漆黒から孵る夢

Sinbulli

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ネットオークションのオマケは、一軒家?

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『・・・・・・・やっと、試験体を確保出来た様ですね』


『ええ、なんとか、喰い憑いてくれましたね(笑)』


『今回も、上手くイイ素材が、手に入りましたが、コツがあるのですか?』


『まあ、そこは、おいおい・・・・』


『試験体が、入ります』






会社帰り、黄昏れる道を歩き、目的の住宅街を目指す


(・・・・・・・へぇ、この辺って、真新しい住宅街 なんだな)


MasterKeyは、軍の認識証ぽいが、封入されている文字は、見た事の無い文字だった

強いて言えば、アラビア語とサンスクリット語を、掛け合わせた感じだ


玄関前の門扉には、Masterkeyと同じ、奇妙な文字の表札があった


メールにあったとおりに、Masterkeyを翳す


文字が、怪しい紫色の光を放ち、『ガチャリ』と音がすると、門扉と玄関が開き、家の外や家の中の灯り迄が灯った


(今日は、薄暗くなったし、庭やガレージは、明日でいいか?)


「それに、明日から、10日間の休暇だしな(笑)」と、独り言


門扉も玄関も、自動で閉まる様だ(笑)


家の中は、黒を基調とした家具や壁紙だった


素材は、レザーやウェットスーツ地、和紙や漆等の様だ!


和洋折衷で、なかなかに、モダンな雰囲気だ


リビングには、黒いレザーのソファーとウェットスーツ地のソファーがあり、黒い漆のローテーブルの縁には、金箔で、あの奇妙な文字が浮き彫りにされていた


黒檀のキャビネットには、レミーマルタンやヘネシー、シャルトリューズエッセンシアなど、俺好みの洋酒が揃っていた(笑)


ロールブラインドも黒い和紙の様だ(笑)


キッチンも黒で統一されている


(黒ばかりだな?、が、俺好みだ)


「クククク」


「こりゃ、いいや(笑)」


腹は、減っていなかったが、冷蔵庫から、カナッペ等ののった、オードブルが有ったので、ヘネシーを片手に摘まむ


「へ~~!旨いじゃないか?」


(それに、朝用に、ゼリー飲料が揃ってるのも、イイ(笑))


「まぁ、見た事の無いメーカーだがな、竹炭入りね、此処にも黒か(笑)」


(徹底した感じだな)


(そういえば?地下室が在るっていってたか?)


二階へ続く階段脇に、限りなく薄く黒漆を塗った、全身鏡があり、其が隠し扉だった


Masterkeyをかざすと、横にスライドし、下へと続く階段が現れた


蒼いフットライトはいいとして、本物ポイLEDライトのロウソクの灯りは、まるで吸血鬼の棺桶部屋に続く様だ(笑)


地下室に着くと、心底驚いた!


部屋全体漆黒で、あの奇妙な文字が、蒼いLEDで、明滅しているのだ!


部屋の奥の方へ、文字が小さく成っている?遠近法を使ったトリックか?


奥に在ったのは、漆黒のカプセルだった!


(棺桶みたいだ!)


ここで、俺は、ある事を、思い出した


(ライダースーツは、何処だ?)


(二階の方か?)


俺は、間近で、棺を見る衝動を抑え、二階へと、上がって行くのだった










漆黒のライダースーツへと続く


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