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一章
ミアorジョーカー
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勇者ルビーは1ヶ月前に息を引き取った。
この件だけで王国いや世界全体が大きく揺らついていた。
ビルト王国は8割が勇者で成り立ってい独立国でもあるのでビルト王国は貧弱の国とも各地でも噂になっている。
「久々に来たなぁ~~」
あれから私は周辺の村えと体を休ませ久々に王国に忍んで来ている。
もちろん変装はしてるぞ! 髪は魔法で黒色にし服もあの村から買ってきたものにした。
「グゥ~~」
私のお腹からいやらしい音が聞こえている……
「そろそろなんか食べないとな……」
私の体は生まれつき3ヶ月間の間は一切睡眠や食べ物を摂取しなくても生きていけるのだが空腹は収まらない……
「オムライスが食べたい!!!!」
私がそう叫ぶと後ろから柔らかいような声をかけてきた。
「き、君お腹空いてるの?」
私が振り返るとおそらく私と3つ年が離れている金髪ショートカットの少年が綺麗な緑の眼差しを差している。
「べ、別に空いてなんかいないよ!」
私の意志は5割がジョーカー残り半分が私の意志……
とても複雑な関係になっている。
ちなみに今放った言葉はもちろん私の意志だ!
青年が顔を赤らめ「オムライスがあるところ連れてってあげるよ」と小声で言っていた。
私はよほどオムライスが食べたかったのか「うん! ありがとう」と気づいたら言葉を出していた。
* * *
「ここのお店のオムライスは絶品だぜ!」
私は少年に身を預け今オムライス専門店にいる。
「うわぁーー美味しそう!」
テーブルには綺麗な焼き加減のオムライスが置いてある。
金髪の青年は私の方をチラチラと見ている……
なんだか気持ち悪いな……
「ねえ?」
「は、はい!」
青年は心拍数が上がっているのか緊張したような声で言っている。
「なんでさっきから私の事チラチラ見てくるの?」
私の質問がざっくりしすぎたのか青年はタコみたいに顔が赤くなっていた。
「そんな事よりこのオムライス美味しいね!」
私が青年の方に目線を合わせながら笑顔で言うと青年は興奮状態に陥ったのか言葉を口にしなくなっていた。
「ねぇ私遠ーい村から遥々ここまで来たの!だからこの国の事とかいっぱい教えてくれると嬉しいなぁ」
青年は私の遠回しの命令通りに従ってくれるのか「もちろん!」と答えてくれていた。
「あなた名前なんて言うの?」
「ぼ、僕はアブナーザ学校の暗殺部のジニーです」
青年は緊張のせいか余計な事まで喋ってきた。
「ご、ごめん」
青年は喋り方がおかしくなった事に気づいたのか謝ってきた。
「別にいいよ」
「それよりジニー! アブナーザ学校って何?」
ジニーは私が名前で言ったせいか鼻息を荒くして顔を下に向けて誤魔化していた。
「強くなる為の学校だよ」
「なんでジニーは暗殺者になりたいの?」
私が質問すると「暗殺者は他の仕事に比べて収入が桁違いに高いんだよ! それとアブナーザ学校は完全無料だからね!と言っていた。
それと暗殺部にはSランクの実力者達が勢揃いだからね。
「へぇーそうなんだ」
「私その学校に行くよ」
青年は心配そうに私の方を見ていた。
「君みたいなか弱い子があんなところに行ったらきっと殴られるよ」
私がか弱く見えるのか青年はものすごく心配していた。
「大丈夫! 私勇者より強いから!」
「で、でも……」
まだ心配しているのかどうしても私を学校に行かせるのを控えたいらしい。
「ジニーが私を守ってよ!」
私がか弱く見えるのならそれで別にいいこれで学校に入れるなら絶好調だ。
「ぼ、僕が?」
「うん! 暗殺者になるくらいなら私くらい守ってよね!」
私の声が心に響いたのかジニーはやってやるぞと言わんばかりに希望の眼差しを向けていた。
あーー絶望させたい……
これが私のもう一つの心ジョーカーだ。
この件だけで王国いや世界全体が大きく揺らついていた。
ビルト王国は8割が勇者で成り立ってい独立国でもあるのでビルト王国は貧弱の国とも各地でも噂になっている。
「久々に来たなぁ~~」
あれから私は周辺の村えと体を休ませ久々に王国に忍んで来ている。
もちろん変装はしてるぞ! 髪は魔法で黒色にし服もあの村から買ってきたものにした。
「グゥ~~」
私のお腹からいやらしい音が聞こえている……
「そろそろなんか食べないとな……」
私の体は生まれつき3ヶ月間の間は一切睡眠や食べ物を摂取しなくても生きていけるのだが空腹は収まらない……
「オムライスが食べたい!!!!」
私がそう叫ぶと後ろから柔らかいような声をかけてきた。
「き、君お腹空いてるの?」
私が振り返るとおそらく私と3つ年が離れている金髪ショートカットの少年が綺麗な緑の眼差しを差している。
「べ、別に空いてなんかいないよ!」
私の意志は5割がジョーカー残り半分が私の意志……
とても複雑な関係になっている。
ちなみに今放った言葉はもちろん私の意志だ!
青年が顔を赤らめ「オムライスがあるところ連れてってあげるよ」と小声で言っていた。
私はよほどオムライスが食べたかったのか「うん! ありがとう」と気づいたら言葉を出していた。
* * *
「ここのお店のオムライスは絶品だぜ!」
私は少年に身を預け今オムライス専門店にいる。
「うわぁーー美味しそう!」
テーブルには綺麗な焼き加減のオムライスが置いてある。
金髪の青年は私の方をチラチラと見ている……
なんだか気持ち悪いな……
「ねえ?」
「は、はい!」
青年は心拍数が上がっているのか緊張したような声で言っている。
「なんでさっきから私の事チラチラ見てくるの?」
私の質問がざっくりしすぎたのか青年はタコみたいに顔が赤くなっていた。
「そんな事よりこのオムライス美味しいね!」
私が青年の方に目線を合わせながら笑顔で言うと青年は興奮状態に陥ったのか言葉を口にしなくなっていた。
「ねぇ私遠ーい村から遥々ここまで来たの!だからこの国の事とかいっぱい教えてくれると嬉しいなぁ」
青年は私の遠回しの命令通りに従ってくれるのか「もちろん!」と答えてくれていた。
「あなた名前なんて言うの?」
「ぼ、僕はアブナーザ学校の暗殺部のジニーです」
青年は緊張のせいか余計な事まで喋ってきた。
「ご、ごめん」
青年は喋り方がおかしくなった事に気づいたのか謝ってきた。
「別にいいよ」
「それよりジニー! アブナーザ学校って何?」
ジニーは私が名前で言ったせいか鼻息を荒くして顔を下に向けて誤魔化していた。
「強くなる為の学校だよ」
「なんでジニーは暗殺者になりたいの?」
私が質問すると「暗殺者は他の仕事に比べて収入が桁違いに高いんだよ! それとアブナーザ学校は完全無料だからね!と言っていた。
それと暗殺部にはSランクの実力者達が勢揃いだからね。
「へぇーそうなんだ」
「私その学校に行くよ」
青年は心配そうに私の方を見ていた。
「君みたいなか弱い子があんなところに行ったらきっと殴られるよ」
私がか弱く見えるのか青年はものすごく心配していた。
「大丈夫! 私勇者より強いから!」
「で、でも……」
まだ心配しているのかどうしても私を学校に行かせるのを控えたいらしい。
「ジニーが私を守ってよ!」
私がか弱く見えるのならそれで別にいいこれで学校に入れるなら絶好調だ。
「ぼ、僕が?」
「うん! 暗殺者になるくらいなら私くらい守ってよね!」
私の声が心に響いたのかジニーはやってやるぞと言わんばかりに希望の眼差しを向けていた。
あーー絶望させたい……
これが私のもう一つの心ジョーカーだ。
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