徳感にゾクゾクしてしまう。
色事なんて殆ど経験のない日影に、自分が一から教えていく。
低俗だとは思いつつも興奮する。
「日影さんのペースに合わせるから、無理な時はちゃんと言ってね」
「無理なことなんてない!」
そう言いつつも日影は最初のお願いでもう挫けかけた。
「け、けつを上げるって、下着を穿いてないのにかっ!?」
折原は日影に自分のシャツを着せ、それ以外は身に付けることを禁じた。
なのにベッドに四つん這いになり、頭を下げ尻を高く掲げろと言う。
「練習だって言ったでしょう? ちゃんと見せてくれないと」
「うぅぅ、でも……」
「無理なら良いけど――」
「無理じゃない!」
何をムキになっているのか、日影はブルブルと震えながらも言われた通りに四つん這いになった。
尻を上げたらシャツが背中の方にスルスルと滑って溜まり、剥き出しになった白い尻に折原の顔が近付いて中心に息が掛かった。
「っ!」
日影は折原に奥まで見られていると思うと、顔から火を噴きそうに熱くて涙が出た。
更に肉を掻き分けられ、尾てい骨から谷間を指でなぞられて、日影の背中がブルブルと震える。
そんなところを触られるのは初めてで、窄まりを押されて身体が大きく跳ねた。
「痛い?」
「へ……き……」
痛いわけじゃない。ただ恥ずかしくて、情けなくて、みっともなくて。日影は何をされるのかわからず、恐怖にぶるぶると震えた。
「そんなに怯えなくても、痛いことはしない。ただちょっと、くすぐるだけ」
ゆっくりとそこを撫でられ、指先の温かさに日影の身体がふと緩む。ほんのちょっと、触られるだけだ、そうホッとしたのに――。
「日影さん、もうちょっとだけ、ナカを触ってもいい?」
興奮を抑えて上ずった声でお願いされ、日影は無言のまま頭をベッドに押し付けた。
僅かに開いたそこにぬるりとした指が入ってきて、日影は必死に声を堪えた。
(うわ、せま……)
折原は慎重に指を沈めながら、みちみちとしたナカの感触と指をきつく締め付けてくる圧迫感に喉の乾きを覚えた。
意外と抵抗がないことに驚きながら指を付け根まで押し込み、軽く掻き回してみたら日影がビクビクと派手に身体を跳ねさせた。
「ごめん、余り動かさないようにするから」
「ん……」
折原は日影が落ち着くのを待ってからゆっくりと指を出し入れし始めた。
優しく内側を擦るようにしていたら、日影の強張りが解けてリラックスしてきた。
「ここ……気持ちイイね?」
「うん……でも、膝が痛い」
体勢が辛いという日影を横にして、正面から抱き締めて手を後ろから回した。
「これで平気?」
「ん……ありがとう」
はにかんだ表情で礼を言う日影が可愛い。
酷いことをしている男に、少し優しくされただけでありがとうと言う日影がいじらしい。
「日影さん、今日はこれ以上しないから、安心してね」
折原は指を締め付ける感触に胸を熱くしながらも、日影の様子だけを気にした。
日影が自分の指に戸惑い、全身の神経を集中させ受け入れようとする様子を嬉しく思う。
(後ろなんて、初めてだろうに)
折原は胸の内でそう呟き、 自分の為にその身を差し出す日影をしっかりと抱き寄せた。
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