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0章 歴史的な大敗の後で
『帝国の敗北』
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海軍執務室の上で二人が話していた
そのうちの一人、私猫山 古森は重い口を開く
「そうか……ミッドウェーは負けたか」
「その件について大本営より伝令を預かっております」
伝達役の海軍士官から書類を受け取る
書類の内容は、ガ島周辺の制海権が均衡状態にあること、ガ島周辺の輸送艦隊の指揮を任せる有無が書いてあった
「ふむ……確かに連合艦隊が使えないならガ島防衛に人員は必要か……謹んでお受けしよう」
「それはありがたいです、上には報告しておきます」
「あぁ、頼んだ」
輸送艦隊の指揮ね……他にガ島方面担当になる艦隊と、人事ぐらいは聞いておくか
「私の他には誰が担当なんだい?」
「烏谷 啓二中将と、博麗霊夢少尉率いる第四艦隊
霧雨 魔理沙少尉率いる第三航空艦隊
戸山 桜太郎少将率いる第六一独立機動戦隊……」
「第六十一独立機動艦隊聞いたことがない……新設艦隊か?」
「新たに編成された艦隊だと聞いております」
新設の艦隊も持ってくるとは……上はなんとしてもここで連合軍を止めたいらしい
「後は、航空部隊長の万道 歳三中尉と、
海軍特別警察隊の時雨 正光 特務大佐です」
「また凄い人達を集めたなぁ……時雨大佐は山本長官の推薦か?」
「はい、ただ鳥谷中将の推薦も合ったと」
あの御二方からの推薦……ねぇ
「我々も優秀な人材が欲しいところなんだけどねぇ」
「は、はぁ……」
「君が思っている以上に指揮官不足なんだよ」
その後少しだけ海軍内の様子について会話をした後、伝令役の海軍士官が部屋から退出させる
「ミットウェイ海戦での敗北――ね、表向きには勝利と言ってはいるが……」
確か大本営の発表は空母1隻損失、一隻大破。
撃沈が敵空母2隻だったか。これが嘘となると……
「少なくとも空母2は撃沈されているだろう、いや最悪、4隻全てが……」
そこまで言いかけて自分の首をふる
「いや、まさかな」
嫌な考えを無くしこれからのことについて考える
最悪の想定も頭の中に入れて輸送艦隊の編成と用意出来る艦艇や伝手を頭の中で纏める
そうして数分後大きく息を吸った
「理想は出来た。あとはどれだけ近づけるか……」
ただ、と私は付け足して
「先にこの仕事を終わらせよう、そこからだ」
机の上に並ぶ見るだけで嫌になりそうな書類に私は目を通し始めるのだった
そのうちの一人、私猫山 古森は重い口を開く
「そうか……ミッドウェーは負けたか」
「その件について大本営より伝令を預かっております」
伝達役の海軍士官から書類を受け取る
書類の内容は、ガ島周辺の制海権が均衡状態にあること、ガ島周辺の輸送艦隊の指揮を任せる有無が書いてあった
「ふむ……確かに連合艦隊が使えないならガ島防衛に人員は必要か……謹んでお受けしよう」
「それはありがたいです、上には報告しておきます」
「あぁ、頼んだ」
輸送艦隊の指揮ね……他にガ島方面担当になる艦隊と、人事ぐらいは聞いておくか
「私の他には誰が担当なんだい?」
「烏谷 啓二中将と、博麗霊夢少尉率いる第四艦隊
霧雨 魔理沙少尉率いる第三航空艦隊
戸山 桜太郎少将率いる第六一独立機動戦隊……」
「第六十一独立機動艦隊聞いたことがない……新設艦隊か?」
「新たに編成された艦隊だと聞いております」
新設の艦隊も持ってくるとは……上はなんとしてもここで連合軍を止めたいらしい
「後は、航空部隊長の万道 歳三中尉と、
海軍特別警察隊の時雨 正光 特務大佐です」
「また凄い人達を集めたなぁ……時雨大佐は山本長官の推薦か?」
「はい、ただ鳥谷中将の推薦も合ったと」
あの御二方からの推薦……ねぇ
「我々も優秀な人材が欲しいところなんだけどねぇ」
「は、はぁ……」
「君が思っている以上に指揮官不足なんだよ」
その後少しだけ海軍内の様子について会話をした後、伝令役の海軍士官が部屋から退出させる
「ミットウェイ海戦での敗北――ね、表向きには勝利と言ってはいるが……」
確か大本営の発表は空母1隻損失、一隻大破。
撃沈が敵空母2隻だったか。これが嘘となると……
「少なくとも空母2は撃沈されているだろう、いや最悪、4隻全てが……」
そこまで言いかけて自分の首をふる
「いや、まさかな」
嫌な考えを無くしこれからのことについて考える
最悪の想定も頭の中に入れて輸送艦隊の編成と用意出来る艦艇や伝手を頭の中で纏める
そうして数分後大きく息を吸った
「理想は出来た。あとはどれだけ近づけるか……」
ただ、と私は付け足して
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