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上杉は、真っ赤な目で私を見ると、「ねぇ、薫」
「なに?」
「誰とも、してないよね」
「なにを?」
「セックスだよ!してないよね!キスとかもしてないよね!」
そのまままた私をぎゅうぎゅう抱き締め、「毎週末見に来てたけど、誰とも出掛けてなかったよね」
「…毎週末見に来てた?」
上杉はきょとんとした顔になると「そうだよ。当たり前じゃん」
いや、当たり前じゃない。
「せっかくあの女やっつけたのに、薫、会社来なくなっちゃって、有休だって聞いたから旅行行ったのかな、帰ってきたら謝ろうって、あの女の写真とか証拠として見せて謝ろうって思ってたのに、」
上杉は私を拗ねたように軽く睨む。
「…長野支社に転勤しましたなんて」
「…黙っててもらったからね。引き継ぎもそれなりで大丈夫だったし」
上杉には絶対知られたくなかった。負け犬だって、嗤われるんじゃないかと思ったらこれ以上傷つきたくなかった。
「薫、俺のこと捨てたんだ、俺から逃げたんだって思ったら、薫のこと殺してやりたくなった」
「…え」
「毎週末見に来て、ぜんぜん元気だし、笑ってるし、俺のことなんてまったく頭にないんだって思って、それなら思い出させてやるって。吉田さん脅して」
また脅したの…。
「こっちに転勤させてもらうことにして、薫と結婚することにした」
「…え」
「え、って何?薫、俺と結婚したくないの?したいよね。するよね。したくなくてもするよ。絶対逃がさないからね。逃げたりしたら俺、本当に薫のこと殺すからね」
「あの、それ、脅迫だよ、」
上杉はニッコリすると、「違うよ。薫が、俺と結婚するって言えばいいんだから」
…上杉って、そんなに私のこと好きじゃなかったよね。なんで?いなくなったから?
そう言うと、「違うよ!何言ってんの!」とまた怒り出した。
「なに?」
「誰とも、してないよね」
「なにを?」
「セックスだよ!してないよね!キスとかもしてないよね!」
そのまままた私をぎゅうぎゅう抱き締め、「毎週末見に来てたけど、誰とも出掛けてなかったよね」
「…毎週末見に来てた?」
上杉はきょとんとした顔になると「そうだよ。当たり前じゃん」
いや、当たり前じゃない。
「せっかくあの女やっつけたのに、薫、会社来なくなっちゃって、有休だって聞いたから旅行行ったのかな、帰ってきたら謝ろうって、あの女の写真とか証拠として見せて謝ろうって思ってたのに、」
上杉は私を拗ねたように軽く睨む。
「…長野支社に転勤しましたなんて」
「…黙っててもらったからね。引き継ぎもそれなりで大丈夫だったし」
上杉には絶対知られたくなかった。負け犬だって、嗤われるんじゃないかと思ったらこれ以上傷つきたくなかった。
「薫、俺のこと捨てたんだ、俺から逃げたんだって思ったら、薫のこと殺してやりたくなった」
「…え」
「毎週末見に来て、ぜんぜん元気だし、笑ってるし、俺のことなんてまったく頭にないんだって思って、それなら思い出させてやるって。吉田さん脅して」
また脅したの…。
「こっちに転勤させてもらうことにして、薫と結婚することにした」
「…え」
「え、って何?薫、俺と結婚したくないの?したいよね。するよね。したくなくてもするよ。絶対逃がさないからね。逃げたりしたら俺、本当に薫のこと殺すからね」
「あの、それ、脅迫だよ、」
上杉はニッコリすると、「違うよ。薫が、俺と結婚するって言えばいいんだから」
…上杉って、そんなに私のこと好きじゃなかったよね。なんで?いなくなったから?
そう言うと、「違うよ!何言ってんの!」とまた怒り出した。
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