18 / 31
第18話 路地裏
しおりを挟む
イステリアの街中を歩いていると、新聞売りの少年を発見した。
「お一つ如何ですか?」
少年が持っている新聞の束を見て、クロエは、思わず立ち止まった。
「・・・一部貰えるかしら?」
クロエは、少年にお金を渡して、新聞を一部購入した。
「私の捜索に騎士団を投入したの!?」
新聞の見出しには、ハートフィリア家の当主が、行方不明の長女を捜索する為に、王国騎士団を投入したと書かれている。
本来、国の防衛や治安維持の為に在るべき騎士団を当主が私的な理由で使用した事に対して、他の貴族や市民から批判が集まっていた。
しかし、王家が騎士団投入の許可を出した事で、表立った批判は沈静化したものの、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた三大公爵家の2つは、王国騎士団の私物化について、反対の姿勢を表明しており、追随する貴族達によって、シエロ王国は、2つに分断された対立状態にあり、緊迫しているとの事だ。
「・・・相変わらず、貴族の不祥事ネタは人気な様ね」
新聞の裏面には、クロエの失踪事件について、様々な憶測が書かれていた。
誘拐された説から愛人と駆け落ちした説や殺された説など、記者達が好き勝手にクロエの噂を広めている。
貴族達の間では、クロエが第一王子との結婚式を目前にしていた事から、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた貴族によって暗殺されたと考えられており、王国内の対立を激化している様だ。
「・・・ここにも私の肖像画が載せられてるのね」
恐らく、クロエの捜索を円滑にする為に、ハートフィリア家が肖像画を掲載する許可を出したのだろう。
まさか、ゴシップ誌にまで肖像画が載せられているとは思っていなかったので、驚きだ。
「髪・・・切ろうかな?」
ここまで、顔を晒されてしまうと、バレるのも時間の問題だ。
少しでも気付かれない為に、髪を短くして、雰囲気を変えた方が良いだろう。
路地裏に入ったクロエは、ダガーナイフを抜き、自らの長い黒髪を切り落とした。
貴族令嬢にとって髪の毛は命よりも大切であり、伸ばす事が一つのステータスであるが、クロエはあまり気にした事は無かった。
むしろ、貴族令嬢としての自分から解放された様な清々しい気分だ。
「・・・スッキリした」
これなら、クロエを見て貴族令嬢だと思う者はいないはずだ。
ショートヘアで、パーカーを着た貴族令嬢なんか居るはずがない。
人の先入観というのは、想像以上に影響力がある。
「これからは、平民の冒険者として生きていかないとね」
人間に戻るという当初の目的は、変わっていないが、人間に戻ったからと言って、今更、ハートフィリア家に戻って貴族令嬢として生きて行く気にはなれない。
いっそのこと、このまま冒険者として生きて行く方が自分には合っている。
「よし!パーッと買い物でもして帰ろ!」
その時、クロエの背後から、1匹の犬が近づいて来た。
「クゥーン」
人気の無い路地裏にいる事から、野良犬だろうか?
甘える様な鳴き声を上げて、クロエに近づき、クロエの股間の匂いを嗅ぐ。
「ちょ、ちょっと?」
私・・・何で濡れてるのよ!?
クロエは、自分の下腹部がジュワッと濡れてるのが分かって、赤面する。
初体験の相手が犬だから、犬相手に発情する様になっちゃったの!?
灰色狼に、初めてを奪われた時の記憶を思い出してしまい、どうしようもなく、体が興奮してしまう。
溢れ出る愛液が、ホットパンツの隙間から垂れ落ちて、太ももまで濡らしていた。
「ヒャアッ!?」
野良犬に太ももを舐められて、クロエは、思わず声を上げてしまう。
まるで、全身が性感帯になったかの様に敏感になっており、犬の滑らかな舌触りを感じた瞬間、灰色狼に舐めらた快感がフラッシュバックする。
どうしよう・・・我慢出来ない。
すると、野良犬もクロエの愛液に含まれている媚薬で興奮してしまったのか、発情状態で、クロエのホットパンツを脱がそうとして来た。
「いや、ちょっと、引っ張らないで!」
クロエも抵抗をするが、本気で嫌がっているわけではなく、簡単にパンツを剥ぎ取られてしまった。
「や、ヤバいって! こんな場所で下半身露出している所を見られたら・・・終わっちゃう」
真昼間から、路地裏で下半身を晒してしまったクロエは、焦りと同時に、露出して興奮している自分に困惑していた。
誰かに見られたら、どうしようと不安が込み上げると同時に快感を感じてしまう。
「フヒィッ!? な、舐めちゃ・・・ダメなのに」
野良犬に性器を舐め上げられて、クロエは膝が震える程の快感を感じてしまう。
「アッ、そこは・・・フゥンッ!?」
野良犬は、溢れ出る愛液を溢さずに舐めとろうと、必死にクロエの性器を舐め回し、しゃぶりついて来た。
クロエも快感に逆らえず、自ら脚を開いており、倒れない様に背中を壁に寄り掛かる。
見ず知らずの野良犬相手に股を開くなんて・・・まるで犬の娼婦みたいね。
クロエは、快楽に身を任せながら、自嘲気味に笑った。
街中で露出して、犬に性器を舐められて感じているなんて・・・私って、本当に変態なのね。
「お一つ如何ですか?」
少年が持っている新聞の束を見て、クロエは、思わず立ち止まった。
「・・・一部貰えるかしら?」
クロエは、少年にお金を渡して、新聞を一部購入した。
「私の捜索に騎士団を投入したの!?」
新聞の見出しには、ハートフィリア家の当主が、行方不明の長女を捜索する為に、王国騎士団を投入したと書かれている。
本来、国の防衛や治安維持の為に在るべき騎士団を当主が私的な理由で使用した事に対して、他の貴族や市民から批判が集まっていた。
しかし、王家が騎士団投入の許可を出した事で、表立った批判は沈静化したものの、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた三大公爵家の2つは、王国騎士団の私物化について、反対の姿勢を表明しており、追随する貴族達によって、シエロ王国は、2つに分断された対立状態にあり、緊迫しているとの事だ。
「・・・相変わらず、貴族の不祥事ネタは人気な様ね」
新聞の裏面には、クロエの失踪事件について、様々な憶測が書かれていた。
誘拐された説から愛人と駆け落ちした説や殺された説など、記者達が好き勝手にクロエの噂を広めている。
貴族達の間では、クロエが第一王子との結婚式を目前にしていた事から、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた貴族によって暗殺されたと考えられており、王国内の対立を激化している様だ。
「・・・ここにも私の肖像画が載せられてるのね」
恐らく、クロエの捜索を円滑にする為に、ハートフィリア家が肖像画を掲載する許可を出したのだろう。
まさか、ゴシップ誌にまで肖像画が載せられているとは思っていなかったので、驚きだ。
「髪・・・切ろうかな?」
ここまで、顔を晒されてしまうと、バレるのも時間の問題だ。
少しでも気付かれない為に、髪を短くして、雰囲気を変えた方が良いだろう。
路地裏に入ったクロエは、ダガーナイフを抜き、自らの長い黒髪を切り落とした。
貴族令嬢にとって髪の毛は命よりも大切であり、伸ばす事が一つのステータスであるが、クロエはあまり気にした事は無かった。
むしろ、貴族令嬢としての自分から解放された様な清々しい気分だ。
「・・・スッキリした」
これなら、クロエを見て貴族令嬢だと思う者はいないはずだ。
ショートヘアで、パーカーを着た貴族令嬢なんか居るはずがない。
人の先入観というのは、想像以上に影響力がある。
「これからは、平民の冒険者として生きていかないとね」
人間に戻るという当初の目的は、変わっていないが、人間に戻ったからと言って、今更、ハートフィリア家に戻って貴族令嬢として生きて行く気にはなれない。
いっそのこと、このまま冒険者として生きて行く方が自分には合っている。
「よし!パーッと買い物でもして帰ろ!」
その時、クロエの背後から、1匹の犬が近づいて来た。
「クゥーン」
人気の無い路地裏にいる事から、野良犬だろうか?
甘える様な鳴き声を上げて、クロエに近づき、クロエの股間の匂いを嗅ぐ。
「ちょ、ちょっと?」
私・・・何で濡れてるのよ!?
クロエは、自分の下腹部がジュワッと濡れてるのが分かって、赤面する。
初体験の相手が犬だから、犬相手に発情する様になっちゃったの!?
灰色狼に、初めてを奪われた時の記憶を思い出してしまい、どうしようもなく、体が興奮してしまう。
溢れ出る愛液が、ホットパンツの隙間から垂れ落ちて、太ももまで濡らしていた。
「ヒャアッ!?」
野良犬に太ももを舐められて、クロエは、思わず声を上げてしまう。
まるで、全身が性感帯になったかの様に敏感になっており、犬の滑らかな舌触りを感じた瞬間、灰色狼に舐めらた快感がフラッシュバックする。
どうしよう・・・我慢出来ない。
すると、野良犬もクロエの愛液に含まれている媚薬で興奮してしまったのか、発情状態で、クロエのホットパンツを脱がそうとして来た。
「いや、ちょっと、引っ張らないで!」
クロエも抵抗をするが、本気で嫌がっているわけではなく、簡単にパンツを剥ぎ取られてしまった。
「や、ヤバいって! こんな場所で下半身露出している所を見られたら・・・終わっちゃう」
真昼間から、路地裏で下半身を晒してしまったクロエは、焦りと同時に、露出して興奮している自分に困惑していた。
誰かに見られたら、どうしようと不安が込み上げると同時に快感を感じてしまう。
「フヒィッ!? な、舐めちゃ・・・ダメなのに」
野良犬に性器を舐め上げられて、クロエは膝が震える程の快感を感じてしまう。
「アッ、そこは・・・フゥンッ!?」
野良犬は、溢れ出る愛液を溢さずに舐めとろうと、必死にクロエの性器を舐め回し、しゃぶりついて来た。
クロエも快感に逆らえず、自ら脚を開いており、倒れない様に背中を壁に寄り掛かる。
見ず知らずの野良犬相手に股を開くなんて・・・まるで犬の娼婦みたいね。
クロエは、快楽に身を任せながら、自嘲気味に笑った。
街中で露出して、犬に性器を舐められて感じているなんて・・・私って、本当に変態なのね。
12
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
淫紋付きランジェリーパーティーへようこそ~麗人辺境伯、婿殿の逆襲の罠にハメられる
柿崎まつる
恋愛
ローテ辺境伯領から最重要機密を盗んだ男が潜んだ先は、ある紳士社交倶楽部の夜会会場。女辺境伯とその夫は夜会に潜入するが、なんとそこはランジェリーパーティーだった!
※辺境伯は女です ムーンライトノベルズに掲載済みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる




