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㊶神霊に喰われる−2(R−18)
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(大丈夫。ロクがいる)
そう思っただけで俺は性欲に支配されそうな自分を取り戻した。
最初はロクに見られているなんて3Pみたいで恥ずかしい、羞恥プレイかよって思ったけどロクがいて良かった。
ロクがいなかったら、俺は自分の肉欲に飲み込まれて獣とでも交わりたいと思ってしまったかもしれない。
(幾ら体液交換に効果があるからって、相手がロクの神霊だからって、黒豹の姿をしたものと最後までしたらきっと俺は正気じゃいられなかった)
幾ら呑気な俺だって、獣にハメられたら流石に衝撃を受けるってば。
「あっ、くるっ! くるっ! ダメェェェッ!」
「チヤ……平気か?」
「うっ!」
イッた後の身体からずるりと舌を抜かれ、ぐったりとしていたらロクが俺を神霊の下から引っ張り出して膝に抱えた。
「ん……まだジンジンしてるけど、そのうちに落ち着くよ」
まだ身体に力は入らないし、後ろの粘膜も腫れて熱を持ってジンジンと疼いているけどそのうちに治まるだろう。
俺はロクの胸に頭を預けてじっと熱が治まるのを待った。
神霊はいつの間にかベトベトも取れて無くなり、その場でゴロリと寝そべっている。
「それにしても……神霊にも効くんだね。まぁ、ロクのじゃなかったら試すのもごめんだけど」
「済まない……」
「謝ることはないって」
ロクだって俺を神霊に食べさせるのは嫌がっていたし、他に方法がなかった。
これで獣人と獣人の神霊に俺が効く事はわかったので、後は人間と神様も調べたらいいのかもしれないけど――流石にやりたくない。
効いても効かなくてもどうせ俺はロクの為にしか役立つ気はないし。
「それで、天界に入れない筈の神霊がどうしているの? なんであんなピンチになってたの?」
「大神がこの地を去ろうとしていると聞いて、もしかしたら力が弱まっているかもしれないと思った。それで綻びのようなもの、天界と下界を繋ぐ穴を通せないかと探して――見つけた」
「見つけたんだ?」
お師匠様も神の癖にどうして止めないのかなぁ。
それってバレたら大神に怒られるんじゃないの?
「そこからなら神霊が通って来られると思って、実際に呼ぶことは出来たが罠だった」
「あのベタベタが襲ってきたんだ?」
「正門を通らずに入って来た者は呪われるようになっていた」
「あれって呪いなの?」
「ああ。魚が泳げなければ死ぬように、鳥が飛べなければ死ぬように、獣は走れなければ弱って死んでしまうからな」
「嫌な呪いだね」
「流石に焦った」
溜め息と共にグリグリと鼻を擦り付けられてロクの後頭部を撫でる。
ロクの参った様子は珍しいし、こんな風に俺に甘えた仕草を見せるのも珍しい。
俺はロクの膝の上で服を身に着けながら、これからどうするのかと聞いた。
「どうするとは?」
「神霊だよ。折角中に入り込めたんだから、利用しないって手はないよね? お師匠様のあの様子だと、排除しようって感じじゃ無かったし」
お師匠様の目的は停滞している天界の発展? 進歩? 現状打破? そんな感じだと思うので、天界のルールを破った者イコール敵って訳では無さそうだ。
「しかし神の目に止まっては拙いだろう。余り堂々と出歩く訳には行くまい」
「天界には夜もないしな」
天界は白夜のように薄暗くはなっても夜闇に包まれる事はない。
影のように夜に紛れて動く神霊にはトコトン向いていない場所だ。
「必要になるまでは私の影に潜ませておく」
「あ、そうだ。作れる薬のレベルが上がったから、大神に会わせて貰えるよ! その時に影に神霊が入ってたら、大神にバレるんじゃない?」
「そうだな、その時は木陰にでも隠れて貰おう」
大神との交渉はなんとしても成功させるつもりだけど、相手がどう出るか全くわからない。最悪、王国がお取り寄せをしている事がバレる可能性もあるし、そうしたら何らかのペナルティがあるかもしれない。
そして当然ながら、今後は異世界人を召喚できなくなるだろう。
正直に言って、王国が異世界人を召喚できなくなっても異世界に影響はない。数年に一人だし、取り引き自体も小さいし。でも――。
(そうしたら、俺が本当に唯一の甘味になってしまう)
それだけは絶対に避けなければいけない。
「まずはお師匠様を呼んで相談してみよう」
あの人は味方じゃないけど敵でもない。
もしかしたら、力になってくれるかもしれない。
俺たちは神霊をロクの影に消してからお師匠様を呼びに行った。
そう思っただけで俺は性欲に支配されそうな自分を取り戻した。
最初はロクに見られているなんて3Pみたいで恥ずかしい、羞恥プレイかよって思ったけどロクがいて良かった。
ロクがいなかったら、俺は自分の肉欲に飲み込まれて獣とでも交わりたいと思ってしまったかもしれない。
(幾ら体液交換に効果があるからって、相手がロクの神霊だからって、黒豹の姿をしたものと最後までしたらきっと俺は正気じゃいられなかった)
幾ら呑気な俺だって、獣にハメられたら流石に衝撃を受けるってば。
「あっ、くるっ! くるっ! ダメェェェッ!」
「チヤ……平気か?」
「うっ!」
イッた後の身体からずるりと舌を抜かれ、ぐったりとしていたらロクが俺を神霊の下から引っ張り出して膝に抱えた。
「ん……まだジンジンしてるけど、そのうちに落ち着くよ」
まだ身体に力は入らないし、後ろの粘膜も腫れて熱を持ってジンジンと疼いているけどそのうちに治まるだろう。
俺はロクの胸に頭を預けてじっと熱が治まるのを待った。
神霊はいつの間にかベトベトも取れて無くなり、その場でゴロリと寝そべっている。
「それにしても……神霊にも効くんだね。まぁ、ロクのじゃなかったら試すのもごめんだけど」
「済まない……」
「謝ることはないって」
ロクだって俺を神霊に食べさせるのは嫌がっていたし、他に方法がなかった。
これで獣人と獣人の神霊に俺が効く事はわかったので、後は人間と神様も調べたらいいのかもしれないけど――流石にやりたくない。
効いても効かなくてもどうせ俺はロクの為にしか役立つ気はないし。
「それで、天界に入れない筈の神霊がどうしているの? なんであんなピンチになってたの?」
「大神がこの地を去ろうとしていると聞いて、もしかしたら力が弱まっているかもしれないと思った。それで綻びのようなもの、天界と下界を繋ぐ穴を通せないかと探して――見つけた」
「見つけたんだ?」
お師匠様も神の癖にどうして止めないのかなぁ。
それってバレたら大神に怒られるんじゃないの?
「そこからなら神霊が通って来られると思って、実際に呼ぶことは出来たが罠だった」
「あのベタベタが襲ってきたんだ?」
「正門を通らずに入って来た者は呪われるようになっていた」
「あれって呪いなの?」
「ああ。魚が泳げなければ死ぬように、鳥が飛べなければ死ぬように、獣は走れなければ弱って死んでしまうからな」
「嫌な呪いだね」
「流石に焦った」
溜め息と共にグリグリと鼻を擦り付けられてロクの後頭部を撫でる。
ロクの参った様子は珍しいし、こんな風に俺に甘えた仕草を見せるのも珍しい。
俺はロクの膝の上で服を身に着けながら、これからどうするのかと聞いた。
「どうするとは?」
「神霊だよ。折角中に入り込めたんだから、利用しないって手はないよね? お師匠様のあの様子だと、排除しようって感じじゃ無かったし」
お師匠様の目的は停滞している天界の発展? 進歩? 現状打破? そんな感じだと思うので、天界のルールを破った者イコール敵って訳では無さそうだ。
「しかし神の目に止まっては拙いだろう。余り堂々と出歩く訳には行くまい」
「天界には夜もないしな」
天界は白夜のように薄暗くはなっても夜闇に包まれる事はない。
影のように夜に紛れて動く神霊にはトコトン向いていない場所だ。
「必要になるまでは私の影に潜ませておく」
「あ、そうだ。作れる薬のレベルが上がったから、大神に会わせて貰えるよ! その時に影に神霊が入ってたら、大神にバレるんじゃない?」
「そうだな、その時は木陰にでも隠れて貰おう」
大神との交渉はなんとしても成功させるつもりだけど、相手がどう出るか全くわからない。最悪、王国がお取り寄せをしている事がバレる可能性もあるし、そうしたら何らかのペナルティがあるかもしれない。
そして当然ながら、今後は異世界人を召喚できなくなるだろう。
正直に言って、王国が異世界人を召喚できなくなっても異世界に影響はない。数年に一人だし、取り引き自体も小さいし。でも――。
(そうしたら、俺が本当に唯一の甘味になってしまう)
それだけは絶対に避けなければいけない。
「まずはお師匠様を呼んで相談してみよう」
あの人は味方じゃないけど敵でもない。
もしかしたら、力になってくれるかもしれない。
俺たちは神霊をロクの影に消してからお師匠様を呼びに行った。
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