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㊿身体の変化―1(R-18)
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(さて、なんと言って説得しよう?)
俺が迷っているうちにロクの方が先に口火を切ってしまう。
「チヤ、獣人にとってお前は良い匂いがする。それは好みとか性的嗜好を越えて、本能に働きかけてくるものだ。つまり意思の弱い者は直ぐに呑み込まれる」
頬に手のひらを当てられ、じんわりとした温もりを感じながらロクの柔らかな声を聴いているとボーッとしてきてしまう。
ロクはきっと、俺を惑わせる何かを分泌してるんだ。
「獣人は理性が弱いって、本能に忠実だってモリスさんが言ってたね」
俺は内緒話をするように囁いた。
ロクは聴こえてる癖に、よく聴こえない振りで俺に顔を寄せる。
「それを情熱に衝き動かされた所為だと言われても、許せないだろう?」
囁き返しながら耳に息を吹き込まれ、俺は甘ったるい息を吐く。
おかしいな。ロクの説得をするつもりだったのに。
「あんた以外の情熱はいらない」
「私の情熱?」
「アッ!」
耳をぴちゃりと舐められて、冷たく濡れた感触にじんと胸が痺れる。
もっと溢れるくらい、どこもかしこも濡らして欲しい。
「ロク、こんなことしにきたんじゃない――」
「そうか? ならば何をしにきたんだ?」
何をって、俺はロクの説得をしにきた。
獣人がみな俺を狙う訳じゃないし、ましてやその為に人間の振りをしていたなんてことはない。
エミールはきっと面倒臭い説明や疑いを避ける為に、あと自分でも獣人だと名乗るのは気が引けて人間で通してたんだろう。
そのことをちゃんとロクに伝えなくては、獣人のロクにわかって貰いたい――って思っていた筈なんだけど。
「ロク、離れてよ。俺、ちゃんと説明しなくちゃ」
そう言って俺はロクの胸に手を突っ張ったけれど、厚い胸板はびくともしない。
あ、なんかデジャブ。前もこんなことがあったような気がする。
「ロク、力尽くはや――ッ!」
顎をくいっと持ち上げられて口を塞がれた。
はぐはぐと食べるようなキスに喉の奥が熱くなって目が霞んでくる。
(だめ、説明……)
そう思うのに、開いたロクの口から尖った牙が見えたらもう駄目だった。
俺は自分からロクの頭を抱いて口に齧りつく。
「ん、ぷぁっ!」
ペロペロとロクの牙を舐めて背中を反らせる。
なんでこんなにロクの牙に欲情しちゃうのか自分でもわからない。
腰を撫でられ、後ろから入ってきた手にやわやわと尻朶を揉まれて甘い息を吐く。
「ココを可愛がってもいいか?」
クリクリとお尻の穴を弄られながら訊かれ、それも悪くはないんだけど俺は首を横に振る。
「今日はロクのが舐めたい」
「……気持ち悪くないのか?」
「舐めたい」
ハァハァと呼吸を乱しながら言ったら、ロクは戸惑いつつも俺の好きなようにさせてくれた。
ロクの前にひざまずいた俺は、柔らかく髪を撫でられながら前を慌ただしく開き、ぶるんっ! と飛び出してきたモノを左手で押さえて横から口付ける。
(んっ、ロクのおちんちんだぁ……)
唇に吸い付くような感触にジン……と頭が痺れる。
チュッ、チュッ、チュッ……と音を立てて何度も口付ける。
(あ~、可愛い。食べちゃいたい)
俺は玉まで口に含んでモゴモゴと口の中で転がしてみる。
玉も竿もぜ~んぶ俺のもの。
おっきいけど口いっぱいに頬張る。
(ん……凄い匂い)
ロクのエッチな匂いに興奮しながらグビグビと飲み込んでいったら、頬の内側とか上顎に吸い付いてきて目がじんわりと滲んでくる。
(しゃぶってるだけで、気持ちがいい……)
夢中で自分の口の中にロクを擦り付けるようにしていたら、口の中に先走りが溢れてロクの分身がグングンと大きくなっていった。
(ロクが反応してる……嬉し)
このまま俺の口でイッてくれないかなぁと思っていたら、ズボッて引き抜かれてしまった。
ロクを恨めしげに見上げたら腕を引っ張られ、抱き上げられてベッドに寝かされた。
「口もいいが、一緒にイキたい」
「ロクッ!」
スパン! とズボンとパンツを脱がされ、俺のにロクの分身を直接擦り付けられる。
濡れてて硬い陰茎でグイグイと押され、半勃ちだった俺の息子はあっという間に大きくなる。
ロクのと擦り合わされてグチャグチャになった股間が気持ちいい。
「ロク、ロク……」
「チヤ……」
頭を抱え込まれてふんふんと鼻先を押し付けられる。
可愛い、好き、大好き……。
「ロク、挿れて欲し……」
思わず呟いたらぴくんっ! とロクの腕が強張って、ぬるぬるとした硬いものが脚の間に入ってくる。
(んっ、表面だけでもい……ロクので擦って)
俺は後ろがひくついてるのを自覚しながら、太腿でロクのを挟もうとする。
でもスカスカの俺の脚じゃ上手く挟めなくて、ちゅるんと逃げてしまう。
ロクのが肌に擦れてもどかしい。
(うぅ、ほんとはナカに挿れたい。ナカでロクのを受け取りたい)
でも挿入すると抜くのが大変だし、ナカに出されたら俺は還されてしまうかもしれない。
だからロクが挿れてくれないのは仕方がないんだけど、でも……。
「繋がりたい」
思わず涙混じりに呟いてしまった。
好きだから繋がりたい、と思うのは自然なことだ。
俺が迷っているうちにロクの方が先に口火を切ってしまう。
「チヤ、獣人にとってお前は良い匂いがする。それは好みとか性的嗜好を越えて、本能に働きかけてくるものだ。つまり意思の弱い者は直ぐに呑み込まれる」
頬に手のひらを当てられ、じんわりとした温もりを感じながらロクの柔らかな声を聴いているとボーッとしてきてしまう。
ロクはきっと、俺を惑わせる何かを分泌してるんだ。
「獣人は理性が弱いって、本能に忠実だってモリスさんが言ってたね」
俺は内緒話をするように囁いた。
ロクは聴こえてる癖に、よく聴こえない振りで俺に顔を寄せる。
「それを情熱に衝き動かされた所為だと言われても、許せないだろう?」
囁き返しながら耳に息を吹き込まれ、俺は甘ったるい息を吐く。
おかしいな。ロクの説得をするつもりだったのに。
「あんた以外の情熱はいらない」
「私の情熱?」
「アッ!」
耳をぴちゃりと舐められて、冷たく濡れた感触にじんと胸が痺れる。
もっと溢れるくらい、どこもかしこも濡らして欲しい。
「ロク、こんなことしにきたんじゃない――」
「そうか? ならば何をしにきたんだ?」
何をって、俺はロクの説得をしにきた。
獣人がみな俺を狙う訳じゃないし、ましてやその為に人間の振りをしていたなんてことはない。
エミールはきっと面倒臭い説明や疑いを避ける為に、あと自分でも獣人だと名乗るのは気が引けて人間で通してたんだろう。
そのことをちゃんとロクに伝えなくては、獣人のロクにわかって貰いたい――って思っていた筈なんだけど。
「ロク、離れてよ。俺、ちゃんと説明しなくちゃ」
そう言って俺はロクの胸に手を突っ張ったけれど、厚い胸板はびくともしない。
あ、なんかデジャブ。前もこんなことがあったような気がする。
「ロク、力尽くはや――ッ!」
顎をくいっと持ち上げられて口を塞がれた。
はぐはぐと食べるようなキスに喉の奥が熱くなって目が霞んでくる。
(だめ、説明……)
そう思うのに、開いたロクの口から尖った牙が見えたらもう駄目だった。
俺は自分からロクの頭を抱いて口に齧りつく。
「ん、ぷぁっ!」
ペロペロとロクの牙を舐めて背中を反らせる。
なんでこんなにロクの牙に欲情しちゃうのか自分でもわからない。
腰を撫でられ、後ろから入ってきた手にやわやわと尻朶を揉まれて甘い息を吐く。
「ココを可愛がってもいいか?」
クリクリとお尻の穴を弄られながら訊かれ、それも悪くはないんだけど俺は首を横に振る。
「今日はロクのが舐めたい」
「……気持ち悪くないのか?」
「舐めたい」
ハァハァと呼吸を乱しながら言ったら、ロクは戸惑いつつも俺の好きなようにさせてくれた。
ロクの前にひざまずいた俺は、柔らかく髪を撫でられながら前を慌ただしく開き、ぶるんっ! と飛び出してきたモノを左手で押さえて横から口付ける。
(んっ、ロクのおちんちんだぁ……)
唇に吸い付くような感触にジン……と頭が痺れる。
チュッ、チュッ、チュッ……と音を立てて何度も口付ける。
(あ~、可愛い。食べちゃいたい)
俺は玉まで口に含んでモゴモゴと口の中で転がしてみる。
玉も竿もぜ~んぶ俺のもの。
おっきいけど口いっぱいに頬張る。
(ん……凄い匂い)
ロクのエッチな匂いに興奮しながらグビグビと飲み込んでいったら、頬の内側とか上顎に吸い付いてきて目がじんわりと滲んでくる。
(しゃぶってるだけで、気持ちがいい……)
夢中で自分の口の中にロクを擦り付けるようにしていたら、口の中に先走りが溢れてロクの分身がグングンと大きくなっていった。
(ロクが反応してる……嬉し)
このまま俺の口でイッてくれないかなぁと思っていたら、ズボッて引き抜かれてしまった。
ロクを恨めしげに見上げたら腕を引っ張られ、抱き上げられてベッドに寝かされた。
「口もいいが、一緒にイキたい」
「ロクッ!」
スパン! とズボンとパンツを脱がされ、俺のにロクの分身を直接擦り付けられる。
濡れてて硬い陰茎でグイグイと押され、半勃ちだった俺の息子はあっという間に大きくなる。
ロクのと擦り合わされてグチャグチャになった股間が気持ちいい。
「ロク、ロク……」
「チヤ……」
頭を抱え込まれてふんふんと鼻先を押し付けられる。
可愛い、好き、大好き……。
「ロク、挿れて欲し……」
思わず呟いたらぴくんっ! とロクの腕が強張って、ぬるぬるとした硬いものが脚の間に入ってくる。
(んっ、表面だけでもい……ロクので擦って)
俺は後ろがひくついてるのを自覚しながら、太腿でロクのを挟もうとする。
でもスカスカの俺の脚じゃ上手く挟めなくて、ちゅるんと逃げてしまう。
ロクのが肌に擦れてもどかしい。
(うぅ、ほんとはナカに挿れたい。ナカでロクのを受け取りたい)
でも挿入すると抜くのが大変だし、ナカに出されたら俺は還されてしまうかもしれない。
だからロクが挿れてくれないのは仕方がないんだけど、でも……。
「繋がりたい」
思わず涙混じりに呟いてしまった。
好きだから繋がりたい、と思うのは自然なことだ。
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