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青年の軌跡
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プロローグ
「………ピピピピ、ピピピピッ」
(また朝が来てしまった)
ぼーっと真っ白な天井を見る
「はぁー」
いつものように、力が入らずベットから起き上がれない
スマホを起動させ、時間を見る。
(……9時か……)
再び天井を見つめる
(今日は…頑張ってみるか)
力を振り絞りベットから起き上がる
シャツを着て、ズボンを履き替え、ネクタイを締め、ブレザーを着る。
(この動作、何ヶ月ぶりだろう)
鏡を見ると、もうどこにでもいるような高校生の姿がある。
「よし、行くか。」
暖かな日差しを窓越しからでも感じられる。毎日のことだ。しかし、今日の感じ方はいつもと違い、より暖かく感じられる。
(太陽ってこんなに暖かいんだ。)
鳥の鳴き声を聞きながらいつもより重く感じるドアを開け、眩しい光の方へと歩き出した。
第一章
気が付くと再び真っ白な天井を見ていた
(ここは、どこだ?)
周りを見渡すと、天井だけではなく壁も真っ白だった。
「ガラガラガラッ」
「!」
「意識回復したんですね。ちょっと待ってて下さい」
(意識?回復?あれ、看護師だよな。って事は今病院か?)
「ガラガラガラッ」
「こんにちは。立花拓哉さん。私は医師の浅田です。」
「あの、俺は?」
医師「覚えてないのですか。貴方は登校途中で急に倒れたんです。」
(まあ、家を出て学校に向かっていたのは覚えてるな)
医師「あの、拓哉さんの名前は学生証にあったので名前分かりましたが、親御さんは?」
「両親はいません。」
医師「……そうなんですか。」
俺の母親はDVを受けその後自殺し、父親は母親が死んだあと我に返り、父親も自殺した。しかし、そんな事は言えない。簡単に言えるもんじゃない。
医師「話は変わります。唐突すぎるかもしれませんが、落ち着いて聞いてください。」
医師「立花拓哉さん。貴方の寿命はあと1ヶ月です。」
「………は?」
俺は、パニックにはならなかった。ただ、何を言ってるのか分からなかった。
医師「この1ヶ月、何をするかは貴方の自由です。ここにいてもいい、高校に行ってもいい。自由です。」
俺は、窓から差す、家での暖かさとはまた違う太陽の日差しを見る。雲の動きが早い。そろそろ曇ってきそうだ。
医師「……空見るのが好きなんですか?」
「え?あ、まあ。」
医師「そうなんですね。では、私はここで。」
第ニ章
(これからどうする?高校行くか?でも、あと1ヶ月だしな。いや、あと1ヶ月だから頑張って勉強するか。とりあえず今日は行ってみよう。)
~
高校に着いたら、空が曇ってきた。
(予想的中か。)
(クラス入るのはちょっと、な。保健室行くか。)
ガラガラガラッ
「立花……さん?」
「は、はい。」
「学校、来れたんですね。」
「ああ、まあ。」
「病院から電話がありました。余命宣告されたんですね。あと1ヶ月ですか。」
「電話あったんですか。」
「クラスにはまだ言ってませんが。どうします?私から言いますか?」
「いえ、俺から言います。」
(言う気はないけど。)
「これから、何するんですか?」
「まだ考えてなくて。まあ、これから考えます。」
「そう。これからクラス行く?」
「頑張って行ってみます。」
「じゃあ、頑張って。」
~
ガラガラガラッ
「………………」
皆の視線が黒板からドアの方へと動くのがわかる。
先生「……立花か?………」
先生「まあ、席に座って」
(おいおい、ざわつくなよ…)
席は、窓側なので外が見える。
(やっぱりここの景色いいな。てか、もう晴れてるし。)
~休み時間
先生「立花!ちょっと、」
(まあ、そうだよな……)
「はい、なんでしょう。」
先生「久々だな。てか、あと1ヶ月って本当か?」
「そうですね。なんか、気が付くと病院いて、あと1ヶ月って言われました。」
先生「まだ生徒達には言ってないが、立花から言えよ。」
「あ、はい。」
「では。」
先生「ちょっと待て。」
先生「…頑張れよ。」
~
鳥の鳴き声からいつの間にか、カラスの鳴き声へと変わっていた。
(綺麗だな。夕日。)
(1日が終わる。1日ってこんなに短いのか。)
(明日はどうしよう。)
その時、ふと医師の言葉を思い出した。
(気象………)
(やってみるか。)
俺は、すぐ本屋へむかった。
(1冊1500円くらいか。高いな~。…これにしようかな。)
手に取ったのは、気象予報士試験の過去問だった。
(ま、これでいいか。)
店員「以上1点で1000円です。」
店員「気象予報士なるんですか?合格率低いみたいですね。5%とか。」
(まじかよ…めっちゃ低いじゃん。でも、気象予報士なる訳でもないし。)
~
家に帰って、本を開いてみた。辺りは、もう真っ暗だ。
(うわ、すごいな。専門用語ばっかり。)
しかし、全て分からない訳ではなかった。
(これ、聞いたことある。あ、この気象現象は…)
気が付くと、外が段々と明るくなっていた。
(朝か…)
(結局、ずっと読んでたな。)
(もう一冊、次はちゃんとしたやつ欲しいな。買いに行くか。)
~
(昨日気になってた、これにするか。)
その本には、専門用語や気象現象がびっしり書かれていた。
~
家に帰ると、ノートと買ったばかりの本を開いて勉強を始めていた。
(ちょっと、試験受けてみようかな。)
この頃から、気象予報士を目指すようになった。しかし、その時はまだ分からなかった。自分の奇跡を。
スマホを開いて、気象予報士の試験日を見つけた。試験日は1ヶ月後だった。
(1ヶ月⁉俺死んでんじゃん。でも、奇跡があるかもしれない。頑張ってみるか。)
それから、試験を受けれるかどうかすら分からない、不登校だった余命1ヶ月の高校生は毎日勉強に励んだのだった。
第三章
それから2週間後、気が付くと、また真っ白な天井、そして真っ白な壁……再び病院にいたのだ。
(え、また倒れたのか?)
今度はナースコールを押し、自ら医師を呼んだ。
「俺、また倒れたんですか?」
医師「はい……今回で2回目なので、そろそろ余命が近づいてるかと………」
(…………)
その後、病院にいたほうがいいと医師から勧められたが、勿論却下した。
余命宣告を受けて2週間。試験まであと2週間。余命も2週間後だ。
(いや、やれるとこまでは……)
第四章
いよいよ、試験が明日になった。余命も明日だ。明日、どうなるか分からない。どちらが先に終わるのか。
(ついにここまで来れた。明日死ぬかもしれない。でも、ここまで来たら頑張るしか……)
この日、病院へ行った。自ら。
(どうか、余命延びててくれ……)
~
医師「立花さん………」
(………………)
医師「もしかすると、あと1週間くらいは生きれるかもしれません。」
「ほ、本当ですか!」
医師「はい。しかし、必ずしも1週間とは限りません。」
「大丈夫です!明日生きれたらいいので。」
医師「明日、何かあるんですか?」
「まあ、、。大切な試験があるんです。」
翌日
いよいよ試験当日になった。
気象予報士の試験は合格率3%~5%の超難関。
また、学科試験、実技試験の2つある。
その厳しい試験を合格し、気象庁長官に「気象予報士」として登録された者だけがTVなどで気象情報を発信しているのだ。
(緊張するな。でも、頑張るしかない。)
会場に入ると、受験者で溢れかえっていた。(この中から数百人だけしか合格できないのか。厳しいな。)
~
試験監督「では、始めてください。」
その合図と共に、一斉に試験が開始された。
(ここは……こうだな。)
時々、胸の辺りが苦しくなったが、なんとか学科試験を終える事ができた。
(今度は実技試験か。)
実技試験は、与えられた情報をもとにして気象観測を行う記述試験だ。
(実技試験は得意分野だ。いける…!)
~
試験監督「辞め!」
その合図で、全ての試験が終了した。あとは結果を待つのみだ。
(結果を待っている間に死ぬかもしれないのか……)
試験が終わったため、立花は病院で入院する事にした。結果は、病院に届くことになっている。
(どうか、受かっててくれ……!)
第五章
2ヶ月後、合否通知が届いた。その時立花は…………………生きていた。奇跡的になんとか生きていたのだ。しかし、集中治療室にいた。容態が急変し、一時は意識不明の所まで来ていたが、なんとか意識が回復し今は念の為集中治療室にいたのだ。
医師から、合否通知が渡された。
医師「受かってたら………いいですね。」
ペラペラペラペラ……………丁寧にめくる。
緊張で手が小刻みに震えていて、なかなか開けられない。ピリピリッ、、なんとか全て開けきれた。
そこには、「合格」の文字があった。
(…………!)
酸素マスクをつけているため、自分の息がとても荒いのに気づく。
「良かった………やってて…良かった………」
その時、隣の画面が赤く点滅した。
「ピーピーピーピー………」
医師「容態急変!すぐ心臓マッサージを行います!」
「ピーピーピーピー………」
それでも、赤い点滅は消えない。鳴り止まない。
「ピーーーーー。………」
画面で波打っていた緑の線は、もう、動く事はなかった。
医師「………午前10時25分。立花拓哉。死亡確認。」
余命1ヶ月の不登校だった青年は、清々しい顔で旅立った。
「………ピピピピ、ピピピピッ」
(また朝が来てしまった)
ぼーっと真っ白な天井を見る
「はぁー」
いつものように、力が入らずベットから起き上がれない
スマホを起動させ、時間を見る。
(……9時か……)
再び天井を見つめる
(今日は…頑張ってみるか)
力を振り絞りベットから起き上がる
シャツを着て、ズボンを履き替え、ネクタイを締め、ブレザーを着る。
(この動作、何ヶ月ぶりだろう)
鏡を見ると、もうどこにでもいるような高校生の姿がある。
「よし、行くか。」
暖かな日差しを窓越しからでも感じられる。毎日のことだ。しかし、今日の感じ方はいつもと違い、より暖かく感じられる。
(太陽ってこんなに暖かいんだ。)
鳥の鳴き声を聞きながらいつもより重く感じるドアを開け、眩しい光の方へと歩き出した。
第一章
気が付くと再び真っ白な天井を見ていた
(ここは、どこだ?)
周りを見渡すと、天井だけではなく壁も真っ白だった。
「ガラガラガラッ」
「!」
「意識回復したんですね。ちょっと待ってて下さい」
(意識?回復?あれ、看護師だよな。って事は今病院か?)
「ガラガラガラッ」
「こんにちは。立花拓哉さん。私は医師の浅田です。」
「あの、俺は?」
医師「覚えてないのですか。貴方は登校途中で急に倒れたんです。」
(まあ、家を出て学校に向かっていたのは覚えてるな)
医師「あの、拓哉さんの名前は学生証にあったので名前分かりましたが、親御さんは?」
「両親はいません。」
医師「……そうなんですか。」
俺の母親はDVを受けその後自殺し、父親は母親が死んだあと我に返り、父親も自殺した。しかし、そんな事は言えない。簡単に言えるもんじゃない。
医師「話は変わります。唐突すぎるかもしれませんが、落ち着いて聞いてください。」
医師「立花拓哉さん。貴方の寿命はあと1ヶ月です。」
「………は?」
俺は、パニックにはならなかった。ただ、何を言ってるのか分からなかった。
医師「この1ヶ月、何をするかは貴方の自由です。ここにいてもいい、高校に行ってもいい。自由です。」
俺は、窓から差す、家での暖かさとはまた違う太陽の日差しを見る。雲の動きが早い。そろそろ曇ってきそうだ。
医師「……空見るのが好きなんですか?」
「え?あ、まあ。」
医師「そうなんですね。では、私はここで。」
第ニ章
(これからどうする?高校行くか?でも、あと1ヶ月だしな。いや、あと1ヶ月だから頑張って勉強するか。とりあえず今日は行ってみよう。)
~
高校に着いたら、空が曇ってきた。
(予想的中か。)
(クラス入るのはちょっと、な。保健室行くか。)
ガラガラガラッ
「立花……さん?」
「は、はい。」
「学校、来れたんですね。」
「ああ、まあ。」
「病院から電話がありました。余命宣告されたんですね。あと1ヶ月ですか。」
「電話あったんですか。」
「クラスにはまだ言ってませんが。どうします?私から言いますか?」
「いえ、俺から言います。」
(言う気はないけど。)
「これから、何するんですか?」
「まだ考えてなくて。まあ、これから考えます。」
「そう。これからクラス行く?」
「頑張って行ってみます。」
「じゃあ、頑張って。」
~
ガラガラガラッ
「………………」
皆の視線が黒板からドアの方へと動くのがわかる。
先生「……立花か?………」
先生「まあ、席に座って」
(おいおい、ざわつくなよ…)
席は、窓側なので外が見える。
(やっぱりここの景色いいな。てか、もう晴れてるし。)
~休み時間
先生「立花!ちょっと、」
(まあ、そうだよな……)
「はい、なんでしょう。」
先生「久々だな。てか、あと1ヶ月って本当か?」
「そうですね。なんか、気が付くと病院いて、あと1ヶ月って言われました。」
先生「まだ生徒達には言ってないが、立花から言えよ。」
「あ、はい。」
「では。」
先生「ちょっと待て。」
先生「…頑張れよ。」
~
鳥の鳴き声からいつの間にか、カラスの鳴き声へと変わっていた。
(綺麗だな。夕日。)
(1日が終わる。1日ってこんなに短いのか。)
(明日はどうしよう。)
その時、ふと医師の言葉を思い出した。
(気象………)
(やってみるか。)
俺は、すぐ本屋へむかった。
(1冊1500円くらいか。高いな~。…これにしようかな。)
手に取ったのは、気象予報士試験の過去問だった。
(ま、これでいいか。)
店員「以上1点で1000円です。」
店員「気象予報士なるんですか?合格率低いみたいですね。5%とか。」
(まじかよ…めっちゃ低いじゃん。でも、気象予報士なる訳でもないし。)
~
家に帰って、本を開いてみた。辺りは、もう真っ暗だ。
(うわ、すごいな。専門用語ばっかり。)
しかし、全て分からない訳ではなかった。
(これ、聞いたことある。あ、この気象現象は…)
気が付くと、外が段々と明るくなっていた。
(朝か…)
(結局、ずっと読んでたな。)
(もう一冊、次はちゃんとしたやつ欲しいな。買いに行くか。)
~
(昨日気になってた、これにするか。)
その本には、専門用語や気象現象がびっしり書かれていた。
~
家に帰ると、ノートと買ったばかりの本を開いて勉強を始めていた。
(ちょっと、試験受けてみようかな。)
この頃から、気象予報士を目指すようになった。しかし、その時はまだ分からなかった。自分の奇跡を。
スマホを開いて、気象予報士の試験日を見つけた。試験日は1ヶ月後だった。
(1ヶ月⁉俺死んでんじゃん。でも、奇跡があるかもしれない。頑張ってみるか。)
それから、試験を受けれるかどうかすら分からない、不登校だった余命1ヶ月の高校生は毎日勉強に励んだのだった。
第三章
それから2週間後、気が付くと、また真っ白な天井、そして真っ白な壁……再び病院にいたのだ。
(え、また倒れたのか?)
今度はナースコールを押し、自ら医師を呼んだ。
「俺、また倒れたんですか?」
医師「はい……今回で2回目なので、そろそろ余命が近づいてるかと………」
(…………)
その後、病院にいたほうがいいと医師から勧められたが、勿論却下した。
余命宣告を受けて2週間。試験まであと2週間。余命も2週間後だ。
(いや、やれるとこまでは……)
第四章
いよいよ、試験が明日になった。余命も明日だ。明日、どうなるか分からない。どちらが先に終わるのか。
(ついにここまで来れた。明日死ぬかもしれない。でも、ここまで来たら頑張るしか……)
この日、病院へ行った。自ら。
(どうか、余命延びててくれ……)
~
医師「立花さん………」
(………………)
医師「もしかすると、あと1週間くらいは生きれるかもしれません。」
「ほ、本当ですか!」
医師「はい。しかし、必ずしも1週間とは限りません。」
「大丈夫です!明日生きれたらいいので。」
医師「明日、何かあるんですか?」
「まあ、、。大切な試験があるんです。」
翌日
いよいよ試験当日になった。
気象予報士の試験は合格率3%~5%の超難関。
また、学科試験、実技試験の2つある。
その厳しい試験を合格し、気象庁長官に「気象予報士」として登録された者だけがTVなどで気象情報を発信しているのだ。
(緊張するな。でも、頑張るしかない。)
会場に入ると、受験者で溢れかえっていた。(この中から数百人だけしか合格できないのか。厳しいな。)
~
試験監督「では、始めてください。」
その合図と共に、一斉に試験が開始された。
(ここは……こうだな。)
時々、胸の辺りが苦しくなったが、なんとか学科試験を終える事ができた。
(今度は実技試験か。)
実技試験は、与えられた情報をもとにして気象観測を行う記述試験だ。
(実技試験は得意分野だ。いける…!)
~
試験監督「辞め!」
その合図で、全ての試験が終了した。あとは結果を待つのみだ。
(結果を待っている間に死ぬかもしれないのか……)
試験が終わったため、立花は病院で入院する事にした。結果は、病院に届くことになっている。
(どうか、受かっててくれ……!)
第五章
2ヶ月後、合否通知が届いた。その時立花は…………………生きていた。奇跡的になんとか生きていたのだ。しかし、集中治療室にいた。容態が急変し、一時は意識不明の所まで来ていたが、なんとか意識が回復し今は念の為集中治療室にいたのだ。
医師から、合否通知が渡された。
医師「受かってたら………いいですね。」
ペラペラペラペラ……………丁寧にめくる。
緊張で手が小刻みに震えていて、なかなか開けられない。ピリピリッ、、なんとか全て開けきれた。
そこには、「合格」の文字があった。
(…………!)
酸素マスクをつけているため、自分の息がとても荒いのに気づく。
「良かった………やってて…良かった………」
その時、隣の画面が赤く点滅した。
「ピーピーピーピー………」
医師「容態急変!すぐ心臓マッサージを行います!」
「ピーピーピーピー………」
それでも、赤い点滅は消えない。鳴り止まない。
「ピーーーーー。………」
画面で波打っていた緑の線は、もう、動く事はなかった。
医師「………午前10時25分。立花拓哉。死亡確認。」
余命1ヶ月の不登校だった青年は、清々しい顔で旅立った。
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