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禁断の部落へようこそ 陸
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一学期の終業式が終わって夏休みになった俺と友達数人で、集落に住んでる田舎のじいちゃんとばあちゃんの家に遊びに来た。
俺はともかく、友達を連れてきてもイヤな顔しないで歓迎してくれたじいちゃんたち。部屋に通してくれて荷解きしてのんびりと寛いで喋る。メンバーは俺と他に男二人と女三人だ。
スマホで掲示板とSNSを見て、子外離って場所の話をして盛り上がってはどんな場所か予想する。
「ホントに子供しかいねぇのかな?」
「どうだろ。大体なんで子供だけなんだろね。」
「確かにな~。ていうか、なんで子供しかいないのかも書いて無いのも不思議だよな。」
「えーと。ほとんどさ。『行かなきゃあんな事にならなかった!』って書いてるけどどういう意味かな?」
「あんな事にならなかったって、すげえ意味深じゃね?幽霊に取り憑かれたとか。」
「ええ~?こわーい!」
俺を含む男三人はだけど気になるよなと笑ってて、女三人も確かにね~って笑う。そしたら食事の支度を終わらせたばあちゃんが入ってきた。
「ちょっとよかか?」
「ん?どしたのばあちゃん。」
話を聞いてたのかばあちゃんは心なしか青い顔していた。
「あんたら、あの部落に行くんか?」
翔琉と同じ事聞いてきた。不思議に思いながらも
「うん。肝試しに行くけど?」
「っ!……。止めておきんしゃい!」
「や、何でだよ。」
「この集落には子外離って名前の部落についてこの集落には昔から口伝があるんよ。子外離って部落にはコトリという女の人外がおって、絶対に近寄ってはならんってな。近寄って部落に入れば最後、帰ってこんかったもんがほとんどやった。戻ってきたもんには子供ができんかった。」
他にもこの集落は昔、口減らしとして障害児を捨てていたらしい。その捨てた子供を連れていったと。
口減らしが無くなっても、部落に行って帰ってこなかった人は多くいると話した。
「うちらが若い頃からおった。部落には行くなと言う大人たちの言うことを聞かないで肝試しや度胸試しに行っては。帰って来なかった若いもんは。行くんやったら、こっちには2度と帰ってこれない。親しいもんと2度と会えないと覚悟して行くんやな。昭二みたいに、なりたいならな。」
「昭二?昭二って確か伯父さんで死んだって。」
そうばあちゃんに聞いてみたら。悲しい顔して教えてくれた。
「昭二は、死んだんやなか。幼なじみと部落に行ってから今でも2人とも見付かっておらん。捜索されたがな。もう死んでるとされたんや。丁度あんたくらいの年に肝試しに行ってそれきりや。今でもこの季節になると昭二の笑い声が聞こえてくる。」
ばあちゃんの話を黙って聞いて部落に行くつもりでいたみんなは止めておこうと言い出した。
もう友達、家族、中には付き合ってるヤツもいたりするから。その人たちと二度と会えないかもしれないと聞いて踏みとどまろうと思ったみたいだ。
「なら、部落じゃなくて裏山にある神社まで肝試しに行くか!」
折角ここまで来たのに肝試しもしないで帰るのはつまらない。考え直してくれた事に安心したのかばあちゃんは良かったと言ってる。その判断が間違ってたなんて。
この集落には裏山があってもう廃れてるけど神社もある。肝試しには丁度良い。だけどその神社が
部落に住んでる子供の遊び場だったなんて知らなかった。
夕飯食べて少し涼しくなってから裏山の神社まで行ってみた。裏山に入って最初は喋りながら散策気分で進んで行った。裏山では何も起きなかった。神社の階段に4歳くらいの子供が1人でいるまでは。
『あれ?あそこにいるのって。子供だよな。もう夜中なのに。』
「なあ、子供いるんだけど。」
するとみんなは揃って信じられない事を言った。
「え?子供?いないじゃん。」
「だよな。」
「………………。は……。」
もう一度見てみる。間違いなく子供はいる。子供を見てある事に気づいた。今は令和なのになんであの子供は
着物を着ているんだろう。
「………………。」
まさかと思う。あの子供は部落に住んでる子供じゃないのかって。けど部落は別の方向にある。なんで此処にいるんだ?そう思って勇気出してみて子供に近寄った。
「な、なあ。良いかな。」
「あれ?お兄ちゃんだ!初めて見た!どうかしたの?」
間違いなく、初めて見たと言った。どういう事なんだろ。
「此処で何してるの?」
「何って遊ぶ人が此処に来るから待ってたの!」
「え?遊ぶ人?」
それって誰だろうと思ったら、何処にいたのか。次々と4歳くらいの子供が出てきて後退りする。
「此処ね、僕らの遊び場なの。お兄ちゃんたちお外の人でしょ?お兄ちゃんたちが此処に遊びに来るの分かってたから待ってたんだ。」
聞いた途端ダッシュで後ろに振り返りみんなを連れて駆け出した。みんなは誰と話してたんだよとか、どうしたのとか言ってるけど急いで裏山から出ようと必死だった。
「とにかく!裏山から出るぞ!」
なのに可笑しい。ずっと30分は裏山を走って来た道を辿ってるのに。集落どころかばあちゃんたちの家に着かないし、裏山から出られない。これにはみんなも
「ね、ねぇ……。」
「はぁはぁ。ずっと、走ってるのになんで裏山から出られないんだろ。」
「わ、わかんねえよ……。」
「お兄ちゃんたち見付けた~。この場所ね。僕らを生き埋めにした場所なんだよ。身体が弱いからとか、治らない病気になったからだとかね。この裏山そのものが」
僕らのお墓。だから出られないしの。
そう言っていつの間にか後ろにいた。
今度はみんなも見えたのか顔を青白くさせている。
「な、なに。この子たち……。」
「もしかして、お前が話してた子供って。」
「う、嘘だろ……。子供を生き埋めって。」
「本当だよ。だってお兄ちゃんのおばあちゃんだって」
昭二って名前の子供を生き埋めにしたから。って言ってきて頭が真っ白になった。
「は……?ば、ばあちゃんが?」
「うん。だってお兄ちゃんのおばあちゃんが生き埋めにした昭二って僕だから。お喋りはこれくらいでいい?」
僕らと遊んでよ、お兄ちゃん。そう言った俺の伯父さんだった人は有無を言わさないってかんじで逃がしてはくれなかった。俺はある事を思い出した。なんでばあちゃんは
伯父さんは俺くらいの頃に幼なじみと肝試しに行ったきり帰らなかったって言ったんだろ。
俺はともかく、友達を連れてきてもイヤな顔しないで歓迎してくれたじいちゃんたち。部屋に通してくれて荷解きしてのんびりと寛いで喋る。メンバーは俺と他に男二人と女三人だ。
スマホで掲示板とSNSを見て、子外離って場所の話をして盛り上がってはどんな場所か予想する。
「ホントに子供しかいねぇのかな?」
「どうだろ。大体なんで子供だけなんだろね。」
「確かにな~。ていうか、なんで子供しかいないのかも書いて無いのも不思議だよな。」
「えーと。ほとんどさ。『行かなきゃあんな事にならなかった!』って書いてるけどどういう意味かな?」
「あんな事にならなかったって、すげえ意味深じゃね?幽霊に取り憑かれたとか。」
「ええ~?こわーい!」
俺を含む男三人はだけど気になるよなと笑ってて、女三人も確かにね~って笑う。そしたら食事の支度を終わらせたばあちゃんが入ってきた。
「ちょっとよかか?」
「ん?どしたのばあちゃん。」
話を聞いてたのかばあちゃんは心なしか青い顔していた。
「あんたら、あの部落に行くんか?」
翔琉と同じ事聞いてきた。不思議に思いながらも
「うん。肝試しに行くけど?」
「っ!……。止めておきんしゃい!」
「や、何でだよ。」
「この集落には子外離って名前の部落についてこの集落には昔から口伝があるんよ。子外離って部落にはコトリという女の人外がおって、絶対に近寄ってはならんってな。近寄って部落に入れば最後、帰ってこんかったもんがほとんどやった。戻ってきたもんには子供ができんかった。」
他にもこの集落は昔、口減らしとして障害児を捨てていたらしい。その捨てた子供を連れていったと。
口減らしが無くなっても、部落に行って帰ってこなかった人は多くいると話した。
「うちらが若い頃からおった。部落には行くなと言う大人たちの言うことを聞かないで肝試しや度胸試しに行っては。帰って来なかった若いもんは。行くんやったら、こっちには2度と帰ってこれない。親しいもんと2度と会えないと覚悟して行くんやな。昭二みたいに、なりたいならな。」
「昭二?昭二って確か伯父さんで死んだって。」
そうばあちゃんに聞いてみたら。悲しい顔して教えてくれた。
「昭二は、死んだんやなか。幼なじみと部落に行ってから今でも2人とも見付かっておらん。捜索されたがな。もう死んでるとされたんや。丁度あんたくらいの年に肝試しに行ってそれきりや。今でもこの季節になると昭二の笑い声が聞こえてくる。」
ばあちゃんの話を黙って聞いて部落に行くつもりでいたみんなは止めておこうと言い出した。
もう友達、家族、中には付き合ってるヤツもいたりするから。その人たちと二度と会えないかもしれないと聞いて踏みとどまろうと思ったみたいだ。
「なら、部落じゃなくて裏山にある神社まで肝試しに行くか!」
折角ここまで来たのに肝試しもしないで帰るのはつまらない。考え直してくれた事に安心したのかばあちゃんは良かったと言ってる。その判断が間違ってたなんて。
この集落には裏山があってもう廃れてるけど神社もある。肝試しには丁度良い。だけどその神社が
部落に住んでる子供の遊び場だったなんて知らなかった。
夕飯食べて少し涼しくなってから裏山の神社まで行ってみた。裏山に入って最初は喋りながら散策気分で進んで行った。裏山では何も起きなかった。神社の階段に4歳くらいの子供が1人でいるまでは。
『あれ?あそこにいるのって。子供だよな。もう夜中なのに。』
「なあ、子供いるんだけど。」
するとみんなは揃って信じられない事を言った。
「え?子供?いないじゃん。」
「だよな。」
「………………。は……。」
もう一度見てみる。間違いなく子供はいる。子供を見てある事に気づいた。今は令和なのになんであの子供は
着物を着ているんだろう。
「………………。」
まさかと思う。あの子供は部落に住んでる子供じゃないのかって。けど部落は別の方向にある。なんで此処にいるんだ?そう思って勇気出してみて子供に近寄った。
「な、なあ。良いかな。」
「あれ?お兄ちゃんだ!初めて見た!どうかしたの?」
間違いなく、初めて見たと言った。どういう事なんだろ。
「此処で何してるの?」
「何って遊ぶ人が此処に来るから待ってたの!」
「え?遊ぶ人?」
それって誰だろうと思ったら、何処にいたのか。次々と4歳くらいの子供が出てきて後退りする。
「此処ね、僕らの遊び場なの。お兄ちゃんたちお外の人でしょ?お兄ちゃんたちが此処に遊びに来るの分かってたから待ってたんだ。」
聞いた途端ダッシュで後ろに振り返りみんなを連れて駆け出した。みんなは誰と話してたんだよとか、どうしたのとか言ってるけど急いで裏山から出ようと必死だった。
「とにかく!裏山から出るぞ!」
なのに可笑しい。ずっと30分は裏山を走って来た道を辿ってるのに。集落どころかばあちゃんたちの家に着かないし、裏山から出られない。これにはみんなも
「ね、ねぇ……。」
「はぁはぁ。ずっと、走ってるのになんで裏山から出られないんだろ。」
「わ、わかんねえよ……。」
「お兄ちゃんたち見付けた~。この場所ね。僕らを生き埋めにした場所なんだよ。身体が弱いからとか、治らない病気になったからだとかね。この裏山そのものが」
僕らのお墓。だから出られないしの。
そう言っていつの間にか後ろにいた。
今度はみんなも見えたのか顔を青白くさせている。
「な、なに。この子たち……。」
「もしかして、お前が話してた子供って。」
「う、嘘だろ……。子供を生き埋めって。」
「本当だよ。だってお兄ちゃんのおばあちゃんだって」
昭二って名前の子供を生き埋めにしたから。って言ってきて頭が真っ白になった。
「は……?ば、ばあちゃんが?」
「うん。だってお兄ちゃんのおばあちゃんが生き埋めにした昭二って僕だから。お喋りはこれくらいでいい?」
僕らと遊んでよ、お兄ちゃん。そう言った俺の伯父さんだった人は有無を言わさないってかんじで逃がしてはくれなかった。俺はある事を思い出した。なんでばあちゃんは
伯父さんは俺くらいの頃に幼なじみと肝試しに行ったきり帰らなかったって言ったんだろ。
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