まがりかど、ひとつ

ぷにぷに

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episode 2

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小さいときから友達はいなかった。

話しかけてもらっても、自分からどう展開していけばいいのか、わからなかった。

家に帰ってもひとりだった
父の仕事は夜勤が多いから、朝方まで仕事でいない日がほとんどだったし、家にいてもどちらもあまり喋らないから、静かだった。
母は、16歳で僕を産み、とっとと死んでしまった。どうして死んだのかは、誰からも聞かされていないからわからない。
産まれたばかりの僕を残して、勝手に死んだことだけは、事実なのだ。





深夜、いや、朝方3時と少し。
泣きじゃくった後の顔は、いつも酷い有様だ。綺麗な二重は潰れて、顔は全体的に浮腫んでいる。スラリとした輪郭が台無しだ。
鏡を見たら、不細工な自分の顔に悲しくなってきた
前髪で顔を隠した
薄い布団に横たわる。


中学の時に、鬱を患っていると診断された。けれど、特に何もしなかった。
鬱だからお金がもらえるとか、勉強しなくても卒業できるとか、そんなことは無かった。
ああ、そうなんだ。くらいで、僕は普通に生活していた。
どこか欠けているところは、元来あったのかもしれない。
今も、アルバイトで細々とした収入を得たり、女の家にあがったりしてなんとか生活している。アルバイトは、クビになったり、自分からばっくれるときもあるから、頻繁にはしていないけれど。
客観的に自分を見て、マトモじゃないのかもな、と思う。



「あーあ。」
空っぽの部屋に投げてみた音は、簡単に空気に溶けて、特に何も起こらない。

今日は飯抜きかな…。



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