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第五章
前回の人生について話そう⑤
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陛下の執務室に戻ると、殿下は当然のように私を膝に座らせて、私の髪に顔を埋めスンスンしながら「ルヴィ…」と恍惚と呟いたあと、「あ、そうだ」とゴソゴソと何かを取り出した。
「ルヴィ、これ、つけてもいい?」
殿下が見せたのは、赤い石のついたネックレスだった。
「これは…」
「前回のとき、壊されちゃったから…俺の色だよ、ルヴィ」
と言っていそいそと私の首にかけ、「ふふっ」と嬉しそうに笑うと私の首筋に顔を埋めた。
「おいジーク、さっきの続きだ!」
陛下が叫ぶと、顔を上げ「何でしたっけ?」と心底嫌そうな声を出す。
「正式な婚約者の話だ!」
「ああ、それですね…クズは、発表のときに『皇太子の』と言わず、『次期国王の』婚約者だと言ったんです。だからそれを利用させてもらうことにしたんですよ。
俺は次期国王にはならない。だから、彼女は俺の婚約者ではない。
でも、表立ってそんなことを言ってカーディナルに行くのを邪魔されたらたまったもんではないので…公爵令嬢とは、それなりに会っていたんです。カイルセンも一緒に」
「ぼくも、ですか」
殿下は頷くと、「カイルには、本当に申し訳ないことをした」と言って「すまない」と頭を下げた。
「兄上、ぼくは前回の記憶があるわけではないですし、謝らないでください。わからないんですから」
とほがらかに笑うカイルセン様。
「ありがとう…。カイルには、『義姉上に危害を加えたりしたら困るから、きちんと僕の婚約者だと言ったほうがいい』と言われていたんですが、クズに悟られるのがイヤで黙っていたんです」
「おまえ、本当に裏工作ばっかりだな」
サヴィオン様が呆れたように殿下を見た。
「今となってはすみません、としか言いようがないんですが」
「カイルはなぜ、その令嬢がルヴィちゃんに危害を加えるかもしれないと思ったのかしら」
「俺がまともに相手をしないのが、ルヴィのせいだと思っているようだと言っていました」
「だから、ルヴィア嬢を崖から突き落として殺したのか」
陛下は苦々しそうに吐き捨てると、「公爵令嬢なのに、随分感情的だな。上位貴族らしくない」と言った。
「…そのあたりはよくわかりませんが、ルヴィを突き落としたのはそういうことだと思います」
殿下はそう言うと、私を見て「本当に悪かった、ルヴィ」と言った。
「サフィア様は、」
「ルヴィ?」
「サフィア様は、卒業パーティーでようやく殿下と踊れると楽しみにしていたそうです」
「…彼女が、ルヴィに言ったのか?」
「そうです。それまでは、宰相の…私のお父様の目があるから妃候補の私がいる限りは、そんなにおおっぴらに相手をすることはできないと殿下に言われていたと。
卒業式の前に殿下が私を断罪したことで、ようやく自分だけの殿下になると、自分だけを見てくれると思っていらしたのでしょう。
…陛下」
私は、我慢ならなかった。ここにもいたのだ、殿下の自分勝手な行動の犠牲者が。サフィア様を悪者のように言っているが、元々そう勘違いさせ、あまつさえ殺人にまで手を染めさせたのは、間違いなく殿下だ。
「どうしたんだ、ルヴィア嬢?」
「陛下、先日私が申し上げたこと、未だ有効ですか?」
私は殿下の膝の上から立ち上がった。
「ルヴィ?」と呼んで手を伸ばす殿下を避け、思い切り睨み付ける。
「ルヴィア嬢、先日のというのは、」
「不敬になることをお許しくださいますか、ということです」
言い終えると同時に、私は殿下の頬をひっぱたいた。
「ヴィーちゃん!?」
おばあ様が驚いたように叫ぶがそんなことは構っていられない。
ポカンとした顔で頬を押さえ私を見る殿下。
「殿下。先ほど言ったように、前回の人生について何だかんだと論ずるのは今日が最後です。
今私がしたことを許せなければいくらでも処罰なさってください。いいですか、殿下」
私は殿下を椅子から引っ張りあげ、そこに立たせた。背が高い殿下を下から睨み付ける。
「殿下は、私の人生だけでなく、サフィア様の人生もメチャメチャにしたんですよ!
サフィア様は公爵令嬢なのに、私を殺してしまったことでもうまともな人生を送ることは叶わなかったでしょう。殿下は責任を放棄して私を追って自殺した。自分はそれで満足したかもしれませんが、そんな状態で丸投げされたカイルセン様だって殿下の犠牲者なんですよ!わかりますか?殿下、わかりますか!」
気持ちが昂りすぎたのか涙が零れてくる。悲しいのではない。サフィア様の気持ちを思うと悔しくて仕方がない。
その場にいる誰も口をきかなかった。
私はひとつ息を吐き、ハンカチで涙を拭った。
「せっかく戻されたのですから、同じことはなさらないでください。自分の欲求を叶えるために、誰かを犠牲になさるのはダメです。
もちろん、殿下ご自身も。ご自身を、大事にしてください。
陛下、申し訳ありませんでした、私に処罰を…」
「ありがとう、ヴィーちゃん!!」
王妃陛下にいきなり抱きつかれ、柔らかいお胸に窒息しそうになる。
「貴女、本当にすごいわ!ケイトリン!」
「は、はい?」
「ヴィーちゃんを、私にちょうだい!」
「アンジェリーナ様!?」
「母上!!ルヴィは、」
「いや、私の補佐につけたい。10歳になったら、魔術師養成学校への入学を許可しよう、飛び級を認める。しっかり学んで、お父上とともにこの国のために働いてほしい」
「そうだ、それがいい。ルヴィア嬢、素晴らしい考え方だ。キミは、国のために働くべきだ、その能力を活かしてくれ。
俺も全力サポートする!いや、自分でキミを育ててみたい」
「ちょっ…、ルヴィは!」
「おまえにはもったいない。おまえみたいな駄々をこねるだけのお子ちゃまにはな」
「叔父上!!母上も、いつまでルヴィに抱きついてるんですか!!離れてください!!」
殿下はスッと移動すると、私を王妃陛下から引き剥がし、自分の胸に抱き込んだ。
「ルヴィ」
私はまた涙が滲みそうになり、見られたくなくて殿下から離れようともがいたが、さらに強く抱き締められた。
殿下は、私の髪に自分の顔を埋めると「ルヴィ、ごめん。言ってくれてありがとう。もう、絶対に今回は間違えないから。もし間違えそうになったら、ルヴィが今みたいに怒って。ね?今みたいに叩いてもいい、側にいて。お願い、ルヴィ。ごめん、俺がバカだった。ごめん」と言って私の背中を宥めるように優しく撫でる。
「私も…」
俯いたままの私の頬をそっと両手で挟み、自分のほうに向ける殿下の瞳は柔らかく潤んでいた。
「叩いたりして、すみませんでした。
これで、終わりです。もう、前回のことを言うのは」
「うん…ありがとう、ルヴィ」
殿下が私を抱き締めると、陛下がパンパンと手を叩いた。
「まぁ、これで私が疑問に思っていたこともわかったし、…いよいよ、作戦を実行するか」
陛下が言うと、サヴィオン様が「ケイトリン」とおばあ様を呼んだ。
「はい」
「ルヴィア嬢は、魔力を制御できるか?」
「…はい?」
「彼女はまだ9歳の体だが、魔力を発現しているだろ?制御はできるようになってるのか?」
「ええ、できますが、」
なにか、と言うおばあ様から視線を移すと、王妃陛下に「アンジェ」と呼び掛けた。
「なぁに?」
「おまえとカイルセンは、先にモンタリアーノ国に帰れ。クズのところに飛ぶんだぞ。後から、ジークを連れていく」
「…ジークを?どういう、」
「いいから、早く行け」
有無を言わせない雰囲気のサヴィオン様に「…わかったわよ」と言うと、王妃陛下は「ルヴィちゃん、またね。またゆっくり話しましょうね」と言って、カイルセン様と共に消えた。
それを見送ったサヴィオン様は、私を見て「ルヴィア嬢」と言う。
「はい」
「俺がこれからやろうとしていることは、必要なことなんだ。それだけはわかってくれ」
言われている意味がわからずに困惑する私に、「ケイトリンの隣に立ってくれるか?」と言った。
殿下から離れておばあ様の隣に立つと、サヴィオン様は殿下と向かい合っていた。
「ジーク」
「はい」
「ルヴィア嬢に言ったように、俺が今からやることは必要なことだ。だからやる。ただし、おまえに対しては罰を与える意味合いもある。自分がやったことなんだから、俺を恨むなよ」
「…叔父上?」
「ジーク、おまえと旅をして本当に楽しかったな。魔法の上達も素晴らしかったし、さっきの誓約魔法のような、カーディナルにはまだない、試されてない魔法も身につけたな?」
「兄上?何を、」
サヴィオン様は陛下の声を無視して殿下に話し続ける。
「その集大成だ。わかるか、ジーク。今日、いま、ここで、すべてを仕上げるんだ。俺が言ってることを理解してくれたと信じる。
…じゃあな、ジーク」
そう言うとサヴィオン様は次の瞬間、殿下が帯刀している剣を素早く引き抜き、…殿下の心臓目掛けて突き刺した。
「さようなら、だ」
「ルヴィ、これ、つけてもいい?」
殿下が見せたのは、赤い石のついたネックレスだった。
「これは…」
「前回のとき、壊されちゃったから…俺の色だよ、ルヴィ」
と言っていそいそと私の首にかけ、「ふふっ」と嬉しそうに笑うと私の首筋に顔を埋めた。
「おいジーク、さっきの続きだ!」
陛下が叫ぶと、顔を上げ「何でしたっけ?」と心底嫌そうな声を出す。
「正式な婚約者の話だ!」
「ああ、それですね…クズは、発表のときに『皇太子の』と言わず、『次期国王の』婚約者だと言ったんです。だからそれを利用させてもらうことにしたんですよ。
俺は次期国王にはならない。だから、彼女は俺の婚約者ではない。
でも、表立ってそんなことを言ってカーディナルに行くのを邪魔されたらたまったもんではないので…公爵令嬢とは、それなりに会っていたんです。カイルセンも一緒に」
「ぼくも、ですか」
殿下は頷くと、「カイルには、本当に申し訳ないことをした」と言って「すまない」と頭を下げた。
「兄上、ぼくは前回の記憶があるわけではないですし、謝らないでください。わからないんですから」
とほがらかに笑うカイルセン様。
「ありがとう…。カイルには、『義姉上に危害を加えたりしたら困るから、きちんと僕の婚約者だと言ったほうがいい』と言われていたんですが、クズに悟られるのがイヤで黙っていたんです」
「おまえ、本当に裏工作ばっかりだな」
サヴィオン様が呆れたように殿下を見た。
「今となってはすみません、としか言いようがないんですが」
「カイルはなぜ、その令嬢がルヴィちゃんに危害を加えるかもしれないと思ったのかしら」
「俺がまともに相手をしないのが、ルヴィのせいだと思っているようだと言っていました」
「だから、ルヴィア嬢を崖から突き落として殺したのか」
陛下は苦々しそうに吐き捨てると、「公爵令嬢なのに、随分感情的だな。上位貴族らしくない」と言った。
「…そのあたりはよくわかりませんが、ルヴィを突き落としたのはそういうことだと思います」
殿下はそう言うと、私を見て「本当に悪かった、ルヴィ」と言った。
「サフィア様は、」
「ルヴィ?」
「サフィア様は、卒業パーティーでようやく殿下と踊れると楽しみにしていたそうです」
「…彼女が、ルヴィに言ったのか?」
「そうです。それまでは、宰相の…私のお父様の目があるから妃候補の私がいる限りは、そんなにおおっぴらに相手をすることはできないと殿下に言われていたと。
卒業式の前に殿下が私を断罪したことで、ようやく自分だけの殿下になると、自分だけを見てくれると思っていらしたのでしょう。
…陛下」
私は、我慢ならなかった。ここにもいたのだ、殿下の自分勝手な行動の犠牲者が。サフィア様を悪者のように言っているが、元々そう勘違いさせ、あまつさえ殺人にまで手を染めさせたのは、間違いなく殿下だ。
「どうしたんだ、ルヴィア嬢?」
「陛下、先日私が申し上げたこと、未だ有効ですか?」
私は殿下の膝の上から立ち上がった。
「ルヴィ?」と呼んで手を伸ばす殿下を避け、思い切り睨み付ける。
「ルヴィア嬢、先日のというのは、」
「不敬になることをお許しくださいますか、ということです」
言い終えると同時に、私は殿下の頬をひっぱたいた。
「ヴィーちゃん!?」
おばあ様が驚いたように叫ぶがそんなことは構っていられない。
ポカンとした顔で頬を押さえ私を見る殿下。
「殿下。先ほど言ったように、前回の人生について何だかんだと論ずるのは今日が最後です。
今私がしたことを許せなければいくらでも処罰なさってください。いいですか、殿下」
私は殿下を椅子から引っ張りあげ、そこに立たせた。背が高い殿下を下から睨み付ける。
「殿下は、私の人生だけでなく、サフィア様の人生もメチャメチャにしたんですよ!
サフィア様は公爵令嬢なのに、私を殺してしまったことでもうまともな人生を送ることは叶わなかったでしょう。殿下は責任を放棄して私を追って自殺した。自分はそれで満足したかもしれませんが、そんな状態で丸投げされたカイルセン様だって殿下の犠牲者なんですよ!わかりますか?殿下、わかりますか!」
気持ちが昂りすぎたのか涙が零れてくる。悲しいのではない。サフィア様の気持ちを思うと悔しくて仕方がない。
その場にいる誰も口をきかなかった。
私はひとつ息を吐き、ハンカチで涙を拭った。
「せっかく戻されたのですから、同じことはなさらないでください。自分の欲求を叶えるために、誰かを犠牲になさるのはダメです。
もちろん、殿下ご自身も。ご自身を、大事にしてください。
陛下、申し訳ありませんでした、私に処罰を…」
「ありがとう、ヴィーちゃん!!」
王妃陛下にいきなり抱きつかれ、柔らかいお胸に窒息しそうになる。
「貴女、本当にすごいわ!ケイトリン!」
「は、はい?」
「ヴィーちゃんを、私にちょうだい!」
「アンジェリーナ様!?」
「母上!!ルヴィは、」
「いや、私の補佐につけたい。10歳になったら、魔術師養成学校への入学を許可しよう、飛び級を認める。しっかり学んで、お父上とともにこの国のために働いてほしい」
「そうだ、それがいい。ルヴィア嬢、素晴らしい考え方だ。キミは、国のために働くべきだ、その能力を活かしてくれ。
俺も全力サポートする!いや、自分でキミを育ててみたい」
「ちょっ…、ルヴィは!」
「おまえにはもったいない。おまえみたいな駄々をこねるだけのお子ちゃまにはな」
「叔父上!!母上も、いつまでルヴィに抱きついてるんですか!!離れてください!!」
殿下はスッと移動すると、私を王妃陛下から引き剥がし、自分の胸に抱き込んだ。
「ルヴィ」
私はまた涙が滲みそうになり、見られたくなくて殿下から離れようともがいたが、さらに強く抱き締められた。
殿下は、私の髪に自分の顔を埋めると「ルヴィ、ごめん。言ってくれてありがとう。もう、絶対に今回は間違えないから。もし間違えそうになったら、ルヴィが今みたいに怒って。ね?今みたいに叩いてもいい、側にいて。お願い、ルヴィ。ごめん、俺がバカだった。ごめん」と言って私の背中を宥めるように優しく撫でる。
「私も…」
俯いたままの私の頬をそっと両手で挟み、自分のほうに向ける殿下の瞳は柔らかく潤んでいた。
「叩いたりして、すみませんでした。
これで、終わりです。もう、前回のことを言うのは」
「うん…ありがとう、ルヴィ」
殿下が私を抱き締めると、陛下がパンパンと手を叩いた。
「まぁ、これで私が疑問に思っていたこともわかったし、…いよいよ、作戦を実行するか」
陛下が言うと、サヴィオン様が「ケイトリン」とおばあ様を呼んだ。
「はい」
「ルヴィア嬢は、魔力を制御できるか?」
「…はい?」
「彼女はまだ9歳の体だが、魔力を発現しているだろ?制御はできるようになってるのか?」
「ええ、できますが、」
なにか、と言うおばあ様から視線を移すと、王妃陛下に「アンジェ」と呼び掛けた。
「なぁに?」
「おまえとカイルセンは、先にモンタリアーノ国に帰れ。クズのところに飛ぶんだぞ。後から、ジークを連れていく」
「…ジークを?どういう、」
「いいから、早く行け」
有無を言わせない雰囲気のサヴィオン様に「…わかったわよ」と言うと、王妃陛下は「ルヴィちゃん、またね。またゆっくり話しましょうね」と言って、カイルセン様と共に消えた。
それを見送ったサヴィオン様は、私を見て「ルヴィア嬢」と言う。
「はい」
「俺がこれからやろうとしていることは、必要なことなんだ。それだけはわかってくれ」
言われている意味がわからずに困惑する私に、「ケイトリンの隣に立ってくれるか?」と言った。
殿下から離れておばあ様の隣に立つと、サヴィオン様は殿下と向かい合っていた。
「ジーク」
「はい」
「ルヴィア嬢に言ったように、俺が今からやることは必要なことだ。だからやる。ただし、おまえに対しては罰を与える意味合いもある。自分がやったことなんだから、俺を恨むなよ」
「…叔父上?」
「ジーク、おまえと旅をして本当に楽しかったな。魔法の上達も素晴らしかったし、さっきの誓約魔法のような、カーディナルにはまだない、試されてない魔法も身につけたな?」
「兄上?何を、」
サヴィオン様は陛下の声を無視して殿下に話し続ける。
「その集大成だ。わかるか、ジーク。今日、いま、ここで、すべてを仕上げるんだ。俺が言ってることを理解してくれたと信じる。
…じゃあな、ジーク」
そう言うとサヴィオン様は次の瞬間、殿下が帯刀している剣を素早く引き抜き、…殿下の心臓目掛けて突き刺した。
「さようなら、だ」
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