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第四章 緑石の力に潜む意思
緑石は家族の一員②
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「3個とも静かです。何かを起こすような感じはしません。雫は休みたい感じ?魔塔の石は閉ざしてる感じ。あと1つは・・少しだけそわそわしてる?」
「そう。わかったわ。魔塔の石はやはり曲者のようね。あの時と同じで何もわからないかもしれないわ。先に雫を視てみましょう。」
コミヒは雫型の石を手に取った。そして集中。
すぐに結果はでた。
「間違いなく、クリスタルが消える時に僅かに残ったものが雫の形として床の隅に転がったようよ。それにしても、当然何が起きたのか視えちゃう訳だけど、ディランとフォリーとクルー王子3人が力を合わせたことで解呪のようになったのね。」
「はい、次。生まれたてちゃん。」
コミヒがトゲトゲから出てきた石を手にする。
「・・・この世に出て、本当にまだ僅かね。フォリーとアレックスが覗き込んでる。
あ、ごめんなさい、わかりにくい?
えーっと、石側から見た景色が視えてる。あ、2人とも倒れたのかな?これは。貴方達、次から次へと大変だったのね。あー、でもこの石の過去はこれだけだわ。はい、以上。」
そして魔塔の石をコミヒが手にする。
「さて、今度こそ視せてくれるのかしら?」
コミヒの予想は裏切られなかった。ド沈黙だった。
「コミヒ様。その石の過去が封印されてるとか誰かがみせないよう工夫したとかそんな感じはないですか?」
ルーカスが質問する。コミヒが首を振る。
「申し訳ないけど、わからないわ。少なくとも魔塔で貴方達も何度かこの石に接触してるでしょう?今も魔塔で保管されてる。にも関わらす、その場面すら視えないのよ。」
「一番の謎はこの石だと思ったんだけどな。」
ルーカスがため息をつく。
「逆に聞くけど、フォリー。貴方はこの石から何か思ったことはなかった?今ではなく過去でも何か感じなかったのかしら?」
「過去に?」
しばらくフォリーが考える。
あの頃はセス爺が魔塔にいて、よくアレックスと実験とか色々見学していて・・・・あ・・そういえば・・
フォリーが顔をあげる。
「小さい頃のことですが、石が検査の後、泣いている感じを受けました。」
「「泣いている?」」
ルーカスとコミヒが声を揃えて聞き直す。
「はい。泣いている感じ・・・あれ?」
フォリーは何かに気付き、緑石をみつめる。
私の一部が『泣く』という動作を持って離れていた時に私は泣く状態でも涙が流れなかった。泣けなかった。
いいえ、それ以前に私は心を閉ざしかけていた時期がある。人形姫だ。
「私と同じ・・・」
「フォリーと同じって何?」
ルーカスが質問する。
「・・・・・人形姫。」
フォリーの言葉に2人は、ハッとした。
「緑石が、心を閉ざしてる。もしくは過去の私のように閉ざしかけている。そんな風に思えたの。爆破が起きたのだって、もしかしたら強い拒否を、石が示した結果だったのかも。」
「その爆破のおかげで逆にお前は人形から覚醒したけどな。」
フォリーは魔塔の石を手に取った。
集中する。
ごめんなさい。色々嫌な事されたと思ってるのよね?あの時、貴方が泣いていたのは、検査が嫌だったから?それとも他にも何かあったの?
心の中で語りかけながら石からの反応を待つ。
反応はない。
私に何かできることはない?私達には貴方の助けになることは何もできないの?
私も心を閉ざす時期があったのよ。あの時貴方を返せと言っていたあの男の人の事で。
男の人の事に触れた時、石から僅かに反応が感じられた。
「そう。わかったわ。魔塔の石はやはり曲者のようね。あの時と同じで何もわからないかもしれないわ。先に雫を視てみましょう。」
コミヒは雫型の石を手に取った。そして集中。
すぐに結果はでた。
「間違いなく、クリスタルが消える時に僅かに残ったものが雫の形として床の隅に転がったようよ。それにしても、当然何が起きたのか視えちゃう訳だけど、ディランとフォリーとクルー王子3人が力を合わせたことで解呪のようになったのね。」
「はい、次。生まれたてちゃん。」
コミヒがトゲトゲから出てきた石を手にする。
「・・・この世に出て、本当にまだ僅かね。フォリーとアレックスが覗き込んでる。
あ、ごめんなさい、わかりにくい?
えーっと、石側から見た景色が視えてる。あ、2人とも倒れたのかな?これは。貴方達、次から次へと大変だったのね。あー、でもこの石の過去はこれだけだわ。はい、以上。」
そして魔塔の石をコミヒが手にする。
「さて、今度こそ視せてくれるのかしら?」
コミヒの予想は裏切られなかった。ド沈黙だった。
「コミヒ様。その石の過去が封印されてるとか誰かがみせないよう工夫したとかそんな感じはないですか?」
ルーカスが質問する。コミヒが首を振る。
「申し訳ないけど、わからないわ。少なくとも魔塔で貴方達も何度かこの石に接触してるでしょう?今も魔塔で保管されてる。にも関わらす、その場面すら視えないのよ。」
「一番の謎はこの石だと思ったんだけどな。」
ルーカスがため息をつく。
「逆に聞くけど、フォリー。貴方はこの石から何か思ったことはなかった?今ではなく過去でも何か感じなかったのかしら?」
「過去に?」
しばらくフォリーが考える。
あの頃はセス爺が魔塔にいて、よくアレックスと実験とか色々見学していて・・・・あ・・そういえば・・
フォリーが顔をあげる。
「小さい頃のことですが、石が検査の後、泣いている感じを受けました。」
「「泣いている?」」
ルーカスとコミヒが声を揃えて聞き直す。
「はい。泣いている感じ・・・あれ?」
フォリーは何かに気付き、緑石をみつめる。
私の一部が『泣く』という動作を持って離れていた時に私は泣く状態でも涙が流れなかった。泣けなかった。
いいえ、それ以前に私は心を閉ざしかけていた時期がある。人形姫だ。
「私と同じ・・・」
「フォリーと同じって何?」
ルーカスが質問する。
「・・・・・人形姫。」
フォリーの言葉に2人は、ハッとした。
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「その爆破のおかげで逆にお前は人形から覚醒したけどな。」
フォリーは魔塔の石を手に取った。
集中する。
ごめんなさい。色々嫌な事されたと思ってるのよね?あの時、貴方が泣いていたのは、検査が嫌だったから?それとも他にも何かあったの?
心の中で語りかけながら石からの反応を待つ。
反応はない。
私に何かできることはない?私達には貴方の助けになることは何もできないの?
私も心を閉ざす時期があったのよ。あの時貴方を返せと言っていたあの男の人の事で。
男の人の事に触れた時、石から僅かに反応が感じられた。
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