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07:呪われてからの一週間
しおりを挟む「ふあっ……あ、ああ、……んっ……んあぁっ」
あまりに気持ちよくて、セオは大きく仰け反った。ハーディの口の中は熱くヌルヌルしていて、快感でペニスが爆発しそうに思える。舌先で裏筋や根元をくすぐられると、痺れるほどの快感がセオの背筋を駆け抜けていく。辛くも嫌でもないのに、瞳から涙がポロポロと零れ落ちた。
「気持ちいか?」
問われてセオはコクコクと頷いた。
「気持ちぃ……熱くて、溶けそう……」
腰が勝手に動いてしまう。ハーディの唇や舌で愛撫されるペニスが気持ちよくてたまらない。
ハーディだけを想い続けてきたセオは、恋人を作ったこともなければ娼館に行ったこともない。だから、これほど強い性的快楽を得るのは初めてのことだった。
「ああ、すごく、きもちいよぉ……気持ちよすぎて、おかしく、な……あぁう」
今のセオは未精通のため、どんなに感じても吐精できない。終わりのない快感の享受は拷問に等しい。
「ハーディ……苦しいよぉ……気持ちいのに、イけない、イきたいよぉ」
「射精の気持ち良さを知ってるのに、出せないんだもんな、キツいよな。……あ、もしかして、コッチでなら……」
「ひゃ?!」
セオのアナルにハーディの指が触れた。きつく閉じられたそこは、異物の侵入を強固に拒んでいる。
「小さいし、やっぱり硬いな。柔らかくするのに時間がかかりそうだ」
ハーディはセオのペニスをまた口に含んで快楽を与えながら、指を一本アナルの中にゆっくりとねじ込んだ。
「セオ、もうちょっと待ってくれよな。前立腺でなら、イかしてやれるかもしれない」
初めて感じる後孔での圧迫感に、セオは思わず息を飲んで股間に力を入れた。ハーディがそれを咎めるように、唾液と一緒にセオのペニスをじゅるじゅるっと強く吸い上げた。
「ほら、後ろの力抜けって。中で気持ち良くしてやるから」
「あっ、や、だめ。吸ったら……あ、あっ、んあっ!」
ふとハーディがセオのペニスから口を離した。ホッとしたセオの体から力が抜ける。それを狙っていたハーディが、指を一気に根元までセオのアナルに埋め込んだ。
「ひぃっ!」
アナルの中で指が掻きまわされる。ぞわぞわっとセオの腰に震えが走った。
「あ、ああつ………ハーディ、そこ……そこなんか……ああっ」
「ん? ここか?」
「あぁア……ソコ、そこなんか変な、感じ……やぁっ!」
ハーディ指がセオの前立腺を刺激する。目を見開いて善がるセオの腰がぐっと浮く。硬く勃ちあがりっぱなしのペニスをハーディに舐めたりしゃぶられたり指で弄られたりしながら、セオの後孔はどんどん解されていった。
気持ちがいい。好きな人に触られるのは、こんなにも気持がいものなのか。絶え間なく与え続けられる甘い刺激に、セオは身を捩らせながら喘ぎまくった。乳首もペニスもアナルも、どこもかしこも気持ちよくて、もうどうしたらいいのか分からない。
終ってみれば、この日はかなり時間をかけたにも関わらず、セオのアナルはハーディの指一本しか受け入れることができなかった。
「また続きは明日な」
ハーディがアナルから指を引き抜くと、感じ続けて疲れ果てたセオは気を失うように寝てしまったのである。
それからの六日間、セオは宿屋から一歩も外に出ることなく、ひたすらアナルを解され続けた。対してハーディは、日中は早朝からギルドに出向き、一人でも可能な依頼を請け負って日銭を稼いた。日が暮れる前に仕事が終えると、部屋で食べられる軽食を多めに買って宿へと戻り、セオと一緒に食事をとる。腹が膨れた後は、またベッドの上でセオのアナル開発に励む。
……という繰り返しのばかりの日々を、二人はずっと送ってきた。そんな中、セオにとっては嬉しい変化、というか、発見があった。
三日目の晩、セオは後孔を解されながら、ハーディの股間が硬く反応していることに気付いたのである。ハーディが自分で興奮してくれている。嬉しくなったセオは、思い切ってハーディに提案した。
「俺ばっかりやってもらうのは悪いから、俺にもハーディのを、その……させてくれないかな」
「え? いや、俺はいいよ、気にするな」
「でも、されてばっかりだと、いたたまれないんだ。だから俺にもさせてよ」
ねえお願いと、まるで泣き落とすかのように頼み込んで、セオはハーディのペニスに触れる権利を手に入れた。手と口を使って誠心誠意がんばった。ハーディの硬いペニスを口に含む喜びに、欲情が高まったセオの体が蕩けた。頑なに閉じていたセオのアナルも緩む。この日から、セオの後孔は二本の指を咥え込むことができるようになった。
そのお陰で、四日目の触れ合いの最中には、ハーディは二本の指を駆使してセオの中を掻き回せるようになった。前立腺を刺激されつつ、ハーディからペニスを唇や舌で愛撫される内に、セオは空イキすることを覚えた。
「はぁっ……あ、ああ……な、なんで? イ、イきそう……射せないのに、イくっ!!」
突き抜けるような快感の中で、セオは全身を突っ張らせながら射精せずに達した。とんでもない気持ちよさだった。
そこからのセオは快楽の虜になった。
絶頂のコツを覚えた子供の体の適応力は高く、セオはすぐに乳首だけでもイけるようになる。更には、深いキスで脳イキすることも覚えてしまった。
そして六日目の今夜、セオのアナルがハーディの指三本を飲み込めるようになると、もう時令嬢は我慢できないとばかりにセオは訴えたのだった。
「ハーディ、もう入るんじゃないかな? 挿入れてみない?」
ベッドの上でハーディの足の間で、そそり立つペニスに舌を這わせながら、セオは必死に強請る。
「……これ、お尻にちょうだい。奥まで入れて? 奥に大きいのが欲しいんだ、お願いハーディ」
しかし、ハーディは渋る。
「まだ早くないか? 俺はセオを傷つけたくない」
「丁寧に解してくれたし、もう大丈夫だよ。もし傷ついたとしても、すぐに治癒魔法をかけるから平気だし。ね、お願いだよ……」
セオにしてみれば、ハーディと恋人として過ごせる一ヵ月の内、セックスできないまま六日間も時間を消費してしまったという焦りがある。そもそも、ハーディが一言、「やっぱり友達としか思えない」と言った時点で、恋人お試し期間は終わるのだ。そうなる前に少しでも早く挿入れてもらって、残り三週間を思い残すことなくハーディと睦み合いたい。そうセオは思っているのだった。
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