10 / 10
10.抗う意思 後編
しおりを挟む
白一色の通路が、じわじわと錆びたそれに変わっていく。
アトリの提示するルートを通るからか、それとも別の要因か――フライ・ハイトを追うナンバー体の影はない。
ひたすらルートを提示し、先導するアトリ。ハジメの後を自我無く追跡するミコトと、ハルトを背負うリキヤ。そして、その少し離れた後ろにルカ。
そんな立ち位置で進み続けていると、あるドアの前でアトリが立ち止まり、何かを呟いた。
すると一瞬だけ大きな駆動音を立て、ドアが開く。
何の言葉もなく入ったその部屋に並ぶのは、数多くの薬品。ナンバー体では判別も出来ないような薬品が、棚にずらりと並んでいる。
こんな部屋が、と驚くルカだったが同様は顔に出さない。彼女は、ハジメの次の行動を伺っていた。
「ハルトに与えなくてはならない薬は?」
今までとは別人のように冷ややかな声で、ハジメがアトリに問いただす。その言葉から数秒間があって「あそこに」と彼が言う。
合間を突き刺すように鋭く「取れ」という声が響いた途端、アトリは薬品を取るべく動き出した。
ハジメは命令するように問い続ける。「最適な薬の与え方は?」「使う道具は?」「持ち運べるものか?」……そしてアトリはそれに全て答えていく。
最終的に、ハルトに与えなくてはいけない薬が「注射器で直接投与しなくてはならないもの」であり「本来、薬品製造に特化したごく少数のナンバー体が投与キットを制作し、ハルトに投与し続けていた」ことまでがルカにでもわかった。
……そんなものを作っている時間はない。そう言いたかったが、自分まで自我を奪われてはおしまいだ。ルカは奥歯を噛みしめ、迂闊に言葉を発さないよう唇を結ぶ。
ハジメは、命令し続ける。無茶にも近い命令を。それでもアトリにはその無茶を叶えるだけの知識と要領があるせいで、全て答えてしまう。
ふとルカは思った。もしハジメの命令が物理的に答えられないものであればどうなるのだろう?「それはできない」と、命令された側は言うことになるのだろうか? しかし、今のハジメであれば簡単に激昂しそうに見える。そんな言葉を言われては――。
ルカの背筋に冷たいものが走ると同時に、閉めていたはずのドアが蹴破られる音がした。
ハジメとルカが振り向いた先には、数多の武装したナンバー体。そのどれもが今まで見たこともないような銃や剣を手に持ち、フライ・ハイトの面々に向けている。
最早無条件降伏を請う口上すらない。無言のまま睨み合うその時間は、ハジメの一言で終わった。
「できるよね? ルカ。あなたは強いから」
――それが命令でなかったのは、ルカにとって幸いだった。自我を持ったまま、何も言わずルカは敵へ向かって走り出す。
レーザー弾は氷を貫通する。ならば避けるしかない。ルカは驚異的な身体能力で弾を全て回避し、まずは前衛に立つナンバー体の喉を切り裂く。
そして、一瞬の隙のうちに敵陣中央に飛び込み、ほぼ全ての敵を凍らせた。
……しかし、全てが足止めされたり凍り付いたわけではなく、剣を持つ二体のナンバー体はそれを逃れていた。
しまった、とルカが気づいた頃には、その二体はハジメへと迫っている。ハジメ、とルカが名を叫びそうになったその瞬間、ハジメのほうが動き一体のナンバー体の顎を乱雑に掴んだ。
「そいつの首をはねろ」
少し横で剣を振りかぶるナンバー体を指さしながら、ハジメは確かにそう言った。
言葉を聞き入れた――聞かされてしまったナンバー体は、自分とまったく同じ顔をしたそれの首を迷いなく切り落とす。
数秒、自分が何をしたのかもわからない、といった様子で戸惑いを見せるナンバー体に、ハジメは続ける。
その表情は、酷く醜く歪んでいた。
「お前も、死――――」
言葉を遮るようにキン、と氷の音がして、そしてその氷はナンバー体の胸を確かに貫く。くず折れる身体の背後に立つのは、ルカ。
誉めようとでも思っただろう、ハジメがルカに対して何かを口ずさもうとしたその瞬間、ルカは固く握り込んだ拳でハジメを殴り飛ばした。
「いい加減にしろ……! 能力に溺れるのも度が過ぎるぞ、ハジメ!」
「能力に溺れる……? 僕が? 能力に?」
「確かに、君から見れば私やリキヤ、ミコトこそが能力を多用し乱用しているように見えるかもしれない! だが今の君はどうだ、仲間であるはずの人間の自我を奪って自らに従わさせ、力があるからと驕った態度で敵と向かい合う! それが能力に溺れていないと言えるものか!」
叫ぶように諭すルカの目を見て、ハジメは言葉を失ったかのように黙り込む。それでもルカは続けた。
「その力は驕り高ぶるための力か? 違うだろう! 君は狂った世界に立ち向かいたかったんじゃあないか? 意志を剥奪されて生きる世界が嫌だったんだろう? じゃあ君の今やっていることはどうか、わかっているのか!?」
「…………僕は」
つ、とハジメの頬を赤い液体が伝う。先ほど貫かれた身体から飛び散った血が顔についたのを、今このとき初めてハジメは知ったようだった。
「……そんな、つもりじゃ」
伝う血が、シャツに落ちて赤いシミになる。
「……わかっている。私たちも無遠慮すぎた」
「そんなこと……は」
「……ここまで来てしまったのだから、ハルトを優先しなくては。そうだな、アトリ」
ルカが目をやる先のアトリは、一度瞬きするとその言葉に答える。その目は、意志をしっかりと持っていた。
「……そうだな。もう材料は揃ってしまっているわけだし」
そう言うと、手元にある薬を調合し始める。瞬いたミコトとリキヤの瞳にも既に光は戻っており、ハジメを見つめている。
「謝罪の言葉は後で聞くからね」
「俺たちにも問題はあった。今はこの場を切り抜けよう」
連続して響く足音に、リキヤは構えミコトは後ろに下がる。なんどか「あ、あー」と喉をならしているのは、的確に指示をするための準備だろう。
「アトリ。時間はどれほど必要だ」
ルカの声に、アトリが答える。
「キット一本分はもうすぐ。予備であと数本作らないといけないだろうね」
「動きながら作れるわけないよな」
「いくら僕がロボットでも無理な話だ」
「だよなあ。ここでしばらく持久戦か」
近づく足音。やがて現れたナンバー体の集団は、数秒だけ部屋の前で止まった後、すぐに押し入ってくる。
飛び交う氷の華。響く轟音。ミコトの指示。それらを数秒間呆気にとられたように見つめ続けて、ハジメは何かを思い出したように口を開く。
「……今こそ、」
僕の能力で――そう思って彼は叫んだのだろう。
「ナンバー体! 全員動きを止めろッ!」
ぴたり、とナンバー体は動きを止める。これなら、と安堵しようとしたハジメの耳に飛び込んできたのは、ミコトの叫び。
「止まってない! 二人とも油断しないで!」
……それは一秒にも満たない時間。彼らはハジメの指示に従ったのではなく、彼が大声で叫んだことに驚いて動きを止めたのだ。
そのことを数秒理解できなかったハジメをよそに、戦闘は続く。
どうして……? 呟いた声はか細い。ハジメはもうとっくに、能力を自分のモノに出来ていると思っていた。なのに……。
考えれば考えるほど、自分への不信感が募る。そして――運良く使えた力へ依存しかけていた自分への嫌悪感も。
今更気づく。自分は同じ顔をした人間を間接的に殺した。それも自分の意志で。ある意味、非道とも言える方法で。
ルカが止めてくれなければ、目の前に立っていた彼に自死を命令したのだろう。そう思うと、急に自分が恐ろしく感じる。
今まで何事もなく立てていたはずの足が、くず折れそうになる。
自分に迫ってくる敵が見えても、反撃しようとレーザー剣の柄を握る手に力が入らない。
(……”当然”、”妥当”)
どこか客観的な視点で――ハジメはそう思ってしまった。
「何、急に無気力になってんのさッ!!」
迫るレーザーの刃が、急速にハジメを逸れて弾け飛んでいく。
剣を握っていた手を撃ったのは、ミコトだった。手を撃たれたナンバー体を、ルカの氷が凍らせる。
「ハジメ! アンタのやったことは確かに良くなかったよ。でも今へこたれてる場合じゃないだろ! アンタがハルトを助けたいって言ったんだ! 正念場なんだ、自分の言葉に責任ぐらい持ちなよ!!」
そう言うと、目の前に駆け寄ってきていたミコトが、ハジメの手にレーザー銃を握らせる。
「能力がなくても、意志ぐらい貫けるだろ!」
それだけ言うと、ミコトはハジメから離れて指示と攻撃を繰り返す。
あえてハジメの神経を逆撫でするように言葉を選んでいるのは、彼自身もなんとなく気づけた。
けれど彼のドロドロに煮詰まった感情に無理矢理再点火するには、十分な発破だった。
今だけでもいい。ハルトのために戦わなければ。
そう言い聞かせて、ハジメはレーザー銃を自らの意志で強く握り――そして確かに構えた。
アトリの提示するルートを通るからか、それとも別の要因か――フライ・ハイトを追うナンバー体の影はない。
ひたすらルートを提示し、先導するアトリ。ハジメの後を自我無く追跡するミコトと、ハルトを背負うリキヤ。そして、その少し離れた後ろにルカ。
そんな立ち位置で進み続けていると、あるドアの前でアトリが立ち止まり、何かを呟いた。
すると一瞬だけ大きな駆動音を立て、ドアが開く。
何の言葉もなく入ったその部屋に並ぶのは、数多くの薬品。ナンバー体では判別も出来ないような薬品が、棚にずらりと並んでいる。
こんな部屋が、と驚くルカだったが同様は顔に出さない。彼女は、ハジメの次の行動を伺っていた。
「ハルトに与えなくてはならない薬は?」
今までとは別人のように冷ややかな声で、ハジメがアトリに問いただす。その言葉から数秒間があって「あそこに」と彼が言う。
合間を突き刺すように鋭く「取れ」という声が響いた途端、アトリは薬品を取るべく動き出した。
ハジメは命令するように問い続ける。「最適な薬の与え方は?」「使う道具は?」「持ち運べるものか?」……そしてアトリはそれに全て答えていく。
最終的に、ハルトに与えなくてはいけない薬が「注射器で直接投与しなくてはならないもの」であり「本来、薬品製造に特化したごく少数のナンバー体が投与キットを制作し、ハルトに投与し続けていた」ことまでがルカにでもわかった。
……そんなものを作っている時間はない。そう言いたかったが、自分まで自我を奪われてはおしまいだ。ルカは奥歯を噛みしめ、迂闊に言葉を発さないよう唇を結ぶ。
ハジメは、命令し続ける。無茶にも近い命令を。それでもアトリにはその無茶を叶えるだけの知識と要領があるせいで、全て答えてしまう。
ふとルカは思った。もしハジメの命令が物理的に答えられないものであればどうなるのだろう?「それはできない」と、命令された側は言うことになるのだろうか? しかし、今のハジメであれば簡単に激昂しそうに見える。そんな言葉を言われては――。
ルカの背筋に冷たいものが走ると同時に、閉めていたはずのドアが蹴破られる音がした。
ハジメとルカが振り向いた先には、数多の武装したナンバー体。そのどれもが今まで見たこともないような銃や剣を手に持ち、フライ・ハイトの面々に向けている。
最早無条件降伏を請う口上すらない。無言のまま睨み合うその時間は、ハジメの一言で終わった。
「できるよね? ルカ。あなたは強いから」
――それが命令でなかったのは、ルカにとって幸いだった。自我を持ったまま、何も言わずルカは敵へ向かって走り出す。
レーザー弾は氷を貫通する。ならば避けるしかない。ルカは驚異的な身体能力で弾を全て回避し、まずは前衛に立つナンバー体の喉を切り裂く。
そして、一瞬の隙のうちに敵陣中央に飛び込み、ほぼ全ての敵を凍らせた。
……しかし、全てが足止めされたり凍り付いたわけではなく、剣を持つ二体のナンバー体はそれを逃れていた。
しまった、とルカが気づいた頃には、その二体はハジメへと迫っている。ハジメ、とルカが名を叫びそうになったその瞬間、ハジメのほうが動き一体のナンバー体の顎を乱雑に掴んだ。
「そいつの首をはねろ」
少し横で剣を振りかぶるナンバー体を指さしながら、ハジメは確かにそう言った。
言葉を聞き入れた――聞かされてしまったナンバー体は、自分とまったく同じ顔をしたそれの首を迷いなく切り落とす。
数秒、自分が何をしたのかもわからない、といった様子で戸惑いを見せるナンバー体に、ハジメは続ける。
その表情は、酷く醜く歪んでいた。
「お前も、死――――」
言葉を遮るようにキン、と氷の音がして、そしてその氷はナンバー体の胸を確かに貫く。くず折れる身体の背後に立つのは、ルカ。
誉めようとでも思っただろう、ハジメがルカに対して何かを口ずさもうとしたその瞬間、ルカは固く握り込んだ拳でハジメを殴り飛ばした。
「いい加減にしろ……! 能力に溺れるのも度が過ぎるぞ、ハジメ!」
「能力に溺れる……? 僕が? 能力に?」
「確かに、君から見れば私やリキヤ、ミコトこそが能力を多用し乱用しているように見えるかもしれない! だが今の君はどうだ、仲間であるはずの人間の自我を奪って自らに従わさせ、力があるからと驕った態度で敵と向かい合う! それが能力に溺れていないと言えるものか!」
叫ぶように諭すルカの目を見て、ハジメは言葉を失ったかのように黙り込む。それでもルカは続けた。
「その力は驕り高ぶるための力か? 違うだろう! 君は狂った世界に立ち向かいたかったんじゃあないか? 意志を剥奪されて生きる世界が嫌だったんだろう? じゃあ君の今やっていることはどうか、わかっているのか!?」
「…………僕は」
つ、とハジメの頬を赤い液体が伝う。先ほど貫かれた身体から飛び散った血が顔についたのを、今このとき初めてハジメは知ったようだった。
「……そんな、つもりじゃ」
伝う血が、シャツに落ちて赤いシミになる。
「……わかっている。私たちも無遠慮すぎた」
「そんなこと……は」
「……ここまで来てしまったのだから、ハルトを優先しなくては。そうだな、アトリ」
ルカが目をやる先のアトリは、一度瞬きするとその言葉に答える。その目は、意志をしっかりと持っていた。
「……そうだな。もう材料は揃ってしまっているわけだし」
そう言うと、手元にある薬を調合し始める。瞬いたミコトとリキヤの瞳にも既に光は戻っており、ハジメを見つめている。
「謝罪の言葉は後で聞くからね」
「俺たちにも問題はあった。今はこの場を切り抜けよう」
連続して響く足音に、リキヤは構えミコトは後ろに下がる。なんどか「あ、あー」と喉をならしているのは、的確に指示をするための準備だろう。
「アトリ。時間はどれほど必要だ」
ルカの声に、アトリが答える。
「キット一本分はもうすぐ。予備であと数本作らないといけないだろうね」
「動きながら作れるわけないよな」
「いくら僕がロボットでも無理な話だ」
「だよなあ。ここでしばらく持久戦か」
近づく足音。やがて現れたナンバー体の集団は、数秒だけ部屋の前で止まった後、すぐに押し入ってくる。
飛び交う氷の華。響く轟音。ミコトの指示。それらを数秒間呆気にとられたように見つめ続けて、ハジメは何かを思い出したように口を開く。
「……今こそ、」
僕の能力で――そう思って彼は叫んだのだろう。
「ナンバー体! 全員動きを止めろッ!」
ぴたり、とナンバー体は動きを止める。これなら、と安堵しようとしたハジメの耳に飛び込んできたのは、ミコトの叫び。
「止まってない! 二人とも油断しないで!」
……それは一秒にも満たない時間。彼らはハジメの指示に従ったのではなく、彼が大声で叫んだことに驚いて動きを止めたのだ。
そのことを数秒理解できなかったハジメをよそに、戦闘は続く。
どうして……? 呟いた声はか細い。ハジメはもうとっくに、能力を自分のモノに出来ていると思っていた。なのに……。
考えれば考えるほど、自分への不信感が募る。そして――運良く使えた力へ依存しかけていた自分への嫌悪感も。
今更気づく。自分は同じ顔をした人間を間接的に殺した。それも自分の意志で。ある意味、非道とも言える方法で。
ルカが止めてくれなければ、目の前に立っていた彼に自死を命令したのだろう。そう思うと、急に自分が恐ろしく感じる。
今まで何事もなく立てていたはずの足が、くず折れそうになる。
自分に迫ってくる敵が見えても、反撃しようとレーザー剣の柄を握る手に力が入らない。
(……”当然”、”妥当”)
どこか客観的な視点で――ハジメはそう思ってしまった。
「何、急に無気力になってんのさッ!!」
迫るレーザーの刃が、急速にハジメを逸れて弾け飛んでいく。
剣を握っていた手を撃ったのは、ミコトだった。手を撃たれたナンバー体を、ルカの氷が凍らせる。
「ハジメ! アンタのやったことは確かに良くなかったよ。でも今へこたれてる場合じゃないだろ! アンタがハルトを助けたいって言ったんだ! 正念場なんだ、自分の言葉に責任ぐらい持ちなよ!!」
そう言うと、目の前に駆け寄ってきていたミコトが、ハジメの手にレーザー銃を握らせる。
「能力がなくても、意志ぐらい貫けるだろ!」
それだけ言うと、ミコトはハジメから離れて指示と攻撃を繰り返す。
あえてハジメの神経を逆撫でするように言葉を選んでいるのは、彼自身もなんとなく気づけた。
けれど彼のドロドロに煮詰まった感情に無理矢理再点火するには、十分な発破だった。
今だけでもいい。ハルトのために戦わなければ。
そう言い聞かせて、ハジメはレーザー銃を自らの意志で強く握り――そして確かに構えた。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
☘ 累計ポイント/ 190万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
離婚した彼女は死ぬことにした
はるかわ 美穂
恋愛
事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。
もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。
今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、
「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」
返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。
それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。
神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。
大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
退会済ユーザのコメントです
感想ありがとうございます!
現代社会へのアンチテーゼの部分も確かに含んでおりますので、そう解釈していただいてとても嬉しいです。
ハジメたちの活躍をこれからもご期待ください!