《完結》《2nd公開中!》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

マッシー 短編小説家

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一章

ジョーカーの意志

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神経歴852年
今私は部屋に潜り込んでいる。
しかし困った者だこの銀髪の髪の毛魔力が有り余っているのか部屋中が魔力で埋め尽くされている。
「どうしよう……」
私が困っていると部屋のノック音が聞こえている。
 
「入るぞ」
そこにはジニーの姿があった。
ジニーは目を丸くして「そ、その髪どうしたんだ?」と驚きの声を上げている。
「こ、これは……」
ジニーは私の本当の姿を見て顔を赤らめながら「銀髪の方が一番似合うよ」と勘違いしながら言っている。

ジニーはどうやら馬鹿みたいなので少し責めてみる事にした「ねぇちょっといい?」
「大丈夫だぞ」
ジニーが不思議そうな顔で私の方を見ていた。
「私実は」
「ガチャ」
誰かが扉を開けた音がした。

「私はビルト王国第3番隊福将軍のアベルだ」
アベルと名乗る茶髪の男は私の方を見て頭を下げ「ミア様我が王国はあなたの事をずっと待ち望んでいました。」と声を張って言っている。

ジニーは驚きすぎたのか声も出せなくなっていた。

しかしなぜ私の名前を知っているのかはわからなかったがこの男はどうやら私の事を王国の中心地えと連れて行くつもりだろう。

「私は王都なんて行かない私はジニーと同じ学校に行く!」
ジニーは私の事を見て照れ隠しか下を向いていた。

「あのような者とは絶対に一緒にいちゃいけませんミア様は王女になるお方なんですから!」
王女? 私が? 
「く……」
またこれだジョーカーの意志が暴走する直前少しここから離れた方が良さそうだ。

「さようなら」
私はこれだけいい福将軍アベルを突き飛ばし外えと逃げた。

      *          *          *

私はまだジョーカーの意志をコントロール出来ないなのでいつジョーカーの意志が暴走してもおかしくない……

「ミア様!」
アベルが私の方まで走ってきている。
「だめ! 来ないで!」
ジョーカーの意志が暴走する直前……
こんな近距離にいたらアベルの命は一瞬にて消える……

「だめです! ミア様」
あ! やばい

「ブチ」
私は無意識にアベルの顔面を殴っていた。アベルはもちろんのこと顔が血でぐちゃぐちゃになり到底命があるとは思えない。

「さあ次は誰を殺そうか」
私の意志はジョーカーに完全に取られてしまった。

私いやジョーカーは殺す為に周囲を歩いていた。
横から高齢のおばあちゃんが声を掛けてきた。
「そこのお嬢ちゃん大丈夫かい? 顔が真っ青だけど」
「グチュ」
「ピシャー」
ジョーカーはおばあちゃんの内臓をぶち破り地面に捨てた。

     *          *          *

ジョーカーもうやめてよ……
関係ない人まで巻き込むなんて酷いよ。

「やっといた! 早く帰ろうぜ」
ジニーきちゃだめあなたも死んじゃう。
「どうしたんだ? 目の色が片方だけ赤色だが」

ジョーカーあなたの意志なんかに私は取り憑かれない! 私は自分自身で生きるんだ!

「うぅ」
「どうしたんだ! 苦しいのか?」
ジニーがとても心配しているのか私を頭を撫でながら言っていた。

なんだか心が安らぐ……
私は気づいたらジョーカーの意志から解放され目の色も元のサファイヤ色に戻っていた。
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