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第五章
それぞれの再出発②(エカテリーナ視点)
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「サムソン団長、」
「はい、ジークフリート様」
「俺は、」
そう言うと、ジークはルヴィア嬢をそっと降ろし、ルヴィア嬢の手を握ってケイトリンに言った。
「俺は、絶対にルヴィを幸せにします。ルヴィが毎日笑って暮らせるように、そのためならどんなこともするつもりです、だから、」
ジークはルヴィア嬢を見て、目を合わせると嬉しそうに笑った。
「俺とルヴィを、結婚させてください」
ケイトリンは、「ヴィーちゃん」と呼び掛けた。
「はい、おばあ様」
「ヴィーちゃんはそれでいいの?」
「私は…」
ジークは、途端に心配そうな顔になり、じっとルヴィア嬢を見ている。
「私は、殿下がいう結婚が、まだ、実感はできません」
「…ルヴィ」
ジークの目が潤み始める。まったく、さっき実の母親に「潰す」なんて言ってたくせに、ルヴィア嬢のことになるとからきしだな、あいつは。ルヴィア嬢の一挙手一投足に右往左往している。
ただ、そんな甥っ子が、可愛らしくもあった。
順調な人生だったとは言えないだろうが、ルヴィア嬢への気持ちで乗り越えてきた、その努力は認めたかった。
「でも、殿下と一緒にこれからを過ごしたいと思っています。おばあ様、私は殿下の婚約者にしていただけますか?」
「もちろんよ、ヴィーちゃん。私は、貴女の考えを尊重するわ。サヴィオン様、うちのヴィーでよろしいですか?」
「むしろお願いしたいくらいだ。感謝する、ケイトリン。ありがとう、ルヴィア嬢。
こいつは、」
兄上はジークを指差すと、
「本当にルヴィア嬢が必要なんだ。変質者であることは否定できないが、無体な真似はしないと思う。それに、頑張り屋だ。目的はどうあれ。三年間一緒に暮らしてきた俺が保証する。…俺にとっては自慢の息子だ。変態だがな」
と言った。ちょいちょい悪口が入っているのも、兄上の照れ隠しだろう。
ジークは、「ルヴィ、俺の婚約者になってくれるの…」と言ってボタボタ涙をこぼし始めた。
「殿下、」
ルヴィア嬢はハンカチを取り出しジークの顔を拭いてやる。
本当に良かった。
姉様も、嬉しそうに笑いながら「ありがとう、サヴィオン。ジークをよろしくね」と兄上に言った。
ジークとルヴィア嬢が空腹なので、彼女にも城で食事をしてもらうことにした。ケイトリンも、と言ったが、「私はロレックスさんを連れて帰ります。シーラも、首を長くして待ってるでしょうし」と首を横に振った。
「せっかくのお言葉、申し訳ありません」
「いや、こちらこそ、ありがとうケイトリン」
「陛下、もしよろしければ、ヴィーは今夜このままこちらに泊めていただけませんか?」
「…なに?」
「私が勝手にヴィーの婚約を認めてしまったことで、今夜の我が家は荒れるでしょう。特にロレックスさんは、ある意味ジークフリート様と同じくらいヴィーを溺愛しておりますので」
苦笑いを洩らし、「ですから、ヴィーはいないほうがいいかと…重ね重ね、勝手なことを申しあげて…」
「構わない。わかった。ルヴィア嬢は責任を持って預かる」
「ありがとうございます」
「そうだ、ケイトリン」
「はい」
私は懐から手紙を出してケイトリンに渡した。
「これは?」
「辺境伯からの手紙だ」
「…え?」
「何度も手紙を出したらしいが、ことごとく突き返されてきたと。私が出した命令も律儀に守り、会いに行くこともできないからせめて渡していただけないかと送られてきた」
「ロバートが…」
「もう、4年だろう?そろそろ赦してやったらどうだ?」
「…そうですね」
ケイトリンは、「考えてみます」と短く告げて「では陛下、御前失礼いたします」と消えた。
食堂に向かうと…早くもジークの奇行が始まっていた。
「ルヴィ、はい、あーんして」
「で、殿下、自分で」
「いいから、はい、あーん」
ルヴィア嬢を膝にのせ横抱きにし、フォークを口に運んでいる。
私はジークが抱くルヴィア嬢を引き剥がし、容赦なくジークに雷撃を喰らわせた。
「い…っ、叔母上、何するんですか!ルヴィを離してください!」
「うるさい!ルヴィア嬢に好きに食事をさせろ!おまえは何をやってるんだ!」
「嫌です!ルヴィには俺が…」
「もう一発くらいたいか?」
「叔母上!」
「ジーク、早く食え」
「叔父上まで!」
「大事な話があるから、食後に時間をとりたいんだよ。な、ジーク」
兄上からも威圧を放たれ、しぶしぶ座ったジークは、「叔母上、早くルヴィから離れてください。ルヴィ、俺の隣に座って」と言いながら、椅子をポンポンした。まったくぶれない変質者だ。
私はルヴィア嬢を椅子に座らせ、「ルヴィア嬢」と声を掛けた。
「はい、陛下」
「ケイトリンが、今夜は話し合いがあるからルヴィア嬢は城に泊まってほしいと、」
「本当ですか!」
「おまえには話してないぞ、ジーク」
「さすがサムソン団長は違う。ルヴィ、一緒にお風呂に入って寝よう」
「おまえは何を言ってるんだ!」
ルヴィア嬢は困ったような顔でジークを見ていた。たぶん、自分の決断を後悔し始めていることだろう。
タガが外れたようになってしまった変質者の手綱を締め直さなくては、とそっと嘆息した。
食事の後、私の執務室にもう一度集まった。紅茶の準備をしてもらっている間にも、ジークはルヴィア嬢を自分の前に座らせ、髪の毛に頬擦りしている。
「ルヴィ、可愛い。あとで、髪の毛洗ってあげるね」
「おい、ジーク。私がそんなこと赦すはずがないだろう」
「まさか、叔母上がルヴィと一緒に入るつもりですか!?ダメです、俺以外にルヴィの肌は見せません!」
「おまえにも見せん!」
この変質者を本当に絞め殺したくなってきた。
「カティ、とりあえず座れ」
「兄上」
「大丈夫だ、俺がなんとかするから」
「叔父上まで!」
「うるさい、今すぐダンジョンに転送させるぞ。3日は戻ってこれなくしてやる」
「そういう卑怯な魔法を使わないでください!」
「勝手に誓約魔法を使ったおまえにだけは言われたくない!」
「兄上…」
「あ、すまん。変態のペースに巻き込まれちまった」
そう言うと兄上は、「ジークの戸籍についてなんだが」と私を見た。
「モンタリアーノ国でどんな処理をするかわからねぇが、カーディナル魔法国で新たにジークの戸籍を作ってもらいたい。俺の実子として」
「…いいんですか」
「かまわねぇよ、なんか問題があるか?」
「この先誰かと結婚するときに、ジークの存在が邪魔にならないですか」
「そんときはそんときだ」
兄上は、ニカッと笑った。
「わかりました。名前は、どうしますか」
「ジークハルト・エイベルだ」
「…は?」
「ジークハルト・エイベルだ」
「なんなんですか、その手抜き感満載の名前は!」
「いいじゃねぇか、モンタリアーノからエイベルに変わるんだし。名前だって変わるだろ」
「たった何文字の世界じゃないですか!」
「ジークって呼び名を変えたくねぇんだよ、めんどくせぇだろ、いまさら新しい名前で呼ぶの」
それを聞いたジークは、「俺もそのほうがいいです、ありがとうございます叔父上」と言った。
「本人がいいっつぅんだから、いいだろ、カティ」
「…わかりましたよ」
姉様は何も言わずにニコニコしていたが、「カティ、サヴィオン、さっきの独立の話はどうする?」と私を見て言った。
「私は兄上の案がいいと思いますが、ここだけで決められる話ではないので。それこそ、ルヴィア嬢のお父上…サムソン大臣をはじめ、議会にも諮る必要があるでしょう。
モンタリアーノの三人にも了承されるかわかりませんし」
「そうね。できれば、その三人はこっちに呼んでこちらの考えをきちんと知ってもらったほうがいいわ。我が国の…カーディナルの置かれている状況も理解してもらったほうがいい」
「ただ、」
私は先ほどの話で気になっていたことを告げた。
「彼らは魔法を使えるわけではない。我が国に組み込まれて、不安はないでしょうか」
すると兄上が言った。
「俺はだいぶ長い間、あちこち放浪してきたが、魔法を使える国といいながら、実際に使えるのはごく一部、なんて国も存在してる。むしろうちみたいに100%魔法が使えます、ってほうが珍しいんじゃねぇかな。
…カティ」
「はい」
「だいたいこのあたりにしよう。当事者がいないことには話は進まねぇ。ルヴィア嬢はどこで寝せ、」
「よし、行こうルヴィ」
兄上の言葉が終わらないうちにジークがパッと消えた。
「ジークゥーッ!!!」
叫んだ私に「諦めろ。珍獣使いを信じよう」と兄上が言った。
いいのか、それで。
ルヴィア嬢、本当に申し訳ない。
今日何度目になるかわからない謝罪を心の中で告げた。
「はい、ジークフリート様」
「俺は、」
そう言うと、ジークはルヴィア嬢をそっと降ろし、ルヴィア嬢の手を握ってケイトリンに言った。
「俺は、絶対にルヴィを幸せにします。ルヴィが毎日笑って暮らせるように、そのためならどんなこともするつもりです、だから、」
ジークはルヴィア嬢を見て、目を合わせると嬉しそうに笑った。
「俺とルヴィを、結婚させてください」
ケイトリンは、「ヴィーちゃん」と呼び掛けた。
「はい、おばあ様」
「ヴィーちゃんはそれでいいの?」
「私は…」
ジークは、途端に心配そうな顔になり、じっとルヴィア嬢を見ている。
「私は、殿下がいう結婚が、まだ、実感はできません」
「…ルヴィ」
ジークの目が潤み始める。まったく、さっき実の母親に「潰す」なんて言ってたくせに、ルヴィア嬢のことになるとからきしだな、あいつは。ルヴィア嬢の一挙手一投足に右往左往している。
ただ、そんな甥っ子が、可愛らしくもあった。
順調な人生だったとは言えないだろうが、ルヴィア嬢への気持ちで乗り越えてきた、その努力は認めたかった。
「でも、殿下と一緒にこれからを過ごしたいと思っています。おばあ様、私は殿下の婚約者にしていただけますか?」
「もちろんよ、ヴィーちゃん。私は、貴女の考えを尊重するわ。サヴィオン様、うちのヴィーでよろしいですか?」
「むしろお願いしたいくらいだ。感謝する、ケイトリン。ありがとう、ルヴィア嬢。
こいつは、」
兄上はジークを指差すと、
「本当にルヴィア嬢が必要なんだ。変質者であることは否定できないが、無体な真似はしないと思う。それに、頑張り屋だ。目的はどうあれ。三年間一緒に暮らしてきた俺が保証する。…俺にとっては自慢の息子だ。変態だがな」
と言った。ちょいちょい悪口が入っているのも、兄上の照れ隠しだろう。
ジークは、「ルヴィ、俺の婚約者になってくれるの…」と言ってボタボタ涙をこぼし始めた。
「殿下、」
ルヴィア嬢はハンカチを取り出しジークの顔を拭いてやる。
本当に良かった。
姉様も、嬉しそうに笑いながら「ありがとう、サヴィオン。ジークをよろしくね」と兄上に言った。
ジークとルヴィア嬢が空腹なので、彼女にも城で食事をしてもらうことにした。ケイトリンも、と言ったが、「私はロレックスさんを連れて帰ります。シーラも、首を長くして待ってるでしょうし」と首を横に振った。
「せっかくのお言葉、申し訳ありません」
「いや、こちらこそ、ありがとうケイトリン」
「陛下、もしよろしければ、ヴィーは今夜このままこちらに泊めていただけませんか?」
「…なに?」
「私が勝手にヴィーの婚約を認めてしまったことで、今夜の我が家は荒れるでしょう。特にロレックスさんは、ある意味ジークフリート様と同じくらいヴィーを溺愛しておりますので」
苦笑いを洩らし、「ですから、ヴィーはいないほうがいいかと…重ね重ね、勝手なことを申しあげて…」
「構わない。わかった。ルヴィア嬢は責任を持って預かる」
「ありがとうございます」
「そうだ、ケイトリン」
「はい」
私は懐から手紙を出してケイトリンに渡した。
「これは?」
「辺境伯からの手紙だ」
「…え?」
「何度も手紙を出したらしいが、ことごとく突き返されてきたと。私が出した命令も律儀に守り、会いに行くこともできないからせめて渡していただけないかと送られてきた」
「ロバートが…」
「もう、4年だろう?そろそろ赦してやったらどうだ?」
「…そうですね」
ケイトリンは、「考えてみます」と短く告げて「では陛下、御前失礼いたします」と消えた。
食堂に向かうと…早くもジークの奇行が始まっていた。
「ルヴィ、はい、あーんして」
「で、殿下、自分で」
「いいから、はい、あーん」
ルヴィア嬢を膝にのせ横抱きにし、フォークを口に運んでいる。
私はジークが抱くルヴィア嬢を引き剥がし、容赦なくジークに雷撃を喰らわせた。
「い…っ、叔母上、何するんですか!ルヴィを離してください!」
「うるさい!ルヴィア嬢に好きに食事をさせろ!おまえは何をやってるんだ!」
「嫌です!ルヴィには俺が…」
「もう一発くらいたいか?」
「叔母上!」
「ジーク、早く食え」
「叔父上まで!」
「大事な話があるから、食後に時間をとりたいんだよ。な、ジーク」
兄上からも威圧を放たれ、しぶしぶ座ったジークは、「叔母上、早くルヴィから離れてください。ルヴィ、俺の隣に座って」と言いながら、椅子をポンポンした。まったくぶれない変質者だ。
私はルヴィア嬢を椅子に座らせ、「ルヴィア嬢」と声を掛けた。
「はい、陛下」
「ケイトリンが、今夜は話し合いがあるからルヴィア嬢は城に泊まってほしいと、」
「本当ですか!」
「おまえには話してないぞ、ジーク」
「さすがサムソン団長は違う。ルヴィ、一緒にお風呂に入って寝よう」
「おまえは何を言ってるんだ!」
ルヴィア嬢は困ったような顔でジークを見ていた。たぶん、自分の決断を後悔し始めていることだろう。
タガが外れたようになってしまった変質者の手綱を締め直さなくては、とそっと嘆息した。
食事の後、私の執務室にもう一度集まった。紅茶の準備をしてもらっている間にも、ジークはルヴィア嬢を自分の前に座らせ、髪の毛に頬擦りしている。
「ルヴィ、可愛い。あとで、髪の毛洗ってあげるね」
「おい、ジーク。私がそんなこと赦すはずがないだろう」
「まさか、叔母上がルヴィと一緒に入るつもりですか!?ダメです、俺以外にルヴィの肌は見せません!」
「おまえにも見せん!」
この変質者を本当に絞め殺したくなってきた。
「カティ、とりあえず座れ」
「兄上」
「大丈夫だ、俺がなんとかするから」
「叔父上まで!」
「うるさい、今すぐダンジョンに転送させるぞ。3日は戻ってこれなくしてやる」
「そういう卑怯な魔法を使わないでください!」
「勝手に誓約魔法を使ったおまえにだけは言われたくない!」
「兄上…」
「あ、すまん。変態のペースに巻き込まれちまった」
そう言うと兄上は、「ジークの戸籍についてなんだが」と私を見た。
「モンタリアーノ国でどんな処理をするかわからねぇが、カーディナル魔法国で新たにジークの戸籍を作ってもらいたい。俺の実子として」
「…いいんですか」
「かまわねぇよ、なんか問題があるか?」
「この先誰かと結婚するときに、ジークの存在が邪魔にならないですか」
「そんときはそんときだ」
兄上は、ニカッと笑った。
「わかりました。名前は、どうしますか」
「ジークハルト・エイベルだ」
「…は?」
「ジークハルト・エイベルだ」
「なんなんですか、その手抜き感満載の名前は!」
「いいじゃねぇか、モンタリアーノからエイベルに変わるんだし。名前だって変わるだろ」
「たった何文字の世界じゃないですか!」
「ジークって呼び名を変えたくねぇんだよ、めんどくせぇだろ、いまさら新しい名前で呼ぶの」
それを聞いたジークは、「俺もそのほうがいいです、ありがとうございます叔父上」と言った。
「本人がいいっつぅんだから、いいだろ、カティ」
「…わかりましたよ」
姉様は何も言わずにニコニコしていたが、「カティ、サヴィオン、さっきの独立の話はどうする?」と私を見て言った。
「私は兄上の案がいいと思いますが、ここだけで決められる話ではないので。それこそ、ルヴィア嬢のお父上…サムソン大臣をはじめ、議会にも諮る必要があるでしょう。
モンタリアーノの三人にも了承されるかわかりませんし」
「そうね。できれば、その三人はこっちに呼んでこちらの考えをきちんと知ってもらったほうがいいわ。我が国の…カーディナルの置かれている状況も理解してもらったほうがいい」
「ただ、」
私は先ほどの話で気になっていたことを告げた。
「彼らは魔法を使えるわけではない。我が国に組み込まれて、不安はないでしょうか」
すると兄上が言った。
「俺はだいぶ長い間、あちこち放浪してきたが、魔法を使える国といいながら、実際に使えるのはごく一部、なんて国も存在してる。むしろうちみたいに100%魔法が使えます、ってほうが珍しいんじゃねぇかな。
…カティ」
「はい」
「だいたいこのあたりにしよう。当事者がいないことには話は進まねぇ。ルヴィア嬢はどこで寝せ、」
「よし、行こうルヴィ」
兄上の言葉が終わらないうちにジークがパッと消えた。
「ジークゥーッ!!!」
叫んだ私に「諦めろ。珍獣使いを信じよう」と兄上が言った。
いいのか、それで。
ルヴィア嬢、本当に申し訳ない。
今日何度目になるかわからない謝罪を心の中で告げた。
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