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「そして、もうひとつ準備してくれたんだよ、第二王子殿下は」
…そう、頭がおかしい、男を咥え込むのが趣味な男爵令嬢を。君はその女を覚えていないだろうけどね、アリア。
品行方正が売りで経験がなかった第一王子殿下は、その淫売にコロリとひっかかり、他の男に教え込まれた妙技にグズグズにされた。淫売のカラダに溺れ、あの淫売が言うことは何でもやるようになった。やればやっただけ、素晴らしいご奉仕とやらを受けられたからな。
一方でその淫売には「王妃になるには今の婚約者がいては無理だ」と唆し、…そして、卒業パーティーの日、君を断罪させた。アリア、君は何を言われたか覚えてはいないだろう。聞いても楽しいことではないから詳細は省かせてもらうよ。
国王陛下はむしろ喜んでいたらしいよ、第一王子殿下を罠に嵌めた第二王子の行動を。欲しいもののために周りを動かす力は、為政者には必要不可欠であり、取捨選択できる視野の広さが、容赦なく不要品を切り捨てることができる冷酷さが、国王になるに相応しいと。
「婚約を破棄された君を、君の父親が別な男に宛がうのは目に見えていた。だからあの場で、『王命による婚姻』だと陛下に宣言してもらったんだ」
…そう、頭がおかしい、男を咥え込むのが趣味な男爵令嬢を。君はその女を覚えていないだろうけどね、アリア。
品行方正が売りで経験がなかった第一王子殿下は、その淫売にコロリとひっかかり、他の男に教え込まれた妙技にグズグズにされた。淫売のカラダに溺れ、あの淫売が言うことは何でもやるようになった。やればやっただけ、素晴らしいご奉仕とやらを受けられたからな。
一方でその淫売には「王妃になるには今の婚約者がいては無理だ」と唆し、…そして、卒業パーティーの日、君を断罪させた。アリア、君は何を言われたか覚えてはいないだろう。聞いても楽しいことではないから詳細は省かせてもらうよ。
国王陛下はむしろ喜んでいたらしいよ、第一王子殿下を罠に嵌めた第二王子の行動を。欲しいもののために周りを動かす力は、為政者には必要不可欠であり、取捨選択できる視野の広さが、容赦なく不要品を切り捨てることができる冷酷さが、国王になるに相応しいと。
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