公爵令嬢の波瀾万丈な逃亡ライフ

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第2章

第79話 熊の餌箱として檻生活スタート!?

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1. 公演後、団長の決定……!?

(もう無理ぃぃぃ!!! こんなの芸じゃないぃぃ!!!)

 王都での初回公演が終わった後――。

 クロエは、団長の前でぐったりと力尽きていた。

 彼女の全身には、熊の巨大な舌の跡が残っており、ハチミツまみれ。

「はぁ……はぁ……もう……二度と……こんなこと……」

 しかし――

「クロエ!!!」

 団長の満面の笑みが飛び込んできた。

「今回の公演、大成功だったぞ!!!」

(はぁぁぁ!?!?)

「観客の反応も素晴らしかった!! いやぁ、まさかあんなハプニングが起こるとはな!!」

「……あ、あれ……ハプニングですよね……?」

「そうだとも!! だからこそ、最高だったんだ!!!」

(……嫌な予感しかしない……)

 団長は興奮気味に叫んだ。

「決めた!!! これからの目玉芸は 『ハチミツ獣人と熊のショー』 だ!!!」

(はぁぁぁぁぁぁ!?!?!?)

2. まさかの定番芸に!?

「いやいやいや!! ちょっと待ってください!!!」

 クロエは必死に訴えた。

「これは明らかにアクシデントであって、芸じゃないんですよ!? しかも私が苦しんでるの、観客も分かってましたよね!?」

 しかし――

「観客は、大・興・奮 していたぞ!!!」

(違うぅぅぅぅぅ!!!)

「王都貴族たちも絶賛だった!! 彼らは今後も、この芸を見たいと言っていたぞ!!!」

(うそぉぉぉぉ!! みんな分かってて楽しんでたのぉぉぉ!?)

「さらに!! 王都公演の成功を記念して!! お前には特別待遇を与える!!!」

(……特別待遇……? それって、まさか……)

「クロエ、お前はこれから **“熊の檻” で生活することになった!!」

(やっぱりぃぃぃぃぃぃ!?!?!?)

3. 熊と檻で同居生活スタート……!?

「いやですぅぅぅ!!! 私、人間の部屋で寝たいぃぃ!!」

「そんなこと言うな!!」

 団長は豪快に笑いながら、クロエの肩をバシッと叩いた。

「クロエ、お前は 熊と一心同体 なんだ!! だから、熊と一緒に暮らすのが当然だろう!!」

(どこが当然なのぉぉぉぉ!?)

 そして――

「グォォォォォォ!!!(ハチミツ!!!!)」

「いやぁぁぁぁ!!! 来ないでぇぇぇぇ!!!」

 熊の檻の扉が開かれ、クロエはそのまま中へ押し込まれた。

「よし!! これでお前は “熊専属の餌箱” だ!!!」

(そんな肩書いらないぃぃぃぃ!!!)

4. 熊、クロエを餌箱としてロックオン!!

「グォォォォ……!!!(ハチミツ!!!!)」

「いやいやいや!! もうハチミツ出ませんからぁぁぁ!!!」

 クロエは必死に逃げようとするが――

「グワシッ!!!」

 熊の巨大な腕がクロエの腰をガッチリホールド。



(やばい!! これ、もう完全に餌箱認定されてるぅぅ!!!)

「グォォォォォ!!!(ハチミツゥゥゥ!!!)」

「ひゃぁぁぁぁぁ!!!」

 そして――

ベロォォォォォォォッ!!!!!

「やめてぇぇぇぇぇ!!!!」

 熊は満足そうにクロエの全身を舐め回しながら、まるで“自分のもの”かのようにがっちりとホールドしていた。

(もう駄目だぁぁぁ……)

5. サーカス団の日常になる!?

「グォォォォ!!(クロエ=ハチミツ餌箱)」

「もういやぁぁぁ!!! こんな日常ぉぉぉ!!!」

 しかし、サーカス団員たちは笑顔でクロエの新しい生活を祝福していた。

「よし!! クロエ!! これからもよろしくな!!」

「お前と熊のショーは、これからサーカス団の看板芸になるんだからな!!」

(誰か助けてぇぇぇぇぇ!!!!)

 こうして――

 クロエの「熊の餌箱としての檻生活」が正式に始まってしまったのだった。
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